ユーゴスラヴィア現代史 (岩波新書)

ユーゴスラヴィア現代史 (岩波新書)
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ユーゴスラヴィア現代史 岩波新書巻はこんな本です

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ユーゴスラヴィア現代史 岩波新書巻の感想・レビュー(215)

ユーゴの中身ではなく、その始まりと終わりが重点的に取り上げられる。ユーゴ紛争の原因は民族意識の高まりというより経済的事情による部分が大きいという主張。
★3 - コメント(0) - 3月21日

大学生の息子の本棚から。全く良くわかっていない分野を知る為にトライした一冊。うーん、複雑だった。当時の内戦も著者の記す様に日本に住む私にとっては「よくわからない地域の、所詮よそ事」という感想だった。宗教はさておき、言語や使用文字が全く違う民族が隣に暮らしているという感覚が、島国にいる私達には、現代において、まず、理解できないと思う。しかし、一つだけわかった事は、経済状態が何より優先される重大事項だということ。それが紛争の隠れた、いや、本当の鍵になるのではないだろうか。
★10 - コメント(0) - 1月11日

★★★
- コメント(0) - 2016年12月20日

ユーゴスラビアは昔から分かりにくいと思っていたが、やはり複雑で難しい。まとまれば良い訳ではないが繰り返す内戦と近親憎悪に近い感情は変わらないのか‥‥
★5 - コメント(0) - 2016年8月30日

チトーとその死後のユーゴスラヴィアの混乱を概観的に知りたくて購入。米原万里がしつこく書いてる、セルビア悪玉論には政治・宗教・文化的な悪意を感じる、という視点ももちろん活かされている。(研究者としては当然か。)社会主義国の中では先進的で、多様な国家が築かれていたとされるユーゴスラヴィアが、ソ連崩壊後は、真っ先に分断されてしまうというのがあまりにも皮肉。冷戦終結後の民族紛争の先行事例になってしまったのが悲しい。少し古いが良書。ただ、手元にバルカン半島の地図を用意しながら読むことをおすすめする。
★5 - コメント(0) - 2016年8月12日

多様性と豊潤とアイデンティティは、裏を返せば、エゴイズムと対立と破壊に繋がる危険を孕んでいる。昨今のウクライナ情勢やイギリスのEU離脱問題、保守政党の躍進と絡めて、この地域の未来を展望するには最良の一冊。
★57 - コメント(0) - 2016年7月3日

6つの共和国から成り立っていたユーゴスラビア。内戦や差別が続く中、社会主義となり「民族や宗教を越えた平等」を掲げ、単一国家を目指し、新たにユーゴスラビア人の形成を図るが失敗し、崩壊していく。強大な敵がいるときは共闘もできたが、いざ連邦としてまとまろうとすると民族間の問題が噴出し、民族主義団体が反乱を起こしたり、貧富の差や差別感を抑えきれず怒りが爆発して暴動がおきる。まさに血で血を洗う状態。現代だけでなく近代の歴史の章もあるのでより問題の深さを感じることができた。
★10 - コメント(1) - 2016年4月9日

世界情勢に翻弄されてきたユーゴスラヴィアの歴史が理解できました。第二次大戦中のナチス対パルチザンという構図が実は米英ソの思惑やパルチザンと敵対する亡命政府やもう一つの反抗組織チュトニクなど複雑に入り乱れていたことがわかります。
★9 - コメント(0) - 2016年2月6日

複雑すぎる。ユーゴの相関関係が。彼らは彼らの正義に生きる。一見解決したかに見えるユーゴ解体の過程に際しても、少なからず新たな揉め事の種がばら撒かれていることは忘れてはならない。解体されてもなお、規模は小さくなったとはいえ、諸民族が混生している状況には変わりないのだから。
★1 - コメント(0) - 2016年1月31日

