震災トラウマと復興ストレス (岩波ブックレット)

震災トラウマと復興ストレス (岩波ブックレット)
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震災トラウマと復興ストレスの感想・レビュー(35)

有った。あった。有る。ある。2011年8月発行で後書きには2011年7月とありました。 この著者さん予言者かしらんと思うほど。発行された時読んどきゃよかったと、ちょっと後悔。
★25 - コメント(1) - 3月5日

映画『ものすごくうるさくてありえないほど近い』のレポート作成の為。9.11と3.11は重複する点が多く感じる。「環状島モデル」はあらゆる出来事に応用可能、痛みのレベル分けという点でも単なる同心円とも一線を画す。立ち位置毎に起こるとトラウマ・ストレス現象も分析。著者は日常のざらつきを敏感に感じ取りそれを文章に書き記すタイプで、文化人類学的というか珍しい学者だと思う。そう遠くない将来、また日本を大地震が襲うだろう。その時私たちはいかに学んだことを活かし、自らを含めた被災者をケアしていくことができるのだろうか。
★11 - コメント(1) - 2016年7月4日

著者の提唱する「環状島モデル」によって、震災時の被災者のトラウマと支援者のストレスについて説明している。現象を知識として整理するために、メタファーを用いることは有益だ。しかし、現象の背後にある心理的ダイナミズムには全く踏み込めておらず、残念だ。熊本地震もハネムーン期を過ぎ、いよいよ幻滅期から再適応期へと移行する。被害が甚大でありながら局所的だった熊本では、幻滅期がより急速に進むことが予想される。遠隔かつ素人の私には何もできないが、各々のフェーズにおける対処法についても学んでみたい。
★26 - コメント(0) - 2016年5月8日

5:《震災におけるそれぞれの立ち位置の症状や課題を、環状島モデルで示す。》2010年に読んだ著者の『環状島=トラウマの地政学』は今でもとても大切に思う本です。このブックレットでは、東日本大震災を環状島モデルによって簡易かつ的確に表し、それぞれの立ち位置で起こりうる心理状態や問題点、それらを変化させる外的要因を解説しています。その視線はあたたかなものです。はやく読みたかった。後知恵バイアス、重さ比べ、弱さの情報公開、味方だがよそ者、「無傷」「無事」は結果論、目撃トラウマ、ハサミ状復興、選択縁
★8 - コメント(1) - 2016年3月20日

今なお、これからますます、必要とされるだろう内容。震災のことに限らず、社会変動が激しい今、自分がどのような立場に立っていて、どのようなストレスに襲われる可能性があるか知っておくことは大きな助けになる。そのことなしには、複雑に立場が分断されていく状況のなかで自分の苦難を表明することはとても難しいだろうと思う。自分の被災も終わっていないと、あらためて思えた。
★1 - コメント(0) - 2014年9月9日

震災と対応させ傷や内外の立ち直りを強要するバイアスなどについて可能性を例示。量の割に「トラウマ」と併読すべき豊かな内容。
★1 - コメント(0) - 2014年6月16日

災害を巡る人々の立ち位置を「環状島」をイメージしたモデルで整理することにより、それぞれの立場で受ける傷やストレスを的確に理解することができます。被災者、支援者、その外側の無力感に苛まれる人々、それぞれに暖かい理解を示しながら、前向きに復興を進めるための心の持ち方を示してくれます。この環状島モデルは、激甚災害だけでなく、身近に起こる病気や事故などにも応用できる有用なツールだと思いました。
★21 - コメント(2) - 2014年1月13日

東日本大震災を扱った良書と思います。ページ数も少なく、文字が大きく、かつ文体も優しいので読みやすいです。但し、内容は重いです。著者、自らも様々なことに傷ついておられるのでしょう。その目線は限りなく優しいです。参考図書も述べられているので、他の本を読む機会を得ることも可能だと思います。マイノリティの問題も考える良書と思います。今、これからを生きる我々の良書と思います。
★6 - コメント(2) - 2013年11月23日

