しろいろの街の、その骨の体温の

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しろいろの街の、その骨の体温のはこんな本です

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しろいろの街の、その骨の体温のの感想・レビュー(1258)

「コンビニ人間」を読み村田沙耶香という作家を知り読み始めた。好みに合わずいつ読むのを止めようかと思いつつ、それほど長くないので最後まで。賞を受賞しているので良さがあるんだろうけど、わからなかった。
★2 - コメント(0) - 3月15日

「コンビニ人間」「殺人出産」を読んで、特殊な世界観を持つ面白い作家さんだなーと認識していたけど、この本を読んで、良い意味で認識が覆された。鋭い観察眼、美しく力のある表現力。クラス内ヒエラルキーや成長期の自己嫌悪をよく描いている以上に、何といっても性的興味から「おもちゃ」にした男子への膨らんでいく欲望とそこに潜む恋慕の情がせつない。10代だけじゃなくて、大人になってもこんな気持ちで人を好きになることはあるだろうなぁと共感した。川上未映子の「ヘヴン」を思い出した。
★3 - コメント(0) - 3月14日

スクールカースト(いじめ)もの。カーストの頂点以外は何かやらかすと即降格、容姿が悪いと最下層という不登校が正解だなーって思うような酷いクラスです。フィクションでしょうが男から見ると女子生徒のドロドロカースト制度って実際ある話なんだよねと恐縮します。傍観者ポジションも心がすり減りそう。褒め合い心理は納得できます。男子はゴミみたいな奴ばっかりでしたね(苦笑)しかし、伊吹君だけは例外で、純粋無垢、100%正論で、なんだろー悟空みたいな男の子でしたね。面白かったけど、270p超のカーストものはしんどいなー>_<
★15 - コメント(0) - 3月12日

西加奈子さんがおススメしてたから読んでみた。凄かった。思春期のあの頃 楽しかったけど、しんどかった。若い頃に戻りたいなんて思わない でも、なんで?って聞かれても上手く言葉では表現出来ないなぁともやもやしてたことが全て書いてあった!この作家さんも天才だな。
★8 - コメント(0) - 3月9日

☆☆☆☆☆ 誰にでも分かる教室内の優劣に気付かない子のことを『幸せさん』と呼ぶ少女。これだけ観察眼が鋭く感受性が豊かだと、さぞや小中学時代を生きるのは辛いだろう。鈍いぐらいでないと生きられない世界の外に弾き出されて初めて気付く自分の中だけの価値観。本当に美しいものを教えてもらった。
★10 - コメント(0) - 3月8日

忘れていた中学時代の微妙な人間関係や感情を思い出し、読むのがとても苦しかったです。 なのに、全然読むのをやめられず最後まで一気に。 ここまで微妙な気持ちをクリアに表現されている表現力が本当にすごいなと思いました。
★5 - コメント(0) - 3月4日

いじめから自分を守る美しさ。真の綺麗さを感じ取れる目。白い不気味な街。白いというのは、伊吹と結佳の通う習字の墨との対比。中学のあまりにもしんどく萎えるような青春を思い出し、ひどく共感し心が痛くて震えてしまった。溶けたガム、伸びない骨、生長を止めた街、小学生から中学へなるときの恋愛に精通と初潮。この時分にある出来事や悩みが、すべて詰まってる。村田史上、最高傑作なんではないか。誰も悪者じゃなくて、クラスでの自分の役割を演じていて、そこから脱却した主人公も去ることながら、初めから役割を選ばない伊吹と信子の衝撃。
★6 - コメント(0) - 3月4日

村田沙耶香の作品は、どこかえぐくて、中毒性がある。女の子が少女へと変化する時間。これが自分だ。と肯定できるようになるまでに、誰もが、ここに登場する女の子たちのどこかのポジションに属し、アイデンティティを形成していく。自分の過去も沸々と蘇って、なんともいえない気持ちで読みました。
★7 - コメント(0) - 2月27日

