雪 (岩波文庫)

雪 (岩波文庫)
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雪はこんな本です

雪の感想・レビュー(242)

Kindle読み上げで。ずっと読みたかったが、人生の残り時間を考えると生きるのに必死で、Kindle読み上げじゃなかったら一生読むことは叶わなかったかも知れない。「雪は天からの手紙である」。ロマンに満ちたこの言葉を知ったのは、自分がまだ小学生のころだったと思う。そこから予想されるよりも遙かに、社会的(雪害について)、科学的(雪華の作成方法を詳細に解説)であった。予想外だったからと言って、期待外れだったわけではない。内容を知ることができてよかった。
★2 - コメント(0) - 2月27日

中谷宇吉郎雪の科学館に行ったついでに購入。読み始めて数ページで、何か科学者らしい言い回しの中にほんわかとした魅力が文章に滲み出ているのを感じる。雪の魅力であるはかなさゆえの研究の苦労が面白い。名著との評価に納得。
★1 - コメント(0) - 1月28日

☆☆☆☆
- コメント(0) - 1月19日

雪の結晶にさまざまな種類があることなど、とても身近だけど意外と知らず、興味深かった。また、観察(降ってきた雪を顕微鏡でのぞく)と実験(人工的に雪を作ってみる)の両面からそのメカニズムが明らかにされていくので、科学のとてもベーシックな方法を読みながら学びつつ、その楽しみを追体験することができる本だと感じた。科学の入口に立ったころ、中高生くらいのときに読んでいれば、一番よかったかもしれない。
★3 - コメント(0) - 2016年12月30日

松岡正剛の千夜千冊で紹介されてる栄えある一冊目。 世界で初めて人工雪を作った著者が人工雪が生成されるまでに行った実験や観察であったり、人工雪が出来てからの成果の広がりかたについて言及してる。 人工雪の研究成果の効果を読んでいくと基礎研究の重要性と醍醐味が共有できる一冊。
★1 - コメント(0) - 2016年12月12日

暑い夏に雪の本を読むといくぶん涼しく感ずるかと思って、この本を選んでみた。きれいな雪の結晶が頭にあったので、小六花と言われるものだけを想像していたが、粉雪や角柱も多いようだ。「雪の結晶は、天からの手紙である」という文が最後にある。
★6 - コメント(0) - 2016年8月10日

これは知識の本でなく知恵の本であると。ゆえに1938年からの超ロングセラー。何十年も前最初で最後のスキーのリフト上で手袋に雪の結晶が落ちてきたときの感動を今も良く覚えている。「これほど美しいものが文字通り無数にあってしかも殆ど誰の目にも止まらずに消えていくのが勿体ない~結晶が自由にできたなら~ずいぶん楽しいものであろう」これが人工雪に取り組むこととなり、何度もぐるぐる廻りをしている研究を続けられることの一つだろう。結晶は暗号であり、それを読み解く。予測と実験との繰り返しはまるで推理物のよう。思いが伝わる。
★1 - コメント(0) - 2016年8月8日

高野文子さんの『ドミトリーともきんす』で中谷さんを知り、俄然「雪の結晶」に興味が湧いたので読んでみた。恰も雪に恋をしたかのような中谷さんの稚気が微笑ましく、一方、最初の章で雪害に触れていることに真摯なお人柄が窺える。勿論、飽くなき好奇心と研究者魂にも惚れ惚れ。雪の結晶というと某乳業メーカーの六花しか思い浮かばない私にとって、雪の結晶がこんなに様々な形状を持っていることに驚いた。上空の温度や湿度によって千変万化する雪の結晶はまさに「天から送られた手紙」そのもの。平易な語り口もとっつき易くて楽しく読了。
★27 - コメント(0) - 2016年3月22日

都会に住んでいると小さい頃は「雪が降る」というだけでワクワクしたものだ。1年に一度出会えるか出会えないかの巡り合わせ。大人になった今、その高揚感はほとんどなくなり、そして現実的なものの見方が頭を支配するようになった。「寒そうだな」「電車遅れるのでは」という、何とも温もりの全く感じられない無味感想なものしか抱くことができない。「雪」にはそんなものを吹っ飛ばす熱い想いが広がっている。その想いに少し浸っているだけでも遠赤外線の暖房のような効果で、じわりじわりと自分の固定観念を違うものに変えてくれている気がする。
★4 - コメント(0) - 2016年2月9日