旧ユーゴスラヴィア諸国における(近)現代史を概観するのに役立つ。コソヴォ事件の発端が「あまりのメシの不味さ」に怒り狂った学生による暴動、というのが笑えない。
★8 - コメント(0) - 2016年1月21日

社会主義国の崩壊が続いた'90年代だったが、ユーゴは他の国々と違うイデオロギーで崩壊。現代でも様々な国で州が独立を掲げていたり極右が台頭してきたりと変化の中にあり、この本から学べることは多かったです。
★2 - コメント(0) - 2015年12月27日

昔地図帳には旧ユーゴスラビアとだけ書かれていた記憶。こんなにも複雑に民族が入り交じっていたとは知らなかった。客観的で堅実な説明が良かった。第二次大戦後のチトー政権時は第三諸国の社会主義国という稀な立場が成立していたことを知った。自由主義化から民族主義の高まり、紛争への流れは多民族多宗教多言語国家の難しさを感じた。富む西側と貧しい東側の構図もあり、せめて経済的豊かさが行き渡れば紛争はある程度避けられたのだろうかと思った。民族の違う隣人が時代を経て敵になる当事者の気持ちは、日本にいると非常に想像が難しい。
★6 - コメント(0) - 2015年10月21日

バルカン半島が火薬庫たる由縁の本。 多民族地域が大国に翻弄されることで歴史が生じることが論じられている。 ユーゴスラヴィアの各勢力の政治的意図は慎重に排除されており淡々と出来事を綴るため、フェアではあるが、理解は深まらないかもしれない。 自意識の曖昧な民族の混合が泥沼内戦の主な原因という論旨。 難点は文章が汚いこと、主語や目的語が省略されること、時系列がスイッチバックしながら論じられること。
★3 - コメント(0) - 2015年9月27日

古くは神聖ローマとビザンツ、第一次世界大戦が終わるまではハプスブルクとオスマンと様々な文明が交差する旧ユーゴの近現代史。歴史を紐解くと、ナポレオン戦争によるナショナリズムの時代→スラブとしての共通意識→露土戦争におけるパンスラヴ主義→バルカン戦争を契機にセルビアが南スラヴ解放の盟主→第一次大戦後旧ユーゴ成立→第二次大戦時には東欧各国がナチスに占領若しくは枢軸国となる中、パルチザン戦争で抵抗、指導者はティトー→戦後東欧諸国がソ連の傀儡国となる中、ソ連と対立→コミンフォルム追放→独自の自主管理社会主義を確立。
★10 - コメント(1) - 2015年9月1日

書名とはいえ、20年前の本なのでしかたなし。ハプスブルク帝国崩壊以降はどうしようもなく混沌の時代となり、現在に至る。
★2 - コメント(0) - 2015年8月18日

南スラブ各民族の近代の歴史からユーゴ成立とその分裂(1996年まで)が描かれています。何故、ユーゴ連邦国がつくられたのかがこの1冊を読むことで理解できます。バルカン民族問題について少しずつ勉強していくつもりです。
★1 - コメント(0) - 2015年5月12日

諸国の歴史的成り立ちと、内戦に対する冷静な分析が読みやすくわかりやすい。
- コメント(0) - 2015年4月22日

近代の南スラブの歴史からユーゴ内戦まで。内戦に関しての分量は少なめだが、第二ユーゴまでの大まかな筋を辿るにはもってこい。冷戦時のユーゴスラビアの特殊性も分かりやすい。
★2 - コメント(0) - 2015年2月22日

ユーゴスラヴィア解体の混乱が冷めやらぬうちに書かれた同時代史的な概説書。「現代史」と銘打っていて実際に第一次世界大戦以後のユーゴスラヴィアの歩みに大きな頁が割かれているが、前近代の状況もざっくり整理されている。第一次世界大戦を機にユーゴスラヴィアが成立した時から、セルビア人とクロアチア人との軋轢があり、チトー政権下でも薄氷の上を歩むかの如き緊張関係の中で「ユーゴスラヴィア」という国家は成立していた。ユーゴスラヴィア人という新たな民族を創るという試みの挫折に、エスニック的なものの強固さを感じた。
★5 - コメント(0) - 2015年1月18日

