タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)

タイム・マシン 他九篇 (岩波文庫)
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タイム・マシン 他九篇はこんな本です

タイム・マシン 他九篇の感想・レビュー(326)

ウエルズ初読み(もしかしたら学生時代に「宇宙戦争」を読んだかもしれないけど)。 「タイム・マシン」「水晶の卵」「新加速剤」「奇蹟を起こした男」「マジック・ショップ」「ザ・スター」「奇妙な蘭」「塀についた扉」「盗まれた身体」「盲人国」 SFなんだけど、読んだ後は、おとぎ話のような感じでした。
★22 - コメント(0) - 2月19日

SF作品というものをあまり読まない私でも、魅力的な発明や登場人物たちに、ぐいぐい引き込まれた。読後感は気持ちの良いものではないが、先の読めない、不思議な世界を体験出来て、良かったと思う。
★1 - コメント(0) - 2016年12月10日

遠い未来、火星人、奇跡、などの、日常から一歩抜け出した別世界が平然と巧みな描写で描かれており、実際に体験しているように感じさせるので、新天地を発見した探検家はこれほどまでの高揚を感じたのだろう、とまで思った。「要するにだれもかれも、何もかも、秒速およそ九マイルのスピードであっという間に放り出されたのだ。つまり、大砲で打ち出された以上の勢いで飛び出したわけである。あらゆる人間、動物、家、木、要するに全世界が急激に放り出され、押しつぶされ、完全に壊滅したのだ。それだけのことである。」それだけのことである!
★7 - コメント(0) - 2016年12月3日

「ものすごいスピードで動くことができる人間」というコンセプトの『新加速剤』は『虎よ、虎よ』や『サイボーグ009』の加速装置の原型的作品なのかなと。加速した人間の目から見ると世界はスローに見えて、しかもそこにいる人間たちは間抜けに見える、というところは『X-MEN』シリーズのクイックシルバー的な描写だなと。個人的に一押しは『盲人の国』。そのまま『ガリヴァー旅行記』に入っていてもおかしくないような文明批評的な作品。コリン・ウィルソンの『アウトサイダー』で引用されているようにアウトサイダー文学としても読める。
★6 - コメント(0) - 2016年9月7日

どの作品でも、出てくるデバイスやアイテムに対する表現、観察が注意深く、架空の技術・物質をハッタリで書ききろうとするおとぎ話的SFとは一線を画する。そもそもウェルズがいなかったら、SFというジャンルは今日まで生き延びてこられなかったんじゃないか、とすら思う。 『奇蹟を起こした男』はとても映像的だったので、漫画か映画で見てみたい。
★10 - コメント(0) - 2016年8月20日

どれも面白かったのだけれど、まずは落ち着いた訳文が心地よかった。SFなのだけれど幻想的な雰囲気も損なわれていない、という魅力はたぶん今読むからこそ、その隔てられた時間によってもたらされる部分も少なからずあるのだろうな。
★2 - コメント(0) - 2016年6月30日

ウェルズの描いた未来図は、どちらかというとディストピア。 終末思想とは言いすぎかもしれないが、見えない将来を不安に思う気持ちを上手に煽られる。これは現代人でも変わらない。 大航海時代が終わり、地球上をほぼ“制圧”してしまった人間が、宇宙へ興味の矛先を向けたのも自然な流れ。彼の生きたイギリス帝国主義時代は、急激な工業の発展、最新兵器の開発により大量殺戮が可能になったころ。この小説を書いた意味も、先見性ある有識者としての警告かもしれない。残念ながら、その憂いはほぼ的中してしまったのだけれど。
★16 - コメント(0) - 2016年6月27日

これぞSFの王道、ウェルズ! 科学的考察が古びている感じは否めませんが それでも、今でもなお目新しい発想は流石。
★4 - コメント(0) - 2016年6月26日

