映画とは何か(上) (岩波文庫)

映画とは何か(上)の感想・レビュー(79)

カイエデュシネマ首謀者、ヌーヴェルヴァーグの父。映画を変えた男の評論集ということで期待パンパンで読んだが、さすがの名著。全く裏切らない。藝術への絶対的な信頼、いや、信仰に支えられた精神は、映画に向けて至上の愛を注ぎながらも、絵画・小説・演劇・写真を決して貶めない。各ジャンルとの差異を明確にしながら、共存による更なる進化を夢見る。モンタージュの否定的側面を描き出し、サイレント原理主義を反駁する言葉は今読んでも鋭い。現代に生きていたとしても、バザン先生ならこう言うだろう。「映画はまで発明されていない!」
★12 - コメント(1) - 1月22日

映画草創期を生きてきた著者が語る映画論。正直知りも分かりもしないし、見たこともない映画の話ばかりなので、理論的な事しか頭の中に入る余地がなかった。 映画が映画である独自性。文学や演劇などとの違い、個人的には絵画とも違うのだろうが、と言う映画のフィーチャーや、ピカソ、ベルグソンなど20世紀を代表する偉人達、この方たちより流れ出たアイデア、有用性を含む映画の見方、僕はこの二つが単に面白みとしてワクワクする要素だった。 その他は映画の映画らしさ。映画の世界独自の世界、などで構成されている。
★2 - コメント(0) - 1月17日

映画批評のベースとなる本。いわゆるアート系映画がそれなりの認知をされている今よりもずっと、このような批評は求められていたと思う。
★2 - コメント(0) - 2016年11月5日

再読。「写真映像の存在論」「完全映画の神話」「禁じられたモンタージュ」「映画言語の進化」、この四つの論考には貴重な時間を費やしてでも読むだけの価値がある。映画を「観る」だけでは満足できぬ人には必読の名著。
- コメント(0) - 2016年9月25日

EAB
映画誕生から半世紀。カイエ・デュ・シネマで評論していたバザンの映画への可能性の考察がういういしくすらある。このあとのヌーベルバーグってまんまインディーゲームのムーブメントとダブるしな
- コメント(0) - 2016年9月13日

どこまで信用すればいいのかわからんが、見たい映画が増えたのはいいことなのか悪いことなのか。もうキリがないよ…
★1 - コメント(0) - 2016年3月22日

写真は時間に防腐処置を施し、腐敗作用から時間を守るだけである。 カイエデュシネマの創始者、アンドレバザン。裁かるるジャンヌ、田舎司祭の日記、ゲームの規則など紹介された作品は、現在でも古典の名作として位置づけられている。 このような鑑識眼がゴダールやトリュフォーなどヌーベルバーグの礎となったのであろう。
★4 - コメント(0) - 2016年1月29日

『カイエ・デュ・シネマ』の創刊に関わり同誌を率いたアンドレ・バザンの批評集。初読。映画のみならず、絵画や演劇にまでスコープ広く語られるその論評が刺激的。本書を読むとルノワール、ブレッソンやタチらの評価は当時から既に確立していて、その後の映画評論において新しい視点とか別の評価はあまりなかったのかなとも感じる。下巻も楽しみ。
★3 - コメント(0) - 2015年12月21日

バザン先生。映画とは何かについてだったのに、読み終わったら演劇や絵画についても理解が深まった気がする...!とりあえず作中に出て来た映画数本を観てみようと思う。
★2 - コメント(0) - 2015年5月22日

「禁じられたモンタージュ」「映画言語の進化」が特によかった。ほぼこの辺りしか読んでないのだから当然だ。映画特有の現実性についてが主なテーマだと思うが、なるほどと腑に落ちることが多かったです。どうしてあれはよかったのかなあとか、またはダメだったのかなあということを、言語化できそうな気にさせてくれる。でもそれを基準にしだしたら、ただのアホだが。とにかく『ネクロ~』に触発されて久々に観た『食人族』は、泣けるほど悲惨だったよ、その意味でこの本の検証に最適だったよ、昔の俺を見つけたらぶちのめしてやりたいよ、ブン!
★2 - コメント(0) - 2015年4月15日

映画をあんまり、観ていないのにこういう評論に手を出してしまいましたf^_^;でも映画鑑賞のきっかけになった大好きな『駅馬車』にモーパッサンの『脂肪の塊』と対比されていたのが嬉しかったです。
★13 - コメント(0) - 2015年4月8日

写真や映画が今までの芸術と全く異なっていたのはそれが現実の模倣、イメージではなくフィルムを感光させて作られる現実の「痕跡」だという点にある。映画は決して近代の産物ではなく現実世界の再現という古来からの夢、完璧な痕跡を求める途上にあり、デクパージュとしての映画とは別にリアリズムとしての映画がそこで志向される。だけど「完璧」な「痕跡」というのはそもそもあり得ない。バザンのリアリズムは決してリアル=現実ではなく、むしろ現実が自らの手によって破壊された後に成立する神話、あの一頭の白い馬なのだ。
★2 - コメント(1) - 2015年4月2日

1975年フランス。非常に面白い。昔の名作の紹介ではなく、映画とはそもそもどういった存在なのかについて考える。映画は決して新しい芸術ではなく、数千年前から潜在的にあった「完全な映画」への道を塞ぐ、各種の技術的問題が取り除かれてきた歴史であるとか。『ブーローニュの森の貴婦人たち』が実はディドロの『運命論者ジャック』から台詞をコピペしているとか、小説と映画、演劇と映画、絵画と映画との関係についても詳述されている。あの時代のフランス映画ってこういうとっかかりがないとちゃんと観れないな。
★11 - コメント(0) - 2015年3月23日

【BOOK(2015)-051】!!!!!!!
- コメント(0) - 2015年3月20日

デクパージュに手厳しい
★1 - コメント(0) - 2015年3月11日

映画と、文学や演劇などといった他の芸術との距離感をつかむのになかなか良かった。下巻も待ちたい。
★1 - コメント(0) - 2015年2月24日

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