冬になると「雪の結晶は天から送られた手紙である」という言葉が心によみがえり、いつか読みたいと思っていた本を読むことができた。雪と人間とのかかわりから始まり、豪雪地帯の雪害、北越雪譜、雪華の研究史、雪の構造、北海道での雪の研究、結晶で人工雪を作る話など中谷博士の雪の研究への真撃な態度が胸を打った。自然現象を探求することの魅力と雪への情熱を平易に語り、科学することの面白さを美しい言葉で語る本書はまさに名著だ。
★11 - コメント(0) - 2016年2月2日

雪や結晶の研究、人工雪の実験に成功された「雪博士」中谷宇吉郎さんの科学の本。決して難しいものではなく、雪国の暮らし、積雪がいかに雪国の人々の暮らしを圧迫していたかを綴り、雪の結晶の成り立ち、そして結晶を人工的に作る実験を語るその語り口がとても読みやすく、書物として大変面白く読みました。自然の現象、雪への探求心、研究の道筋、人工で雪華を作るに至る思い、熱きものが伝わってきます。最後の言葉にかの有名な「雪は天からの手紙」が綴られ、それがロマンばかりではなく、自然科学の研究の魅力を書を通して伝えてくれるのです。
★45 - コメント(4) - 2016年1月8日

雪の研究者による著書。「雪と人生」「雪の結晶雑話」「北海道における雪の研究の話」「雪を作る話」の4編。科学としての雪を追求している。専門分野の部分もあるが、雪の研究をとつとつと語る研究者がほの見えてくるような、ほのぼのとした読後感だった。
★25 - コメント(0) - 2016年1月6日

私的なことなのですが、今年の夏に北陸新幹線ができたということで、石川に旅行をしに行きました。そこで、石川県加賀市にある「中谷宇吉郎 雪の科学館」に行ってきました。そこで初めて 中谷宇吉郎のことを知り、この本を購入。やっと読み終わりました。旅も含めて、いい旅をしたなと思います。 「雪は天から送られた手紙である」という言葉が有名ですが、この本の最後にその言葉が書かれてあります。 どのように苦心し、工夫し、雪の研究を続け、あのような名言をつづったにいたるのか少しわかった気がします。
★12 - コメント(0) - 2015年11月25日

雪の結晶を作る際に「ありがとう」と言うときれいな形の雪の結晶ができるといった「ファンタジー」の話ではなく、れっきとした「科学」の話です。この本が半世紀以上読み継がれているのは、研究内容がわかりやすく優れているからだけではなく、実際にその場にいるかのように感じられる雪の冷たさや、あたり一面に広がる白銀の世界といった情景を想起させてくれるからだと思います。五感にうったえてくる描写っていいよね。
★2 - コメント(0) - 2015年11月7日

著者と研究室の仲間が、本当に楽しみながら雪の研究をしている様が印象的だった。楽しければいろいろ工夫もするし、アイデアも湧くし、零下15度での観察も苦にならないものだ。そして「研究というものは、何度でもぐるぐる廻りをしている中に少しずつ進歩していくもので、丁度ねじの運行のようなものである」素敵な言葉だなぁと思う。
★2 - コメント(0) - 2015年9月11日

“道具や器械が揃っていなければ科学的研究が出来ないと思うことそれが科学的精神に反する道であると知らなければならない.”
★2 - コメント(0) - 2015年9月10日

「雪の結晶は、天から送られてきた手紙」と言った人というと、どこかメルヘンチックですが、中谷宇吉郎は雪博士にして寺田寅彦の弟子。本書では、天然雪の研究からはじまり、世界ではじめて人工的に雪の結晶を生成するまでの過程が書かれています。この時代の科学者は、文章が上手い。それは、実践的には自分の分野だけにとどまらず万巻の書籍を紐解いて~となるのですが、何よりも「伝えよう」という情熱が行間から溢れでているのが、現代、巷に飽和している新書の著者たちとの違いに思います。
★5 - コメント(0) - 2015年7月9日

「複雑精緻をきわめた美しい六花」について知りたくて.戦前の名著.もう少し雪についていろいろ読んでみようと思います.
★2 - コメント(0) - 2015年7月6日

有名な1冊ですが、これは新書の方で残しておくべきだろうな、という内容。
★3 - コメント(0) - 2015年6月28日

ともきんすから来ました。
- コメント(0) - 2015年6月4日

途中でかっ飛ばしたところがあったから、完全には理解できていない。雪の結晶には様々な種類があること、中谷の研究の道筋を見れたとは思う
★3 - コメント(0) - 2015年5月1日

