漱石書簡集 (岩波文庫)

漱石書簡集 (岩波文庫)
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漱石書簡集の感想・レビュー(137)

想像以上に書簡集は書簡集でした。
★4 - コメント(0) - 3月12日

先生は明治のルー大柴みたいで興味深かったです。また小説中の人間や書物の著者の言い回しや行動を真似るところって現代にも通じてて僕も漱石先生も中二病を経ているんだと思ってニッコリしました。また学問は世の為人の為という考えは福沢先生に似てるなと思いました。最近は本を読むと断言することが困難になり「と思う」「かもしれない」を多様するようになりましたが、漱石先生はっきりとした物言いで素直な感情表現が多かった気がします。僕には中々できないのでその責任逃れしない勇気を尊敬します。
★9 - コメント(0) - 2月21日

鈴木三重吉や武者小路実篤への手紙に勝手に励まされているような気になって、狩野亨吉への手紙(余は余一人で行く所まで〜)に勝手に共感し、読者らへの手紙に漱石を勝手に身近に感じた。読む人ごとに得るものは違うだろうけども、こんなに人間らしい人物に何も感じない人はいないだろう。芥川や小宮への返事は、その人らが如何様に漱石へ書き綴ったか想像すると面白い。色々言いはするが決してやたらに貶めたりはしない点、漱石の人となりを表していると思う。
★2 - コメント(0) - 2月17日

この負けん気と毒舌に力づけられた人が、果たして何人いたのだろうか。
★12 - コメント(0) - 1月8日

漱石が妻や友人、門下生に宛てた手紙を集めたもの。この本を読むと漱石の人柄を掴めるのと、人情味のあった人なんだなとしみじみと感じられる。妻との関係は諸説ありますが、手紙を読む限りはいつも響子さんを細やかに気遣っていて、やはり漱石にとって最愛の人だったのかなと思ってほっこりする。
★5 - コメント(0) - 2016年12月27日

山田風太郎氏の書評に薦められて。読めば、夏目金之助という人が好きになります。相手からの手紙の、見逃してあげようよと思う位に小さなことも、気になると踏みこんで返信を書いてしまう辺りが、お節介な程にクソ真面目で優しく暖かい。そしてくすりと笑ってしまう。
★12 - コメント(1) - 2016年12月11日

落語の「待てよ。俺もへんちきと呼ばれた男や」的な気概が感じられます。神経といわれるのは心外ダ。
★1 - コメント(0) - 2016年8月22日

私も牛になって生きよう
★9 - コメント(0) - 2016年7月3日

世の中に怖いものは無い 但しクビや給料を貰うこと以外に興味が無いのなら世の中は怖れるものばかりとなる ふーむ 人間味溢れるやりとりの所々に金言が
★1 - コメント(0) - 2016年5月17日

読書会の題が「手紙」でした。亡父の書棚から漱石の「書簡集」を取り出したところ、所々赤線が引いてあり、たどりながら読み進めていくことに。。寡黙だった父と対話しているような気分になりました。内容は思っていた文豪というイメージはなく、奥さん、教え子、そしてファンにも丁寧に返事を書くという書くこと大好きな真面目なおじさんでした。途端に私も漱石ファンに。
★3 - コメント(0) - 2016年3月21日

漱石の飾らぬ人柄が伝わります。やさしさ、怒り、その温度が伝わってきます!書簡集は大好きです。
★2 - コメント(0) - 2016年2月6日

著者に惹かれる理由が見えた一冊。真面目で率直で気難しい。時に憂鬱、時にユーモラス。云うべきであれば友人にも厳しい意見。地位には頓着しないが自尊心は高い。文学で社会と戦うという壮大な夢を抱く一方、大学を辞めて専業作家になる際の収入面への配慮も抜かりない。基本は厭世家だが親分肌でもあり、目下の者への助言には本心からの気遣いが感じられる。文学博士を拒む頑なさが昇給を断る「坊っちゃん」を彷彿させるなど、随所に作品の登場人物がちらつく。特に芥川&久米への手紙は「こころ」の先生そのもの。漱石は芥川に何を期待したのか?
★47 - コメント(3) - 2016年1月2日

