女帝と詩人 (岩波現代文庫)

女帝と詩人 (岩波現代文庫)
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女帝と詩人の感想・レビュー(4)

古代王権の極盛期と呼ばれる白鳳期の政治と文化ついて、その時代に君臨した女帝・持統天皇と、彼女に近侍した宮廷詩人・柿本人麻呂の二人に着目して鮮やかに描き出す一冊。筆者は言わずと知れた古代史研究の大家、つまり史学者であるが、本書は専門書的ではなく、むしろ小説的な迫力ある筆致である。僅かな史料しかない古代史において、歴史人物の個性や心情まで暴きだそうとするならば、史学者もある種の「小説家」にならなくてはならない、そういうことだろか。(※ 誤解を与えそうな表現だが断じて嫌味ではない。本書は良書だと思う)
★5 - コメント(0) - 2014年6月28日

【持統2】天皇一般という抽象でなく、生ける天皇たちの歴史的個性を叙述しようとする北山が持統女帝をどう描いたか。内容は直木【持統1】とほぼ同じ(というか直木が北山の説に従っている)だが、躍動感あふれる筆致だ。大津皇子の変は、古代文明がもたらした必然の悪に自己を委ねるより他なかった持統が、自らの腹を痛めた子(草壁)を皇位につける為の「近親謀殺」であり、「血に呪われて生きてきたのだ」。一方で現人神として描写し、一方では人間的な煩悩と憂愁を万葉集の長歌の中に読みとる。小説的面白さがある。しかし、、、【持統3】へ
★24 - コメント(0) - 2014年5月27日

2013年12月13日:半殻肝
--/--:エリコ

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