しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫)

しろいろの街の、その骨の体温の (朝日文庫)
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しろいろの街の、その骨の体温のはこんな本です

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しろいろの街の、その骨の体温のの感想・レビュー(638)

初めて読む作家さん(『コンビニ人間』予約待ち中)。すごく、ずしり、と来た。読んで良かった。小学校高学年〜中学時代を思い出して一気に読めたし、なによりも結末を通して伝わったことは、今大人のわたしにとって必要なことだった。わたしも「美しく」なりたい。西加奈子氏の解説も◯。あー、中学生の時にこの本に出会いたかったな。
★6 - コメント(0) - 3月25日

思春期の少女達の閉塞感を、出口のない白い街というアナロジーで見事に描く構成に脱帽。絶妙なストーリー展開もページを繰る手を止めることなく、登場人物達たちも一人一人が魅力的。滑らかな文体で何気ない比喩はため息が出るほどに巧い。圧巻はラスト50ページの展開だ。登場人物達はもはや作者の意思や制御を超えてしまったような生々しい生命力を帯び始める。『コンビニ人間』で興味を持ったのだが、村田沙耶香はここまで物凄い作品を描いてしまう作家だったのかと驚かされた。無意識に抑圧された人間の凄まじさを鋭く抉り出す傑作。これは必読
★2 - コメント(0) - 3月24日

小学生から中学生までの第二次性徴の中で、スクールカーストの立ち位置を意識しバランスをとりながら過ごす主人公、結佳。女の子の世界のややこしさがリアルに描かれている、気がした。中学校あたりは、部活に忙しくどちらかといえば伊吹のような『幸せさん』だったから、大変さは分からないけど。でもあの頃の空気感が思い出されるし、読んでいて息苦しさも覚えるような文章。真っ只中で苦しんでもがいてる結佳が、一歩抜け出す姿がいいし、その先に素直に幸せになってもらいたいと思った。
★25 - コメント(0) - 3月23日

すごく心が震えた。主人公の自意識過剰さはまさに中2女子で痛々しい。それとニュータウンという舞台設定が重なり、読む手が止まらなかった。ラストどうなるんだろうと思ったけど主人公には心から幸せになって欲しいと願いました。
★1 - コメント(0) - 3月17日

確かに幼い頃に大人や同級生を俯瞰して見ていた感覚は何となくわかります。一方で、主人公の自分を分析しながら本能に忠実に振る舞うところには、現実に向き合おう意思を感じました。この年の頃、自分には相手がどんな人間でも欲望をぶつけるようなことはとても出来ませんでした。マウスと続けて読んだので、多少混乱しています。
★2 - コメント(0) - 3月10日

読み切るの怖かった。恐ろしかった。でも、そこから目を背けてはいけない。主人公は自分でもあり、目の前の人でもあるから。
★2 - コメント(0) - 3月4日

なんか辛いけれど物凄くよかった。恋愛してる。思春期の女の子は自分を美少女か醜いと思い込んでるっていうのが印象的。
★10 - コメント(0) - 2月23日

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中学、高校で“強者”として生きてきた人には全くピンとこない小説だろう。こじらせた初恋の物語。といっても最近よく使われるコメディチックな「こじらせ」ではなく、歪んで、暗く、痛々しい。思春期の子供は、自分の位置づけに敏感だ。自分より下がいることに安堵しつつ、自分も同類と見られないか、嘲りの標的にされないか常にびくびくして教室で過ごしている。誰かに惹かれても、蔑まれる立場の人間は恋することすら許されない。奇抜な設定や人間像を描くことが多い作家だが、個人的には、こうした身近な生きづらさを描いた作品の方が心に残る。
★7 - コメント(0) - 2月18日

とてもリアル…。自分の中学時代を思い出して辛さがよみがえってきて、涙ぐみながら読んだ。席替えの時の恐怖とか、もう…。(隣になった男子に「きもブスの隣だよ!チッ」とか言わたり…。)でも主人公は空気の読み方が凄い。
★2 - コメント(0) - 2月18日

- コメント(0) - 2月17日

見知った懐かしい自意識に羞恥で溺れそうになりながら、それでも後半一気に読んでしまった。お日様みたいな伊吹は眩しくて幼くてだから憎くて愛おしくて、結佳の身悶えるような気持ちが伝わってくるみたいだった。村田さんはすごいなぁ(こなみ大人になってもあまり変わらない。でも私も、私を少しでも多く愛せる私でありたい、と思えるような大人になれました、と誰にともなく呟きたくなった。西さんの解説もとてもよかった。学校のヒエラルキーの話を読むと、いくえみさんの漫画の1フレーズをいつも思い出す。
★6 - コメント(0) - 2月10日

小学校高学年から中学生までの危なっかしい時代。自分のその頃を思い出すと、確かにこういうことってあったな。転校生が多いニュータウンの学校で、その日のうちに「上」なのか「下」なのかレッテルが貼られてしまう。心に抱える自己否定感とヒリヒリするような焦燥感。結佳も伊吹も、どんな大人になるんだろうね。
★19 - コメント(0) - 2月4日

