あの日、マーラーが

あの日、マーラーが
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あの日、マーラーがの感想・レビュー(118)

大大大大傑作。強大な力によってねじ伏せられ圧倒された。小説でここまで人を圧倒させることができるのか。三月十一日に行われたある交響曲団の「マーラー」が一つの大きな衝撃を与えた。ドルオタの男の子、クラシックを熱烈に愛し失望した男、シノーポリをはじめとするクラシックに陶酔する女、子供の安全を願って祈る女性。彼らの人生がこの日、この音楽によって交差する。彼らがどう感じたかは読んで確かめてほしい。個人的に堀君の一途さが大好き。芸術は人が人であることを証明するためにある。窮地にこそ存在する新たな希望と可能性を感じた。
★13 - コメント(0) - 3月21日

3.11。あの日の夜、すみだトリフォニーホールで行われたクラシックコンサートを下地にして書かれた小説。完売していたチケット1800席のうち、この日集まった聴衆は105人。その誰もにこれまでの人生があり思いがある。オーケストラ90数人とて同じである。この日音楽を聴きに行ったことを明かせずにいる人もいるという。人それぞれの意見がある。小説でもコンサートを行ったこと、そこでマーラーの5番を聴いた人々に意見を押し付けるような愚はおかしていない。実際の指揮者ダニエル・ハーディングはこの日を境に演奏が変わったという。
★89 - コメント(0) - 3月16日

東日本大震災当日に開催されたクラッシックコンサート。演目はマーラー交響曲第5番。この曲を聴きながら読みました。あの日の混乱と人々の戸惑いを思い出しました。今もまだ終わっていないのだけれど。
★9 - コメント(0) - 2月28日

3・11の大震災当日に行われたコンサートをもとにして、指揮者、オーケストラ、会場の名前を変えてフィクションにしている。演奏する側は演奏する意義に悩む姿もあるが、聴く側が困難を乗り越えて足を運ぶ理由は非常に個人的なもので、音楽を聴く理由、自分の趣味に対する姿勢に大上段なところがないのが、なんかそれでいいよねっていってしまいたくなる。ふっと「自由」という言葉を使いたくなる瞬間があった。
- コメント(0) - 1月26日

2011年3月11日の夜、錦糸ホールで演奏されたマーラー交響曲第5番。この日に演奏されたことに意味があったのか。第1楽章から第5楽章まで、その場に居合わせた人々がそれぞれの思いで聴いている。葬送行進曲から始まり、自然の猛威を感じさせる次楽章へ。戸惑いの第3楽章、涙の第4楽章、最後は前進、必ず乗り越えるで終演。マーラーの曲がこの夜にピッタリでとても感動しました
★19 - コメント(0) - 1月24日

東日本大震災が起こった2011年3月11日の夜、すみだトリフォニーホールで、マーラーの交響曲第5番の演奏会が開催された。本書は、この事実に基づいて書かれた小説である。当日の人々の動向が克明に描かれていて、とても読みごたえがあった。
★4 - コメント(0) - 2016年11月18日

ノンフィクションだと(勝手に)思っていたら、フィクションかとややがっかりな先入観… 音楽評論家の言ってることがさっぱり意味わからず、飛ばしながら読んでしまった。マーラーの曲もきちんと聴きたいとあまり思えなかったな…なんか、残念だ。
★1 - コメント(0) - 2016年11月4日

311実話に基づく物語 震災まで知らない町だった登米が、物語の中の4人の主人公にとって重要な場所として登場する。 物語自体は、やや平坦だったかな。。いや、盛り上がればいいという話ではないけれど。
★2 - コメント(0) - 2016年11月3日

☆☆
- コメント(0) - 2016年10月9日

ダニエル・ハーディングはあの日、の指揮者である。未曾有の悲劇のなか、なぜコンサートは行われたのだろうか。それは、彼が奏でる、被災地への祈りだったのではないか。
★27 - コメント(0) - 2016年10月9日

まさに3・11の当日の夕刻、コンサートは決行された。演目はダニエル・ハーディング(作中ではデイヴィッド・ハーディ)指揮、新日本フィルハーモニーの演奏によるマーラーの交響曲第5番だった。都内でも震度5の大きな地震だったのであり、余震も続いていた上に交通機関もストップしていた。そうした中で、関係者一同がよく開演を決定したものだと思う。選曲は偶然ながら、これほどふさわしいものもなかったであろう。作家は、当日その場にいたのだろうか。コンサートの臨場感は強いが、登場人物たちの表現その他、小説そのものは大いに甘い。
★299 - コメント(3) - 2016年10月1日