トルコ帝国、オーストリア=ハンガリー帝国時代から現代までのバルカン半島の歴史の勉強になりました。ウクライナでも悲劇は繰り返されてしまうのでしょうか?歴史から学ぶ事は多いと思います。
★2 - コメント(0) - 2014年5月18日

クロアチアに旅行にいくので。あの時代に生きていて内戦の経緯をほとんど理解できていないので、ちゃんと勉強しようと思った。民族浄化と内戦から20年もたっていないかと思うと、旅行にいくのも少し怖くなる。今は治安もいいけれど、その国にいる人たちが憎しみを忘れるにはまだあまりに時間が足らない気がする。ボスニアはすぐ隣だ。近代からの歴史をたどっていくと、とてもきれいごとをならべて彼らを非難することはできない。とくに、国境も民族も宗教もなんともわかりやすい日本人からしてみれば。考えさせられたし、旅行前に読んでよかった。
★3 - コメント(0) - 2014年5月9日

再読。嗚呼、嘆息するのみ。幸運にも近しい価値観を持った人間が大多数を占める日本では、異文化共存なんて言うとまるで強者が弱者に与える哀れみのような感じがします。でも、本当に対等な関係による異文化共存というのは憎悪と恐怖を噛み殺しながらする握手であり、綺麗事では済まされない命と尊厳のかかった営みの積み重ねなんだと思います。戦後すぐの混乱期や外国から労働力を調達しようと言っている昨今の状況を見ると、およそ他人事だとは言えないでしょう。事、そこまで大きくなくても、帰属意識の単一化による醜態は今そこにある問題です。
★4 - コメント(0) - 2014年5月7日

ふくろうの本「図説 バルカンの歴史」を読んで以来、この地方の歴史が面白くて少しずつ読んでいる。これらを読んだ後に「映像の世紀 民族の悲劇果てしなく」を見ると、「ああ、この時はこっちが追われる方なのか」と淡々と見られるようになる。
★1 - コメント(0) - 2014年3月31日

「ドキュメント 戦争広告代理店」とあわせて読みたい
★5 - コメント(0) - 2013年9月26日

1990年代初頭に起こったユーゴ紛争では、マジョリティのセルビア人が、マイノリティのクロアチア人とムスリム人を迫害するという図式=セルビア人悪玉論が巷間の俗説であり、私もそのような印象をもっていた。しかし、その言説はカトリック教国であるイタリアなど、クロアチア人寄りの西欧とアメリカのメディアが作り上げたものであり、実際はクロアチア人もムスリム人もセルビア人も互いに残虐行為を働いた凄惨な戦争であったことが詳説されている。
★2 - コメント(0) - 2013年9月15日

民族と宗教などが混じり合った世界それがユーゴスラヴィアだった。日本からみれば、単なる地域紛争だったかもしれないが、世界を縮小した地域であったことがうかがえる。自分たちが自分たちの正義を貫き合った20世紀。なんか悲しくもある戦争であり、地域である。
★9 - コメント(0) - 2013年6月23日

映画『アンダーグラウンド』を観てどうしても気になって購入。世界がひとつになるなんて夢のまた夢。同じ顔にほぼ似た言語でも憎しみあい殺し合う。決して遠い国の話ではない。日本にだってそうなる日が来るかもしれない。
★8 - コメント(0) - 2013年4月29日

「スラブ叙事詩」にチェコ人とスラブ同胞、人類の幸せを祈ったミュシャはこの惨劇をどう思うだろうか。大同小異でまとまっても崩壊?共通の敵がいないとダメ?なんて思ったけれど、多民族からなる統一国家を単一民族による国民国家としたのがそもそもの間違いという意見に納得。決め付けが生む反発、軋轢。経済格差による対立を激化させたのは政治。憎しみを生む原因に類似性があることを少し意外に感じたが、いや、確かに。逆に些細な違いが気になる。日本とアジア諸国も、ある意味そうか。広い視野を持てるように。「一義的」に陥らないように。
★5 - コメント(1) - 2013年4月18日