辛い作品です。かなり語弊がある言い方ですが、『葡萄が目に染みる』を思い出す作品ですね。
★1 - コメント(0) - 2月24日

★★★★☆ すごく、すごく小中高時代のいろんなことを思い出させてくれる本だった。
★7 - コメント(0) - 2月22日

2016年読んだ中で好きな本第一位。
★4 - コメント(0) - 2月18日

世界観が凄すぎる。何とも言えない気持ちになるけど、思春期の切なさが残った。
★7 - コメント(0) - 2月14日

不安定な街で不安定な身体を抱えて過ごす少女の成長の物語。身体や欲望に対してここまで苛烈に向き合ったことはないけれど、抱えきれなさや行き場のない気持ちには共感出来る部分がありました。カーストの下の方にいましたが、自分は随分呑気に暮していたなあとも。周りが見え過ぎるのって息苦しいことです。鈍感な少女だった自分に少し感謝しました。
- コメント(0) - 2月4日

とっても後味のわるーいどよーんとした読了感。残酷な思春期の自意識過剰な精神とスクールカースト。性と中二病な感じで苦しむ青臭い自意識の交錯。村田さんの作品を読んだのは二作目だけど、これもすごい。。もっともっと沢山他の作品も読んでみたいなって思った〜!すごいね☆。
★8 - コメント(0) - 1月29日

子供社会特有の残酷さがよく出てた。 子供の頃感じていた生き辛さを思い出した。 切なくも懐かしい気持ちになった。
★8 - コメント(0) - 1月28日

村田さんは書きながら恥ずかしくならないのかな?(笑)ホラーでもなんでもないのに食べ物を咀嚼するのが気持ち悪くなるような話だった。
★16 - コメント(0) - 1月27日

あぁ圧巻の西加奈子のあとがき。笑 ってあとがきかいって感じだよね。違う、本編も。ぎゅっと心掴まれる、でもあまりにも西加奈子の解説が美しすぎて自分の言葉で表現できない。伊吹の美しさに私はやっぱり心掻き鳴らされるし、息苦しい女子のそして閉塞感ある10代のヒエラルキの世界は、めんどくせー、と思ってしまう。思えるだけ幸いなポジショニングだっただけだ。これを読むと主人公や信子の複雑さに劣等感を抱きそうになるけれど。息詰まる疾走感。最後から少し前の終わり方がとてもよくて、この本を今宵読めたことが嬉しい。いい本や。浅!
★12 - コメント(0) - 1月27日

小学生、中学生それぞれの人間関係、悩みが懐かしくもあり、そこが極端だけどリアルでもあり。なかなかこういう思春期の悩みのようなものはいつの間にか忘れてしまうものだ。だから大人はわかってくれないなんて話になるんだろうな。誰もが経験して来たことなのに。
★2 - コメント(0) - 1月26日

スクールカーストなんて最近できた言葉だけど、そういうのは昔からあって、特に女子同士のそれはとてもよく知ってるもので、主人公の気持ちもとてもよくわかった。でも、このての話は今までもいくつか読んでいて、正直、もうおなかいっぱいかなって感じがした。村田さんは「コンビニ人間」以外、どうもピンとこなくて、あまり相性がよくないのかもしれない。
★12 - コメント(0) - 1月26日

芥川賞作家の作品ということで読み始めたのですが、これを38歳のオッサンが読むのはいささか不気味だなと思うような内容で、たじろぐところもありましたが、結局最後まで読んでしまいました。子供の頃のこういった心境というのは、男性の私も思い当たるところはありますが、子供時代を思い出してみると、大人たちがそれを理解していたとは思えません。彼らは自分の経験を忘れてしまっていたのでしょうか。それとも、上位の人たちや幸せさんだったので、主人公のような苦労をしないまま大人になったのでしょうか。
★7 - コメント(0) - 1月21日

思春期のヒリヒリと残酷な現実と過剰なまでの自意識に押しつぶされそうな中学生の物語。登場人物それぞれの感情をかつての自分も持っていたと認識させられるから、文章が自分自身の黒い部分をえぐるように迫りくる。これほどまでに衝撃的な小説は読んだことがないかも知れない。村田さんは天才だ!
★16 - コメント(0) - 1月19日