牛になる事はどうしても必要です。吾々はとかく馬になりたがるが、牛には中々なり切れないです。根気づくでおいでなさい。むやみにあせつては不可ません。たゞ牛のやうに図々しく進んで行くのが大事です。うんうん死ぬまで押すのです。それだけです。决して相手を拵らへてそれを押しちや不可せん。相手はいくらでも後から後からと出て來ます。さうして吾々を悩ませます。牛は超然として押して行くのです。何を押すかと聞くなら申します。人間を押すのです。文士を押すのではありません。
★57 - コメント(0) - 2015年12月9日

再読。漱石忌に。他人が書いたそれも返事の見えない片道の書簡なんて面白いのか。それが面白いのです。今回は親友正岡子規の処を楽しく読んだ。今のLINEのように、最後にスタンプみたいに書く宛名は毎回違って、妾へ、子規御前、物草次郎殿、のぼるさま、と軽快に可笑しく微笑ましい筆まめ男ふたり。でも弟子たちへの書簡はいつもぐっと胸に迫る。鈴木三重吉には神経衰弱になるのは正しき人だからだと励ます。芥川には君なら文壇で類のない作家になれると励ます。名誉とお世辞を嫌い、権力を憎み、人の痛みを知る、正直と慈愛に満ち溢れたひと。
★137 - コメント(6) - 2015年12月9日

夏目漱石の書いた手紙をまとめた一冊。門下生に。友人に。読者に。そして家族に。文豪の書いた文章はそれが物語でなくても面白い。小説として生みだした作品よりも、著者の生の考えや人柄が伝わってくる(と感じられる)からかな。特に芥川への手紙、その中から読み取れる芥川への溢れんばかりの愛情と期待は素晴らしいな。こうした書簡集を読むと自分でも誰か大切な人に宛てて手紙を書きたくなりますね。
★7 - コメント(0) - 2015年11月18日

芥川への激励は、本当に愛情を感じます
★28 - コメント(0) - 2015年10月11日

家族や友人、門下生や読者に送った手紙をまとめた本。最初のほうは候文で読むのにだいぶ手こずったけれど、先に行くにつれてどんどん読みやすくなって、個人的にはその変わりっぷりが愉快だった。晩年のものはですます調で、何やら初期の手紙と比べてカドがない。これは老成ゆえの落ち着きだろうと思う。とりあえず手紙が書きたくなるね。
★12 - コメント(0) - 2015年9月16日

筆まめな漱石先生の手紙は、率直で誠実でユーモアもあり…まるで行間から肉声が聞こえてくるような生々しさを感じながら、面白く読みました。ロンドンでの留学生活を綴った手紙は特に。あと、門下生を励ます手紙は、温かい愛情が伝わってきました。妻宛の手紙に垣間見れる「家庭人の漱石先生」もなかなか興味深かったです。
★13 - コメント(0) - 2015年9月7日

最初はとっつきにくかったのですが、慣れてくると笑えるところもあって、面白かったです。漱石の人柄が、手紙を通して伝わってきました。手紙が本になるってすごいなぁ。でも、第三者に読まれるのは恥ずかしいかも。
★2 - コメント(0) - 2015年8月10日

Me
真摯に向き合い綴る漱石先生、御手紙の嵩は其の儘、為人。愛しい君、虫の好かぬ奴、五月蝿い世間、素敵な道後温泉、孤独な留学、様々な地に様々な人と様々な考え方が候ふ。この世は混沌で、決して独りで生きて行ける訳ではない、其れは素晴らしい事だ、豐かなる事を知る人。地に足着いた感覚で妻を叱り、猫を愛し、門下生を激励する。和辻哲郎氏宛、ハートの理論が頗る良い。
★21 - コメント(0) - 2015年8月5日