藤谷さんの音楽小説が好き。バッハやスカルラッティの音楽史も出てきて、贅沢な読書を感じていたが。あの日。東京・錦糸ホールで、オーケストラコンサートが開かれる。演目はマーラ「交響曲第五番」タクトを振るのは、イギリス出身のハーディ。離婚したばかりの夫婦、音楽評論家、アイドルオタク、エキストラ演奏者、72歳で一人暮らしの女性。未曾有の震災を前後で、それぞれの心境の変化がする。音楽の力を私も信じたい。交響曲第五番だからこそ、状況にピタリあうと思う。ここに居合わせた人たちは、この曲に想いが深く刻み込まれるだろう。
★75 - コメント(6) - 2016年9月26日

まだ記憶に新しい3・11。まさにその日、新日本フィルはマーラー5番の演奏会を予定通り開催した。本書は、それをモチーフに、その場にいた観客、指揮者、楽団員、ホール関係者の行動や心情をつづりながら進む群像劇。この状況下で演奏会を開催したことの是非をいくら論じても、正解は出ない。ここには、一人一人がそこで感じたであろうことを書き残そうとする藤谷氏の真摯な気迫がある。
★45 - コメント(0) - 2016年9月24日

東日本大震災で混乱する東京で開かれたマーラーの交響曲第5番の演奏会。そこに集まった聴衆と楽団関係者の約1日の行動や心の動きを描き出す。大地の震えと津波であっけなく消えていく人間の命。極限状況でも厳然と響く音楽の恐ろしいほどの美しさ。圧倒的な力の前にうなだれそうになりながらも、それでも生きていくために何かを求める人々。
★17 - コメント(0) - 2016年6月16日

★★★人は想像を絶する危機に直面すると逆に感覚が麻痺してしまうのかもしれない。そして自然の脅威の前では人間など本当に無力。本書を読んであの日の事を改めて思い出しました。以前にNHKの番組で震災当日、新日本フィルがコンサートを決行したというのを見ました。この小説はその事実を元に作られたフィクションだけれど人々の恐怖、不安、戸惑いなど色んな感情がリアルに迫ってきてノンフィクションを読んだような気分です。マーラーの5番をBGMに読みましたがあの日演奏された曲がこれだったというのも偶然とは言え凄いですね。
★50 - コメント(3) - 2016年4月14日

★★★☆☆ 震災でマーラーの5番だというのに、とても普通だ。
★2 - コメント(0) - 2016年3月27日

こんなにも重く苦しい物語を、どうしてこうも心地良いテンポで綴れたのでしょうか。読んでいる間、ずっとあのアダージェットが頭の中を流れていました。クラシック好きな人には読みやすいけれど、細かく知らないと興味が薄れて読みづらくなり、この小説の心地良いテンポが損なわれてしまうかもしれません。一人ひとりの人間の物語が交錯していく様子ですら、無理がなく美しかったです。
★4 - コメント(0) - 2016年3月19日

イベント【東日本大震災・あの日を忘れない】参加中。 3.11あの日、いろんなドラマがあったんだな~。 マーラー聞きながら読んでみました。
★20 - コメント(0) - 2016年3月15日

こんな時に演奏会なんて不謹慎論はお腹いっぱいなので横に置くとして、こんな時こそ与えられたことやるべき事をやり遂げるというプロの生き方はやはり正しいと思う。私にとってあの日の音の記憶はカーラジオから非常事態を知らせるアナウンサーの声ばかりで思い返しても眉間にシワが寄ってしまうため、こんな素晴らしい演奏の音で記憶を閉じ込められるなら素晴らしいなとうらやましく思います。マーラーはちょっと苦手ですけども
★6 - コメント(0) - 2016年3月14日

藤谷治さんの本では『船に乗れ!』がとにかく気に入っている。その本でもこの本でも、読んでつくづく後悔したことは、主題となる曲をよく聴き込んでおくんだった、ということだ。音楽の「音」を、小説という形態でどう表現するか。という手強いテーマを、藤谷さんの筆致は、決して力が入らず難なくクリアしているように見える。クラシック音楽好きにお薦めの作家さんです。 それはそうと、この本はなんとかして3・11より前に読み終えたかった。今日は3/10。ギリギリや。
★3 - コメント(0) - 2016年3月10日

