キャスターという仕事 (岩波新書)

キャスターという仕事 (岩波新書)
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キャスターという仕事 岩波新書巻はこんな本です

キャスターという仕事 岩波新書巻の感想・レビュー(107)

クローズアップ現代アーカイブ。特に7-8章著者のインタビュー観が関心を引く。クロ現がジャーナリズムの基本に忠実な構成であった事と放送期間がバブル崩壊後の失われた20年に被っているので今に続く日本の問題点を追いかけ続けた記録である。個人的には硬い時事問題ばかりじゃなくデーモン閣下を呼んで琴欧州を取り上げた回が印象的で閣下の相撲コメンテータ席を確立した回を覚えている。もう一度平日2130に昔のクロ現的内容を放送してくれないかな?
★2 - コメント(0) - 3月27日

帯の写真の国谷さんを拝見して随分お歳を召されたなぁと驚いた。 ワタシのイメージは、第1章の扉の写真のそれだった。 それは兎も角、自戒や自省も含めて23年を振り返った内容はなかなか面白く読めた。 帰国子女で日本語をうまく操れないコンプレックスに苦しんだり、若い頃キャスターとして一度は挫折したことなど彼女のバックボーンが垣間見えた気がする。 昨今は「ポストトゥルース」なる言葉が流行のようであるが、紋切り型ではない視座や考え方を提供するメディア(番組)の役割がとても重要であるとの感想をもった。
★3 - コメント(0) - 3月26日

国谷さんがジャーナリスト風を装うでなく、あくまで自分をキャスターとして語るのに、ものすごく誠実な人柄を感じる。まだ還暦、そろそろ休憩を切り上げて現役復帰をしてもらいたい。あと、どこかメディアで、国谷さんと久米宏の対談を組んでくれないかな。この二人だったら何を話すのか、ものすごく興味があるんだが。
★4 - コメント(0) - 3月24日

http://theater-shun2001-hayaseworld.blog.jp/archives/2029238.html
★2 - コメント(0) - 3月24日

クロ現でおなじみの国谷裕子さんの本。最後に述べられていたとおり、これからの時代を生きて行く上で、ものごとを多角的に捉えること、同調圧力に流されないことが肝要だと思う。クローズアップ現代で国谷さんが実現されていたようなことを今度は私達が日常生活の中で実現していかなければならないというメッセージが込められていた気がする。インターネットが普及し、自分と異なる意見を遮断出来る時代の中で現実に潜む深い真実を探る広い視野を持てる人でありたいと思う。
★5 - コメント(0) - 3月22日

★3
★1 - コメント(0) - 3月22日

2008年のリーマンショックと派遣村をみて、セイフティネットの欠如を見過ごしていたことにきづいた。 そこから「暗いつぶやき」をひろいあげること、の大切さへとすすむ。 著者の認識のふかまりはどこまでも誠実だとおもう。でも、国谷さんですら見過ごしていたという告白におどろきもした。
★4 - コメント(0) - 3月20日

著者が番組を降りた背景に興味があり手に取った。この本を読む限り著者への降板言い渡しが不自然な印象を持った。番組のリニューアルの為というのは表向きの理由ではないかと思わざるを得ない。国谷さんはインタビューの仕事でしつこく聞くことにこだわった。問題の本質に迫るためにもう一歩踏み込んで敢えて問う姿勢にジャーナリストの矜持と使命を見た。日本の社会特有のインタビューの難しさ=インタビューに対する同調圧力が背景にあることを述べている。困難と向き合いながらもキャスターとしての使命を誠実に果たそうとする姿に共感した。
★11 - コメント(0) - 3月20日

1993年4月5日から2016年3月17日までの23年間、NNHK報道番組「クローズアップ現代」のキャスターを務められた著者が、同番組制作の基本スタンスと制作現場の舞台裏に言及し、制作スタッフと共有した熱い思いと自らの職責に対して率直かつ真摯な総括をされている。テレビという映像メディアの特性を踏まえた上で、ものごとの後ろに隠れている事実を言葉の力で想像力を喚起し、全体を俯瞰的に捉えようとする著者の姿勢には深い共感を覚える。一方、良心的な番組作りを自ら放棄するNHKの組織変質には暗澹とならざるを得ない。
★30 - コメント(0) - 3月19日

