「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語まで

「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語まで
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「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語まではこんな本です

「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語まではこんな本です

「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語までの感想・レビュー(86)

タイトル通り「方言コスプレ」は自分に当てはまる(笑)新聞記事で読む。表紙が漫画となれば薄い本と勝手に勘違い(笑)。貸出で分厚さに圧倒され読めるか心配に。著者は教授。研究成果、結果づくし…。所々飛ばし読みで読了。自分の子ども時期は、訛りはタブー。なのに、大昔のNHK大河、朝ドラは標準語使用は意外だった。確かに龍馬伝ブームの時は、メールで、文末方言の文字変換を頻繁に使ったなぁ~(笑)
★6 - コメント(0) - 2月7日

「方言コスプレ」という表現が秀逸。方言アイコン化、「ニセ方言」などもなるほどなー、と感心。大河ドラマの(主に坂本龍馬と勝海舟に的を絞った)分析も、フィールドワークの分析も興味深い。
★3 - コメント(0) - 2月5日

通読
- コメント(0) - 2016年8月29日

とりあえず龍馬語・大河ドラマでの方言指導に関する扱いの項目のみ読了。方言指導、から○○ことば指導、に変わってるのか。西郷は訛り大久保はなまらない大河。//関連テーマで読みたいものメモ:翻訳が作る日本語-ヒロインは女ことばを話し続ける、<役割語>小辞典
- コメント(0) - 2016年2月26日

「方言コスプレ」という言葉がよくできている。…本の内容は研究書らしく難しい…というか理解はできるが読むのが辛いところはあった。首都圏のニュースや情報がどこにいても得られるようになっていわゆる標準語が定着していく中で、均質化していくところからアイデンティティを見つけ直したい反動もあるんじゃないかと思う。 また、マンガなどキャラ立ちをハッキリさせる文化がある日本だからこそ、というのもあるのではないかと。 シェイクスピアも確か訛りを使って登場人物を作り上げていた気がするので、海外の事情もまたわかると楽しいかも。
- コメント(0) - 2015年11月28日

キャッチーな書名だが新聞記事による方言の捉え方の変遷、地域差、ドラマの方言指導などおもしろかった。生まれも育ちも関西の自分は共通語を使わないのではなく、使えないのだが
★1 - コメント(0) - 2015年5月8日

「方言コスプレという表現が秀逸よね。現代日本が失いつつある地方のイメージを共有して、意図的にキャラクターを演出するという分析が面白かったわ」「読書メーターのアイコンを通して語られる言葉も一種のコスプレね。本の感想やコメント、みんなのつぶやきには共感の演出、イメージの共有という側面があって、言葉のコスチューム・プレイという現象の根源的テーマから考えると、興味深いサンプルの山だね」
★2 - コメント(0) - 2014年10月22日

社会言語学的な観点から日本の方言使用の動向を調査している著者による、言語形成期に自分が獲得した方言以外の方言使用の実際について、しっかりとデータを元に基に論じているおもしろい本。学部の卒論レベルなら、この本をたたき台に自分の仮説、調査、対照比較といったことをすれば、ある程度そこそこのものが書けそう。 データが載っているだけではなく、引用元がしっかり書いてあるので、自分で一次資料に当たれるのもいいですね。
★1 - コメント(0) - 2014年10月13日

2011年の本。研究者向けの本という印象。特に難しいことが書いてあるわけではないが、とにかく細かいデータの羅列が続く。先行研究としては貴重だろうが、一般人が読んで楽しめる感じではない。少なくとも、ところどころ読み飛ばさないときつい。◆東日本と西日本の方言(の浸透度・に対する認識)の差とか面白い。
- コメント(0) - 2014年7月29日