地形を人間心理に見立てて説明するのは、素人にも説得力ある説明。今後の説明手法の参考にしたい。被災者のPTSDの症状は、回避、麻痺、過剰覚醒(16ページ上段)。嫌いな対象からは無視して暮らしたいと思うのも心の傷なのだろうと評者も実感。それにしても、評者の兄はマインドコントロールしていた上司のせいで、飛ばされたが未だに睡眠障害だから、被災者のストレスは計り知れない健康被害と言える人権侵害。男の沽券も自殺の引き金に(25ページ上段)。この間のニュースで自殺者3万人以下に減ったとはいうが、トラウマを癒さないとぅ。
★6 - コメント(0) - 2013年1月20日

環状島というモデルを使い、被災者と支援者の立ち位置、それぞれの人たちが陥りやすい問題点について書いてあります。復興中にこういうことも起きるんだと知識が増え、危機の予防になりそうです。被災者でも支援者でもない人々についても書かれてあり、その人たちの傷つきについても書いているので、誰が読んでも役に立つ本になっています。
★8 - コメント(0) - 2012年4月25日

支援へのハードルを水位に例える環状島モデルの発想が素晴らしい。「深く関わらなければ支援に値しない」という言説が、現地に赴けない支援者を却って遠ざけてしまう、というジレンマを、視覚的/直感的に極めてわかりやすく表現する。出版は昨年8月だが、半年近く経つ今でも、いや水位が日に日に高くなっていく今だからこそ、是非とも一読を薦めたい。震災の日から、いやそれより以前からずっと。なにかと行動していくなかで私が志してきたことは「水位を下げる」──すなわち、連帯を「選ばれた者」に寡占させない──ことなのだ…。
★3 - コメント(0) - 2012年1月20日

宮地さんが提唱してきた環状島モデルは今回のような大災害が起こった時、人々の傷や気持ちを多角的に見るために非常に役立つモデルだと再認識。報道やボランティアに関わる人はもちろん、ただニュースを目にしていたという人も含めすべての人にとって一読の価値ある本。約60頁と薄くすぐ読めるが、内容は濃く有益。今一度振り返って整理をしてみては。見逃している部分もきっとある。災害時でなくとも、身近な人間関係から世界に多々ある普遍的な問題まで広範囲のものを考えるときに役立つツールとして環状島モデルは使える。
★3 - コメント(0) - 2012年1月13日

【図書館】精神科医が「環状島」モデルと照らし合わせながら、東日本大震災での人々の心情と支援方法について提唱する。人々を被災者、支援者、傍観者などそれぞれの立場に分けて、抱く心理や相互作用について述べられているから理解しやすかったです。被災者と周囲の人との間で起こる対人関係の葛藤や相互作用を「風」と表現しているのが印象的でした。これからの私たちの生き方が未来へのメッセージとなっているはずです。日が経つにつれ記憶や関心が薄れていく中で、この本を読めて良かったと思います。
★3 - コメント(0) - 2011年12月18日

震災における自分の立ち位置と陥りやすい心について、環状島をたとえに説明されています。
★3 - コメント(0) - 2011年12月18日

薄い本だが、内容の濃さと有益さは驚くほど。震災に関係したあらゆるひと(それはつまり日本人全員といってもいいのかも)の心に及ぼされた影響、それがいま現在の生活に投げかけている影について、分かりやすく丁寧に教えてくれる内容。震災に関して、なにかしら思うところがあるひとはぜひ手に取って欲しい。どの個所も有益で、新たな気づきをたくさん得ることが出来た一冊だった。、
★5 - コメント(0) - 2011年12月11日

自分の今の立ち位置を環状島モデルを通して俯瞰してみることができ、とても意義深かった。今起こっている混乱はあってしかるべきものだと知り、それに振り回されている自分、負の感情を抱いている自分も肯定されたような気がする。〈情報メタボ〉という言葉は忘れないでおこう!
★8 - コメント(0) - 2011年12月2日

トラウマ体験を専門とする精神科医の著作。ほんとうに薄っぺらな本ですけど、著者の「環状島モデル」はいまここで起こっている甚大なトラウマ体験を見事に描き出していると思います。是非、一読をお勧めします。
★4 - コメント(0) - 2011年9月25日

被災者、支援者、それ以外の人のそれぞれが抱えやすいトラウマやストレスの種類と原因がわかりやすくコンパクトに網羅されています。環状島、重力、風、水位などのモデルによる説明が理解に役立ちました。
★1 - コメント(0) - 2011年9月11日

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