走り続ける事とは、こうゆう事なのかも知れない。そのあり用を感じられた自分も幸運だと思う
★4 - コメント(0) - 3月19日

インタビューの相手にまっすぐに鋭く迫っていく国谷さんの顔が鮮明に思い出される。本書には、NHKの人気報道番組の顔として23年間模索・チャレンジし続けてきた著者の苦闘の姿、ジャーナリストとしての矜持があふれている。さらに、降板を言い渡された経緯にも触れられており、著者の無念が伝わってくる。著者の真摯な生き方に引き込まれてあっという間に読んでしまった。また、元気に活躍する国谷さんの姿を見たい。
★5 - コメント(0) - 3月16日

早く帰宅できたときには必ず観ていたクロ現。国谷さんの語り口と、こちらの聴きたいことを的確にまとめたかのようなインタビューがいつもすかっと心地よかった。番組を作り上げるためにこんなにご努力をされていたことに驚き、インタビューのむずかしさと言葉の持つ力について改めて考えさせられた。国谷さんに敬意を表したい。
★38 - コメント(0) - 3月15日

2017年1月刊。『クローズアップ現代』を23年間務めた国谷さんのキャスターとしての矜持。「問うべきことは問う」という信念。硬い内容だけど惹きつけられた。◆【引用メモ】日本のなかには、多数意見と異なるものへの反発や、多数意見へ同意、あるいは同調を促す雰囲気のようなもの、いわゆる「同調圧力」と呼ばれる空気のようなものがある。(中略)流れに逆らうことなく多数に同調しなさい、同調するのが当たり前といった同調圧力は、日本では様々な場面で登場してくる。ここ数年は、その圧力が強まっているとさえ感じる。(p.159)
★5 - コメント(0) - 3月14日

劣等感や挫折と真正面から向き合い、最善を尽くそうとする姿勢は、ぐっと迫るものがある。彼女だからこそ、なし得た仕事だったのだと思う。
★4 - コメント(0) - 3月12日

テレビで拝見する国谷さんそのままの像が伝わってくる。前説といわれる、番組冒頭1分から2分半程のトークに、これほどまでにエネルギーをそそいでいたとは。「熱」を伝える姿勢、言葉に対する姿勢が印象的だ。「リッスンすることばかりに夢中になっていた私は、ヒアという聞く力を失っていた」「インタビューは、ただ質問しその答えを聞くというだけではない、観察力と想像力も要求される」常にフェアであろうとする国谷さんの強さ、賢さ、度胸は勇気をくれる。
★31 - コメント(0) - 3月11日

言葉の力を信じて、「クローズアップ現代」でのキャスターという仕事とは何かを模索した記録である。政治問題、社会問題に関する情報の根底にある問題を読む解く難しさが、にじみ出る書である。多様な考え方があることは重々承知しているが、自分で考えることが本当に難しく、その上で、考えたことを伝えるために、言葉を選ぶ、言葉を生み出すことがいかに困難であるか。わかりやすいと思われることの背景に思いを馳せることが大切なのだろう。
★10 - コメント(0) - 3月8日

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時間の関係で、NHKニュースで出来ない特集がクローズアップ現代。 ニュースとNHKスペシャルの中間の存在に得心しました。NHK一筋と思っていたら途中入社なんですね。
★11 - コメント(0) - 3月8日

2016年3月17日を最後にNHKの「クローズアップ現代」が23年の幕を閉じた。それは、この日を境にNHK中枢が真の意味での報道の中立性を捨て、体制に飲み込まれていったということの証でもあった。この間、ずっとキャスターとして番組製作スタッフと視聴者を繋ぐ役割を果たしてきたのが国谷裕子さんである。彼女がNHKの職員ではなく、契約スタッフであったことは本書を読むまで知らなかった。「出家詐欺報道」事件も、それを利用して彼女を陥れる罠であったかのようである。まさに報道の良心が消えてゆくようで残念でならない。
★342 - コメント(4) - 3月7日

ずつと毎晩クローズアップ現代の今日のテーマの確認と放送を楽しみにしていた。放送終了の原因となった出家詐欺、過剰な演出、事実の歪曲、など、難しい問題はあろう、今はニュースのみでキャスターが存在する報道番組が無いような?NHKさんはこれでいいと思っているのだろうか?ところで、逸話の中で印象深かったのは、高倉健さんへのインタビューにおいて、話を始められるまで17秒待ったというエピソードが紹介されている。待てるかどうかがキャスターとアナウンサーの違いかも?
★8 - コメント(0) - 3月6日