雪をどんなふうに観察するかとか、どんなふうに人工的につくるかということがまっすぐに書いてあり、科学的なことはよくわからなくてもすごいと思えた。
★4 - コメント(0) - 2015年4月11日

きっかけはドミトリーともきんす。六花形のイメージしかなかった。わからぬ話はなんとなく読んだ。図版を眺めるだけでも愉し。
★2 - コメント(0) - 2015年3月7日

著者が雪に関して行った研究の観察過程・考察・思い出などがたっぷりつまった本。ブルーバックスに代表されるような「知識を授ける本」ではない。大学で学んだ物理学がどうしても数理物理学よりだったためか、物理学者というのは数式を必ず弄っているイメージがあったが、この本で語られる研究の中では数式を直接用いてはいない。あくまでもフィールドワークや装置による観測と考察の繰り返しがあるのみである。数理によって構築された体系に目を向けるのも大切だが、高校生などはこういった本を読んで研究をイメージする方が良いのかもしれない。
★9 - コメント(0) - 2015年1月20日

 高校時代に新書で読んだかと思っていたが、初めてだったみたい。  1938年に岩波新書が最初に発行された時の本で、文庫化されて残っているのがすごい。中谷氏のていねいな科学的探究の跡が具体的に見えてきわめて面白い。雪の結晶がよく見る六花型が稀だと教えられる。北海道での寒い中での観察に続いて、人工雪の装置をつくりだす。さらに、北大の常時低温研究室での本格的実験を続ける。解説に「知恵の本」とあり、自然の不思議を解きあかすためにいかに知恵を使ったが分かる本なのである。中高生に絶対お薦めの本です。
★9 - コメント(0) - 2014年12月27日

自然での観察から仮説を立て、その仮説に従った実験系で自然下と同じ結果が出るか確かめる。明快な研究でした。研究内容は面白いが、書き方は少し面白みに欠けるかな。
★1 - コメント(0) - 2014年11月9日

北国の雪事情からはじまって、最後はどのようにして人工の雪の生成を可能にしたかまでをトクトクと。雪博士がどのように研究を完成させていくのか、その発想の一片にも触れられて面白いです。特に、雪の結晶の大多数は別に六花型じゃないってとこは驚きでした。
★7 - コメント(0) - 2014年8月19日

中谷先生の雪の研究の一部を追いかけながら、素人が科学者と対話できる本。学問的なこと、研究の内容はもちろん読みやすくておもしろい。でもそれ以上に、実験観察の姿勢や、周囲の自然に対する目、科学と社会との関わりなど、科学者としての良識や気構えが伝わってくる。科学者じゃなくても自然に対する感性はある。科学に対する興味関心を引き出す良書。
★4 - コメント(0) - 2014年7月16日

世界に先駆けて人工雪の実験に成功した中谷宇吉郎先生の、美しく楽しい本です。北海道での地道な観察、雪の結晶を撮影した3000枚の写真の蒐集、試行錯誤してできあがった人工雪の実験器具、そして外国と日本の雪の違いなどなど、面白い話題がたくさん登場します。中谷先生の研究姿勢までもがよく見えてくる本です。初出は昭和13年ですが、今読んでも古くささを感じさせません。
★6 - コメント(0) - 2014年6月13日

薄いけど、宇吉郎先生が雪の研究を手懸けたきっかけやその日々を知るための話が詰まった素敵な本。身の周りの科学がいかに世の中は不思議に満ちているかを教えてくれる。空が青い理由を私は知っていたけど、じゃあ七色の光の他の色はどうして反射しないのか、とか、ずっと不思議だったことを解りやすく書いてくれていた。船の下を通り抜けていく大波と、船に当たって跳ね返される小波に例えて。知ってるつもりでも識らない。雪が、科学が、努力することがより面白くなる本。大好き
★13 - コメント(1) - 2014年4月27日

TM
雪を観察し続ける、そして人口の雪を作る。そこまでにはいろいろな前提条件を仮定しながらなぜ雪ができるのか、そしてその前提条件の変動で雪の結晶はどのように変化していくのかを記した本。実験の楽しさ、そして醍醐味を著者の目からあたかもリアルタイムで追実験しているかのようである。
★16 - コメント(0) - 2014年4月26日