友人や門下へ宛てた手紙の数々。そこから、漱石の思想や感情を読み取ることができる。また、単純に漱石の手紙の書き振りが、読んでいて心地よい。この過程を経るに連れて、漱石に少しでも近づけたような気持ちになる。そうして、その著作に再び埋もれてみたくなる。
★1 - コメント(0) - 2015年7月5日

漱石先生、本当に律儀、誠実なお方。一ファンからの手紙にも返事してるなんて驚き。書き方、内容で漱石と相手の関係が分かるのも当然なんだが興味深く面白い。奥様は色々と言われてるが奥様宛の手紙が結構あり、心遣いも感じられる。人に意見するときも心配りを忘れない。なんとも味のある書簡集。さすが。☆5つ
★13 - コメント(0) - 2015年6月16日

手紙ってその人の個性出ますよね。特に漱石のは凄い。親友の正岡子規への敬意と謙遜、ユーモアを交えた文明には名言ばかり。癇癪持ちで家内にあたってしまう彼のイメージが強いのに、鏡子奥様への手紙では彼女の体を優しく気遣ってるのが伺えた。それは子どもたちに向けた手紙においても、どこにでもいる優しいお父さんとして確固たる教育ビジョンを持っていたんだなと感じられた。時には彼らしいズバズバと批判しているページもあり、メリハリのある素敵な書簡だと思う。好きな名言が結構あったから付箋貼ったりページ折ったりしました。
★17 - コメント(0) - 2015年4月25日

タイトル通り、夏目漱石が子規や奥さんや弟子など、色々な人へ書いた手紙を集めた本。初期は候文で読みにくいけど、よく読んでみると手紙をあまりくれない奥さんに「"それやこれや"位な言訳でよしと思ふな」って拗ねてるんですよ!先生かわええ(笑)!言行一致文になってからは、もっと読みやすいです。弟子一人一人への手紙を読めば、漱石が本当は優しく暖かい人なのに、なかなか素直になれないオジサン特有の態度をとっていることがわかるはず。弟子の三重吉を励ましたり、胃痛で苦しんだり、豊隆を叱ったり。先生の散々で楽しい日々に祝福を。
★13 - コメント(0) - 2015年4月17日

馬ではなく、牛のように進め。影で言うことなんか気にするな。死ぬまで書き、死ぬまで進め。−ページをめくることに、彼の人柄が現れてくる。作家にとってこれほど頼りになる本はないだろう。漱石ほど見習いたい人はいないだろう。ただの手紙だと、なめてはいけない。手紙にこそ、正直で、自然な作者の姿がある。
★11 - コメント(0) - 2015年3月14日

二十代前半の子規宛候文から最晩年の芥川・久米宛書簡まで、相手が友人であれ家族であれ門下生であれ文部省の役人であれ、漱石の手紙は一貫して率直さを失わなかった。だからどれを読んでも面白い。悩める草平を温かく励まし、迷える三重吉を力強く鼓舞する。その反面妻の鏡子には最初から当たりが厳しく、ほとんど罵倒に近い文章も。さっき朝日新聞のCMで林修センセイが「帝大を辞め筆一本で生きていく決意を…」とか言ってたんだけど、実際は教師がイヤで売文生活と天秤に掛けたわけで、入社前の手紙ではしっかり盆暮の賞与も要求してをります。
★8 - コメント(0) - 2015年3月10日

夏目漱石の書簡集なんて、国文学専攻でもない限り手に取らないかな。が、読みやすいのだ。彼独特のユーモアは現代にもウケるので(私見だが)まさに書簡集はうってつけ。借金を頼む相手にΓない。自分の財布になにがしか入っていたらと思うが空だ。家賃で困っているならほっておけ」など、おいおい漱石先生(笑)って感じ。 頼み事、苦情の書簡もどことなく人柄(てか気い遣い)が滲み出て相手は悪い気がせぬ。彼流処世術も学びがいがある。一転文学となると、自然主義は自然の二文字にあらずとバッサリだ(苦笑) そういう対比がまた味わい深い。
★43 - コメント(0) - 2015年2月21日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2014年10月25日

