帰還―ゲド戦記〈4〉 (岩波少年文庫)

帰還―ゲド戦記〈4〉はこんな本です

帰還―ゲド戦記〈4〉の感想・レビュー(274)

壮大なスケールなんですね。でも、どこか気が遠くなるような雰囲気がある。あとがきが二つあり、意味がわかる。一度、この4巻で物語は終わるが、また、続編も書いたよということらしい。後半、ゲド、テル―らが暖炉の前で天地創造の歌について話すシーンが暖かく感じ、好きでした。
★51 - コメント(0) - 1月27日

1巻から3巻までを読み、大人になってから再読すると、この4巻が一番良いと感じました。テルーへの虐待や、その後遺症として残った傷が、とてもひどいということに改めて驚きました。そして、そのような登場人物を描いたということは実はすごいことなのではないかと思いました。アニメになったとき、見目麗しい少女になってしまっていたことは、半分仕方がないにせよ、うーん、という感じはしました。
- コメント(0) - 2016年12月28日

一度感想を書いたような気はするが消えている。帰還というが誰がどこに帰還したのか。ロードオブザリングの王の帰還とは全く違うし、ファーシーアのヴェリティの帰還の方がほんの少し似ているか。まぁ比べても詮無いことですが、いろいろと思いが無駄に広がるので。原題はテハヌーでなるほど魂があるべきところへ帰還したのか。
- コメント(0) - 2016年12月23日

ジブリ映画「ゲド戦記」では描かれなかった、テルーのことが細かく書かれていた。 映画では描かれなかった残酷な部分、でも、それは人間、しかも親がやったことで。それだけ世界が均衡を失いかけているということだろうか。
- コメント(0) - 2016年12月5日

児童書という括りでは無理があるかな?大魔法使いのゲドが魔法使いでなくなる。いい年にならないと受け入れられない現実。物語が受け入れている事が理解できないのではないかな。子供の時に読んだのならガッカリだろう。でも、若い人々に読んで感じてほしい沢山の事が盛り込まれているとは思う。一つ一つの人生のどれもが、恐ろしい。現実もそうなのかも。
★8 - コメント(0) - 2016年8月31日

魔法使いから人間へ。そうして抑制されていた本来の力を取り戻す。男性のくるみの中が空っぽというくだり、じゃあ女性は?作者もまだ模索しているようだ。
★2 - コメント(0) - 2016年8月11日

農園に住む主人公の女性はある時、実の父親らに暴行され片目と顔の半分と手を潰された幼い女の子を引き取る。ある日、知り合いの魔法使いが危篤と聞いた主人公は、女の子を連れ魔法使いに会いに旅に出るが…今までのように敵の化け物とか出てはこないが、今までの中で一番ぞっとする。やはり本当に怖いのは人間ということか・・・
★9 - コメント(0) - 2016年6月18日

前3作と趣の違う内容。力から離脱した男と女の物語。というか女性から見た力による支配に対するどうしようもないジレンマと戦いと、解放に至る物語というかな。でもよかったです。最後の方の容赦ない犬扱いは読んでいて辛かったけど。普通の女であるテナーとただの男になったゲドの愛し合う物語。テナーの息子がバカで悲しい。でも息子より男ってわけか。あくまでも自分の生を貫くとこうなるのかな。日本では母性を大切にする傾向があるからちょっと驚くね。
★11 - コメント(0) - 2016年6月7日

pie
ずいぶん間があいた続編で、竜の設定を変えてきている。マッチョな男性作家が当然のようにまき散らすミソジニーも読書の楽しみを殺ぐが、それよりも、女性作家のリアリティーのある描写の方が読むのがつらい。くそな現実と地続きになってしまって苦痛を感じるので、正直、ファンタジーの世界でまでジェンダーによって嫌な思いをさせられたくはない。最後にきっちり焼き殺すとしてもだ。
★2 - コメント(0) - 2016年5月10日

★★★
★8 - コメント(0) - 2016年4月15日

今回は年をとったテナーが主人公。彼女が、魔法の力を使い果たしたゲドを迎え入れます。
★2 - コメント(0) - 2016年1月24日

この巻はだいぶ後、高校生の頃に読んだのだっけか。今になってこれは一巻にも劣らないほど重要な作品なのだということがわかった。これがわかるまで読者の方がいろんなことを学ばなければならなかったのだ。
★3 - コメント(0) - 2016年1月24日

完結編……でもなかったのか。何かちょっと謎が残る感じだった。ゲドは人の生活ができてよかったね。一人称変わったのは一度「行って戻ってきた」からなのかな。若返ってるのかな。ううむ。
★6 - コメント(0) - 2015年12月22日

 テナーが主人公というだけで、3巻よりも読みやすい。 でも、話そのものはさらに難しく感じた。 評価:星2
★2 - コメント(0) - 2015年12月19日

さいはての島への旅で力を使い果たしたゲドが、生まれ故郷のゴント島に戻ってくる。三部作としての「ゲド戦記」を書き終えたル・グウィンが、18年の時を経て「最後の書」として再びアースシーの物語に取り組むことになった心情に思いを馳せながら味わう。
★3 - コメント(0) - 2015年10月12日

