自負と偏見のイギリス文化―J・オースティンの世界 (岩波新書)

自負と偏見のイギリス文化―J・オースティンの世界 (岩波新書)
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自負と偏見のイギリス文化―J・オースティンの世界 岩波新書巻はこんな本です

自負と偏見のイギリス文化―J・オースティンの世界 岩波新書巻の感想・レビュー(127)

若い時には、J・オースティンの作品はちょっと高尚な恋愛小説と思っていた。何十年たって、読む度にいろいろな発見があり、今回、本書を読んで「そうそう、その通り」とうなずくところの多い本だった。ジェイナイトっていうのがあること、初めて知った。
- コメント(0) - 2月10日

読友さんのレビューを見て興味を持ちました。オースティンは好きで結構読んでいましたが、知らないことが多かったです。作中でも間違う人が多いと指摘されてましたが、てっきりヴィクトリア朝の人だと思っていました。その前のリージェンシーを生きた人なんですね。『ブリジット・ジョーンズの日記』がオースティンの作品を下敷きにしているのも知りませんでした。今度読んでみようかな!
★34 - コメント(4) - 2016年10月21日

再読。「高慢と偏見」の最後、それまで会話で進んでいた物語なのに、そうではなくなるあの場面。オースティンってうまいなぁ…と思っていたけど、ああ、やっぱりそういうことだったのかと腑に落ちました。
★4 - コメント(0) - 2016年10月9日

禁欲的なヴィクトリア王朝時代に比べて、その手前に該当するジョージ四世崩御までの摂政時代はその放蕩ぶりや自由さ流動性が現代により近かったこと、当時の結婚戦略や階級の実態と意識、といったことがわかってしまえばオースティンの描く世界は生々しいまでにリアルな、よくいる人々の姿である。オースティンはリアルな描写を得意とする女流作家というタイプであり、さながらイギリス版の紫式部といったところか。結果的に人生を台無しにする行為や発想を徹底的に茶化すこととリアルの追及が、時代や文化を超えて読まれる所以であろう。
★1 - コメント(0) - 2016年10月7日

★★★★☆ この本は、オースティン作品を文化的、社会的背景からくわしく解説している。彼女の生きた時代の価値観や階級意識、結婚感がわかると、作品がより楽しめると思う。(でも、作品についてかなり詳しく書かれているので、作品を読んでからこちらを読む方がおもしろいと思う) 習作や未完の作品、手紙も多く引用されていて、オースティンの作品をぜんぶ読んでいても、初めて出会う文章がたくさんあってうれしかった。 これ知ってる、という書簡がいくつかあると思ったら「ジェイン・オースティンの手紙」の訳者だったのね。
★1 - コメント(0) - 2016年4月25日

「自負と偏見」を読んで、キーラ・ナイトレイの映画を見て、どうして、200年前のイギリスで書かれたお話がこんなにも魅力的なのか、を知りたくてこの本を手に取りました。リージェンシー時代のアッパーミドルクラスに生きたジェイン。自分の知らないことは書かない、というモットーのもと、当時、はやった恋愛小説のパロディから始まった彼女の執筆。その恋愛小説で鉄板とされた、感受性やヒロインのあり方を笑いの対象にしてしまう、ジェインのユーモアが面白いと思いました。なんだか庶民くさいところに共感しちゃうのかも。
★8 - コメント(0) - 2016年2月25日

オースティンファンの母が読んでいたので、未読の自分も読んでみました。あらすじと説明が長くなっているところが、オースティンファンにはくどく感じてしまうのかもしれない。なんにせよ未読の私にはありがたく、わかりやすく読ませていただきました。
★4 - コメント(0) - 2015年11月27日

クリスティーなどを読むと、ときどき人物像を「ヴィクトリア的」と表現される部分にぶつかるけど、具体的にどういうことを指すのかずっと疑問だった。この本を読んでそれがやっとわかった。そしてオースティンの時代の「リージェンシー的」がそれとどう違うのかも。ふーむ、おもしろい!これだから読書はやめられない。またオースティンの作品ではクライマックスのプロポーズシーンがいつもあっさり終わるという謎も解消された。「『模範的な会話』を再現するには落とし穴が多く、たいていの場合退屈になりかねない」からであると。なるほど。
★3 - コメント(0) - 2015年11月16日

【図書館本】J・オースティンの時代や系譜、小説を引用し、オースティンの小説が皮肉なユーモアで描かれていることなどを紹介しています。オースティンが日本ではそれ程知られていない作家であるとはちょっと驚きました。 この本、個人的には少しくどいかな~。
★1 - コメント(0) - 2015年10月22日

