歴史小説論 (同時代ライブラリー)

歴史小説論 (同時代ライブラリー)
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歴史小説論の感想・レビュー(8)

2014年10月5日:NASUCUBE
大岡昇平の歴史小説の評論を独自にまとめた本で、後半の森鴎外の歴史小説についてがいろいろおもしろい。  『歴史其の儘』を謳う森鴎外の歴史小説が『都合よく』『捏造』してあることを指摘する。主に『堺事件』を取り上げ、鴎外蔵書の史料と内容の突き合わせをやっている。小説として細かい変更は必要だが省略・変更部分などの指摘と推理が、軍医総監鴎外の『体制イデオローグ』を浮き上がらせる。スリリングな知的遊戯でニヤニヤしつつ読みふけった。 この手法はバルトのテキスト批判の見事な実践だと読後に気がついた。解説は蓮實重彦。
★23 - コメント(0) - 2014年9月19日

最近のなんでもありの歴史小説の惨状をみると大岡昇平の歴史と小説に対する謙虚で真摯な姿勢に感銘を受けた。ここ何十年もまともな論争がなくなったのは現代の文学者の怠慢かあるいは退化か。真面目に文学を論じるなんて、はじめから問題意識がないからできないのかも知れない。
★1 - コメント(1) - 2014年6月6日

2014年2月20日:半殻肝
歴史小説に歴史あり。当たり前だけど。歴史小説の発生や発展、日本の文学における発展などは、普通に娯楽として読んでいるとき意識しないので、新鮮でした。鷗外の「堺事件」についての評論はあの執拗さが今ひとつぴんと来なかったなあ。
★2 - コメント(0) - 2012年5月26日

2011年4月25日:th
--/--:てら

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