方言フェチなのでひとまず読んでみた。事例採集も分析も丁寧でよかった。土佐弁を喋らない坂本龍馬なんて近年の作品だとまずいないのではないかと思うが、昔のドラマでは標準語をつかっていたのだそうだ。どうやって“龍馬語”をはなす龍馬がうまれていったのか? 同様に勝海舟のべらんめえ調、西郷隆盛の薩摩弁は? 使用言語は、人物(現実世界においても、創作の世界においても)の個性を規定するものであるらしい。なんだかアニメ文化の栄える日本らしい!と思ったのだが、海外では一体どうなんだろう? 外国でもあり得そうではある。
- コメント(0) - 2014年6月3日

ネット文化やヲタ文化にも詳しいようで、読んでてたのしい本。言葉遣いを真似ることって「コスプレ」だったのか…。そうきたか。今は言語学の知識が乏しいので、そういう方面の知識を得てから、改めて読み直したい。
- コメント(0) - 2013年11月17日

今、高知に住んでいると、標準語を話すか、土佐弁を話すかの2分法だから得心があまりゆかぬ。ただ、土佐弁は変形している、つまり筆者のいうテレビの生み出した「土佐弁風」になっている気がする。確かに時制の概念は残っているけど、四つ仮名の聞き分け、発音は薄れているし、「××じゃき」「××ぜよ」という語尾は「年配の方」という語感になる。土佐弁のネイティブにとっても、コスプレ的な用法が生まれてるのかもしれない。「きんこん土佐日記」が表紙というのが象徴的。あと方言を上手く書き生かしているのは「カツオ人間」だと書いて置こう
★20 - コメント(0) - 2013年9月22日

方言コスプレとは、それぞれの方言に付与されているステレオタイプを得意技として、臨時的なキャラを繰り出すことを目的としたヴァーチャル方言の着脱行為。方言ステレオタイプは、役割語の一つでもある。役割語とは、「わしは博士じゃ」のように、わし、じゃといった、博士という役割と結びついた言葉。統一的なアイデンティティを持つ近代的自我から、状況に合わせて自分を変えるキャラ化・分人化へと自己像が変化している中で、より効率的でわかりやすいキャラ化ツールとして方言が使われているのではないかと思った。
- コメント(0) - 2013年8月21日

東京の田舎育ちにとっては方言は憧れ。「コスプレ」といわれてしまうと身もふたもないが言葉に限らず付き合う人の層に応じて「キャラ」つくりをしている自分を投影しつつ読了した。
- コメント(0) - 2012年12月15日

meg
書き言葉(それも昔でいう文語ではなくメールやSNSなどの書き言葉)の比重が高まる中で生まれて発展した「なんちゃって方言」や「接尾語」を大真面目に分析した本。調査アンケートなどのサンプル数が少ないのは気になるけど大凡その通りなんだろうな、という内容。実際に「なんちゃって方言」や「接尾語」を使う側から見ると小難しい文章だとは思うけど言ってることはわかりやすい。
- コメント(0) - 2012年11月2日

ヴァーチャル方言という名称が興味深い。全体を通して、それぞれの地域の意識が気になるところ。 方言の捉え方が時代の流れで変わってきている中で、震災を経てまた地方色が濃くなったように思っていたけれど(がんばっぺ!)、あとがきにて改めてそれを確認。今後の動きにも注目したい。
- コメント(0) - 2012年10月21日

都会の若者の会話やテレビドラマ、マンガのセリフなどに見られる「キャラ付け」としてのなんちゃって方言を「方言コスプレ」と命名し、そのイメージなどを大学生のアンケートや大河ドラマを資料にして考察する。題材はおもしろいんだけど、調査の結果がどれも想像の範囲内であまり知的驚きはない。それに対する考察もあまり踏み込んでおらず、蛋白な感じ。個人的には方言と役割語の関係をもっと詰めて欲しかった。
★2 - コメント(0) - 2012年10月10日

過去の作品では幕末の英雄も標準語を話していた、ということを知らなかった。高度経済成長にあわせて、地域色を出してきたとともに新しい社会を作っていく為のキャラクターつくりとして、多様な方言を使い始めた様に思う。 さて現代も時代が変わるようだ。
- コメント(0) - 2012年8月17日

