潜入ルポ アマゾン・ドット・コム (朝日文庫)

潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの感想・レビュー(129)

「リアル書店が農耕民族なら、アマゾンに代表されるネット書店は狩猟民族のようなものだ」……アマゾン物流倉庫の実態、アマゾンのビジネスモデル、出版業界の地殻変動という三軸によるルポ。著者は流通分野の知見の編集に優れ、要点を掴みやすく書かれている点が好ましい。だが労働問題については門外漢のためか、首を捻るような記述が多い。アマゾンに限らず、どこの企業にもヒエラルキーはあるし、生産性向上にも取り組んでいるはず。仕事とアイデンティティとの関連については、職業差別的な見方に白けてしまった。単純工をバカにしてるよね?
★1 - コメント(0) - 2016年12月1日

本の購入は、アマゾンとブックオフ…ネット販売や中古本に違和感があったのはいつまでだったか…。物流センターに潜入する箇所までは楽しめました。
- コメント(0) - 2016年5月26日

物流にも出版業界にも疎いので、最後まで著者の持つ熱と温度差を感じて終わった。アマゾンに潜入といってもバイトじゃ…。ロー〇ンだって変わりないんじゃ…という程度だったし、アマゾンに関係ある人には結局取材できなかった。何より著者が取材したいテーマが漠然としていてよくわからない。バイト後に新に取材した再販制度や古本業のようにテーマがはっきりした部分のみ面白かった。
★1 - コメント(0) - 2016年3月17日

日通のAmazon物流センターに、物流業界紙の元記者である著者がアルバイトとして潜入(2003秋~2004春)。本のピックングで見つけた『自動車絶望工場』との比較が面白い(同じ潜入ルポとして名高く、著者は就活の時に読んだという)。『希望格差社会』からの引用「企業正社員システムは、社員に給料だけでなくアイデンティティも供給している」も印象的だった。文庫版の追加取材も充実。価格¥1でも中古本が売れた方が利幅大きいとは。自分はAmazonを利用して10年近くになるが、こんなに秘密主義な企業とは知らなかった。
★6 - コメント(0) - 2016年2月21日

Amazonはアルバイトやマーケットプレイスへ出品する人から搾取して成長しているとの主張。ブックオフで仕入れてAmazonで売る。現在のセドリが面白かった。月収40万か〜
★16 - コメント(0) - 2016年2月8日

一般的な書籍の流通や、印税や出版社や書店の取り分、アマゾンの物流の仕組みなど、潜入ルポによる興味深い裏社会が、手に取るように分かった1冊だった。それにしても低賃金のバイトで成り立っている企業は、この国の恥部なのである。
★1 - コメント(0) - 2015年12月17日

★★☆
- コメント(0) - 2015年11月23日

前半のアマゾンでバイトする部分は、長々と書くわりにたいしたことが書かれていない満足度だったけど、後半のマーケットプレイスの古本の話が面白かった。 価格決定ソフトを使うと競合によりどんどん本が安くなって 1円本を赤字で売る出品者、対してアマゾン側は手数料で手堅く稼ぐ。 アマゾン、買う側としては便利で安くて楽しいけれど、 徹底した価格合理主義の裏側には、過酷な労働環境とかあって 軽くショックだった。 アマゾン社員→日通→バイトの順にヒエラルキーがあって、大多数のバイト(使い捨て)が1分間に3商品のノルマでピッ
- コメント(0) - 2015年11月19日

徹底した秘密主義、送料無料にすることで、再販制度で禁止されている書籍割引を目指す顧客第一主義が、アマゾンの快進撃を支えている。ただ、下請けの工場の実態はすさまじいの一言。時給は変わらないのに少しでも成績をあげようとするシステムと、人間性のない単調な仕事には辟易する。景気の回復とバイトの活用という点において、この物流センターは日本経済の現状を映し出す縮図のようである。
★2 - コメント(0) - 2015年10月11日