思春期はしんどい、ほんとにしんどい。自分も周りも精神的な未熟さが色々な形で体の中で暴れてしまって。そんな頃の事を思い出して、凄く苦しい気持ちになった。彼女はそこから抜け出せたけど、なかなか皆がそういう訳にはいかないよね…
★8 - コメント(0) - 2月3日

思春期の行き所のないエネルギーを書き切った。終盤の主人公の成長が素晴らしかった
★7 - コメント(0) - 2月2日

文庫本にて再読。初めて読んだときには、この時期特有のスクールカーストや異常なほどの自意識過剰さにすごく共感しましたが、今回はなんだかとても息苦しく感じられました。伊吹との関係も幼くて、恋愛といえないような恋。それがまたなんともいえない。結佳は今後どんなふうに成長していくのだろう。
★55 - コメント(0) - 1月27日

ニュータウンに住む小学生女子が主人公。中二までのスクールカーストの描写が息苦し過ぎて、主人公と一緒に、意識的に呼吸をしながら読んだ。教室内でしか付けられない値札なんて何の価値もないのに、それにがんじがらめにさせられる滑稽さが浮き彫りになる描写は素晴らしい。ラストもすごくいい!身体に流れるメロディ!レビューは別れるかもしれないけど、この村田さんの感性がすごく好き。読んで良かった!
★26 - コメント(2) - 1月26日

女子の汚いところ全てを見抜かれた気がした。周りを見下して知ろうともしない、それは伊吹のような純粋な人『上』の人からしたらおかしいのだろうけど、『上』の人がするのと『下』の人がするのとだと少し違う気がする。伊吹みたいな人がたくさんいてくれればきっと世界は平和になるのだろうけど、そうもいかないのが世界で息苦しくてつまらない世界で生きていくから意味があるように思った。
★7 - コメント(0) - 1月22日

とても人間臭さが強い話。読むのが苦しくなってくるけど、それでも目を背けたらいけない気がして読み進めていた。作者はいろいろな覚悟を決めて、この作品を完成させたんだと思う。
★6 - コメント(0) - 1月21日

主人公は小学生の女の子。主人公が小学生から中学生になるまでの心と体の成長と友達との関係や静かないじめ等の話。 自分が学生の頃にもよくある話だったなと忘れていた過去を思い出させてくれた一冊でした。 若い頃の特有のイライラやぶつけ所のない気持ちが伝わってきて なんとも言えない気持ちに。 私も“幸せさん”になりたかったなぁ 笑
★11 - コメント(0) - 1月20日

A
とても好きです。20代ですが大切にしたい小説です。
★2 - コメント(0) - 1月17日

勢いで感想書いたら文字数かなりオーバーしてたくらい気持ちが溢れる。真正面から苦しい。苦しいけど嫌悪感はなく結佳の心の成長をもっともっと見届けたいという気持ち。〈私は、教室の価値観ではなくて、信子ちゃんを美しいと思った自分だけの「目」を手に入れていた。〉この価値観に発見した結佳中学3年生、すごいよ。この価値観、自尊心、どろどろした何かって大人になってもある!私は今でもある。そうしないと自尊心を保てないからである。その通り!物として存在する限り比べられるから!伊吹は私の中で坊主頭です。
★10 - コメント(0) - 1月16日

後味悪かった。小学生から中学生になって大人へなる身体と心の変化。性への目覚めと書けば簡単であるが重い内容でした。
★42 - コメント(0) - 1月16日

たまに村田沙耶香氏が分からなくなる。これだけの物語を産み、これだけの言葉を紡ぐために、どれだけ身を切っているのだろう。まれに、作者や監督が心の奥底まで沈み込んで切り刻んで産み出した物語に出会うが、本作はそんなひとつだと感じる。思春期、というか中二のスクールカーストの中、抑圧と欲望の狭間でもがく女子中学生。その中で、価値観の再構築を行い、成長していく。こんな言葉でまとめると陳腐に見えるが、丹念に心理を描写し、醜い場面を描写し、ヒトを描写する。途中でこちらが逃げ出したくなるが、最後まで読み切って良かった。
★17 - コメント(1) - 1月15日

思春期の時のモヤモヤした気持ちを言葉にしたらこんなに激しい葛藤となったのかしら。苦しくて切ないが、なぜか懐かしくほっとする。
★7 - コメント(0) - 1月13日

2017初読了。年始めにふさわしい、おもしろくて、ハラハラして、考えさせられるよい読書となった。素晴らしき変態世界。そして、言葉の鋭さ、渦巻くたくさんの気持ちの切り取り方が新鮮で巧みだった。これは本当に地の力がある人なのだろうなと思う。登場人物も魅力的で、信子も美しかったけど、伊吹だよね。井上と若葉ちゃんは今は流せても、後々になってもあの言葉が引っ掛かり続けてしまうのだろうな。身に覚えがないわけではないエピソードがぽちぽちと連想されてしまうのも、この小説の凄み。
★6 - コメント(0) - 1月10日

