軍記物語の世界 (岩波現代文庫―学術)

軍記物語の世界 (岩波現代文庫―学術)
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軍記物語の世界の感想・レビュー(5)

2015年7月27日:ワタシ空想生命体
武家の隆盛とともに転換する歴史。そんな時代の戦争と人々の生きざまや時代を見つめる目、物語と記録の狭間の文学について、原点とも言える『将門記』最高峰の『平家物語』それを踏まえての『太平記』を中心に述べられた一冊。軍記物語の中に描かれる争乱の世界と、軍記物語が描かれることになった現実の世界。それらを切り離せない文明的にも文学的にも未成熟な時代だったからこそ成立した物語が見える。権力に対する反逆の英雄譚や、勝者と敗者の別れる戦争の末路、そしてその周囲の人々。そこにあるのはまさにその時代を生きた人々の息吹である。
★6 - コメント(0) - 2015年2月14日

2014年9月2日:gfdjh
2014年2月11日:半殻肝
元は朝日選書の1冊で、一般読者向けに軍記物語の魅力を語っている。主眼とされているのは「軍記物語の魅力とはどんなところにあるのか」ということで、公文書的な戦争記録とも中古の説話物語とも違う文学形態として、軍記物語がどのようなあり方をしているのか、「平家物語」「太平記」「将門記」を軸に、概説的に説いている。学術書ではないので、著者の経験をもとにかなり思い切った書き方がされていると思うが、たしかにわかりやすい。神話とはまた違う英雄説話としてのあり方、口承を経ることによる大衆的想像力の世界のあり方に興味が湧く。
★2 - コメント(0) - 2011年6月1日

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