アマゾン恐るべし。自身は近所に大型書店とか図書館などがあるのでアマゾンにそこまで依存せずに読書生活を営めているが、一度はまると便利という話を聞いた事がある。その便利さだったり価格設定だったりが、陰で起きている人件費低下に対する「不断の努力」というのが何とも…。著者のアマゾンの便利さとバイト仲間との間の複雑な気分はむべなるかな。他にもこういった価格低下の享受を受けつつもその背後にはちょっとした「搾取」の傾向があるものって…自身が知らないだけで存在してるんだろうな。。
★1 - コメント(0) - 2015年9月5日

米原万里の読書録より。Amazonとともに起きてAmazonとともに寝るような生活をしているので興味があった。アルバイト現場の生体験というミクロの視点と、業界の力関係のような経営の視点と両方面白かった。マーケットプレイスが黒字源というのは意外なようでなるほど納得。地主と小作人のようにプラットフォームを利用する側が不利なのも、昔ながらの出版形態が崩れていくのも、Amazonが圧倒的に優れているのだから仕方がないと思う。文庫版解説の「日本の古本屋」ってサイト、そういえばあったね。
★3 - コメント(0) - 2015年5月16日

2010年(本書第一部につき底本05年)刊。タイトルどおり、アマゾン・ドット・コムにおける販売対象商品の物流現場に、自らアルバイトとして勤務した体験談を叙述する第一部。さらに、その後の状況につき①ブック・オフとの関係、②アマゾンのマーケットプレイスの販売・収益の構図、③電子書籍キンドルへの識者評価を叙述する第二部とに分別。いやあ、面白いなぁ。第一部はその生々しさがいい(①時給が900→850円に下がる模様、②残業代負担法定アップ分に待ったをかける新シフト制設定とアルバイト募集、③興味を引く秘密主義)。
★16 - コメント(2) - 2015年3月25日

アマゾン無双
★1 - コメント(0) - 2015年3月14日

03-04年にアマゾン市川FCに作業者として潜入してアマゾンの労働現場を暴露した内容。搬送工程は詳細なかったが、入出庫とピッキングについては当時の作業風景が詳細に書かれている。その他、アマゾンの創立から、日本進出の裏側や日販、大阪屋などキャリアと呼ばれる取次店との関係、マーケットプレイスの古書販売など色々勉強になった。アマゾンでガンガン本買いたくなった。
★9 - コメント(0) - 2015年2月7日

アルバイトを極限まで働かせて今のアマゾン・ジャパンが成り立つのですね。おそるべしAmazon。
- コメント(0) - 2015年1月5日

物流関係筋との商売での関わりは色々あると思うが、アルバイトを介在した話しは興味深く読んだ。 某自動車メーカーとアマゾンとの働かせ方の違いについての考察は納得だ。 何もかもが、効率、利益重視で推移していく環境はこれからも拡大していくのだろう。 この筆者も書いているがアマゾンが顧客満足に力をいれているのは実感として分かる。 巷の書店の足りない部分を補ってあまりあるネット書店であり、実際、便利で重宝している。 ただ、その利便性、快適さを支えている現場の人達に少なからぬ想いを馳せた。
★20 - コメント(0) - 2014年10月10日

アマゾン、特に配送センターの過酷な労働条件の改善を求めて、まずドイツでストが起こり、欧州では域内の労働者が共闘していこうという動きが出ている。そういうことを最近知って、この本が目に止まった。日本の実態も欧州と変わりないようだが、早くから目をつけて潜入ルポを試みた筆者の目のつけどころに感心する。データにもとづき、できるだけ客観的に書こうとしているので説得力がある。こういう職場が将来、主流になっていけば、社会はどうなっていくのだろうか、空恐ろしさを感じる。ブックオフとの関係は真実はどうなんだろう。
★3 - コメント(2) - 2014年9月24日

なかなか面白かったけど、顧客第一主義の実体を知って、アマゾンのイメージ最悪だわ。使い捨て労働者、地主と小作人の関係…。それでも利用してしまう、便利なアマゾン。。
★38 - コメント(9) - 2014年7月18日

Amazonは便利なので時々使っています。その裏の実情を知って驚きました。想像以上に労働者に対して厳しいものでした。
★1 - コメント(0) - 2014年4月14日