RY
以前は英国留学時の悩みに満ちた慨嘆に惹かれた。今回は晩年、無私について語るところに惹かれた。小林秀雄も無私について、ほぼ等しい理解に至っているように思うが、その過程における関連性はどうなのか、少し気になった。
★4 - コメント(0) - 2014年10月18日

7月24日。河童忌だと知って、漱石から芥川へ宛てた書簡の部分を読む。弟子たち、特に芥川への親愛、期待、目線がまるで親のような慈愛に満ちていて、読んでいて涙ぐんでしまう。彼の才能を褒め、作品を褒め、絵や俳句なども褒める。時には批評し、作家としての道しるべを示す。そして恐らく漱石に書簡などと恐縮したのであろう芥川に、僕ならこう書く、とわざとおちゃらけてみせてリラックスさせようとする。文豪としてだけではなく、この深い人間愛に弟子たちはついていったのだろうなあ。ああこんな深夜に読むんじゃなかった。涙があふれます。
★97 - コメント(4) - 2014年7月25日

候文にもなれてくる頃、ふと気付いた。聞いたことはないけれど、漱石さんの声が聞こえてくるような気がする不思議な感じに。 これら手紙の数々は、飾らない気持ちを、漱石さん自身の言葉で伝えているからだと思うわ。 ワタシが貰ったわけではないが、読めば何だか元気になるから何度でも読み返したくなる。たとえ自分宛ではないとしても、読むことで励まされたり、慰められたり、怒られたりする、先生の言葉を自分の人生の糧として山脈の方々がそうであったように。
★6 - コメント(0) - 2014年2月21日

噂に違わぬ面白さ。漱石の人間味と誠実さが感じられる。知識として知っていた漱石にまつわる事柄や出来事が、当事者の立場から語られていたのが興味深かった。年表がなかったので、その時々の状況が間接的にしか分からなかったのがやや不満。それとも、これはこれで良いのかもしれない。
★5 - コメント(0) - 2014年2月14日

いろいろな感想があるのだけれども、そのうちの一つだけを書いておこう。「論語」を読んでいると、孔子って弟子の性格や時期に応じてきめ細かく言うことを変えていて、素朴に「いい先生だなぁ」と思う。同じように彼の手紙もとても繊細で、漱石も「いい先生だなぁ」と思う。
★5 - コメント(0) - 2014年2月2日

漱石の思考がナマで出ていて、興味が尽きないです。弟子たちや奥さんへ向けた、時にやさしく時に苛立つ文章もよく、有名な文学博士辞退の答弁ぶりも見事な名調子。今ではもう書くことのない候文はもちろん、手紙のルールの勉強にもなります。
★4 - コメント(0) - 2013年7月22日

岩波文庫からでてる本。恋文の技術の巻末にオススメされてたんで買ったけど、まぁ面白い。漱石の考えとか当時の状況を知るのにも良い。現代人にも通じる所が沢山書いてあるし、役に立つ本。
★3 - コメント(0) - 2013年6月1日

夏目漱石が家族や友人、門下の面々に宛てて書いた書簡集。小説とは違う、素顔の夏目漱石が垣間見られる重要な書物です。若かりし頃の親友、正岡子規との長い手紙のやり取りはとても読み応えがあり、恐らく子規が冗談のつもりで書いたようなことを、夏目先生は真面目に反論しているのも面白いです。小宮豊隆氏に対するツンデレ書簡も微笑ましいです。小宮さん、ちょっと可哀そうw 寺田さんとの手紙のやり取りは少なかったのか、余り載っていませんでした。
★11 - コメント(0) - 2013年5月27日

解説まで読み終わって、泣けました。最初は兎に角読みにくい。候文が続き、漢文的な読み方のものが多々あり。誰か訳してないの?とググってみたりしました。でも、頑張って読み続けてみて、やっぱり慣れませんでした。漱石の為人、一言では言い表せません。愛情深く人情深く、良くも悪くも正直な人。もっと読み続けていたかったと思わせる。全集に確実に手を出します。
★5 - コメント(0) - 2013年4月24日

漱石書簡集の 評価:100 感想・レビュー:57
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