しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫)

しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫)
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しろいろの街の、その骨の体温のはこんな本です

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しろいろの街の、その骨の体温のの感想・レビュー(553)

勢いで感想書いたら文字数かなりオーバーしてたくらい気持ちが溢れる。真正面から苦しい。苦しいけど嫌悪感はなく結佳の心の成長をもっともっと見届けたいという気持ち。〈私は、教室の価値観ではなくて、信子ちゃんを美しいと思った自分だけの「目」を手に入れていた。〉この価値観に発見した結佳中学3年生、すごいよ。この価値観、自尊心、どろどろした何かって大人になってもある!私は今でもある。そうしないと自尊心を保てないからである。その通り!物として存在する限り比べられるから!伊吹は私の中で坊主頭です。
★5 - コメント(0) - 1月16日

後味悪かった。小学生から中学生になって大人へなる身体と心の変化。性への目覚めと書けば簡単であるが重い内容でした。
★32 - コメント(0) - 1月16日

たまに村田沙耶香氏が分からなくなる。これだけの物語を産み、これだけの言葉を紡ぐために、どれだけ身を切っているのだろう。まれに、作者や監督が心の奥底まで沈み込んで切り刻んで産み出した物語に出会うが、本作はそんなひとつだと感じる。思春期、というか中二のスクールカーストの中、抑圧と欲望の狭間でもがく女子中学生。その中で、価値観の再構築を行い、成長していく。こんな言葉でまとめると陳腐に見えるが、丹念に心理を描写し、醜い場面を描写し、ヒトを描写する。途中でこちらが逃げ出したくなるが、最後まで読み切って良かった。
★14 - コメント(1) - 1月15日

思春期の時のモヤモヤした気持ちを言葉にしたらこんなに激しい葛藤となったのかしら。苦しくて切ないが、なぜか懐かしくほっとする。
★5 - コメント(0) - 1月13日

2017初読了。年始めにふさわしい、おもしろくて、ハラハラして、考えさせられるよい読書となった。素晴らしき変態世界。そして、言葉の鋭さ、渦巻くたくさんの気持ちの切り取り方が新鮮で巧みだった。これは本当に地の力がある人なのだろうなと思う。登場人物も魅力的で、信子も美しかったけど、伊吹だよね。井上と若葉ちゃんは今は流せても、後々になってもあの言葉が引っ掛かり続けてしまうのだろうな。身に覚えがないわけではないエピソードがぽちぽちと連想されてしまうのも、この小説の凄み。
★4 - コメント(0) - 1月10日

感想がまとめづらいなぁ。思春期の心理描写が上手なのでわかりやすかったけれど、クラスカースト、これ結構キツイですよね。息苦しくなる。そして伊吹くんの存在・役割は大きい。
★62 - コメント(0) - 1月7日

なにこの傑作。すごい。村田沙耶香さんの最高傑作の一つだと思う。
★1 - コメント(0) - 1月5日

西加奈子の評価の通り、誰かに薦めたい一冊であった。社会人、学生関係なく、周りの空気、中心人物の動向を伺いながら、意見を出したり、同調して生きてると思う。正直になったしがらみから、脱した覚悟が、爽快であり、作者のセンスが感じられた。一度読んだとき、まだ、芥川賞とかとってないんだって思ったし、受賞後、やはりと納得だった。コンビニ人間も、読んでみたい。村田紗耶香は、人の生きて行く苦しみ心情を唯一言葉に表現する稀有な作家では、なかろうか?それを感じさせる一冊でした。
★4 - コメント(0) - 1月2日

面白かった。身につまされる。結佳と同じように白い街に閉じ込められているようで解放を焦がれつつ読書。肥大化した自意識は自分からはみ出して、年を取ってそこまでかかずらってはいられないのだけど、自分は未だ自意識が過剰なので、結佳のように受け入れられたらよいな。幸せさんに生まれたかったなー!観察者は裁かれる、朝井氏の作品でもあるけれどこちらの方が生生しい。伊吹のような子はそらなかなかいないだろうけれど、伊吹の中にもいろいろなものがあるのだろう。二人の未来が白く明るいといいなとついつい願ってしまう。解説とても良い。
★6 - コメント(2) - 1月2日

教室内の、あの自意識や嫉妬が混ざったどろどろとしたものがとても生々しく書かれていました。学生時代に読んでいたらしんどかっただろうな。伊吹に嫌いと言われたことがこの本で唯一の救いな気がしました。色々な意見があると思いますが、この作者の行き場の無い扱いきれない赤黒い血のような心の描き方が私はとても好きです。
★3 - コメント(0) - 1月1日