ゲド戦記3部作の18数年後に出版された4部ということだが、読者想定も、18歳上の人達なのでは。子供が読んだらがっかりするんじゃないだろうか。3部までの魔法の話は比較的わかりやすかったと思う。この巻は、魔法を力と言い換え、社会的単位で生きる力を語っている。そして、行き着くは、ジェンダー論。男と女は社会の最小単位だから。魔法とか竜だとかあるけれど、これは、大人が読んで、ため息(?)つく物語だと思う。
★2 - コメント(0) - 2015年9月18日

後日譚といった感じ。全巻の冒険譚の感じはなく、静かに物事が進んでいって、世代が変わろうとする輝きのようなものが描かれている。指輪物語を読んだ後だからか、その差異がよく分かる。ゲド戦記は上手く言葉にできない何かを描いてくれているような気がする。ワクワクはないけれども、心に沁み込む暖かいものを感じさせてくれる巻でした。
★1 - コメント(0) - 2015年8月22日

駿さんもテルーの純粋さに惹かれるところがあったのかなあ。 作者が、駿さんのとなりのトトロに共鳴するところがあるというのも頷けた。 ‘人が力を持つ以前に既に持っている空白’=心の広さ?人を許す心? 人の元々持ってる感受性を描いていたのかなと思う。
- コメント(0) - 2015年5月24日

これまでと全く雰囲気が違う作品。今までの三作は(そして多くのファンタジーは)冒険に出かけて何らかの問題を解決するという大筋を持っていたが、この作品にはそれがない。かつてアチュアンの墓所の大巫女であり、ゲドによって救い出され、ただの農婦になったテナー。世界を救った代わりに魔法の力を失ったゲド。そして虐待を受け、テナーに引き取られた少女テルー。三人がただの人間として生きていく、それだけである。しかしその中に込められた作者の、嘆息とでも言うべき想いと考え。
★5 - コメント(0) - 2015年4月20日

再読、ああ濃いなあ!血の繋がらない家族と子供の再生、男女の力の違いから重い話がてんこ盛りです。初めて読んだのは成人した後でしたが、これ児童文学でくくっていいのかしら…と思ったのは覚えています(でも子供たちにも読んで欲しい) 魔法使いとしての力を無くしたゲドが普通の人間として生き直していくところ、普通の女として生きてきたテナーがゲドやテルーを支えていくところがとても好きです。生き物の力を感じます。
★2 - コメント(0) - 2015年4月16日

腕輪を持ち帰ったその後が気になっていたテナーの物語。でも既に子ができ、その子らも一人前になり、旦那さんと死に別れてすらいる。ある意味で闇の迷宮にいたら味わえなかったであろう平凡で、でも幸せな人生を歩めたのだと思われる。そして第2の人生、テルーと出会い、ゲドと再会。舞台はファンタジー世界なのにエピソードは酷く現実的。テナーとテルーによって全女性の思いを代弁しているようだ。とは言えラストは非常にファンタジーだった。
★6 - コメント(0) - 2015年4月1日

忙しい時期に読んだということもあり、4冊を読み終わるのに3週間かかってしまった。特にこの「帰還」はなかなか進まなかった。ゲドが魔力を失い、テナーと痛ましい過去を持つ少女テルーとが話の中心に。「真の力、真の自由と呼べるものは、物理的な力なんかじゃなくて、信頼の中にこそ見出されるものかもしれない」そして、女と男の力の違い。そんなことが印象に残った。
★21 - コメント(0) - 2015年3月29日

シリーズの中で一番しんどい話だけれど、一番読み返していると思う。ゲドの苦しみ、テナーの人生、街にうごめく悪と、人々の素朴な暮らし・・・アースシーは雄々しい英雄譚だけで終わらない、立体的な世界なのだと知らされる。
★2 - コメント(0) - 2015年3月29日

「その後」の物語だった。災厄のその後。ある者は損なわれ、ある者は埋没し、ある者は拠り所を失う。どうしようもなく傷付いた後で、それでも彼らは生きていかなければならない。その意味で、彼らの物語は、現実のわたしたちの物語でもあるのだと思った。
★1 - コメント(0) - 2015年2月26日

映画でテルーが竜に成っていたと知って、確認の為読んだのだが途中で精読してしまった。小学6年以上対象の本だが、テルーが性暴行を受け続けたあげく大やけどで指がくっついてるわ、ケロイドがはだしのゲン並に成ってるし、固めになってるし、ゲドとテナーがHする話まで有る件。医学より魔法が進んでいるのに脳卒中をそのまま使うのは、やはり作者がファンタジーが得意分野で無いせいか。ビッチや雌犬の役も違和感がある。オチはテルーがカレシンと言う竜の長老地位にある方を呼んだ事。
★1 - コメント(0) - 2015年1月14日

