ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯 (岩波文庫)

ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯 (岩波文庫)
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ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯はこんな本です

ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯の感想・レビュー(69)

☆☆☆☆
- コメント(0) - 3月22日

なかなか満足な食事が与えられず、主人の持つ一切れのパンを手に入れるため日夜権謀術数を駆使しなくてはならない。この食料取得計画が物語のほとんどで、大人を出し抜いていくのが楽しい。何しろ最初に盲目の説教師に仕えた段階で、「悪魔よりちょっとばかり利巧でなくちゃならん」という人生の基本的な態度を覚えたのだから。 その後もろくな主人に巡り合えないまでも賢く立ち回る生き様は、まさに当時のスペインのみならず人間世界に共通のもの。このリアリズムが人気の秘密だろう。
- コメント(0) - 1月7日

ギャグ漫画か?というほど主人公ひどい目にあいまくり。ボコボコにやられてて不死身?昔の時代生き延びるのは大変だ、今だって大変なんだけどね。
- コメント(0) - 2015年9月23日

面白い。少年ラサーロが様々な人物に仕えたエピソードが語られていく。その語り口は冷笑的ではあるがあっけらかんとしていてどこか明るい。登場する人物、つまりラサーロが仕えた人物は一癖も二癖もある人間ばかりで、その強欲さや見栄っ張りな行動にはつい笑ってしまう。だが、ラサーロ本人も御し難くしたたかな人間として描かれている。当時の風俗もそこかしこ描写されているところも興味深い。スペインで爆発的に売れ、ヨーロッパでピカレスク小説が流行するきっかけとなったこともうなづける傑作である。
★1 - コメント(0) - 2015年8月21日

『スペイン ゴヤへの旅』の中丸先生がその中で絶賛してたので文庫本でたった110ページ程度ということもあって読んでみた。 この文庫版自体初版が1941年で古い作品なんだなーと思ってはいたがまさか16世紀の半ばとは。当時のスペインの下層民の暮らしぶりがありありとわかる。ヨーロッパで一番乞食が多い国というのも流石だな。ところで大阪市立中央図書館で借りたこの本、発行が1990年で電子化以前の図書館カードがまっさらのまま書庫に眠ってたっぽいんだけど、これもしかして25年経ってようやく私が初めて読んだのかな・・・w
★3 - コメント(0) - 2015年6月12日

ピカレスクというのを初めて聞いたのでその源流と言われているこれを読んだ。悪漢小説といっても凶悪犯罪者の物語ではなく、曲者揃いの主人たちのもとで貧しくも強かに生きる召使いラーサロの主に少年時代が淡々と語られる。さりげないセリフにはっとさせられることが多い。
★2 - コメント(0) - 2015年6月6日

16世紀スペインの底辺小悪党列伝.楽しい.
★21 - コメント(0) - 2015年6月6日

読んだ時腹が空いていたので主人公にやたら共感してしまった。司祭の不品行の余録による「幸運」というのは、当時のリアリティだったのか、それともそれ以外の事で幸運を使うのが「ありそうもないこと」だったのか。
★2 - コメント(0) - 2014年9月24日

再読なんだけどこういう締めくくりだったとは覚えてなかった。感慨深い締め
- コメント(0) - 2014年5月19日

37頁の呪師。呪いで病気を直す。特に恐水病を唾液で直したという(115頁訳注(9))。恐水病とは、現代の狂犬病とのこと(広辞苑)。へぇ。唾液では治らんだろうなぁ。
★11 - コメント(0) - 2014年1月31日

「一人が食べないものでも、他の者はそれが無性に食べたいという始末でございます。だからある方にとって、取るにたらぬことがらが、他の方々には、けっしてそうではないということが見うけられるのでございます。」
★1 - コメント(1) - 2014年1月7日

ピカレスク(悪漢小説)のはしりともいわれる作品。ディケンズやサッカレにも大きな影響を与える。強烈な写実主義と主人公が抱く冷笑的さを表面に出さず無邪気さを表に出している描写など。
★3 - コメント(0) - 2013年12月13日

何十年かぶりの再読です。作者不明ながら非常に評判になった小説で悪漢小説とでもいうのでしょう。少年がどんどん主人を変えていき、様々な当時のスペインの生活などを活写しているさまは劇か映画を見ている気持にさせてくれます。小冊子ですが傑作だと思います。
★7 - コメント(0) - 2013年11月15日

確か小林信彦が「おかしな男」か何かで触れていたので、いつか読もうと思っていた本。面白すぎるでしょ、これ。本文は140ページもない。
★1 - コメント(0) - 2013年3月25日

すごい苦しいのに淡々と進む感じに惹かれる。
★2 - コメント(0) - 2013年2月26日

バフチンがピカレスク小説の初期のものだと言及していたから読んだ。ドン・キホーテが世に出た後の作品。ピカレスクという感じではないような。
★2 - コメント(0) - 2012年10月12日

ss
卒論関係で再読。ピカレスク。
★1 - コメント(0) - 2012年7月16日

不思議な魅力があります。
★1 - コメント(0) - 2012年6月9日

第4話が極端に短く「お話はいたしませんが、そのほか些細なことで、わたくしはこの修道僧のもとを出てしまったのでございます。」で〆られているが、その些細なことが知りたい。作者不明のこうした物語が今に伝わって、コーヒー一杯の価格で読めることの幸せを覚えます。訳もこなれていい。
★2 - コメント(0) - 2012年6月7日

課題の為に、と読んだ本だけどなかなか面白かった。物語としてはどうかと思うほど話を端折る部分もあるし、小話しかないけれどそれでも惹きつけられるのは、ラサロ少年と悪い主人たちとの掛け合いが面白いからに他ならない。いや~、予想外にさらっと読めました。ほら、古い文学って難しいイメージがあるじゃないですか^^;
★2 - コメント(0) - 2011年9月10日

ふと読みたくなるピカレスク・ロマン。小僧ラサリーリョが読者に「旦那」と呼びかけながら、身に降りかかった災難や幸運を語りかけてくる。何の衒いもない小噺ばかりだが、妙に惹きつけられてしまうのである。
★2 - コメント(0) - 2011年2月15日

D
ピカレスク小説の元祖。とぼけた悪者たちが軽妙に描かれる。楽しい。
★1 - コメント(0) - 2011年2月10日

16世紀半ばに人気を博した作者不明のピカレスク小説。物語の筋が過去から現在へと一直線で語り手以外に話をまたいで登場する人物がいないから、文章が少し古くとも(第1刷1941年,1972年改訳)読みやすい。自分の身の上を相手に語りかけるように書かれているので、過去の出来事がいいくら酷くても安心して読めるのがいい。今まで仕えた主人をそれぞれ一話使って書いてあるが、第一話と第二話は主人がけちなのでいつも空腹なのでラーサロは食うために知恵を使っているから、主人との知恵比べみたいになっているのが面白い。
★2 - コメント(0) - 2009年12月12日

16世紀にスペインで出版された、作者不詳のピカレスク小説だそうです。親に捨てられた貧しい少年が、クセのある様々な主人に仕えて苦労をしつつ、彼なりの幸せを掴む話。荒削りなユーモアや皮肉からは、当時の大衆文化のパワーを感じます。
★3 - コメント(0) - 2009年10月11日

油断してました。面白いです。昔の本だというのがちょっと信じられません
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