イギリスの階級意識は複雑で今一つわかりにくい。「高慢と偏見」で語られる“ジェントリー”という身分が階級でいうと貴族の属するアッパークラスから下に当たるアッパーミドルクラスになることが丁寧に説明されて腑に落ちた。さらにアッパーミドルクラスの中でも新参者と古くからのジェントルマンがいることも書かれていて、オースティンの時代の階級の流動性を感じられた。
★4 - コメント(0) - 2015年10月11日

作品の書かれた摂政時代(リージェンシー)やオースティンの事、恋愛や結婚、階級、その当時の社交界、マナー作品解説などが載っている。その時代を知る事によってまた違った見え方がし、作品自体にも広がりがでますね。摂政時代の作品を読んだ事がなかったので分からなかったのですが習作集もパロディだったんですね。
★14 - コメント(0) - 2015年1月19日

作品のあらすじを紹介しながら、そこに浮かび上がる時代背景や作者の人生を解説。一般向けを意識した、読みやすい入門書。ジェーン・オースティンは、辛辣なユーモアを口にしたり、なかなか愉快な人だったようだが、死後、“立派なレディ”というイメージを守りたい(広めたい?)遺族が、手紙を破棄するなどの暴挙に出たらしい。こういうケースは他の有名人でもよくあるとはいえ、歴史に名が残る人物の場合は、その辺、よく考えてくれなくちゃぁ…全てが貴重な資料になるんだからさ。
- コメント(0) - 2014年10月24日

自分がオースティン作品のどういう部分を好んで読んでいたのかがよくわかった。「古きよきイギリスへの憧れ」と、登場人物や状況の、時代超えた「あるある」感。それに尽きる。イギリス独自の階級へのこだわりや時代背景など知った上で読むとまた違った楽しみがありそう。「ブリジット・ジョーンズの日記」が「高慢と偏見」の現代版という設定で書かれているとは知らなかった。ぜひ読んでみよう。
★3 - コメント(0) - 2014年9月7日

オースティンの小説が、当時の小説のパロディであったという指摘は面白かった。オーティンは、愚かな行動を皮肉とユーモアを持って描き出す。イギリス人に愛され続けてきた理由がわかります。
★13 - コメント(0) - 2014年8月3日

オースティン作品は『高慢と偏見』しか読んだことがないけれど、他の作品も読みたくなった。ロマンス小説の世界では美徳とされがちな「感受性の豊かさ」を皮肉っぽく、笑いとして描くところにオースティンらしさを感じる。私自身「分別」ある人間になりたいと思いつつ、不本意にも「多感」なので、色々と痛い。オースティン自身は比較的狭い世界で暮らしていて、作品中も劇的なことはおこらないのに面白いことから、相当人間観察眼が鋭かったのだろう。女流作家はそういう人が多いけれど、オースティン作品の現実感は他とは一線を画する魅力がある。
★3 - コメント(0) - 2014年7月11日

あー、頑張って読んだ感じです。 オースティンの小説に出てくる人物は感受性が豊かという設定が多いのかな。 感受性が豊かすぎてダメになっていく描写。なるほど。 実際の小説を読んでみたい。
- コメント(0) - 2014年6月5日

そうか、オースティンはヴィクトリア朝時代の作家じゃなかったんだ!
★5 - コメント(0) - 2012年12月1日

面白い
- コメント(0) - 2012年10月22日

「オースティンの作品から当時のイギリスの様子を読み取ることなど出来るだろうか。彼女は牧師館の客間しか知らないのに」と、ある偉大な作家は自身の文学講義の中で語ったが、この本を読んで分かったことは、オースティンが自分の知らないもの(例えば准男爵以上の階級の人物)は書かないという信念を持っていたこと、とにかく真実味というものを重視して作品を執筆していたことで、それはつまりオースティンの作品が摂政時代のイギリス文化を知る上での資料として有益であるということである。興味深く面白い本だった。
★3 - コメント(0) - 2012年9月21日

ジェイン・オースティンがこんなに面白いとは思ってもみなかった。この解説で読むとほとんどコミカルと言っても良いような気がしてくる。上品でお行儀の良いといったイメージとは違って笑いが随所に存在している。同じ作品でも解説者が違うだけで随分と印象が変わるものだと感じた。前に読んだオースティンについての本(個人と社会の相克)とは作品へのイメージがガラッと変わる。結局のところ彼女が何を意図していたかは、もう分かることはないけれど、色々な見方から作品を考えてみるのも楽しい。
★9 - コメント(0) - 2012年7月26日

第3章「恋愛と結婚」の「死活問題としての結婚」の項目に目が留まった。「男女の関係を自然に受け止めることができずに、男性を結婚の対象としかみなさず、とにかくよい条件の相手を射止めることに必死になる女性」(84ページ)。三十路後半になってそうした方をお見受けするが、おそらく、この女性像なのだと思われる。家庭教師(ガヴァネス)の職は、今も、昔も苦しいことには相違ないようだ。現代では、独身女性でも、独身男性でも、現代は価値観の多様化という意味で社会通念も変容を余儀なくされている単身世帯と非正規雇用者急増ではある。
★2 - コメント(0) - 2012年7月22日