表紙もタイトルも軽い読みのもの風ですがとてもとても。2ヶ月かけて読み切った・・・のではなく読んだことにしました。
- コメント(0) - 2012年4月25日

当初、標準語キャラとして表現されていた坂本龍馬が、高度経済成長の地方出身者が地方⇒東京へ、という流れに呼応する形で、司馬遼太郎の『竜馬がゆく』から土佐弁という属性を付与された……という論旨の展開はあざやかでおもしろい。それに端緒を発する形で、方言にイメージが付与されていったようだ。
- コメント(0) - 2012年4月7日

マンガのコマが度々引用されているけど、著者はマンガ好きなのですかね!? とっつきやすくなるので好きですが。60年代まで、方言を抑制しようとする運動が行われていたというのに驚きました。「方言コスプレ」は東京勝手な現象か、という問いに関しては、全国的なものなんじゃないと思いました。大河や、朝ドラマに限らず、テレビの影響はデカいんじゃないかなあ。関西弁のイメージは、お笑いの影響もあると思う。
★1 - コメント(0) - 2012年4月2日

龍馬関係の話題多し。個人的にはどの方言にどんなイメージがあってそれはなぜなのかが詳しく知りたくなりました。
- コメント(0) - 2012年3月11日

70年代後半、浪人が決まって上京した地方出身者の私にとって、方言とは恥ずかしいものとして方言コンプレックス的感覚があったと思われ、ちょうどその頃読んだ司馬遼太郎の「竜馬がゆく」で、方言を個性とみる感覚による「方言キャラ」という新しい方言ヒーローが生まれ、「野」ではあっても洗練された感のある龍馬のキャラクターと相俟って土佐弁に惹かれているのかな、と勝手に結論づけました。今回の震災を経て方言の位置づけもまた変化してくるのかも知れません。「きんこん土佐日記」が表紙じゃなかったら手に取らなかったかも。面白かった。
★3 - コメント(0) - 2012年3月3日

「あとがきにかえて」でも述べていますが、『日本語社会における「方言」の位置づけが「恥ずかしいもの・隠すもの」から「かっこいいもの・みせるもの」に変化してきた』ということなんです。方言自体に意味があり、その意味を上手に使うことによってコミュニケーションをとるようになっているそうです。つまり、方言を使うことのない首都圏生育者でも、お笑い系では関西弁、男っぽさを出す時には九州弁や土佐弁、女らしさをだすには京都弁(京ことば)を使うようになって来ました。特に携帯メールなどでは多い傾向があるようです。
- コメント(0) - 2012年2月29日

西郷さんは方言をしゃべるが大久保さんは標準語だったのね。
★1 - コメント(0) - 2012年2月11日

大河ドラマに方言が組み込まれる過程がおもしろい。キャラ/キャラクターの使いわけがよくわからないところと、画像のキャプションが気になるところがある。(図書館)
★1 - コメント(0) - 2012年2月10日

田中ゆかりさんの『「方言コスプレ」の時代』を読了。日本語学の本というよりも、むしろ言語から見たキャラクター論の本として読んだ方が面白いと思いました。こうしたアプローチで書かれたキャラクター論はなかったように思うので、今後のさらなる論考も非常に気になるところ。
- コメント(0) - 2012年2月9日

CJ
とても興味深い内容だった。「ヴァーチャル方言」という区分は言いえて妙。東北、関西、広島、九州、沖縄以外はほぼ使用されていない、というのも面白い。たしかに東京ことばはともかく、名古屋弁あたりはいまいちキャラがはっきりしない印象はあるかも。
★1 - コメント(0) - 2012年2月8日

現在、ドラマや映画で当たり前に思っている、幕末有名人の方言(坂本龍馬の土佐弁、西郷隆盛の鹿児島弁、勝海舟の江戸べらんめえ口調)が受け入れられるようになる経緯が面白かった。
- コメント(0) - 2012年2月3日

方言の扱いの変遷は興味深いが、研究成果はNHK関連・関東視点に偏っている感が否めない。しかし方言コスプレという言葉は言い得て妙だなぁ。
★2 - コメント(0) - 2012年1月30日