表題作のみ読了
- コメント(0) - 2016年6月26日

課題のため読了。時間飛行家が自ら発明したタイムマシンに乗って訪れたのは、約80万年後の世界。そこにいたのは背が低く知能も低い宇宙人のような未来人だった。エロイ族と、彼らを支配するモーロック族が生存する原始系の未来…楽しい未来世界というより不気味な地球の終焉を描いているように感じた。どの作品も明るくはなく暗く恐ろしい印象がしたためか、私はあまり好きではなかった。途中で読む気がしなくなった…中では『マジック・ショップ』が一番良かったかな。鼻が伸びる店員は不気味だけど、不可思議なお店には行ってみたい。
★33 - コメント(0) - 2016年6月9日

ha-
様変わりした未来の世界。人間も変わってしまっていて怖かった。それ以上に今の文明や地球をどう大切にしていくか、考えずにはいられないくらい深い物語だった。再読したい。
★1 - コメント(0) - 2016年4月8日

表題のタイムマシンは面白かった。それ以外はいまいちだった。SFの先駆者とも言えるウェルズだが、科学も発達しSF映画があふれ返る現代においてやっと、本当の作家としてのウェルズが問われるだろう。
★1 - コメント(0) - 2016年2月3日

表題作『タイム・マシン』がとにかく面白かった。最初は時間と四次元に関する少々小難しい話から始まり、時間飛行家(タイム・トラヴェラー)がタイムマシンで実際に未来に行ってきた話を語るところからどんどん面白くなっていき、どっぷりとのめり込んで読んだ。未来世界の克明な描写、未来人との交流など、もうわくわくしっぱなし。私も一緒に、果てしない未来への旅をしたような気持ちで読み終わった。非常に興味深い旅だった。その他の作品も、奇妙で不思議な物語ばかりで面白かった。特に好きなのは『水晶の卵』と『塀についた扉』。
★17 - コメント(0) - 2016年1月12日

時間SF大好きと自認していたが、実は本家本元のウェルズは読んでいなかった。反省。あらためて読んだが、おもしろかったー!120年前の小説だと思えない。四次元の理論でタイムマシンを駆動させていたり、意外に科学的で驚いた。未来世界の人類であるエロイ族とモーロック族が、進化論の援用でありつつ当時の社会批判でもあったり、興味深い。「他九篇」もおもしろい話ばっかりだった。「奇妙な味」っぽい話もあり、シリアスでありながらコミカルだったり、飽きさせない。120年も前にすでにここまで想像されていたのかと、逆に新鮮だった。
★25 - コメント(2) - 2015年12月16日

訳者による解説で、ウェルズの人となりを知って失望した
★5 - コメント(0) - 2015年11月20日

「タイムマシン」「水晶の卵」「新加速剤」「奇蹟を起こした男」「マジック・ショップ」「ザ・スター」「奇妙な蘭」「塀についた扉」「盗まれた身体」「盲人国」の9編収録。「タイムマシン」と「盲人国」が秀逸。「タイムマシン」は読むまではSF黎明期の記念碑的作品として今も読まれているものと思っていたが、とても哲学的示唆に富んで今読んでも色々と考えさせられる深さがある。「盲人国」はオリバー・サックス氏が作品に触れており、読みたかったもの。こちらも設定が深い。
★4 - コメント(0) - 2015年11月7日

言わずと知れたSF古典の傑作。現場を直接体験してきたかのような克明な描写は、架空の世界にリアリティを与え、読者を物語に引き込む。ウエルズは架空の物語を通して、ときに皮肉に、現実世界の諸相を様々な角度から浮き彫りにする。彼の想像力と学識が詰め込まれた作品たちは、短篇ながらも読者に強烈な印象を与える。文章が平易でユーモアがある点も魅力である。特に『タイム•マシン』、『塀についた扉』、『盲人国』が私のお気に入りである。
★3 - コメント(0) - 2015年9月2日

