ドン・ジュアン (岩波文庫)

ドン・ジュアンの感想・レビュー(216)

「もう一度言いましょう、不実者、他人を辱しめた報いには、神さまの罰がくだるもの、神さまなんか怖くないというのなら、せめて傷ついた女の執念を恐れるがいい」
★2 - コメント(0) - 1月21日

有能ヤリちんちんがブォンブォン
★1 - コメント(0) - 2016年11月17日

「面白おかしい暮しぶりを捨てたりするもんか。ただ用心深く身を隠してこっそり遊ぼうと思うだけさ。利口な人間は時代の悪風に逆らうもんじゃない」第五幕第二景のドン・ジュアンとスガナレルの応答は圧巻。これほど偽善の実相を赤裸々に独白したものはなく他を類絶する。ドン・ジュアンがエピクロスの豚である内はまだ少なくとも正直者だった。追い剥ぎに襲われるドン・カルロスを助ける義侠心も有していた。「旦那様がとことんまでおいでになるのに足りないものといえば偽善者になる位のものでした」。最期の雷撃はそれへの神の裁きであったろう。
★17 - コメント(1) - 2016年11月4日

キャラクター設定はほかの作品に比べてねっちり感が弱めなのですが、ドン・ジュアンはわりと共感する部分の多い性格でした。 ひとりの人に尽くし続けるのって無理じゃない? というのを論理的に展開する人なのですが、理系かと思いきやほめちぎりの人身掌握術がすごい。そりゃモテる。なんとなく現代では高城剛さんを想起させるキャラクター。 そんなドン・ジュアンにキリスト教の人たちがツッコミを入れていくのだけど、基本的にボヤき口調なのでいちいちおもしろい。それにしても、なんでこんなに笑いのセンスがすごいかねモリエール。
★3 - コメント(0) - 2016年10月3日

スガナレルを好きになる、話。
★5 - コメント(0) - 2016年7月8日

119*色男の罰当たり物語。金儲けの為に書いて、その思惑通りヒットしたらしい。騎士の像が食事にやってくるとかカオス(笑)。
★3 - コメント(0) - 2016年5月8日

『ドン・ファン』に似たタイトルだなと思ってたら『ドン・ファン』のフランス語読みだった。遠回しにも直接的にも宗教家や似非信者をなじる!皮肉る!馬鹿にする!『タルチュフ』でも同じようなことをして宗教界から批判を受けて庇護者だったルイ14世からも窘められたのに。内容は「英雄、色を好む」的な感じ。イケメン男で腕もたつし肝っ玉も据わっている。だけど、美人を見れば手当たり次第に口説いていく。美人を口説いてる最中に別の美人を見かけてそっちに乗り換えるくらいの節操なし。宗教界だけじゃなくて女性も敵に回しそうな内容だね。
★2 - コメント(0) - 2016年3月23日

宝塚で舞台化されるそうなのでとりあえず読んでみた。どーしよーもない女ったらしの話で、終わりもふーん、って感想しかなかった。。
★7 - コメント(0) - 2016年2月19日

モリエール劇団の『タルチュフ』公演は大きな波紋を呼びました。ところが『タルチュフ』に続いて上演された喜劇『ドン・ジュアン』(あるいは石像の宴)はさらに強烈な宗教界への揶揄(批判)が盛り込まれていたのです。それでも『ドン・ジュアン』は連日の大入り超満員。これに対して宗教界から強い反発と弾圧がモリエールに加えられます。「モリエールは不信仰心を勧めている!」もっとも大きな問題になったのは「乞食の場面」(第3幕、第2場)。宗教界は第2回目の公演から「乞食の場面」の削除を命じました。。
★22 - コメント(2) - 2015年8月1日

諸事情により大当たりする芝居を早急につくる必要に迫られたモリエールがやっつけ仕事的に書いた戯曲。「ドン・ジュアン」といえばもて男、女たらしの代名詞。だがこの作品が「石像の宴」というタイトルでも呼ばれていることは初耳で、女たらし以外の筋って全然知らなかったためちょっとした衝撃だった。石像を晩餐に招待て(笑)。前半こそ世界の誰もが知る女たらしここにあり的な展開を見せるも、後半に入ってからの無神論者ぶり、偽善についての長口上、「ドン・ジュアン」ってこういう作品だったのね。ふむふむ。
★23 - コメント(0) - 2015年6月25日

モリエールの代表作の一つ、喜劇『ドン・ジュアン』。主人公のドン・ジュアンはスペインの伝説的な放蕩貴族がモデルになっているそうだが、この劇では複雑な性格を持っており、その点がこの劇に奥行きを与えていると思う。とは言え、難しい内容ではなく、テンポのいいコメディーとして楽しめる。次から次へと女性に目移りしてしまうドン・ジュアンが、気まぐれに騎士道精神を発揮する場面が面白かった。ドン・ジュアンの悲惨な死に方は哀れなものだが、ここにモリエール一流の皮肉がこめられていると思う。
★96 - コメント(0) - 2015年3月21日