中学のとき、学校に行くのが怖かった。席替えも怖かったし、クラスに親しく話せる友人もいなかった。唯一、部活の仲間には気を許して話せたけれど、朝から放課後に至るまでの長い時間は、どうやっても「あっという間」に過ぎることはなかったように思う。あらゆるものの顔色を伺った。同級生の、先生の、いじめられっ子の、中学特有の、教室の中を支配する雰囲気。自分の言葉で「美しい」ものや「気持ち悪い」ものを表現できなかったあの頃の自分にこの物語を送りたい。そして、今なお自分の言葉を探しあぐねている自分に、この物語が勇気をくれた。
★5 - コメント(0) - 1月19日

自我に目覚め、自分が周りの女の子の中でどのくらいのランクにいるのか、そんな事が一番気になった時代。男の子も女の子も、何で10~15歳くらいの頃ってあんなに残酷なんでしょうか。物凄い速さで成長しているのに、体が追いついていないのか、心が追いついていないのか分からないもどかしい感じ。登場人物の中に、必ず自分の分身を見つけてしまうような痛々しいのに目が背けられない内容に、思わず何度か読んでしまいます。「愛」とか「恋」とかを感じられるようになる前の、ただの「好き」という気持ちが純粋に書かれている本でした。
★8 - コメント(0) - 1月16日

2回目。1回目読んだ時にも思ったけれどこんなにも不気味で、ぬるっとしていて、人の体温みたいな小説を初めて読んだ。正直、二回読んでも改めて気持ちが悪いと思う。嫌悪感の気持ち悪さじゃなく、その骨の体温の、不気味な気持ち悪さ。それなのにこの小説が、わたしは大好きだと思う。この小気味悪さと、主人公の歪さと、伊吹の温度と、そして登場人物の台詞のつかめない価値観や比喩と、どれをとっても いいなあと思ってしまう。
★6 - コメント(0) - 2016年12月30日

自分が見てきた当時がそのまま書き写されたかと思うほど巧妙に綴られた思春期の世界とそれに伴うリアルな心理描写でした。まるで文字一つ一つが呼吸しているような、読みながら生温い湿ったものが迫り来るのを確かに感じた。ミステリーのように何か衝撃的な事件が起こるわけではないのに、主人公の感情だけでここまで魅せられた作品は初めてかもしれない。凄いです。
★9 - コメント(0) - 2016年12月29日

自分の小学校、中学時代を思い出すようなリアルな内容だった。中盤までは読んでいてももどかしいしい状態が続いたが、後半主人公が本当の自分に気づいたあたりから非常にカタルシスを感じるとともに、世界観にどっぷりと引き込まれてしまった。読み終わった後もしばらくは余韻に浸ってしまい、あとがきの解説も読めないくらいだった。
★3 - コメント(0) - 2016年12月24日

街とともに成長してく少女を描いた作品。女性特有の交友関係とそれに矛盾を感じる主人公が徐々に性への目覚めを感じながらもそれを受け入れず、そして自分と正面から向き合いたくないが故に上辺だけの会話に終止する様子が展開される。そして、素直に成長しているように見えながらも主人公に影響されつつ大人と子供の間をさまよう少年により自分をより一般化し、ゆっくりと社会と自分の関係性を確認する。色々な要素が入っているが、それをしっかりとした物語にまとめ、主人公以外にも魅力的な人物が配されているので厚みがあり興味深く感じた。
★7 - コメント(0) - 2016年12月22日

クレイジーさやかにはまりつつあります。この作品を、殺人事件か何か、怖いものと思い込んで、読み始めました。違いました。思春期の難しい女子の心が、ものすごい描写力で描かれていました。内容は、共感できなかったのですが、描写力に圧倒されました。表現力がすごい‼またクレイジーさやかの世界を求めて、次の作品も読みたいです。
★20 - コメント(0) - 2016年12月20日

wy
周囲、そして自分自身による抑圧からの解放の物語。社会に同化できない一部の人間たちにとって、これほど救いをもたらす本はなかなかない。やはり万人に受けるとは思えない、が、それでも万人に薦めたい作品だ。
★3 - コメント(0) - 2016年12月17日