Amazonの内情を暴く、と言うよりは。。。 日本の労働格差について深く考えさせられる内容。安くて便利の裏側を垣間見る事が出来る、貴重な一冊。
★3 - コメント(1) - 2014年4月10日

物流現場の“潜入ルポ”を考えていた著者が、潜入する先として選んだのは「アマゾン」だった。秘密主義の色合いが濃いアマゾンという会社の物流は一体どうなっているのか?アルバイトとして採用され、物流倉庫で働き始めた著者は、そこが<ピッキング(本を探して抜き出す作業)「一分で三冊」、検品「一分で四冊」 棚入れ「一分で五冊」、「手梱包」一分で一個>というノルマがあり、コンピューターで徹底的に管理された場所である事を知る・・・文庫版では、マーケットプレイスなどについての取材を書き下ろしも第二部として収録。
★8 - コメント(2) - 2014年3月18日

アマゾンってどんな風になっているんだろうっていう軽い気持ちで読み始めたのですが、アマゾンの仕組み、雇用環境、流通業界に与える影響などなど厚さに比例して色濃いものになっています。著者が実際にマーケットプレイスに出品しているところなどを読むと、自分も1人の当事者となってアマゾンを理解し伝えようとしていることが伝わります。
- コメント(0) - 2014年1月7日

書き下ろしのマケプレ利用者取材や、インプレス編集長への取材も必見です。
★1 - コメント(0) - 2013年10月15日

アマゾン内部や仕組みを描いて終わりかと思ったら、雇用や労働環境、書籍の流通についての問題点等にも触れていて、結構考えさせられる内容だった。クリック1つで欲しい物が自宅に届くという便利さというのは、そこで働く沢山の人の頑張りによって支えられていると思うと、アマゾンで購入した本を大切に扱わないとという気持ちになった。
★11 - コメント(0) - 2013年10月11日

マーケットプレイスの中古本を同じ画面に表示するのは顧客の為という理由だけでなくむしろ新書を売るよりマーケットプレイスによる手数料収入のほうが利益率が高く儲かる仕組みだったことに驚き。新書、中古本、デジタルとそれぞれの囲いの中で排他的な志向ではなく全体としての最大化を目指す強さ。顧客としては有難いが、けして働きやすい会社ではなく取引先としてもやりにくい会社ということ。いい会社とは何か。
★1 - コメント(0) - 2013年4月23日

 アマゾンジャパンの物流倉庫に、アルバイトとして潜入する。顧客第一主義・インターネットを駆使して成長するアマゾンについて、社内のカースト制度、秘密主義などの実態から、非正規雇用のあり方、再販制度などを考えさせられました。
- コメント(0) - 2012年9月17日

344
「働く場所としては、アマゾンのことをこれ以上ないくらい嫌悪しながら、同時に利用者としてアマゾンのファンであるという矛盾した気持ちが同居している」の文がこの本の内容が凝縮されているように思えた。 潜入ルポとしてはちょっと物足りないけど、物流倉庫内のできごとを手がかりにして、アマゾンの狙いや実態に迫っていく様は痛快でした。
- コメント(0) - 2012年8月8日

様々な角度からAmazonについて知ることのできる1冊。内情から売上の推測まで、著者自身の経験やデータからの読み取りなどから考察されていて説得力があった。もちろん作者の偏見というか独自の見方もあるので、そこは要注意だけど、出版について考えるには良本。
★5 - コメント(0) - 2012年8月1日

前半は表題通り著者がアマゾン倉庫内でバイトしたルポです。アマゾン(日通)社員とアルバイトを対比的に描いていく・・・一言で言えば、よくある格差社会論へと導かれるのですが、後半は一変してアマゾンの売り上げ予測にまで踏み込む興味深い分析です。とくにベゾス(アマゾン創業者)に対する思い入れは深いようで、前半でこき下ろした格差の権化たるアマゾンの創業者をある種の敬意を持って描いていく様は面白い。愛憎半ばする人物を語る著者に感化されて、ベゾスという人物に興味が湧いてきました。
★1 - コメント(0) - 2012年5月17日

