ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 (岩波新書)

ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 (岩波新書)
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ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 岩波新書巻はこんな本です

ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 岩波新書巻の感想・レビュー(150)

地方→都市への集中があったと言う歴史に対して、これからはコミュニティ経済のようなローカルの、サービスへのシフトが起きてくるとされていました。あとは火の鳥。
★3 - コメント(0) - 3月19日

科学技術や哲学のこれまでの歴史を大枠で捉えながら今の資本主義社会とこれからの社会のありようを考察する。非常によくまとまっているし理解しやすかった。人間は成長の末に自然資源や市場の大きさといった限界に当たるたびにそれを打ち破るべく(?)文化を発展させてきた。いまはまさにそのステージにいる。新たな哲学、宗教、思想が求められている時代なのだ。生み出した利益に課税するのではなく、利益を出すために消費した資源に課税するというのは実現可能かは別として理にかなっているとおもた
- コメント(0) - 3月7日

今資本主義が曲がり角に来ているのでは無いかと思って現状を打破する方法があるのかと思いこの本を読んでみた。国家間の競争の様な成長はもう無理で、地域コミュニティに根ざし、環境に優しく、人々の満足度を上げる様な仕組みが必要と説いている。ヨーロッパ特に北欧系の国家の経済成長を求めない生き方がこれからのあるべき姿としている。自分の感想としては、今後米中を核にしていまよりさらに激しいパイの奪い合いになるのではと思い、この本にある様な言わば理想郷の様な社会はさらに先の様に思う。
★1 - コメント(0) - 1月19日

3時間51分。音声デイジー。日本点字図書館と音訳者さんに感謝。科学哲学専攻の学者さんが、経済的・社会的な面だけでなく、ポスト資本主義について論じる。ちょっと論理的に飛躍があるような気もするけれど(もしくは、僕の頭がちょっとパーなのかも?)、いろいろと示唆に富む内容でした。
★5 - コメント(0) - 1月17日

壮大なテーマを扱った本。一度でしっかり理解できる内容ではなかなかないが、丁寧さが伝わる分かりやすい論述の進め方であり、決して難解ではない。資本主義の行き詰まりや、ゴミゴミした都会で暮らすのが本当に幸せなのかとか、少子化は都市化の結果で容易に克服できないのではないかなど、この国の進路に色々な疑問があったので読んでみて良かった。成長のための成長ではなく、新たな国家像、社会像についてしっかり考えていく必要があると思った。その一つのアイデアを提示してくれた本書は素晴らしいと思う。未来世代からの収奪はしたくない。
★5 - コメント(0) - 1月12日

★★★★★
- コメント(0) - 2016年12月7日

広井さんの定常社会に対する姿勢が理解できる
- コメント(0) - 2016年11月18日

ポスト資本主義とはあるが、市場経済が続く、つまり資本主義を更に修正する形の提案が述べられている。生産の抑制や分配の問題が何故必要で如何にして行うか論理的でとても納得できた。
★1 - コメント(0) - 2016年11月4日

結構難しくて内容理解度6ー7割だけど、名著かなと思いました。今のままの資本主義は限界に来ていて、次に来るのはポスト資本主義かスーパー資本主義か。という話。 社会福祉のあり方とかの部分はほんとに読んで良かったと思えるくらいにいい。 資本主義の一部社会主義化が望まれるなって思う。 恐らくはこの二つの主義の真ん中がいいんだろうって思った。
★1 - コメント(0) - 2016年10月28日

p.45 J.S.ミルの経済学原理での「定住経済」論、p.66 「期待の搾取」という言葉とベンサムの「期待」という名の安全保障の関連性は興味深いところ。p.99 およそ人間の観念、思想、倫理、価値原理といったものは・・・ある時代状況における人間の「生存」を保障するための「手段」として生成するのではないか・・・人間の利他性や協調行動等が強調されるのは・・・そのような方向に行動や価値の力点を変容させなければ、人間の存在が危ういという状況に、現在の経済社会がなりつつあることの反映、という箇所は非常に示唆的だな。
★3 - コメント(0) - 2016年10月12日

