悪人

悪人
420ページ
5361登録

悪人を読んだ人はこんな本も読んでいます


悪人の感想・レビュー(4512)

ある女性が殺害される事件の周辺人物の様々な視点から物語が語られるミステリー。出会い系サイトで知り合った女性との約束を破られたあげく罵られた祐一は、その女性をあやめる。その後に出会った同じくサイトで知り合った女性に本気になって、二人で逃避行の旅に出る……最後の光代のセリフのとおり、本当の悪人は誰なのか。それは読者に判断を任せるってことかな。読後はそういった意味でもモヤモヤするなぁ。
★8 - コメント(0) - 2月16日

吉田修一初読み。ミステリー色がほとんどないが、最後まで退屈することなく読み進められた。人間の心理が巧みにしかし淡々と描かれているのがいいですね。
★3 - コメント(0) - 2月12日

kyz
おもしろい、読書はエンターテイメントなんだと改めて実感できた。映画も観たい。観たいが映像でなく想像の中で終わらせたい気持ちもある。
★1 - コメント(0) - 1月31日

kum
2回目のトライ。でもやっぱり気分が落ち、最後まで読めず。リアル過ぎて。。最近若い女の人が事件巻き込まれるニュースを良く見る。本だけの話であって欲しい。
★18 - コメント(2) - 1月27日

普通だった。特に夢中になることもなく淡々と読んだ。
★2 - コメント(0) - 1月23日

悪気なく、悪意ある言動ができる人がいる。その一方で悪意はもちろん善意すら意識せず、優しさ、ともまた違う無私の行動をする人がいる。純粋がゆえに子供が残酷に映る瞬間があるような、人間であれば誰もが行動を誤る瞬間があり、それが悪意によって悪意になるのかも、、などなど色々考えさせられる作品。その中で文中人としての善意、が存在していることが分かる表現が時折出てきて、そのことに心が救われる。
★1 - コメント(0) - 1月18日

良かった! 祐一(27)母に捨てられ祖父母が育児、母に会う度金せびる(子を捨てた母に被害者意識を持たせる為) 出会い系佳乃と援交、約束日に圭吾と遭遇し約束破断→圭吾の車から蹴り落とされる佳乃→助けるも罵られ喉絞める祐一→遺体発見→圭吾逃亡 出会い系光代と祐一→事件後想い合う→圭吾誤認確保→祐一光代逃亡→光代警官に見付かるも脱出→祐一光代再会するも警察迫る→祐一、光代の首絞め(自分のみを悪者にする為)→逮捕 光代→愛し合ってたの?彼は悪人?
★1 - コメント(0) - 1月12日

冒頭で、かつて読んだことに気付く。
★1 - コメント(0) - 1月11日

また今度読んで見る。次は怒りを読む。
★2 - コメント(0) - 1月11日

一気に読みました。主人公が本当の意味での悪人ではないと思いたいです。読書中、この話はフィクションなのに、そうではなく、本当にあった事件を読んでいるような気持ちになりました。
★2 - コメント(0) - 1月10日

傑作。凄く面白かったです。殺害された一人の女性。その周囲の複数の人々。様々な視点から描かれる真実と、明らかになる犯人。果たして彼は悪人なのか。悪人は誰だったのか。終盤の展開は、大切な人がいる人ほど共感できるのではないでしょうか。大切な人が突然いなくなってしまったら?大切な人がもし悪人だったら?佳男と光代の行動には、理屈を超えた部分での訴えかけがあるように思います。また、目まぐるしく変わる視点と沢山の登場人物を以ってなお、ストーリーをわかりやすく魅力的に描いている点に、著者の力量の高さも感じられました。
★2 - コメント(0) - 1月7日

最後祐一はどんな思いで光代の首を締めたのだろうか。 出会い系サイトで知り合った人を簡単に愛せてしまう祐一が悲しい。 IT化が進んだからなのか、面と向かって話せない人が増えたり、大切な人がいない人が多すぎると思う。
★4 - コメント(0) - 1月6日

◯貧困、介護など、深く読むと色々考えさせられる。
- コメント(0) - 2016年12月27日

後半少しだれたけど一気読み。祐一は悪人になりたかったのかもしれない。
★7 - コメント(0) - 2016年12月24日

今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎる。自分には失うものがないち思い込んで、それで強くなった気になっとう。
- コメント(0) - 2016年12月20日