思春期の女子特有の、閉鎖的な序列社会と、日毎景色を変えていく白いニュータウンの中でもがき苦しむ主人公。息が苦しくなるような傷みの中に、自分自身の価値観を見つけ出す。と言う救いはあるけども、いかんせん、思春期を思い出させられ、すっかり疲弊した。中学生って繊細だからこそ残酷でおぞましい。
★9 - コメント(0) - 2016年12月28日

小学生の時、よく分らないものをとても大事にしたり、みんなの信仰を集めたりしたものがあった。 中学生の時、一番上と一番下とその他っていう空間があった。ここまで露骨じゃなかったけども。 なんかいろいろ「そういえばねぇ」って思い出した物語でした。 巻末の解説で「私たちは未だ、価値観の奴隷だ。」って言葉があってすごく納得した。
★8 - コメント(0) - 2016年12月27日

女同士って本当めんどくさい、敵を作らないように人によって変わる自分と重なった。まあそれでも作るんだから自分に正直に生きたいなあ。とりあえず伊吹みたいな人と恋愛がしたい笑
★8 - コメント(0) - 2016年12月26日

すごい、よかった…!
- コメント(0) - 2016年12月24日

★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2016年12月23日

☆☆☆☆☆
★1 - コメント(0) - 2016年12月21日

生々しい思春期。。10代前半に こんなにも必死に生きているのかと思うと涙が出そうになる。
★6 - コメント(0) - 2016年12月19日

自分に正直になることが一番難しい。思春期の悩み全てがわかったような気がします。自分の言葉で伝えたいんだけどうまく表現できない思いを西加奈子さんが力強く解説してくださってます。それが、全てです。何が正しいのか自分が自分でわからなくなる時、これは助けになる一冊だと強く強く思いました。
★4 - コメント(0) - 2016年12月11日

思春期と呼ばれる一番しんどい時期のお話。苦しくて、はやく解放されたくて、どんどん読み進めた。なんだか、泣きたくなりました。
★9 - コメント(0) - 2016年12月6日

コンビニ人間きっかけで著者を数冊読む。主人公の発情具合はあまり理解できないが、思春期特有の雰囲気をぶあっと思い出し昔の自分に重ね、おなかいっぱいになった。というか女子特有のあの感じがわかり痛い、という方が正しい。コンビニ人間では、コンビニと本当の自分に葛藤する女性、本書では開発途中のニュータウンと成長途中の少女をオバーラップさせ、ここではないどこかを探し途上する人間を描く。自分自身どうやって大人になったのかあまりよくわからないが、尽きない不安の中もがきここまで来たのだなと苦々しくも思い出す。
★23 - コメント(0) - 2016年12月6日

小学生から中学生、女の子がもがいてもがいて、大人の階段を上っていく物語、なんだけども。村田さんが描いたら、こうなるのか。静かに始まった物語がじわじわと狂気をおびて、気付いた時にはその世界観にとぷんと浸かってしまっていた。後半は特に、ページを捲る手を止められませんでした。・・・ところで、誤植の中でも名前の間違いってやっぱ良くないと常々思っているのですけど、伊吹陽太くん、背表紙のあらすじの紹介では伊吹雄太になってたよ。私が買ったのは文庫の第2刷。その後、改善されててほしいなと思います。
★70 - コメント(6) - 2016年12月2日

「エピソードは宗教になり、初恋は化け物になる。」今じゃいい大人の自分ですが、昔を思い出し読んでいてドキッ!グサッ!っとさせられることが多く、心の中でごめんなさいと誰に対してなのか分からない謎の謝罪を何度かしてしまった。一気読みでした。
★8 - コメント(0) - 2016年12月2日

ヒリヒリ胸が痛くなるような小説。中学生時代がいちばん危うくて、残酷なのかも。最後の最後に少し幸せな気分になれたのが救われた。それにしても伊吹くんはステキだな。
★14 - コメント(0) - 2016年11月24日

家と学校しかない狭い世界が全ての女の子の情感がとてもリアルで良かった。最後に痛みや温かみを取り戻せたかも。
★8 - コメント(0) - 2016年11月24日

心臓がぎゅうっと絞られるような感覚。痛くて痛くてたまらないのに、どうしても惹き付けられる。
★10 - コメント(0) - 2016年11月18日

★★★★★
★2 - コメント(0) - 2016年11月18日

読了。
- コメント(0) - 2016年11月14日

コンビニ人間の狂気が好きでそれを期待して読みました。狂ってるのは狂っているのですが、なんというかきれいに収束して、伊吹とのやり取りも少女マンガで、きらきらした印象が強いかな……。いろんな方が書かれていますが、伊吹くんみたいな中学生はいないよ……そしていたとしても、結佳みたいな子の良さを見つけてはくれないよ……
★6 - コメント(0) - 2016年11月14日

思い返してみたら、僕は井上だったかも。。。。足が速くて勉強ができて(といっても田舎の井の中の蛙ですが)。馬堀さんみたいな人に話しかけてたわ。しっかし女子のカーストって怖いなぁー。
★3 - コメント(0) - 2016年11月14日