KJ
富の偏在、環境・資源の限界など、なおいっそう深刻化する課題に、「成長」を前提とする資本主義は限界にきている。日銀のインフレターゲットとするマイナス金利政策も歪みを作っているだけなのではないか?また、それは将来世代へのツケ回しとはならないか?
- コメント(0) - 2016年10月1日

成長から成熟社会になり、その後はどんな社会になるのだろうという疑問から読み始めた。 かなり広範囲に及ぶ議論であったが、ユニークであり勉強になった。マクドナルドが世界中にできることがグローバルではなく、多様性を認めていくことがグローバルである。
★1 - コメント(0) - 2016年9月17日

要は定常社会
- コメント(0) - 2016年8月21日

終盤の著者の主張は別にして,現在の問題や未来の社会を考えるためにとても勉強になった.
- コメント(0) - 2016年8月10日

再読。方向性は抽象的で仮説に仮説の接ぎ木だが、説得力がある。 環境制約+需要の飽和=「パイはもう拡大しないのに、拡大期と同じような行動を続けるとすれば、プレイヤー同士が互いに首を締め合うような事態がいっそう強まっていくだろう」(p.134) せ政策として説得力があるのは社会保障論に限られる。地域経済の政策は方向性しか示していない。
- コメント(0) - 2016年7月29日

実に腑に落ちる内容。資本主義は無限の拡大・成長を志向するシステム。自然的な制約と人々の需要の成熟により成長できる見込みは少ない。生産性が上がれば上がるほど失業が増える。労働時間の規制が必要。ゆっくりと時間を使う欲求。労働生産性から環境効率性へ。資本主義は進化の中で社会主義的な要素を導入してきた。相続という形の格差にも介入しなければ格差は次世代へ受け継がれる。日本が教育の機会が不平等。厚生年金は高い所得の物ほど高い年金がもらえ、それを現役世代が支えるという意味不明な制度。
★6 - コメント(1) - 2016年7月10日

長期的な視野で過去の「成長」と「定常」を整理したうえで、資本主義がいま直面している限界について考える。少なくとも物が行きわたった先進国では、成長・拡大を目指す資本主義のかかえる矛盾が大きく、日本がとっている政策もそれを打開できるものではない。科学哲学の広い射程で環境や生命の領域までとらえつつ、福祉国家への新しい形を模索する。拡がり続ける経済格差を考える上で、ドイツや北欧の政策に見習えるところは多いように思った。すぐに全部は実行できなくとも、拡大・成長だけを考える資本主義の方向性を見直す一助にはなりそうだ。
- コメント(0) - 2016年6月4日

国の評価の基準を経済指数から幸福指数へと転換して行くことが,持続可能な社会への道と思えた。
- コメント(0) - 2016年5月28日

再読。最初、この本を手に取ったのは、タイトルから「打倒資本主義!」みたいなものを想像していたが全然違った。科学論やコミュニティ論なども交え、人類の歴史上3回目の定常化(ある意味停滞?)を迎えている今、その先に作り上げるべき社会の仕組みを提案する。
★1 - コメント(0) - 2016年5月19日

日本は格差が大きく、福祉環境の面でかなり遅れをとった国なんだな。
- コメント(0) - 2016年1月28日

原発の再稼働や、リニア品川着工などという愚行が報道されている中で読み終えたので複雑な気分。/テーマが大きい本ですが、祝日倍増制度の提案とか、戦後アメリカの2つのM(ミリタリーとメディカル)など具体的に知ることも多い本でした。
★5 - コメント(0) - 2016年1月28日