悪人…視点によって変わるのかなぁっと全てが悪人であり被害者でもある
★8 - コメント(0) - 2016年12月19日

悪人って何だろう?そう簡単に人を善悪で割り切ることができることばかりだろうか?と考えさせられる話でした。本当のところ、世の中に事実と思われて事実ではないことは多いです。事実は、誰かが誰かのフィルターで見た世界でしかない。出てきた登場人物のすべてに「自分の中の正しさ」というものがある。だから同時に、その人はある人にとっては悪人でも、ある人にとっては愛すべき人であったり、救いであったりすることもある。私もそうだ。。。前半は人物描写ばかりで少し退屈でしたが、最後に突然泣きました。
★4 - コメント(0) - 2016年12月17日

一つの殺人事件の背景は、被害者と加害者、というだけでなくくれないものだった。被害者である佳乃とボンボン大学生増尾が悪人、というよりクズだなあ、と思ったけど、お父さんの気持ちはやはり切ない。祐一が悪くないわけではないが、結末にも繋がる「どっちも被害者にはなれないから」という台詞には本当の優しさがあると思う。読後感がいい意味で悪い物語でした。
★4 - コメント(0) - 2016年12月5日

光代と祐一、ふたりだけがわかるウソを抱えて物語は終了。光代はきっとまだ祐一が忘れらないんだと思わせるラストのページがよかった
★1 - コメント(0) - 2016年12月3日

登場人物一人ひとりを丁寧に描いてあるので、どっぷりと浸りながらそして、祈るように読み進める。無口な祐一が饒舌に語る犯行動機が切なくて胸が痛んだ。やりきれなさ、悲しみ、腹立たしさ…。祐一がもっと早く光代に会っていてくれたらとついそう思ってしまうが、光代に出会えたからこそ祐一の人生が救われたのだと思いたい。
★2 - コメント(0) - 2016年12月2日

久々に登場人物全員好きになれない話でした。祐一は不憫だけど好感が持てないから、素直に不憫がってあげられない。
- コメント(0) - 2016年12月1日

人の琴線に触れる状況、触れる台詞がちりばめられている。失うものがないから、何でもできるような気になるだけだ。人の心が動く様。描かれる空虚な人と激情した人。映画「怒り」を見て、吉田修一さんの書く小説を読みたくなった。印象的な台詞。「今の世の中、大切な人もおらん人間が多すぎったい。」
★39 - コメント(0) - 2016年11月22日

タイトルが「悪人」なのでこいつらは「悪人」なんだなあと読んでいたけれど、自分がとらえる悪い奴というよりは人間のクズみたいな奴らが多い。実際に被害に遭うことはないだろうけれどニュースでよく見るような。祐一に少しは同情するけれど、だからといって悪くないとは言えない。だからこそラスト光代の首を絞めるところはもっと淡々とした悪意があって欲しかった。映画のラストの方が臨場感と絶望感があって引きずられる後味の悪さが強烈でよかった。
★3 - コメント(0) - 2016年11月16日

再読です。さみしい人たちですよね。それがリアルですよね。★★★★☆
★2 - コメント(0) - 2016年11月12日

hk
いさかいが起こった場合、どちらか一方だけに非があることはまずない。そういった自明の理を踏まえ、一昔前までは喧嘩両成敗が社会通念の本流だった。ところが白黒をはっきりさせないと気が済まないアメリカンな価値観が流入して以降、どうにも日本社会がギクシャクと世知辛くなっている。そうした日本の世相が「どっちも被害者でいることは出来ないから…」という台詞に凝縮されている。そして作中において人を殺めた清水祐一がもっとも穢れや罪から程遠く他者を慮ることが出来る人物であるというのは、近代法治社会への強烈な風刺だ。
★14 - コメント(1) - 2016年11月11日