大震災のときのコンサートを題材にしています。登場人物の生き様が描かれていますが、内容的には今一つという印象でした。
★4 - コメント(0) - 2016年3月3日

大震災から、まもなく五年。当日のことを思い出す。マーラーの曲を知らなかったのは不覚。あとで曲を検索しよう。
★2 - コメント(0) - 2016年2月20日

著者の<船に乗れ>以来のファンです。クラシックファンにお勧めできる作品です。そして日本人なら決して忘れてはいけない、あの日のことが、書かれています。あの震災のことを忘れてはいけないということを、あらためて感じました。
★2 - コメント(0) - 2016年2月3日

実はマーラーはよく知らない。有名だから、耳にしたことはあるだろうけれども、これがかのマーラーだ、と意識して聴いたことはない。なんだか小難しいようで。でも、あの日鳴り響いたのはマーラーでなくてはならなかったのだろう。音楽は平時においては日常であるけれども、非日常でそれを楽しむことは不謹慎の誹りを免れないのか。答えはないし、答える必要もない。わたしだったら、と考えはするけれども。「忘れないことがあるって、いいですね」。いいことも、辛いことも、忘れないならばそこにある。
★7 - コメント(0) - 2016年1月19日

東北大震災が起こったまさにその日、それでも開催されたコンサートを題材にしたお話。音楽活動への想い、そんな大げさでなくても生きることへの思い。曲目はマーラーの交響曲第5番でなければならなかった。それは因縁だったかもしれないが、この曲だったから小説に出来たのかもしれない。作者の音楽への深い造形や想いを感じた。芸術とはなんなのか。以前、別の本で生きていくために音楽(楽器?)を必要とするのは人間だけだ、というようなことを読んだ気がする。作曲家が命を削るように作曲に没頭する気持ちがこの作品を読んで分かった気がする。
★3 - コメント(0) - 2016年1月14日

3月11日午後7時半。あの大地震の日に錦糸町にてマーラー五番の演奏会が予定通り行われた・・・という事実にフィクションがついた小説。訪れた人、演奏する人、会場運営の人、それぞれに背景がありさまざまな想いが溢れる中での演奏会の様子にドキドキが止まらない。忘れられない音楽であるのは分かるものの、あの日の恐怖や動揺が大きかった自分にはちょっと受け入れられなかった。
★47 - コメント(0) - 2016年1月4日

東北の震災があったその日、マーラー5番の演奏会が開催されたと言う実話のストーリー「あの日、マーラーが」実際に大変な状況が起きている中、せめてここにいる方だけでも、来れなかった、聞いて貰える事が出来なかった人達のためにも、聞く側、演奏する側の気持ちが複雑に交わりながらも、ここのホール全体に響き渡る楽器の音色は素敵でした。作品を読んでるだけでも心に響き渡った感じがした。H27.486
★75 - コメント(0) - 2015年12月29日

マーラーのこと、名前しか知らなかったけど、音楽の知識があまりなくても充分読めた。震災のあった日に開いたコンサート。そしてそこに音楽を聴きに来る人々。音楽の持つ本来の力を、充分に引き出した作品だと思う。
★3 - コメント(0) - 2015年12月20日

演目のマーラーの交響曲についての解説が面白く、実際に聴きたくなった。 登場する人々がやや迫力不足の感あり、もっとオーケストラのメンバーから取り上げて欲しかったなとの思いが残る。
★3 - コメント(0) - 2015年12月9日

May
★★★☆☆震災のあった3月11日。東京が大混乱を起こしている中、その演奏会は行われた。曲目はマーラーの交響曲第5番。実話を元にしたフィクション小説です。相変わらず音楽の表現の仕方が上手い方だと思った。マーラーはそこまで詳しくないのでイメージし辛い部分もあり、自分の知識不足を実感。もうちょっと勉強してから読んだ方がじっくり読めると思いました。
★10 - コメント(0) - 2015年12月8日

2011年3月11日にあった実話をもとにしたフィクション。こんな状況でクラッシックを聴いていていいのか、演奏していていいのか。罪悪感を持ちながら、その場に集まった人々の心境が描かれています。僕自身も直後に海外アーティストの来日公演を聴きに行ったのを思い出しました。彼女は言っていました。「こんな時こそ苦しんでいる人の為にコンサートを行います。ここで逃げ出してしまうと今まで伝えてきたことが嘘になる。私は音楽の力を信じます。」と。
★23 - コメント(0) - 2015年12月4日