☆☆☆
- コメント(0) - 2016年12月17日

スクールカースト。自分の中学時代を思い出した。心理描写がうまい。読了後、切ない気持ちになったが、他の本も読みたくなった。
★1 - コメント(0) - 2016年12月15日

村田作品三作目。彼女のこの独特な薄気味悪い雰囲気にどうしてもハマる。いつのまにか自分を小中学校時代に戻されてしまったような感覚で何故かあの頃の自分がこの作品を眺めている感じ。読み終わった後、なんだか自分はちっともあの頃から成長していないんじゃないかと恐くなった。
★20 - コメント(0) - 2016年12月13日

stk
面白いけど気分は良くない
★4 - コメント(0) - 2016年12月10日

思春期の女の子の話。居場所を守るために自分を殺し、溜まった鬱憤を歪んだ形で吐き出してはいくがそんな生活が続く訳もなく、限界を超えた不満が彼女をどん底へ突き落とす。かなり生々しく正直お腹一杯だったがここまでならよく聞く話。本当に凄いのはこの後だった。縛られていたルールから解放された彼女は新たな価値観を身につけ、己の存在を見出そうとする。この辺りから村田ワールド全開でこっちの価値観もぶち壊されました。勢いが尋常じゃない。最後は後腐れがない終わり方でスッキリと読み終えることができました。読んで良かった。
★9 - コメント(0) - 2016年12月10日

また村田さんの作品を夜中に一気に読み上げてしまった。心がえぐられるようだった。感情が揺さぶられた。
★2 - コメント(1) - 2016年12月7日

村田さんの持っているユニークに世界を切り取る観察眼とその独特な感性からなる比喩や表現にただただ圧倒され、魅了されるばかりだった。★4.5
★16 - コメント(0) - 2016年12月3日

上下関係で苦労をした中学時代を思い出して恥ずかしくて避けたいような、ずっと触れてたいような。けど、自分はこの主人公の壁を超えたのだろうか。今でも変わらず人の目を気にしてる気がする。
★8 - コメント(0) - 2016年12月3日

よかった。初恋と呼ぶには生々しくて気色悪ささえある感情が丁寧に描かれていて、同級生たちの綺麗で可愛らしくて潔癖な恋と対比されているのがすごくよかった。街の描写も、また自体が生き物のようで、自分の育った街とも被りすごく惹きこまれた。知人に勧められて読んだ本だけど間違いなかったです! ひとつ難を言えば、最後の着地点がそっちに着地させたちゃってよかったのかな、と。いや、成就を願ってはいたのだけど、成就は描かれて欲しくなかったかも、と思った次第でした。
★8 - コメント(0) - 2016年12月2日

西さん解説のこともあり気になってた本。中学生の教室にあるヒエラルキーは今でも覚えているくらい毎日緊張感があって、この話に出てくるように、みんな必死でその時を過ごしていたと思う。そんな中で伊吹は本当に正しくてきれいだから、谷沢にとって特別で、憧れであり憎らしい存在なのが分かる。白いまちを逃げられない場所と思うか、これから変わっていく多彩な場所と思えるか、どちらも共感できて切ない。自分の思いを自分の思いとして持つのは難しいけど大切にしたいと思える話だった。
★8 - コメント(0) - 2016年11月26日

たまたま家にあり、「コンビニ人間の人だ!」と読んでみました。すごく良かったです。街と自分の骨を重ねる発想がすごい。痛々しいくらいにリアルで、文章のセンスも抜群なのでページを捲る手が止まりませんでした。
★11 - コメント(0) - 2016年11月24日

しろいろの街の、その骨の体温のの 評価:88 感想・レビュー:591
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