感想がまとめづらいなぁ。思春期の心理描写が上手なのでわかりやすかったけれど、クラスカースト、これ結構キツイですよね。息苦しくなる。そして伊吹くんの存在・役割は大きい。
★75 - コメント(0) - 1月7日

なにこの傑作。すごい。村田沙耶香さんの最高傑作の一つだと思う。
★3 - コメント(0) - 1月5日

西加奈子の評価の通り、誰かに薦めたい一冊であった。社会人、学生関係なく、周りの空気、中心人物の動向を伺いながら、意見を出したり、同調して生きてると思う。正直になったしがらみから、脱した覚悟が、爽快であり、作者のセンスが感じられた。一度読んだとき、まだ、芥川賞とかとってないんだって思ったし、受賞後、やはりと納得だった。コンビニ人間も、読んでみたい。村田紗耶香は、人の生きて行く苦しみ心情を唯一言葉に表現する稀有な作家では、なかろうか?それを感じさせる一冊でした。
★8 - コメント(0) - 1月2日

面白かった。身につまされる。結佳と同じように白い街に閉じ込められているようで解放を焦がれつつ読書。肥大化した自意識は自分からはみ出して、年を取ってそこまでかかずらってはいられないのだけど、自分は未だ自意識が過剰なので、結佳のように受け入れられたらよいな。幸せさんに生まれたかったなー!観察者は裁かれる、朝井氏の作品でもあるけれどこちらの方が生生しい。伊吹のような子はそらなかなかいないだろうけれど、伊吹の中にもいろいろなものがあるのだろう。二人の未来が白く明るいといいなとついつい願ってしまう。解説とても良い。
★8 - コメント(2) - 1月2日

教室内の、あの自意識や嫉妬が混ざったどろどろとしたものがとても生々しく書かれていました。学生時代に読んでいたらしんどかっただろうな。伊吹に嫌いと言われたことがこの本で唯一の救いな気がしました。色々な意見があると思いますが、この作者の行き場の無い扱いきれない赤黒い血のような心の描き方が私はとても好きです。
★4 - コメント(0) - 1月1日

思春期の女子特有の、閉鎖的な序列社会と、日毎景色を変えていく白いニュータウンの中でもがき苦しむ主人公。息が苦しくなるような傷みの中に、自分自身の価値観を見つけ出す。と言う救いはあるけども、いかんせん、思春期を思い出させられ、すっかり疲弊した。中学生って繊細だからこそ残酷でおぞましい。
★10 - コメント(0) - 2016年12月28日

小学生の時、よく分らないものをとても大事にしたり、みんなの信仰を集めたりしたものがあった。 中学生の時、一番上と一番下とその他っていう空間があった。ここまで露骨じゃなかったけども。 なんかいろいろ「そういえばねぇ」って思い出した物語でした。 巻末の解説で「私たちは未だ、価値観の奴隷だ。」って言葉があってすごく納得した。
★9 - コメント(0) - 2016年12月27日

女同士って本当めんどくさい、敵を作らないように人によって変わる自分と重なった。まあそれでも作るんだから自分に正直に生きたいなあ。とりあえず伊吹みたいな人と恋愛がしたい笑
★10 - コメント(0) - 2016年12月26日

すごい、よかった…!
- コメント(0) - 2016年12月24日

★★★☆☆
★2 - コメント(0) - 2016年12月23日

☆☆☆☆☆
★1 - コメント(0) - 2016年12月21日

生々しい思春期。。10代前半に こんなにも必死に生きているのかと思うと涙が出そうになる。
★6 - コメント(0) - 2016年12月19日

自分に正直になることが一番難しい。思春期の悩み全てがわかったような気がします。自分の言葉で伝えたいんだけどうまく表現できない思いを西加奈子さんが力強く解説してくださってます。それが、全てです。何が正しいのか自分が自分でわからなくなる時、これは助けになる一冊だと強く強く思いました。
★4 - コメント(0) - 2016年12月11日

思春期と呼ばれる一番しんどい時期のお話。苦しくて、はやく解放されたくて、どんどん読み進めた。なんだか、泣きたくなりました。
★9 - コメント(0) - 2016年12月6日

コンビニ人間きっかけで著者を数冊読む。主人公の発情具合はあまり理解できないが、思春期特有の雰囲気をぶあっと思い出し昔の自分に重ね、おなかいっぱいになった。というか女子特有のあの感じがわかり痛い、という方が正しい。コンビニ人間では、コンビニと本当の自分に葛藤する女性、本書では開発途中のニュータウンと成長途中の少女をオバーラップさせ、ここではないどこかを探し途上する人間を描く。自分自身どうやって大人になったのかあまりよくわからないが、尽きない不安の中もがきここまで来たのだなと苦々しくも思い出す。
★24 - コメント(0) - 2016年12月6日

しろいろの街の、その骨の体温のの 評価:66 感想・レビュー:248
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