一握の砂 (朝日文庫)

一握の砂 (朝日文庫)
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一握の砂の感想・レビュー(69)

渋民村への郷愁が全編に溢れている。抒情的で秋への感懐を綴る歌も多いが、秋がもたらす寂寥感に困窮に喘ぐ自らを投影させているのだろうか。繊細な季節の捉え方が啄木自身の文学的センスと優しい心根を表しているが、実際にはエゴイストだった為に傲岸不遜な歌も散見される。芸妓遊びの歌を堂々と入れているところなどは、時代が許したのか、本人が厚顔なのかは分からない。歌集全体の中で最も鮮烈なのは、わずか24日で命を落とした長男真一の死に伴う8首。さながら一人連歌の如き趣きで、悲嘆と絶望の中で蘇生を試みる一夜の経緯を詠んでいる。
★28 - コメント(0) - 2016年12月4日

#石川啄木 #短歌 石をもて追はるるごとく ふるさとを出でしかなしみ 消えゆる時なし #返歌 石持たず故郷を出て一人行く寂しさ耐えれず二人で帰る
★37 - コメント(0) - 2016年11月5日

「iテキスト」というフリーソフトのエディタをダウンロードしたら付いてきた。ページ立てしていないテキストなので何ページかわからず(そのため最初から最後までスクロールしながら読まねばならず大変だった。ページ立ては偉大な発明である)、そのため、出版されているどの本を当てるのか迷った。迷った末にこの本を読んだことにしたが、中身は微妙に違うかも。このテキストと『走れメロス』『羅生門』はそういう次第である。
★28 - コメント(2) - 2016年9月19日

Kindleで。岩手にいるので読んでみた。最初のうちはとにかく暗く、途中からは友を妬み、忘れられない女と別れて、最後は子を亡くして悲しいという気持ちが溢れていた。時折挟まれる、感覚が呼び起こされる自然描写に、季節をすぐそばに感じたりした。
★3 - コメント(0) - 2016年9月12日

友が皆、我より偉く見ゆる日よ 花を買ひ来て 妻としたたむ。 石川啄木を読むと、中学時代の国語教師を思い出す。 詩集は暗誦できるよう、何度も読むべきだ。 佐藤優氏が五木寛之との対談してたので手に取る次第。
★4 - コメント(0) - 2015年10月30日

古くから付き合いがある先輩が人生の岐路に何度か読んだ愛読書だと聞き、そういえば知ってると思ってるけどちゃんと読んだ事は無いな、と思い読みました。享年26歳。今の時代では考えられないほど、早熟な感性。けっこう知ったつもりになっている作品もあるし、年代が変わると受け止め方が変わりますね、たまには古典も良いな、と思いました。
★2 - コメント(0) - 2015年10月29日

「はたらけど はたらけど猶 わがくらし 楽にならざり ぢつと手を見る」・・・有名な歌が収まる啄木の複雑な心情が込められている歌集。
- コメント(0) - 2015年7月8日

石川啄木が亡くなった時が26歳。ニーチェの言葉を読むよりも、いつの間にかリラックスしていた。さらっと読む事で、深く理解できる。
★6 - コメント(0) - 2015年4月8日

日本語ってこんなにも綺麗に出来るのかと痛感させられた。
- コメント(0) - 2014年5月21日

3
- コメント(0) - 2014年3月1日

啄木の生きた時代は、人間使い捨て時代格差社会にも共感を呼ぶ
★2 - コメント(0) - 2013年11月26日

『うすみどり飲めば身体が 水のごと 透きとほるてふ 薬はなきか』『さりげなく 言ひし言葉は さりげなく 君も聴きつらむ それだけのこと』ドキリ!としつつ親しみがある作品φ(・ω・*ฅ)自分用メモ
- コメント(0) - 2013年2月13日

いくつか暗唱できるようになった
- コメント(0) - 2012年11月24日

大好きな本とすすめられたもの。短歌に似た長さながら、内容と感覚が自由。この形式が内容と感情に一番合っていると思う。
★1 - コメント(0) - 2012年8月1日

流れるような歌に昼休みも忘れ つい夢中になって読みきってしまった。 虚無的ではなくエネルギッシュに有限の時間の中で精一杯生きていこうよ。と人生を砂に喩える石川啄木。 恥ずかしながら函館に住んでいるのに初めて読みました。 歳を重ね今までとは違う感受性が芽生えてきたのかなぁ…。 さりげなく言ひし言葉は さりげなく君も聴きつらむ それだけのこと
★4 - コメント(0) - 2012年6月15日

読了。
- コメント(0) - 2012年3月17日

「思ふてふこと言はぬ人のおくり来し忘れな草もいちじろかりし」ですね。
★3 - コメント(0) - 2012年2月13日

歌がエモーショナルなので、それとバランスをとるためにも書体は素っ気なくてもよかったんじゃないかと思う。
- コメント(0) - 2010年2月10日

ぢっと手をみているヒマがあったら、働きなさい!
★3 - コメント(0) - 2009年6月11日

それまで「生活派」を知らなかったので、こんな短歌もありなのか・・・と驚愕。ものすごいありふれたことばかり書いているようでありながら、ちゃんと情感が伝わってきて、スゴい。あと、教科書に載っている有名な短歌は、穏当なものばかり選んでいて、どうも本来できるべきファンを逃しているような気がする。『一握の砂』の中にはかなり過激な短歌も載っていて、そっちのほうが短歌初心者の私にとっては面白かった。たとえば「どんよりと くもれる空を 見てゐしに 人を殺したくなりにけるかな」・・・など。
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高校生のときは、他社の文庫で読んだなあ。
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一握の砂の 評価:70 感想・レビュー:24
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