中年の女となったテナーに、魔法の力を失ってしまったゲド。なんて渋い話なんだろう。これまでずっとゲドに気持を入れながら読み進めてきて、色々とここにきて腑に落ちたり、目が開いたりするようなことが沢山あった。テナーから「自分のことばっかり」としかられるところでは、一緒になってごめん…と思ったり。痛めつけられ損なわれてしまった少女テルーのありようがとても面白い。痛ましいけれど魅力的だった。ラストの展開では、なるほど!おおお!と、完全にではないにしろ、救われ、希望が持てた。ゲド戦記、切なくもますます面白いな~。
★2 - コメント(0) - 2014年12月26日

本音を言うと、読んでいて挫折しそうになった。中年になったテナーが主人公となる話で、全編に渡りとにかく陰鬱かつ物語に起伏がなくて退屈。映画でヒロインだったテルーはほとんど発言しないので存在感も魅力も薄く、出てくる新キャラも大概は嫌な奴。ゲドも殆ど活躍しない。正直、エンターテイメントとしては失敗ではないかと思ったほどだ。伝えたいテーマや問題意識は分かるが、だからといってここまでエンタメを否定するような内容にしなくてもいいのではないか? 『ゲド戦記』のシリーズとして読むとかなりしんどいので、読む時は覚悟をして。
★1 - コメント(0) - 2014年12月7日

映画の内容を思いながら読み進めて4冊目、テルーがやっと出てきた。やはり少しずつ設定も違うし展開も違う。2巻で活躍したテナーがしっかりと女として生きていてうれしかった。今回は男と女の違いについて考えた。何度も読んで噛み砕いて、自分の思いと合わせて考えないと難しい。やはりもっと多感な頃に読んでみたかった。あんまり小さいと挫折しそうだけれど。
- コメント(0) - 2014年10月10日

L&
さいはての島で力を使い果たしたゲドがゴント島に帰ってきた!「ゲド戦記」だが、ほぼメインは2巻のときにゲドが墓所から連れ出したアルハだったテナーと、テナーが引き取った顔にやけどのある少女テルー。かつて人と竜は一つだった、なぜ大賢人に女はいないのかなど、物語がアースシーの世界観により深く光をあて始める第4巻。神秘の力から遠ざかったゲドとテナーは、これから新しい形が始まっていく予感です。きっと物語を引き取っていくのはテルーやレバンネン王などの若者たちでしょう。未来は明るいですな~
★2 - コメント(0) - 2014年10月3日

ファンタジーと言えどもそこには生活しているひとたちがいる。大冒険が繰り広げられるわけではないけど、子供を育て上げいまは一人で暮らすテナーと、黄泉の国から戻りすっかり魔法の力をなくしたゲドに暗雲が立ち込める。呪いをかけられて間一髪のときに、炎に焼かれたテルーが炎で二人を救った。オジオンが待っていたのはこのときだったのかな。
★8 - コメント(0) - 2014年9月26日

3部作を読んだすぐ後に読むとダメージがでかいで。続編といいつつ、物語は3部作できれいに完結しており、4巻はゲド戦記の続編としては蛇足。無口でかっこいいゲドが好きな人は、イメージが崩れること必須。ゲドがただの男となり、人となり、情けないひとりの男として、その後どうやって生きていったのかが描かれている。魔王を倒した後の勇者が、普通の生活に退屈さを覚えて旅立つように、「賢人」と呼ばれたゲドもまた、所帯じみた生活は似合わないと思った。ゲドと比べて、その後の女性たちのしたたかさに苦笑。女性の作者らしいかも。
★2 - コメント(0) - 2014年7月7日

再読。悪意、憎悪、呪い...恐ろしく、苦い話だ。力を失ったゲドは痛ましくもあるが、それでもなお、素敵な人物だと思う。
★1 - コメント(0) - 2014年5月10日

魔法の力を失ったゲドが痛々しく、なさけなく思われてしまう。が、もう大人になった子供までいる幸せなおばさんになったテナーと火傷を負った少女テルーの登場で、物語は俄然面白くなった。作者が女性だからだろうか(自分が女性だから気になるのか)…描かれる女性たちはみな生き生きとし、テナーもテルーも魅力的だ。4巻まで読み進んできて感じるのは、人生ってこういうものなのかもなあという感慨。ここに登場する人々のようなドラマチックな人生ではないにせよ、である。
★8 - コメント(0) - 2014年4月12日

MK2
#G1000
- コメント(0) - 2014年4月3日

社会の中での男と女の関係へ疑問を投げかけ、力とは何か、という問いかけが全編通して投げかけられる。物語の中でも変換点に達した世界が語られていて、あいかわらず考えさせられる。
★3 - コメント(0) - 2014年1月18日

帰還―ゲド戦記〈4〉の 評価:78 感想・レビュー:69
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