三島賞受賞作。白色で統一された殺風景なニュータウンで暮らす思春期の少女の閉塞感に満ちた日常。心と体がばらばらで過剰すぎる自意識、自分の居場所を求めて必死にもがく彼女の姿は痛々しく重い。中学生女子の人間関係ってこんなに複雑なのか。
★41 - コメント(0) - 2016年11月11日

おもしろい。もう一回丁寧に読みたい。
★3 - コメント(0) - 2016年11月8日

これは私のことかと錯覚するくらい、凄まじくリアル。スクールカーストとはまさにこのこと。中学高校と女子校でよかったと心の底から思った。正しすぎて眩しすぎて壊したくなる衝動を、かつて私も持っていた。女子校でよかった、異性と接する機会がなくてよかった。当時の自分を重ねつつ、主人公の暴走にハラハラさせられっぱなしである。一度喪失した自分の価値観、自分の言葉を取り戻すのは並大抵のことではなく、大きな痛みを伴う。しかしどんな苦難に遭遇しても、取り戻す価値のあるものだ。勇気の出ない人はこの本を読んでみてほしい。
★21 - コメント(1) - 2016年11月8日

『コンビニ人間』が気に入ったため購読。村田さんの小説では社会や人間関係がその奥深くまで見事に鮮やかかつ残酷に描写されている。この小説では小学生〜中学生まで誰しもが通るクラスという社会での生活がリアルに描かれていて、時に読むのが辛くなることもあった。が、街の延伸と共に変わる結佳の勇気にはっとさせられることも。自他の機微に過敏になる時期、この本は必ず誰かの助けになるのではないか。
★9 - コメント(0) - 2016年11月6日

気を抜くと死ぬって意味では、いまこの日本で暮らす私の日常も戦場であって、それなのにそんなそぶりをみせない現実のハリボテっぷりにはほとほと気が変になる。……そんな人にとっては、世間が塗り固める虚飾の皮を剥ぎ取って痛々しい肉を見せ付けられるような読書体験こそが救いになるんだと思います。はじめのうち「女子は大変だなあ」などと表層的な読みをしてたんですが、本書にあるのはまさに生き残るための戦いでした。私の実人生ではいまだこのラストまでたどり着けていません。
★13 - コメント(0) - 2016年10月31日

あるある過ぎてツライ。この肥大した自意識、何とかならんものか。学校と世界がイコールの思春期。大人になるとかなり楽に息が出来るようなるけど、完全に無縁になるのは難しいんだよね。主人公が自分の価値観で「きれい」と思った瞬間、すごく感動した。歪な自分を受け入れられた主人公に嫉妬すら覚える。
★7 - コメント(0) - 2016年10月27日

思春期のリアルを丁寧に描いている作品で、思わず一気読みしてしまいました。自分と他者を比較して価値をつけていく学校という狭い世界。子どもたちからみれば学校は広い世界で自分そのものなんだということ、でもそれは大人になるとだんだん忘れてしまうのだなと。あの頃の自分に読ませてあげたいです。
★8 - コメント(0) - 2016年10月27日

なんということでしょう。これを読んでどう感想を書けばよいのか。舞台は売りも何もない成長途中のベッドタウン。住むには良いがそれは大人の都合。取り柄のない街で育ってしまった私達は何を誇ればいいのか。第二次性徴を迎えた少女と街の成長を対比させている。何はなくとも体は自然に成長し、街は大人の都合で成長していく。その中で少女たちは誰かの価値観に晒され自意識が芽生える。「みんなの価値観をバカにしながら、その価値観で裁かれることを恐れている自分。」じゃあどうしたらいいのさ!と叫びたくなる。どうしたらいいのでしょう。
★5 - コメント(0) - 2016年10月24日

登録し忘れー。    自分が心から美しいと思ったものを美しいと言う、そのことのなんとむつかしいことか。はるか昔の自分のことを思い出し、胸が少し痛い。
★4 - コメント(0) - 2016年10月24日

今まで読んだ村田沙耶香さんの作品の中で一番好きかも。結佳という女の子の、小学時代から中学時代までの、その変化を描いた1冊。小学生の頃は多少の憧れや蔑みはあれども大きなヒエラルキーもなく過ごすが、中学に入ってからは大きなスクールカーストの中でそこでの価値観に飲み込まれ、伊吹を好きだという気持ちも自分のものとして持つことができない。結佳の気持ちに痛いほど共感できて、苦しかったけど読むのをやめられなかった。本当に自分の中から湧き上がった気持ちを大事にすることって、大人になった今でもはたしてできているのだろうか。
★15 - コメント(0) - 2016年10月22日

しろいろの街の、その骨の体温のの 評価:70 感想・レビュー:225
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