3.11。その日にマーラーの交響曲が演奏された。 相も変わらず素晴らしい演奏シーンの描写。音楽と、それを効いている人間の心理描写との融合が見事だった。 『船に乗れ!』で感じられた、打ちのめされるような絶望感とは種を異にする、どこまでも深く沈んでいきそうな暗さ、恐怖。そして、そこに響くマーラーの5番。まさに、交響曲を丸々一曲聴いたような、圧倒される迫力を感じた。
★26 - コメント(0) - 2015年11月22日

マーラー5番聴いてみるか…
- コメント(0) - 2015年11月22日

2011年3月11日。あの日、すみだトリフォニーホールで「マーラー」の演奏会が開催されていた。実話を元にしたフィクションです。そこに赴いた聴衆、演奏者、指揮者、会場の責任者。演奏会が始まってから、一気に引き込まれました。すずさんに一番共感しました。オタクの堀君にイライラさせられましたが、読後は印象がちょっと変わりましたね。
★66 - コメント(0) - 2015年11月2日

地震におびえ、動揺しつつ、何かにすがるようにコンサートに向かう人。こういう時こそ予定通りに行動することが大事と考える人。こんな日に開かれる演奏会はきっと特別なものになるぞ、と妙な期待をする人。交通機関が止まり遅刻しそうになる団員。いろいろなことを乗り越えて(みんな徒歩)演奏会を聴きに(あるいは弾きに)来る人々の事情が、彼らの人生に寄り添うように紹介されてゆきます。語り口は丁寧で、人物が目の前に立ち現れるかのよう。どの人生もリアルで等身大で、普通でありながらその人だけの固有のもの。短いけれど内容豊かでした。
★7 - コメント(0) - 2015年10月31日

2011年3月11日。その日新日本フィルは定期演奏会を敢行した。そのエピソードから生まれたフィクション。団体名も個人名もエピソードも全てが著者のオリジナル。共通するのはただ1点だけ。「あの日、マーラーが演奏されたこと」 グランドホテル形式でその日に演奏会に来ることが出来た観客、演奏者、ホールの代表者らのそれぞれの心情を描く作品。 マーラーの演奏が始まってからの描写は絶品。
★9 - コメント(0) - 2015年10月31日

【6】2011年3月11日。東京・錦糸町の錦糸ホールで新世界交響楽団のコンサートが開かれようとしていた。 演目はマーラーの交響曲第5番。しかし、14時46分、世界の風景が一変す る。 震災による混乱の中、3カ月前に離婚したばかりの八木雪乃、音楽評論家の永瀬光顕、アイドルおたくで今は楽団のヴァイオリニストのファンである堀毅、夫亡き後三田のワンルームマンションで暮らす川喜田すずらは会場に向かうが……。 NHKでドキュメントにもなった実在のエピ ソードに着想を得た、 音楽と人間の関わりを見つめる長編。
★3 - コメント(0) - 2015年10月28日

「あの日の夜」すみだトリフォニーホールで新日本フィルハーモニー交響楽団によるグスタフ・マーラーの交響曲第5番の演奏が予定通り行われた事実をもとにしたフィクション。「芸術は人間が人間であるためにあるのだ。人間が人間であることを証明するために。だから芸術は不断に現れ、繰り返され、更新されなければならない」この言葉を表現したかった為に、色々な背景を持った人達が、演奏家、観客としてあの日の夜に集う話を著者は書き上げたかったのではと感じました。実際に集った人達の心のうちはどうだったんでしょうか。
★41 - コメント(0) - 2015年10月26日

3.11の日に東京で開催された演奏会の話。演奏する人、コンサートに行った人、行かなかった人、行けなかった人、それぞれが存在し一人ひとりに物語があるということ。マーラー5番を良く知っていたらもっと深みを感じたに違いないと思うと、自分の知識の浅さが残念…
★5 - コメント(0) - 2015年10月25日

人間はどうしようもなく無力で、だからこそ生きているということが素晴らしくて。それを肯定するために芸術というのはあるのかもしれないですね。それはさておきマーラー聴かなきゃって気になりましたけど、はっきし言って何がいいんだかよくわかんないんだよねー。芸術ってわかんないわー。ってゆーか元になったドキュメンタリーが観たい。なんか方法ないのかね。
★4 - コメント(0) - 2015年10月23日

あの日、マーラーがの 評価:100 感想・レビュー:66
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