雪ができるメカニズムや、雪を顕微鏡で観察した記録、人工雪を作る装置などがわかりやすい表現で説明されている本。一番の見どころは、雪の結晶写真と雪の結晶の一般分類図のイラスト。この2つを見比べると、特徴だけを抜き出したイラストのほうが写真よりも分類を理解しやすい。こんなに分かりやすい分類図を描くには大量の観察記録が必要なはず。この図をまとめるために相当な数の結晶を調べ、その特徴を拾い上げていったのだろう。科学的に「しらべる」「まとめる」「説明する」ことの模範として、とても参考になる1冊。
★40 - コメント(7) - 2014年3月14日

『雪の結晶は、天から送られた手紙である』。人工雪の第一人者、中谷先生の本。先生の言葉を借りれば、『ある自然現象について如何なる疑問を起し、如何にしてその疑問を学問的の言葉に翻訳し、それをどういう方法で探求して行ったか、そして現在どういう店までが明かになり、どういう点が益々不思議となって残っているかということを、筋だけちゃんと説明』している、知恵の本。先生と一緒に研究を進めている気になるような魅力的な一冊。初出版はなんと戦前、昭和10年代らしい。先生の姿勢は、研究する上でずっと見本にしたいです。
★7 - コメント(0) - 2014年2月21日

あたしゃ単純な男だから降ると読むのよ。
★2 - コメント(0) - 2014年2月10日

「雪の結晶は、天から送られた手紙である」雪の降った日にこの本を積読してたことを思い出し、この機会に読む。もっと早く読めば良かったと思うほど面白かった。著者が冬の山で降り続ける雪を観察する場面は文章もとても綺麗で読んでいて気持ちがいい。雪の結晶の分類やその説明は図版と見比べながら読むと好奇心を掻き立てられて、すごくワクワクした。
★20 - コメント(0) - 2014年2月9日

雪の結晶を観察することで、それがどれくらい上空で、何度くらいで、湿度がどれくらい…で出来たといったように上空の気象まで推測出来る。雪の結晶も様々な形があり、一般的に知られる六角形の結晶はほんの一部であることも興味深い。雪を通して世界を理解しようとした中谷博士「雪は天から送られた手紙その中の文句は結晶の形及び模様という暗号で書かれている。その暗号を読みとく仕事が即ち人工雪の研究である。」じっくり雪の結晶を観たくなる。
★8 - コメント(0) - 2014年1月31日

同じく理系のためか、人工雪を作成するために、トライ&エラーをくり返しながら、試行錯誤するところには感銘を受けた。雪を丁寧に観察し、人工雪を作成していく姿勢と、その研究内容を一般にわかりやすく伝えようと、心を砕く姿が印象深い一冊だった。
★4 - コメント(0) - 2013年12月15日

「雪の結晶は、天から送られた手紙である」という趣深い一文で有名な本作だが、同時にこれほどまでに科学的誠実さに溢れた本が他にあるだろうか。降り積もる雪のひと欠片を丁寧に観測し、吹きすさぶ冬景色の中、時には氷点下の実験室で根気強く分析を続けていく。やがてその研究は雪の結晶の多様性を明らかにし、世界初の人工雪の作成という偉業に結び付いた。エッセイ風に書かれた文章は理性的でありながらも簡潔な説明の中から気品の良さが滲み出ており、本人曰く「茶漬けのような味」の内容は滑らかに入ってくる。自然科学入門として最良の一冊。
★46 - コメント(2) - 2013年12月11日

そういえば随分前に読んだなあ、と思いだした。今では「千夜千冊」の第一夜で有名になったかも?笑 中谷の、雪のひとひらひとひらに対する愛と情熱を教えてくれる一冊。これからの季節に良い。 ファラデーの「ロウソクの科学」に比肩すべきである。
★3 - コメント(0) - 2013年12月1日

あっという間の積雪の日、半年ぶりに読む。何度目の再読か不明。75年前に出されたにも係わらずその水準の高さと、そうでありながら専門の学者ではなく、科学に興味を持つ全ての人に読んでもらう為に平易に述べられていることに驚く。理科の教科書に飽きたらない中学生、高校生に一読を薦めたい。加速器を使って新粒子を発見し、群論を使って数学的に分類することだけが研究ではなく、氷点下十度の中で十勝岳に籠って雪の結晶を硝子板に受けて、それを顕微鏡で観察して記録をとることも、やはり偉大な研究であることに変わりはない。名著中の名著。
★33 - コメント(0) - 2013年11月13日

雪の 評価:66 感想・レビュー:86
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