古典SFだから読んで見たシリーズ。 正直私には読みにくく、面白くも感じなかった。 時間物の元祖という点で言えば、読んでて損は無い…のかなぁ…?
- コメント(0) - 2015年8月4日

...
古くならない古典と、古い作品だから古典と呼ばれるものがあるが、この作品は後者。古臭いけど、原点の輝きはある。でもやっぱり古い。
- コメント(0) - 2015年6月17日

『絶倫の人』を読んでいる関係で再読。半分くらいは完全に忘れていて、記憶の劣化に愕然としました。やはり、表題作とボルヘスもお勧め「塀についた扉」は素晴らしい(ほぼ忘れてない)。「盲人国」も懐かしい。忘れていた中では「水晶の卵」が特に良かったです。
★5 - コメント(0) - 2015年6月7日

SF古典。タイムマシンの描写は、やっぱりスチームパンク好きな人にとってはご褒美以外の何者でもない。他の短編の様々なガジェットや発明品も、今読んでいてもワクワクするようなものばかり。おすすめ。
★7 - コメント(0) - 2015年5月31日

☆☆★★★よ、読みづらかった、、、(泣)。途中で何度もやめようかな?と思ったけど、SFの古典だし、一応読んどくべきか、と頑張った(汗)w。100年以上も前の作品です。 各作品の世界に入るのにちょっと時間がかかったかな。状況の説明とかがなく、いきなり話しに入る感じだから、すごい唐突感があって。それぞれの話しが物足りなく思ってしまうのは、古いだけに仕方ないかな。ただ100年前だったら斬新で刺激的だったのかもしれない。端々から、その時代の科学や世間に対する考え方がちらちら感じられるのは面白かったな~
★1 - コメント(0) - 2015年2月28日

10編。映画は所々観たことがあるけど、小説を読むのは初めて。表題作以外で印象に残ったのは「新加速剤」と「盲人国」。「新加速剤」は加速装置の元ネタなのかな~と思いつつ読んだ。
★6 - コメント(0) - 2015年1月6日

表題作のタイム・マシンはもちろん、他の作品も面白かった。新加速剤で服が焦げるところ(観察が鋭い)と、盲人国で晴眼の主人公が頭おかしい人扱いされて手術されそうになる(もし私たちにない感覚を持つ人がいたら、私たちの社会でもそうなるのかも)のが印象に残った。SFというよりファンタジーじゃないかというのもあったけど、どれも人間の本質を描いていると思った。
★1 - コメント(0) - 2015年1月5日

著者は様々な常識を疑う。たとえば表題作では社会進歩・進化論・人間性の不変を、〈奇跡を起こした男〉では奇跡の超俗性と日常の安定を、〈ザ・スター〉では地球規模というスケールの在り方を、〈盗まれた身体〉では自己同一性を、〈盲人国〉では社会通念と健常者の優越を。もちろん今となっては古臭さが拭い取れないけれど、一種ひねくれたアイディアをエンタメとして高度にまとめ挙げている点が素晴らしい。
★7 - コメント(0) - 2014年9月4日

表題「タイム・マシン」と、「マジックショップ」「塀についた扉」「盲人国」がおもしろかった。単なる空想じゃなくて、社会を風刺しているからすごい。とりあえずタイムマシンには乗りたくない
★2 - コメント(0) - 2014年6月16日

 一昔前に初めて聖書を読んでみた時の読後感を思い出した。曰く、「古典とは、答えのみが記された哲学書のようなもの。」と。  問いが書かれていないから、読み手の問題意識によって如何様にも解釈できる。例えば、『盲人国』は宣教師達の布教を諷刺したものとも読めるし、不思議な世界での面白おかしい冒険譚としても楽しめる。  シェークスピアは、高尚な内容を理解できる人もそうでない人も楽しめるように作劇したそうだが、ウェルズはげに20世紀の沙翁なり。
- コメント(0) - 2014年4月25日