何らかの目的で、方言っぽい言い回しをすることを「方言コスプレ」と言っています。そう聞くと、少なからず使っているかな。ただ、これも首都圏在住、共通語話者によるようですが。  面白く、且つ教養にも富んだ一冊でした。いつの間にか方言に対する扱いが変わっていた、沖縄の言葉をよく耳にするようになったのは、「ちゅらさん」の放送以来、とか。今では既製概念の龍馬の土佐弁の、そこに至る過程も興味深かったです。  新書なら、もっと売れていたでしょう。もう少しコンパクトにまとめられていた方が良かったように思われます。
★8 - コメント(0) - 2012年1月28日

アンケート調査の解説がほとんどなので資料としてならともかく内容に面白さを求めるのなら2940円は高すぎる…直感的には方言の日常化は大河ドラマなどのNHK関連よりも80年代のラジオ深夜放送や漫才ブーム近辺の民放バラエティの影響が大きいと思われるのでそのあたりの言及がないのがもどかしい…参考文献:あり…索引:あり…第1刷発行:2011年9月29日…本体2800円
★3 - コメント(0) - 2012年1月6日

方言的な言葉を悪い言葉、嫌な言葉としてカードに書かせ焚き上げる…なんて、まるで魔女狩りじゃない?!そんな方言もいまや、「カッコいい」とか「面白い」とかプラスのイメージらしいけれど、本当にそうなのか?そんなにミーハーな話ではすまない気もするよ。
- コメント(0) - 2012年1月5日

そうだよね、テレビのはイントネーションと語尾でそれっぽくしてるなんちゃって方言だよ。独特の言いまわしは使うとわからないもんね。感じてた違和感を説明してもらってスッキリしました。
★1 - コメント(0) - 2011年12月31日

15-92「がんばっぺー!みやぎ」「けっぱれぇ!岩手」「ことばのコスチューム・ブレイ(コスプレ)」…いわゆるマス・メディアの旬の話題を意識して、それが公のシリアスでなく比較的若い年齢層??の親密な間柄や砕けた場面?で言語行動の方略のひとつとして定着している。そこで…今なぜ、方言コスプレが流行なのか。方言の価値の変遷、小説・漫画・ドラマなど創作物における方言イメージの蓄積と流通。気鋭の研究者が意識調査とコンテンツ・メディア分析から、日本語社会の今を読み解く。
★3 - コメント(1) - 2011年12月4日

「東北は素朴・大阪は面白い・九州は男らしい・東京は冷たい」といった共通のイメージがある為、それらの方言を使うことで、今演じているキャラを伝わりやすくできる。コミュニケーション上での「表現のツール」。 テレビドラマでも方言は多用されるようになりましたが、方言を使うことでキャラ設定を容易に視聴者に伝えることができる。また、方言を使う使わないで「野と官」「地方と中央」といった対立構造の理解の手助けに。
- コメント(0) - 2011年12月3日

面白く読んだ。研究としてはどのポイントももっと掘り下げてほしいところを少し流される感がないではないが。1990年代以降、特にケータイメール時代以後のファッションとしての方言(特にニセ方言など)について、方言についてのイメージ論、方言ステレオタイプについて(しかしこれは実はかなり古くからある)、龍馬はいつから土佐弁キャラになったのかを大河ドラマと小説から、等々。こういうのの広がりは複合的に絡んではいるのだが、本書では案外マンガやTVの例も出してはいるのだが、如何せん網羅的調査が難しく、(コメント欄へ続く)
★2 - コメント(1) - 2011年11月22日

文学、テレビ(大河ドラマ、連続テレビ小説)での方言の採用の変遷や、西郷隆盛と大久保利通の方言キャラの扱われ方の違いは興味深かった。一方で方言コスプレの受容に地域差が生じる理由や、なぜ名古屋弁があまり出てこないのかといったあたりをさらに知りたい。
★5 - コメント(2) - 2011年11月16日

「方言コスプレ」の時代――ニセ関西弁から龍馬語までの 評価:98 感想・レビュー:42
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