デカルトの懐疑主義を過激にしたのがドン・ジュアンの人物像と言えようか。4足す4は8以外には何物も信ぜぬと嘯き、神も医学も鼻で笑う。その延長線上に愛の永遠あるいは一夫一婦制への不信があり、その女性遍歴は確信犯的。何も信じないのに少しも虚無的でなく、すべてを笑い飛ばす陽気さ。デウス・エクス・マキナのような石像の登場による結末は唐突かつ不自然で、説得性がないが、そういう結末だからこそリアル。それが教訓であるよりも反語である所以だろう。スガナレルの最後のセリフが主人の死を茶化すことで、教訓劇であることを免れる。
★17 - コメント(3) - 2015年2月14日

モリエールの三大性格喜劇のひとつ、もて男の話である。 なぜ、こんなにモテるのかまったくわからないので、まったく面白くもない。 ひたすらモテる。
★7 - コメント(0) - 2015年2月2日

ドン・ジュアンの無神論者ぶりに注目。『タルチュフ』の偽信者ぶりといい、こうした輩が多かったのだろう。しかし「地獄へ通じる道は多いが、出る道は一つもない」(ドイツの格言)のであり、あらゆる楽しみを味わいつくした快楽主義者ドン・ジュアンは「地獄落ち」 になるのである。
★4 - コメント(0) - 2014年11月15日

再読。やはり面白い。雑だけど熱がある。時代性を自身の内に取り込んで、その一番先鋭的な部分を行動レベルにまで落とし込んだのが誘惑者。
★3 - コメント(0) - 2014年10月26日

ラスト妙に感動した。
★3 - コメント(0) - 2014年9月21日

仏文やってる(はずの)身としては原文読まないとダメなんだろうなと思いつつ読了。神の罰が、とか石像が動くとかの超常現象について、神がガイド的位置の役割を果たしてるのが面白い。絶対の審判者ではないというか軌道修正なり導きなりのある程度の人間への許容が感じれる気がする。貧者に呪いの言葉を言ってみろ!言ったら金貨をやる!と迫るシーンで、言うくらいなら死んだがマシだわーと貧者が返すあたりに、ガイドもそうですがこの物語中の神は大いなる母的なニュアンスを含んでる感じがします。レポートとか書いたら面白そうです。
★8 - コメント(1) - 2014年9月13日

主人公のドン・ジュアンは単なる女好きではなく、無神論者であり且つ終盤では偽善者にもなるのであり、近代的性格を持つと言える。自らの信念のみに従う彼を魅力的だと感じる場面もあった。この作品は当時も好評を博した一方で、宗教的方面から非難され上演を阻止されたというのも当時の世相を反映しているのではないか。
★3 - コメント(0) - 2014年8月10日

仏文学史の授業を受けて読み始める。主人公のドン・ジュアンの快楽主義っぷりが読んでいてとても気持ちいい。けれどもよくよく読んでいくと、このドン・ジュアンってまんま現代人なんじゃ...という気がして怖くなってくる。喜劇という形式に載せて近代人の無神論的・快楽主義的精神を皮肉った作品。 /*ドン・ジュアン「偽善は流行の悪徳だし、流行の悪徳ならなんでも美徳として通用するんだ」
★6 - コメント(0) - 2014年8月7日

大元はスペインの伝説らしいのだが、この主人公は作家たちの創作意欲をそそるようで、バイロンやアポリネール、そして、より人口に膾炙したところでは、ダ・ポンテ原作によるモーツアルトのブッファの最高傑作『ドン・ジョヴァンニ』などがあげられる。そうした中で、モリエールは先駆的な位置にいるのだが、17世紀という時代にあって、まったく神をも畏れないドン・ジュアン像の造型は時代を大きく先取りするものであっただろう。もちろん、モリエールは観客や社会に配慮して、ドン・ジュアンに鉄槌を下し、地獄に送り込んではいるのだが。
★171 - コメント(3) - 2014年7月22日

ドン・ジュアンは、己の欲望に忠実であり、無心論者である。ここに「近代的」な人間像が映し出されているのだろう。凝り固まった科学的思考の持ち主って感じ。非常に近代的。モリエールは彼にこのような性格を付与したわけだが、それが彼を殺すことになる。作者は彼のような人間をどのように見ていたのか。作者の思想みたいなものにもっと触れてみたいと思った。C
★4 - コメント(0) - 2014年4月13日

こう言う人間は大好きだし憧れもする……と言うと何だか疑われそうだが無い物ねだりと言う事で一つ。「りっぱに殺しておいたではないか?」に笑ってしまった人はいると思うし笑いどころの一つのはずだが「りっぱに」という一言の解釈でキャラクターの深さを窺える事に感動。この手袋投げつけて決闘の合図とか、日本だったら仇討とか思い浮かぶが、女を取り合って決闘ってところがいかにも臭い。トニオクレエゲルでdilettanteに吐き気がするみたいな言があったのだけど個人的にdilettantismは重要なのでこの話は良い見本。
★8 - コメント(0) - 2014年3月1日