この人はなんでこんなに人の心理をいろんな立場から描けるのだろう。しかし最後の結末はどう捉えればいいのか…。安易な純愛ラブストーリーにもなり兼ねない最後。たぶんもっと違う読み方ができるのではないかとモヤモヤしております。
★5 - コメント(0) - 2016年11月9日

ryo
87
- コメント(0) - 2016年11月7日

本当の極悪非道な悪人はあまり出てこない。もちろん、人を殺したりや弱者を騙し脅し金を奪い取ったりと法を犯した者たちは悪人なのだけれど、それ以外の人達は悪人ではないのか。殺された保険外交員の女性、金持ちのボンボンの大学生はどうか。誰の心にも悪の心があってそれが表出しただけなのかもしれない。孤独で寂しくて誰かに求められたくて、それで出会った男女の純愛が非常に儚くて切ない。そして加害者家族と被害者家族のそれぞれの心理描写・行動が読む者の心を打つ。心に残る作品です。
★32 - コメント(0) - 2016年11月4日

悪人だらけでした。バスの運転手さんの言葉が良かったです。
★2 - コメント(0) - 2016年10月31日

男と女の愛、憎しみ、儚さ、深く、この空気感がなんともいえない。
- コメント(0) - 2016年10月29日

怒りに続いて読んでみた。最後の方は号泣、これもキツい話。映像はやっぱり観てないけど、あんなに美男美女じゃちょっと。。。被害者視点のあのシーンの描写が欲しかったかな!?
★4 - コメント(0) - 2016年10月26日

怒りに続いて読んでみた。最後の方は号泣、これもキツい話。映像はやっぱり観てないけど、あんなに美男美女じゃちょっと。。。被害者視点のあのシーンの描写が欲しかったかな!?
★5 - コメント(0) - 2016年10月26日

殺人犯である主人公・清水祐一と、その自首を引きとめる出会ったばかりの恋人。援助交際のOL、弱者につけこむ詐欺師、傲慢で無情な大学生。悪人、とはいったい誰なのか・・・。寂しいふたりがやっと出会えたのに、この結末はとても切ない。「どっちも被害者にはなれないから」という祐一は本来優しい人のはずなのに。あと、最初のページでは「西南」学院なのに、増尾は「南西」学院になっていて、あれ?と思ったけど、確かにこんな最悪男を実在の大学名では出せないわー。九州弁も、福岡のビルや町の名も、福岡出身者にはとても懐かしかった。
★11 - コメント(0) - 2016年10月14日

★★★★☆生きるには、生き続けるには様々な困難、葛藤、決断が求められる。この作品に出てくる人物達は、それぞれが、その時下した決断結果の現れである。奥田氏作品の『最悪』『無理』のような、読んでいて【こうなった時どうしたら良いのだろう?もし、自分がこんな状況になったら?】と、いった不安感が高まっていき、落ち着かない。しかし、結末が気になり読む手が止まらない。祐一の殺人行為は許されるものではないが、救いは、光代という女性を愛する心が、最後まで残っていたことか。瞬発的に燃える恋は、散り際も激しく切ないものなのか。
★13 - コメント(0) - 2016年10月12日

切ない…。昔、東公園のあたりに住んでいたので懐かしい地名が多く仰天だった。
★6 - コメント(0) - 2016年10月10日

心が震えた
★5 - コメント(0) - 2016年10月5日

殺害された女性、殺害してしまった男性、その家族や周囲の人々の、逃れられない日常とすがりたい何か。途中、みんなみんな辛すぎて読み続けるのが辛くなり、何度も本を閉じてしまったけど、最後まで読んでこそ救われるものがある。ああ、吉田修一さんの本はいつもそうだ。そこには作者の人間に対する根本的な愛と信頼を感じる。
★16 - コメント(0) - 2016年10月1日

殺人はもちろん悪いこと。なんだけれど殺人者の男性に同情してしまう描き方が上手いと思った。いるよね、ああいうイラッとくる女。。祐一は光代を殺したかったわけじゃなくて、あくまで彼女を被害者にするために演技をしたのではないかと思った。だからこそ光代が祐一の嘘に乗っかって被害者の立場に立ってしまったのが少し残念。
★4 - コメント(0) - 2016年9月29日

最初から最後まで物語に引き込まれてしまう面白い作品でした。 殺人を犯した主人公はもちろん悪人かもしれないですけども、親が金持ちたがらと人を見下したりとか、経済の事を良く解ってない年寄りを騙したりとか、惚れられてる弱味につけこんで他人をゴミの用に扱ったり等。こういう連中も悪人なんでしょうけれども。でも、こいつらは法で裁かれないので殺人犯よりも厄介な悪人だと思いました。
★20 - コメント(0) - 2016年9月26日

悪人の 評価:90 感想・レビュー:1268
ログイン新規登録(無料)