ボタン一つで買い物できる便利さを手に入れた中流以上の人達の影で、アルバイトの人件費以上にこき使われて、底辺から抜け出せずに、あきらめ顔の人達。なんか微妙に利用するのが心苦しくなってくる。まぁそれはともかくアマゾンの経営組織・そしてシステムは、超合理化させてあり、使い勝手や送料無料のサービス、返品率の少なさ、完全買取、販売元とのコラボで商品開発など、利益追求の手を緩めないで突き進んでいるな。
★4 - コメント(0) - 2012年5月14日

倉庫業の話の発展のなさや小さな事件ばかりであまり面白さはないんですが、創始者がただものではないことはわかる本ですね。失敗を2度続いて、いやもし3度目も失敗していたとしてもこの人は必ず4度目にチャレンジしていたとおもいます。それほどこの商売に対して成功する確信と成功させる執念をもった男。スティーブ・ジョブスに通じる何かを感じます。
- コメント(0) - 2012年5月9日

ITを使った生産効率性の追求がもっとも成功した結果がこれ、ということを考えると若干罪悪感が生まれます。こういう仕組みを提案する側の人間としては。
- コメント(0) - 2012年3月11日

ネットショップとして他の追随を許さない地位にまで上り詰めたAmazon。その物流倉庫に著者がアルバイトとして潜入し、秘密主義に塗り固められた内部に迫ったルポタージュ。 かの『自動車絶望工場』と比べると、取替可能な駒として働いてる人たちがずいぶんと淡々としているのは時代の差か、勤務形態の差か。中盤以降は物流倉庫の話から離れて、Amazonが如何にしてマーケットプレイスなどで利益をあげているのかという話題にシフトしていく。この本が書かれた当時と比べても、現在のAmazonは格段に成長していて恐ろしい。
★4 - コメント(0) - 2012年3月7日

へぇーと読めたけれど、著者の偏見が…
★1 - コメント(0) - 2012年2月27日

アマゾンジャパンの物流センターに著者がアルバイトとして潜入取材した体験を元にしたルポ「アマゾン・ドット・コムの光と影」を改題・加筆して文庫化したもの。単行本も読んだが、アマゾンの徹底した顧客主義のサービスの裏にある効率化された物流の舞台裏と使い捨てにされるアルバイト達の諦めた表情がよく描かれている。著者の見方がやや偏っている気がするが、事実の部分だけ読んでも面白い。文庫版で追加されたマーケットプレイスや電子書籍の話では、著者は「再販売価格維持制度」を擁護していたが、どうなんだろう?
★13 - コメント(3) - 2012年1月14日

amazonを知るという意味ではなかなかおもしろかった。まあ、データ以外については著者の思い込み的なものも無きにしも非ずという感じではあるが。文庫で追加された部分も電子書籍については、今のところ何とも言えないなあ。個人的には電子書籍に向いているものはなるし、向いてないものはならないだけだと思うが。
★2 - コメント(0) - 2011年7月13日

かなり濃い内容だった。今日たまたまAmazonでCDを取り寄せたのだが、時給850円で走り回った人がいると思うとウンザリした。便利なのは分かるけど、個人的にはやはり大型書店での本探しの方が好きだ。ないけど。
★8 - コメント(0) - 2011年7月11日

興味深い内容だった。マーケットプレイスの導入の狙い(推測だが)が特に。数字の仮説もそれなりに根拠はありそうだし、潜入ルポとしては、秘密主義のアマゾンを考えると求めているものであろう。
★3 - コメント(0) - 2011年6月30日

生産性の向上と、作業者としての人間としての扱い、効率を求めれば求めるほど、人間が人間として扱わなくなるのではいのかと背筋が凍る。
- コメント(0) - 2011年6月20日

やや恣意的な表現はあるものの、割と面白く読めた。マーケットプレイスやキンドルのことが追補されているのも良かった。
★1 - コメント(0) - 2011年5月22日

潜入ルポ アマゾン・ドット・コムの 評価:80 感想・レビュー:53
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