戯曲ということで、その研ぎ澄まされた台詞の妙というか、罰当たりな会話の愉しさを大いに味わっていると、落ちでいささかぎょっとさせられてしまう。もっともらしく教訓めいた神罰から漂ってくる、この皮肉で冷笑的な眼差し、好きだなあ。作品解説に目を通し、当時の執筆状況を踏まえたうえで読み直すと、また一層味わいが増すようでもある。
★9 - コメント(0) - 2014年1月9日

偽善について述べている部分に佐草の洞察の深さを感じる。プロットはなんだかいまいちだけど、キャラクターが魅力的。
★4 - コメント(0) - 2013年10月31日

シンプルな話かと思ったが、読んでみると人生の深淵を覗き込むような思いがした。悲劇と喜劇の奇跡的な混交。
★5 - コメント(0) - 2013年10月29日

蛟堂報復録の5に出てきていて、原作が気になったので読んでみました。ドン・ジュアンは基本的には困った人ですが、何があっても自分の考えを曲げず貫き通すのはすごいと思います。スガナレルが、苦労人…。
★5 - コメント(0) - 2013年4月29日

自分自身の欲望に忠実すぎる主人公が、必然的にたどる破滅への道… この筋立て自体は先達の芝居を踏襲しているそうだが、人物造形の肉付けはモリエールのオリジナルだとか。いくら先達の作品があるとは云え、これを読むと、多面的で厚みのある本作の主人公なればこそ…の筋としか思えなくなる。こういう点に、著者のストーリーテラーとしての才を感じざるを得ない。
★5 - コメント(0) - 2012年11月29日

痛快である。とにかく展開が速い。プレイボーイの話なのだが、愛欲・性愛といったことをテーマの中心に据えていない。むしろ、口説き落とすまでの数々の美辞麗句を並べた台詞が面白い。事実、一度好いた女を口説き落とせば、その後の成り行きは詳しく描かれていない。人生におけるその時々の衝動に突き動かされ、自らの心に忠実に生き抜く人間の生き方に作家の関心があったのだろう。ドン・ジュアンは現代風に言えば、口八丁手八丁で目的達成のために手段を選ばない人物である。しかし、そのたくましさに読者は魅了されるのである。
★7 - コメント(0) - 2012年11月15日

勢い任せ。相当いじめられただけあって、やはり偽善を描いているときのモリエールがいちばん輝いている。
★4 - コメント(0) - 2012年10月31日

ドン・ジョヴァンニのオペラのために。会話のやり取りや、取り違えがとても面白かった。ドン・ジュアンがとても魅力的に描かれていると思う。 雷がっていうのは、(不謹慎だけど)やっぱり一番神の裁きっぽい終わりなきがする。
★4 - コメント(0) - 2012年9月10日

なんだかんだ言って一生に一度ぐらいドン・ジュアンみたいにモテまくり……っていうと語弊なあるか、女の子からモテモテになってみたいじゃないですか!!
★6 - コメント(0) - 2012年8月20日

神殿?廟?の中で石像が建っている場面が妙に印象に残っている。 流れが分かりやすく夏らしいさらさらとした話だった。
★4 - コメント(0) - 2012年7月23日

無神論者で煩わしさを回避するために周囲を混乱させる言葉を振りまき、放蕩の限りを尽くすドン・ジュアンとそんな旦那様にあきれて苦言を申し上げるものの我が身かわいさに見逃してしまうスナガレル。どちらの心も本当でモリエールは人間の心は一つに規定できず、様々な感情や思いが役割として混じり合いながらも共存している混沌さを表したかったのではないかと思います。
★24 - コメント(0) - 2012年6月25日

オチが!笑 てか舞台でやったら派手で楽しいやろな。
★5 - コメント(0) - 2012年6月19日

「神々は渇く」を読んでいたらドン・ジュアンが出てきたので読んでみた。面白い。ドン・ジュアンと従者スナガレルの掛け合いも面白い。ギャグマンガの原型みたいな感じ。「危険な関係」を想い起こした。このドン・ジュアンは無神論者の自由人で確かに近代的だ。無神論者で神の奇跡も亡霊も信じない点がポイントなんだろうな。
★14 - コメント(0) - 2012年6月16日

こういった脚本のような物は初めて読んだが面白かった。ドン・ジュアンが揺るがない事もそうだが、召使いのスガナレルというキャラクターもよかった。
★4 - コメント(0) - 2012年3月31日

シェイクスピアの方がセンスあるくない?
★3 - コメント(0) - 2012年2月13日

ドン・ジュアンの 評価:60 感想・レビュー:59
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