南島イデオロギーの発生―柳田国男と植民地主義 (岩波現代文庫)

南島イデオロギーの発生―柳田国男と植民地主義の感想・レビュー(13)

3月8日:Dixi
本書を読み、極悪な天皇制ファシスト・柳田国男のイメージが形成される。しかし柳田に関する客観的な事実としては、「日韓併合」の際に柳田が法制局の官僚として法律整備に関わっていたということだけで、それによって作家としての彼の全仕事までをもポスコロ的正義に基づいた批判のみでほぼ切り捨ててしまうのはやや強引でないかという気も。
★2 - コメント(0) - 2015年10月26日

山人のことを語るなら、山人についての最後の文章、「山人考」に触れないわけにはいかないはずです。1917年の講演の手稿ですが、台湾については一切触れられていません。柳田の言う山人は、古代史上の存在である日本列島内の先住民の末裔です。『遠野物語』を書いた1910年時点では、もっと物深いところに行けば山人の伝承がどんどんみつかると感じていたようですが、いくら探しても山人についての伝承などどこにもなかった。だから口をつぐんだのでしょう。柳田が生きていたとしたら、この著者は氏と語ることができるでしょうか。
- コメント(0) - 2015年4月12日

2015年3月5日:半殻肝
映画「セデックバレ」観てるとかなり掴みやすいので絶対におすすめ。怪談好き、民話好きには外せない好々爺、柳田國男が考え得る限り最悪のタイプの学者である可能性。「近代や科学を相対化する想像力としての怪談」「古の日本の原風景としての沖縄」「台湾は親日」とか、気軽に語る識者って、この本読んでないか、意図的に無視してるかってことか。ホラーだ。
★1 - コメント(0) - 2014年8月1日

2014年6月10日:おちこち
これも苛烈な柳田(を含む、コロニアリズムを隠蔽した「一国民俗学」)批判。相当話題になった本のようです。先走り気味のところもあるが全体としては納得できるような気がする。これもどんな反論が出てるのか気になる。
★6 - コメント(0) - 2014年2月8日

2013年11月27日:千鳥
先生から借りた本。柳田国男を嚆矢とする民俗学、それが孕んでいる欺瞞を徹底して糾弾する内容。アカデミズムの持つ支配の力や眼差しをこれでもかと抉る激しい語り口。僕のように学究に単純に憧れているような人間にとっては背筋が冷えるほど恐ろしい本だった。
★1 - コメント(0) - 2013年6月28日

台湾、朝鮮、そして遠野で農政官僚として柳田は、異民族や「山人」の包摂に失敗した。その後柳田は、遠野の「山人」を異人というより寧ろ「常民」として描き、「日韓併合」という言葉に象徴される、帝国日本内の他者性を隠蔽するために、沖縄という「他者」を日本の古層として描いた―「常民」や「日琉同祖論」言説に始まる、日本民俗学の反復されるイデオロギー性や、琉球の他者性を隠蔽する言説への鋭い批判書。
★1 - コメント(0) - 2011年9月27日

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