経済成長がゼロになる定常型社会の構想についての本。もはや経済成長による欲望の充足、パイの拡大による幸福の実現・格差の是正は限界に達しつつあるわけで、市場経済に基礎を置きつつ、エコロジーに配慮した福祉社会の実現を目指す著者の構想には希望を感じる。ただ、私も含めて経済成長の枠組みにとらわれてしまっている人が多数を占めるのが現状なわけで、定常型社会にスムースに移行するのはなかなか難しく、その過程で様々な困難にぶつかったり、混乱が起こったりするんだろうな、と感じてしまった。
★12 - コメント(0) - 2016年1月25日

いつもより論の運びが丁寧で、歴史上の位置付けも分かりやすい。 超資本主義、資本主義と市場経済の別以外はいつもの広井先生。
★1 - コメント(0) - 2016年1月13日

ポスト資本主義についての本はいくつか読んだつもりだが、もうこれで打ち止めにしてもいいかと思う。資源に限りはあるし、いつまでも拡大成長できるわけでもない。「世界の持続可能性や人々の幸福という価値を基準にとった場合、定常化あるいは「持続可能な福祉社会」への道こそが、私達が実現していくべき方向ではいか」という最後の一文に尽きる。経済だけでなく人類の歴史、文明、民俗、科学・生命論、宗教、公共政策も盛り込んでてんこ盛り。最後の参考文献の一覧は個別により深く知るにはいい壮観なもの。
★3 - コメント(0) - 2016年1月10日

「つまり、個人の「チャンスの保障」という、それ自体は資本主義的な理念を実現するために、ある意味で社会主義的とも言える対応が必要になるという…(p.160)」 教育、介護、農業の価値が正しく評価される社会に変われば。どんな時代でも、搾取が存在するのは必然なのか?
- コメント(0) - 2016年1月4日

ポスト資本主義の類の本は初めて読んだが、なかなか深いと感じた。 そもそも、資本主義を解釈するには過去にさかのぼって議論する必要があると感じた。 この本の最後に文献リストが付いているので、気になった論点は自分で深堀していけば良いと思う。 そこまでページ数も多くないし、入り口としては良いと思う。
★2 - コメント(0) - 2015年12月29日

★★★☆☆BC5世紀頃、普遍宗教の勃興。資本主義の成立、1125年ラテラノ公会議でローマ教会が利子を認可。市場経済「商品→貨幣→商品」と資本主義「貨幣→商品→貨幣」の違いは拡大・成長の有無。バーナード・マンデヴィルの蜂の寓話(私悪すなわち公益、植民地の拡大時期)→パイ総量の拡大・成長が条件。法則の追求→背景として合理的な存在(ギリシャ哲学)、製作された制御・支配可能なもの(ユダヤ・キリスト教)。資本主義の歴史は段階的な社会化(国家の介入)の歩み。ニュートンはキリスト教信者(究極的な駆動因を自然の外部)。
★1 - コメント(0) - 2015年12月26日

3億年前から堆積された過去の化石燃料をたった200年で食いつくすという「過去を消費」し、未来の10万年後に廃棄物が安全になると言う「未来を」消費している。資本主義の行き詰まりはよくわかる。もう経済成長は無いのに「経済成長が全ての問題解決してくれるという幻想」は格差貧困を作らないと成長が作れない。科学の進化は生産性向上により過剰生産⇒失業、貧困に陥る。かつての欠乏による貧困とは違う。宗教宇宙観はピンとこなかったがこれは読んでおくべき一冊だった。
★13 - コメント(0) - 2015年12月22日

なるほど、未来が視える本である。我々日本人に不足しているのは、未来の形を視る力だろう。時代とともに町の形も変わる。あるアメリカの州知事が、市民のダイエットを促進させるためにそれまでの「車中心の都市」を改め、車道を狭くし、歩道を整備するという日本ならば、当たり前の行為を行うことで、今注目を集めている、というニュースを思い出した。アメリカでも、この流れは起きているのだ。別に作者みたいに北欧がなんでもベストだとは到底思えないが、やはり日本もアメリカの良さは再確認しつつ、ヨーロッパの良いところは見習わなければなら
★5 - コメント(2) - 2015年12月21日