本屋さんで即購入。こういうのが欲しかったんです。オースティン作品の時代背景を知ることにより、読んだ作品の理解が深まりました。ああ、そういうことだったのか!と思うところもあり。こういう新書は大歓迎です。
★3 - コメント(0) - 2012年6月6日

オースティンに興味のある方には面白いと思う。作品のあらすじなどと共にオースティンの人生も手短にまとめられているので。イギリスの中学以降の、作者の実体験も交え、イギリス文化について語られている。
★1 - コメント(0) - 2012年1月29日

目を開かれることの多い内容でした。
- コメント(0) - 2011年4月6日

まずショッキングなことだったのは・・・・・これ、2年前に出版されたはずなのに、オースティンってそんなに無名??大手新聞社の文芸担当が知らないって?いやいや、ブロンテよりオースティンのほうが有名じゃ・・・?海外小説読む人なら誰だって知ってるんじゃ・・・・・と、最初にそこで戸惑う。 でも、著者の本はやっぱり良いですねー。まだ読んでいない『説得』部分は読み飛ばしましたが、文学部のくせに、なんという甘い読み方をしていたんだ、私は!と気づかされました・・・・・・・。あぁ、ダメだわぁ。 オースティン好きにはぜひ。
★16 - コメント(4) - 2010年11月30日

イギリスに愛されたオースティン。そのオースティンと、オースティンの小説を手がかりにイギリス的な感覚を見ていく。オースティンの小説の素晴らしさは、描かれている登場人物のリアルさ、性格の自然さ。オースティンの作品が今だに愛される理由もそこにあるんだろうな。
★6 - コメント(0) - 2010年11月23日

J・オースティンの生涯やその作品を通して英国の文化や風俗、価値観に迫っていきます。目のつけどころが細かいです。J・オースティンの作品を一通り読み、十分に理解している人でないとついていけないと思われます。逆に言えば彼女の作品に精通している人なら存分に楽しめる本だろうと思いました。一作品も読んだことがない自分にはきびしかった。
★5 - コメント(0) - 2010年9月27日

映画『いつか晴れた日に』と『プライドと偏見』、『ジェイン・オースティンの読書会』を見て、オースティンに興味を持ったので読んでみた。それぞれの作品のあらすじとかもついていて分かりやすい。
- コメント(0) - 2010年8月26日

この著者の他の本が面白かったので手を出してみたら、オースティンを読まないことには話が見えないことに気がつきオースティンを読破してしまった。ま、結果としてよかったけど
★2 - コメント(0) - 2010年8月19日

よくあるヴィクトリア物とは違って(そもそもオースティンはリージェンシー時代の人らしいけれど)、豪華絢爛やロイヤルな人間が出てくるわけでなく、まさに作者の生活領域の範囲内で描かれた作品で、お上品で取り済ます後付けのイメージではなく、皮肉な面も大いに見られるという記述にふむふむ。あまり私はお上品な先入観がなかったから気にしたことなかったけど、言われると納得した。いくつかオースティン作品は読んでるけど、まだ読んでないものも手を出してみたいと思う。
★3 - コメント(0) - 2010年4月3日

オースティンの作品は、恋愛だけでなく皮肉な感じが面白いと思っていたが、リージェンシー時代の非現実的な小説やドラマへの皮肉的パロディが原点らしい。オースティンが幼い頃に書いた小説には声を出して笑ってしまった。今まで知らなかった歴史的背景を知れて、もっとオースティン作品を読みたいと思った。現代版高慢と偏見の「ブリジットジョーンズの日記」は映画しか見てないし、現代版説きふせられてである次作も見ていないので、これも読んでみたい。
★4 - コメント(0) - 2010年2月23日

オースティン、読んだことないので、感想は保留。抜粋されているところはとても面白かったが。ジェイナイトが当初、男のオースティンファンサークルだったというのは、萩尾望都ファンみたいなものだと思えば良いのであろうか。
★3 - コメント(0) - 2009年7月13日

ランチ・ディナー/サパーと階級制度
- コメント(0) - 2009年2月4日

昔、キース・リチャーズが「1日三食は工場労働者を効率的に働かせるために編み出されたものだから俺は従わねー」といっていたが、ちょっと違う1日三食の起源が書かれいた。イギリスでは今でも、ディナーと言えばアッパークラスにとっては夕食、ワーキングクラスにとっては昼食という意味だとか。
★2 - コメント(0) - 2009年1月11日

「イギリスの女子中学の寮で・・・」と、スラッと言えてしまう、筋金入りのジェイナイトの著者によるオースティン序説。
- コメント(0) - 2008年12月24日

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