ナイス不要。インタビューは難しいですが、彼女の下準備には敬意が下がります(☆☆)
★1 - コメント(0) - 3月5日

2016年まで約23年にわたって放送された番組のキャスター国谷裕子さん。彼女がキャスターになった経緯と以降の仕事に対する取り組み方、課題など。好きな番組で気になるテーマの時はできるだけ見るようにしていた。30分の生番組でテーマの紹介とゲストとの対話はかなりハードだったのではないかと思う。テレビ報道の「わかりやすさ」が時として物事の単純化、イエスかノーかといった結論ありきの展開になりがちだ。それが視聴者にとって「わかりやすい」ものだけしか興味を持てなくなるといった危うさ。という言葉が印象に残った。図書館本。
★76 - コメント(4) - 3月4日

本当のプロフェッショナルの仕事とは、こういう事を言うのだろう。自分に厳しくギリギリの最後迄、最善を求め続けて決して諦めず満足せず妥協しない。これだけの気迫と覚悟を持って23年間も日々真剣勝負の最前線に立ち続けるなど超人の域とさえ思える。短い新書だが、本書から受ける圧倒的な迫力と緊張感は、尋常ならざるものだ。著者に敬服の念を覚える読者も多いだろう。
★3 - コメント(0) - 3月4日

長きにわたり継続した「クロ現」の舞台裏話を中心に構成された自叙伝。クロ現の終了の意味や裏面の開陳はないので、昨今のNHKの体質に切り込んだ書ではない。◇すなわち、限界は当然に存する一方、長所も持ち合わせているテレビ報道の意味と価値に言及する点を買うべきなんだろう。つまり、私のようにクロ現の内輪話や著者の履歴に関心がなければ、テレビ報道をマクロ的に見たエッセイという意味で、第1、9〜10、終章の読破で充分か。◆もっとも、真面目な意味で、「クロ現」におけるインタビューその他の失敗談を開陳する点は好感度高し。
★19 - コメント(1) - 2月25日

彼女の仕事に対する熱意が伝わってきてすごく良かった。 情報そのものが正しいか否かよりも、自分にとって正しいかが重要視されてきてしまっている昨今、真実を追い求め、その情報に対して感じた問いを大切にする姿勢は見習わなければならない。(T)
★5 - コメント(0) - 2月25日

世の中に「情報」を伝える際、どのような心構えで入るべきかを、自身の長年のキャスター人生を追いながら書いている。 誰でも情報を発信できることが当たり前になった時代、メディアに携わる人でなくとも一度は考えておくべきことかもしれない。
★5 - コメント(0) - 2月18日

ジャーナリストとしての矜持を持った国谷さん。こうした骨のあるキャスターがもっと出てこないと、日本は危ういと思う。
★6 - コメント(0) - 2月15日

23年という期間を、「世の中の関心事に真正面から取り組」んだというクローズアップ現代で過ごしたキャスターの書。そう多く視聴したわけではなかったし、読み始めは自己宣伝に終わるのではないかと期待外れの予感がしたが、そうではなかった。キャスターの役割としての「言葉さがし」、言葉を作ることで気づかなかった事象に光を当てる作業は大切だ。日本の「同調圧力」を受ける中でそれに抗しながらインタビューを行う姿勢。映像の印象・威力が際立つテレビの番組であえて「言葉」を大事にし、武器として番組を作っていく姿勢。
★12 - コメント(1) - 2月13日

23年間の「クローズアップ現代」の制作・放映を通してキャスターという仕事を紹介した本。当時は英語力をはじめ豊かな才能に「国谷さんって何者?」と思っていました。読みやすい本でしたし、ジャーナリストとしての使命を意識しながら真正面から取り組んだ番組づくりをしていたことが分かりました。こういう番組が増えてほしいと思いましたし、国谷さんの活躍を見たいと思いました。
★6 - コメント(0) - 2月13日

「クローズアップ現代」でお馴染みの国谷裕子キャスターの23年間の激闘の記録。1993年に始まり2016年まで3784回を数えた「クロ現」において、「伝える」という仕事に如何に誠意と情熱を込めてきたかが回想として語られる。世界的には冷戦の終結と9.11テロ、日本においてはバブル崩壊後の失われた10年等を背景に激しく揺れ動く社会情勢に果敢に斬りこむ真摯な態度に圧倒される。体調が悪くて吐気を催しながらも、足下にバケツを置いて生放送に臨んだエピソードが彼女の仕事に対する責任感とプライドを最も良く表している。
★15 - コメント(0) - 2月12日