素晴らしい想像力。突飛な妄想ではなく、説得力のある未来像で、文章も面白い。
★2 - コメント(0) - 2014年4月3日

久々の再読。めちゃくちゃ面白い♪まあ、ざらにはいない作家でしょうかね。表紙もかっこいい(>_<)
★11 - コメント(0) - 2014年2月1日

のび太が乗り回してるタイムマシンとは大違い、本家『タイムマシン』がこんな話だったとは知らなかった。80万年後の人類の末裔をああ想像したウェルズという人の思考回路ってどうなってんの。『奇蹟を起こした男』『盲人の国』といった他の短篇もそれぞれに面白い。
★1 - コメント(0) - 2014年1月25日

あの有名映画の原作は意外にも短かった…。ウェルズは豊富な科学知識でSFの世界を現実に鋭く突きつけ、小気味よく軽快なテンポで話を進めていく。意外だったり、不気味だったりする結末には、星新一のショートショートと通じるところもあると思う。盲人の国は私のお気に入りだ。
★4 - コメント(0) - 2013年10月27日

タイムマシンに乗ってひたすら未来に行くというのが印象的だった。私ならきっと過去に行くと思う。未来の描写が古典主義的な絵画を想像させて、ウェルズの年代を考えれば当然ではあるが、「未来=ドラえもんの世界」という頭からするとなんとも不思議な感じがした。個人的には「奇妙な蘭」と「塀についた扉」が好き。科学的な材料を取り入れながら妙にどろっとした感触がある話が多かった。変わった作家というイメージ。
★4 - コメント(0) - 2013年10月26日

短めだしオチも特にないけど新加速剤の話が一番すき
- コメント(0) - 2013年10月21日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2013年10月15日

表題作「タイム・マシン」は未来に対する圧倒的な裏切りに絶句だった。人間、そして地球の行き着く果てが、もしこんな風であったら、と思うとほんとうに恐ろしい。この作品を1985年に発表していることにも驚きだ。他に収録されている作品の中では「塀についた扉」「新加速剤」「奇蹟を起こした男」「盲人国」がおもしろかった。冷静沈着な観察者の視点が鋭くユーモアもある。
★14 - コメント(0) - 2013年9月9日

岩波新書『世界史概観』で知っていた著者の有名な本。解説によると、彼の豊かな才能が十全に発揮されている(357頁~)。なぜ未来世界が、栄華の なごり(傍点) をとどめながら荒涼としているのか(42頁)。放射能漏れの未来か。人口バランスのとれた未来社会(44頁)。理想的な住居、素晴らしい服装、労働からの解放(47頁)。未来社会に芸術なし(48頁)。創造性がないのか。地上では繊細で美しい人間に、地下の労働者は青白い肌の人間(68頁)。格差はまだあるのだな。雇用問題もすべて解決し、社会問題はなかった(104頁)。
★14 - コメント(1) - 2013年9月8日

面白い作品が多くあったが、自分は『塀についた扉』『盲人国』が印象に残った。私も塀についた扉を失わないようにしなくては・・・・
★1 - コメント(0) - 2013年8月9日

この本が執筆された時代から、ダーウィンの進化論の影響を受けていると思われる。特に、社会的動物である人間や、今の資本主義体制の末路が書かれている点は、面白くもあり、恐ろしくもある。また、ほかにも、クラシックなSF作品が収録されており、楽しめる本だと思う。
★1 - コメント(0) - 2013年8月6日

『タイム・マシン』の習作が発表された当時は進化論が勢力を持ち、人々に影響を与えていた時代だったという。当時の人々の驚きや興奮を想像しながら読みました。進化論の逆、悲観的宇宙論のスリルを味わいながら。時間飛行家の体験する時間飛行の目眩く描写が好きです。収録されている短編の多くで、同じような気持ちよさを感じました。
★3 - コメント(0) - 2013年5月12日

タイム・マシン 他九篇の 評価:58 感想・レビュー:83
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