生まれを決め付けて殺し合うクールな糞壺はこうして生まれた
★1 - コメント(0) - 2013年4月15日

8/26読了。民族問題というのは単一民族国家を信じて疑わない日本においてはピンとこないところがあるが、世界のあらゆる紛争において重要な要素だということで、その方面のアンテナを強化していこう
★3 - コメント(0) - 2012年8月26日

なぜかサラエヴォ事件の詳細が違う。例えば、大公の乗っていたのは馬車じゃなくて自動車だと別のところで読んだ覚えがあるのだが。
★2 - コメント(3) - 2012年8月2日

異なる民族、異なる文化が柔らかく混じり合うなんてことは幻想なんだなあと改めて思った。それらが出会うときには不和があり軋轢があり争いがある。ユーゴスラビアは地理的にも宗教的にも、その手の軋轢が表れやすい場所なんだということも解る。無理やりで歪な統一化は更に歪みを強くし、将来に争いの種を撒き散らしただけだ。政治やくだらないイデオロギーの為に一般人が犠牲になってはいけない。それらは人の為に在るモノなのにその為に争うようになったなら本末転倒だ。世界が平和になりますように。心からそれだけを願う。
★5 - コメント(0) - 2012年5月4日

前回はクロアチアにフォーカスしてたが、今回はその周囲、ユーゴスラヴィア全体の概説。いろんな国のいろんな利害が複雑に絡みあってて興味深かった。タクティクスオウガのよう。楽しみになってきました!
★1 - コメント(0) - 2012年4月22日

乱暴な言い方をすれば「地表に遍在する民族紛争の一つ」程度にしか思っていなかったユーゴスラビア問題だが、この本を読んで、ローマ=カトリック圏・東方正教圏、あるいはイスラーム圏といった文化圏の境界部分に位置したという地政学的状況や、WWI後のヴェルサイユ体制で西欧側から与えられた“上からの”民族自決権(というのも、この本を読むまでは手放しで民族自決という概念を神聖化していた)によるいびつな統一状況による複雑化があったのだということを初めて理解した。
★4 - コメント(1) - 2012年1月16日

この本を理解する為の素地がなかった。
★3 - コメント(0) - 2011年10月24日

1996年出版なので少し古い本になりますが、自身のユーゴに関する知識がゼロに近かったので参考になりました。民族、文化の共存がいかに難しいかを思い知らされますし、一般人が政治、イデオロギーのために生活を奪われる現実に暗澹とします
★5 - コメント(0) - 2011年10月22日

冷戦史研究の補足資料として使用しました。火薬庫と言われたほど入り組んだ民族のモザイクや、外国勢力が複雑に絡んでいたユーゴの難解な諸問題も、本書での言及は大まかな概要までに抑えられており、それらの複雑な問題を、まるで絡まった毛糸の玉を一つ一つ解すようにわかりやすく解説している。民族問題、南欧史の入門書としても有効。チトー政権はいかにしてコミンフォルムから追放されたのか、冷戦期の東欧における共産主義は、米ソにとってどのような位置づけだったのか?これを期に、ユーゴという特種な地域にもっと踏み込んでみたくなった。
★4 - コメント(0) - 2011年9月11日

あまりにも複雑でどこから手を付けて良いか解らないユーゴ情勢を、こつこつと丁寧に追ってくれるので、思ったより苦なく読み通すことができた。この本を入口として、少しずつユーゴについての理解を深めていきたい。
★5 - コメント(0) - 2011年7月22日

ユーゴスラヴィア現代史 岩波新書巻の 評価:50 感想・レビュー:45
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