著者は、「クローズアップ現代」のキャスターを 1993年(36歳)から2016年(59歳)まで 週4日23年間に亘って務めた。 自らの半生と、生放送番組の準備と製作過程、 インタビューアー、キャスターとして発信し続けた 「言葉」への拘りについて語った。 幼少期から外国生活が長く、アメリカの大学を卒業し、 ニューヨークでも働いた。 この経験が、正義感にあふれ、論理的で 鋭いツッコミのインタビューの原動力になったようだ。 クニヤぶれて、再開あり。 とも申しますので、これからの活躍も楽しみですね。
★4 - コメント(0) - 2月11日

23年間、クローズアップ現代のキャスターを一人で務めた国谷さんは、中だるみも手抜きもなく、常に真摯に、言葉の力を信じて、ただ一つの道に一心に取り組まれていた。 職業は違っても、参考になるし、勉強になる。 同じ番組を担当し定点観測の視点を持つ国谷さんの目から見て、世の中の不寛容度が増している、という指摘がひたひたと恐ろしい。 刺激の強い情報や大きな声でその他の情報や意見がかき消されがちな昨今、想像力、常に全体を俯瞰する力、ものごとの後ろに隠れている事実を洞察する力を、自分も鍛えていきたいと考えさせられた。
★5 - コメント(0) - 2月9日

正直、クロ現降板の真相に興味があって購入しました。で、驚いた。このヒトは、筋金入りの「リベラルなジャーナリスト」だと。ハルバースタム(あたしが大好きな作家だ!)の警句を常に胸に、番組作りに望んでいたという。古き良きアメリカのリベラルな空気を吸って育ったからだな。最終章からあとがきにかけては、国際情勢について懸念を示しておられるが、本当は日本の現状が一番気にかかっておいでだろう。(スキャンダラスに取り上げられるのが本意でなかったので抑えられたのではないか。)いやはや、岩波新書の底力を見せつけられる良書。
★14 - コメント(0) - 2月9日

既存の偏見を認めることは、偏見を取り除く為により考えることよりもはるかに楽だから…この問題が、丁寧に書いてあり再認識させられます。
★4 - コメント(0) - 2月9日

面白くて、一気に読みました。
- コメント(0) - 2月6日

若い記者やディレクターにぜひ読んでほしい。特に第1章、第7章、そして終章!私もしばらく、バイブルにさせていただきます。
★1 - コメント(0) - 2月6日

みんな大好き国谷さんの本。 1.2分のために3時間もかけて準備しているという前説や、月から木まで同じキャスターが担当していることによる番組の視点の深まり、スタジオトークの意味など、今のクロ現+にはどれだけ残ってるんだろう… 言葉の力を信じるが故の言葉への恐れや、相手に関わらず聞くべき事を聞くという信念、徹底して準備した資料や質問を捨てることで生まれるインタビューは国谷さんとクロ現の歴史の賜物だったのだろう。
★3 - コメント(0) - 2月5日

2017年1月20日発行(初版)。著者は、1993年4月5日から2016年3月17日まで23年、3784本の「クローズアップ現代」でキャスターをつとめた。「クロ現」のキャスターになる前の衛星放送での仕事なども語られており、国谷裕子という人のバックグラウンドも知ることができた。もっとも興味深い、番組放映の舞台裏についても詳しく書かれていた。番組での、あの冷静沈着で理知的な姿の背後にある、葛藤や血の滲むような努力も初めて知った。
★10 - コメント(0) - 2月5日

NHK「クローズアップ現代」のメインキャスターが、これまでの業績を振り返りながら、伝えることの大切さと難しさ、困難に苦しみながら報道について考え続いた人生を綴った自叙伝。本書を読むと、報道が決して単純で一筋縄ではいかないものであることを思い知る。容赦ない批判、伝わらないすれ違いがありながらも、問いたい伝えたいという熱い想いが、彼女のキャスター人生を支えたのではないだろうか。帯の彼女の写真は、どの女性より美しく見えた。
★10 - コメント(0) - 2月4日

国谷さん凛としていて好きです。
★1 - コメント(0) - 2月4日

見るたびに唸らされていた、あの「前説」。本当に練られた、こだわりの文章、もしくは魂のメッセージだったのだと知る。23年間で最も大きな変化が見られたのは雇用環境。様々な視点に立ちながら社会のあらゆる側面を見つめてきた人の、立てなかった視点への反省点も含めた振り返りと、プロでありたい、一人前でありたいと足掻いた日々の記録。あの前説を思い出させる圧倒的な文章で一気読みだった
★1 - コメント(0) - 2月3日

キャスターという仕事 岩波新書巻の 評価:90 感想・レビュー:49
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