資本主義は幸せの追求が目的であるが、時間は幸福を補完する役割があるだろう。
- コメント(0) - 2015年11月21日

これからの時代はグローカル!未来社会を描く創作のヒントも得られた。
- コメント(0) - 2015年11月13日

フロンティアの消滅ということだろうか。確かに今のアメリカを中心とした先進国は色々な手を使って資本主義を生き長らえようとしている。今後も色々と施策が出るだろうが(その中には危険な策も沢山あるだろう)、大きな流れが変わるのかはよく分からない。 限界が来ると人間は宗教か哲学に救いを求めるのだろう。
★2 - コメント(0) - 2015年10月31日

金銭的、物質的な豊かさから、心の豊かさへと、価値観が移行しつつある中、格差の拡大のような、資本主義のひずみを補完、是正していくために、人々のつながりが支える福祉や自然エネルギーが基盤となるコミュニティが果たすことのできる役割は大きいと思いました。
★4 - コメント(0) - 2015年10月27日

YN
最初の方はおもしろい。 後半に行くにつれて筆者は飛び立つ。
★1 - コメント(0) - 2015年10月26日

ピラミッド型に図示される三層構造で物事を見ていく視点と、第一章、第六章の対比はとても面白かった。特に生産性のパラドクスは、今後ますますロボット化してゆく社会とも絡めて考えたい。残念ながら終章に示された、定常型社会における価値としての「地球倫理」はよく理解できなかった。ただ資本主義が「無限」を目指すなら、やはり物事の限界を知ることこそが新しい時代への鍵になるのかもしれない。いみじくも坂口安吾が「学問とは、限度の発見にあるのだよ。」と言っているように。資本主義なんて「大ゲサなものを、買いかぶっていたのだ。」
★3 - コメント(0) - 2015年10月22日

なかなか難しい本でした。いまの社会は成熟していて、成長拡大するわけではない。科学の面では関係性(いわゆる相互作用)が重要になってくる。近代科学からすると複雑系に値するのかな?
★4 - コメント(0) - 2015年10月21日

拡大・成長を前提とする資本主義は、近代科学の発展と共通点があった。紀元前から歴史を振り返ると、成長期と成熟期を3度経ており、現代は数千年単位で見ると成熟にあたるのではないか。移行にあたって前と異なる原理や価値観による社会像が生まれており、現代は次の移行に向けたせめぎ合いの時期である、と。次は環境と福祉の融合による持続可能な福祉社会の構築を目指すべき、との主張には納得。
★6 - コメント(0) - 2015年10月14日

明朝太。定常型社会(10頁図)というが、私は違うと思う。不安定社会で、放射能とダイオキシン、テロに脅え、人権や生存が危ぶまれる社会ではないか? 資本主義=市場経済プラス限りない拡大・成長を志向するシステム(28頁)というのが広井教授の定義。限界消費性向の逓減:高所得者から低所得者に所得の再分配を行ったほうが、社会全体の消費ないし総需要が増え、経済成長につながる(53頁)。人間の経済は、貨幣を含めて主観的な共同幻想(75頁)。
★27 - コメント(1) - 2015年10月7日

図書館で借りて、期限が過ぎて購入して読了。広井さんの趣味の(?)科学史などの知見も活用しつつスピリチュアリティにまで言及する幅が広いが、焦点は明確な本になっていると思う。広井さんのポスト資本主義に関する考え方はだいたいわかった。問題はそのように彼がイメージする社会へどうしたら移行できるかではないかと思う。残念ながら、そこに関する記述は読み取れなかった。
★4 - コメント(2) - 2015年9月30日

2015年101冊目。
- コメント(0) - 2015年9月19日

ポスト資本主義――科学・人間・社会の未来 岩波新書巻の 評価:72 感想・レビュー:55
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