ふくわらい (朝日文庫)

ふくわらい (朝日文庫)
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ふくわらいはこんな本です

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ふくわらいはこんな本です

ふくわらいの感想・レビュー(1660)

昨年、某書店様の企画によって私の手元にきた本。過去にハードな経験を持ちながら淡々としている雑誌編集者の定が、周囲との交流を通して「人らしく」なる物語。何だかとても純文学性を感じる話でした。ふくわらいのように他人や自分の顔で遊んでいたのを最後には我慢するとか、作品の色々なところに示唆や意味が含まれているんだろうし、考えながら読み返したいんだけど、グロテスクな場面の表現とかもちょこちょこあったりして、とにかく読むのに酷く体力も気力も使った感じがあるので、しばらく読み返せる気がしないです……(苦笑)
★2 - コメント(0) - 1月23日

miu
これはまた莫大なエネルギーを持った小説だった。特殊な家庭環境から育まれた鳴木戸定の人格。人の顔を見れば福笑いのようにゲシュタルト崩壊してしまう。かなりぶっ飛んだ定だけども、生きるって愛って肉体ってこういうことなんだー!!!っていう物語に込められた西さんの叫びがすごい。熱量がすごい。ちょっと今肩で息している感じ。読書でもかなりエネルギー使う。これが生きてるってことね。
★29 - コメント(0) - 1月18日

図書館の本で読破。読書芸人がオススメしてた本を読む、ということをしているんだけど、自分と感性が合わないと感動どころや、名作っぷりがわからないんだな、と思った。世界的な旅行作家を父に持つ「定」は編集者。ロボットの様に正確で無機質で、世間の流行や言葉のあやを知らず、理解者は乳母の「テー(悦子)」のみ。父の肉を食べたことがあったり、雨乞いが出来たりなど30そこそこにしてワールドワイドな経験をしてきた定は守口と武智という二人の男性と知り合って、少しずつ変わっていく…というストーリー。グロテスクさが私は苦手。
★11 - コメント(0) - 1月17日

気になっていた作家さん、一気読みでした。自分と違う感性を持つ娘が理解できなくていつもなぜ?ともやもやしていたけどそれもまぁいいか…と思ってしまった。心が少し軽くなりました。ありがとう
★1 - コメント(0) - 1月16日

また読みたい
★2 - コメント(0) - 1月13日

E
常識とはなにか。友情とはなにか。親とはなにか。愛とはなにか。いろんなことが枠に囚われず書かれていて。【非】常識で【異】常にも関わらずとても綺麗な作品でした。文字についてや、言葉についても触れてあり。もじが文字であること。その言葉では表せないけど、すきな感覚がとてもよかった。
★5 - コメント(0) - 1月13日

TAI
すごく人間くさい本でした。生きる価値観や生き様、感情、感性、言葉。後半の木暮しずくとの会話で「今まで生きてきた歴史があって、それが積み重なって、その先端にいる定ちゃん。今わたしの前にいる先っちょの定ちゃんがすべて」ってところが心に残りました。名前は知ってたけど初めて読む作家さんで、「ふくわらい」って題名だし、もっと軽い話かと思ったらイメージと全然違ってました。
★5 - コメント(0) - 1月13日

読み初めてすぐ「失敗したかな」と。だって気持ち悪くって…。でもでも毒も段々と蜜の味に。定は勿論、栄蔵も守口も武智も之賀もしずくも水森夫妻も、みんな皆好きになったよ。まっすぐだから。そして全部受け止めているから。私もそんな生き方をしたいと思ったよ。
★6 - コメント(0) - 1月12日

西加奈子2作品目、そのありえない人物描写は全く入り込む余地もなくじわじわとグロさをも増していく展開に途中で投げ出してしまいたくなる衝動に駆られる。しかしあの「サラバ」も前半はグダグダだったではないか…と我慢の読書の結果と言えばやはりラストシーンでは涙が溢れ出る(と言う人もいるw)感動が待っていた。この作家は新興宗教の教祖様並みに人を扇動して夢中にさせ自分の思うところへと導いて行く不思議な力を持っているようだ。好きな人はきっとハマるだろうな、でも私はもういいや…だって気持ち悪いもん
★30 - コメント(0) - 1月10日

途切れがなくて一気に読んでしまった。 顔やカラダに捉われがちで、自分を嫌いになりがちなんだけど、色んなことぜんぶぜんぶひっくるめて自分だから、自分を認めて、私も好きなことやってこうと思った。 この自分のカラダで、好きなことやってこうと思った。 プロレスの人の、リング上でのスピーチは泣いてしまった
★6 - コメント(0) - 1月10日

初めて読むと思って手に取ったら、読んだこと、あった。
★2 - コメント(0) - 1月9日

すごい!うまく言い表せないけどすごい。読み始めと読み終わりで主人公定に対する見方が全然違う。これはいい作品に出会ったと思いました。
★23 - コメント(0) - 1月9日

「普通」から逸脱した人達がお互いに影響しあって、自分の在り方を見つめ模索していく 懸命に正直に生きようとする人々の、痛々しさも汚さも愛しく感じられる 辿り着いた答えが「普通の正解」でなくとも、肯定されるような雰囲気に救われる
★9 - コメント(0) - 1月8日

西さんにファースト・タッチ。とても面白くて一気に読了。定とはまた違ったことだけれど、自分は好きな人の顔を覚えられないことが多い。写真を見て思い出すけど、しばらくすると頭に思い浮かべることができなかったりする。好きでもない人とかコンビニの店員の顔ははっきり記憶できてるのに。その人のすべてを知るってことが自分にはできていないのかもしれないな。 / 小暮さんが「小島さん」と言い間違えられて「小暮だよ!」とキレるところ(224P)は狙ったもの?w
★9 - コメント(0) - 1月6日

ゲシュタルト崩壊、ふくわらい。読み方はいろいろあるだろうけど、読み物として面白かった。プロレスラー守口廃尊が良かっだけど、文体のせいか、致命的に軽さが登場人物の心の様子を描いても出てしまう。西加奈子の小説には軽さが良くも悪くもあって、登場人物の痛みやメッセージも通俗に感じられるのが残念。小説の後半の展開は、良くわからなかったです。
★140 - コメント(0) - 1月6日

たまに読む西加奈子さんは良い
★3 - コメント(1) - 1月1日

正月からふくわらい。。。顔…じゃなくて人生を再構成…整形しょ。。。
★7 - コメント(0) - 1月1日

今年最後の一冊、これで西加奈子さんが今年一番読んだ作家となった。目を背けたくなる様なグロテスクな描写まで芸術に仕上げてしまう、感服である。主人公の定、子供の頃から感情にも表情にも乏しいが内なる純粋さで読み手を魅了していく。そう考えるとこのお話はプロレスラーの守口にしろ登場人物が真っ直ぐだから決して明るくないストーリーでも不思議な清々しさがある。社会を生きて枠にはまった考えに縛られている事を自覚している人にお勧めしたいですね。全ての登場人物に愛着がわくはずです。
★27 - コメント(0) - 2016年12月31日

面白かったなあ。定さんはとんでもなく素直。空気を呼んだり顔色うかがったりして嘘をつくところを、定さん本当に本当に素直に生きていた。いいなあ。
★4 - コメント(0) - 2016年12月30日

あまりに、衝撃的な作品。 一気に読ませてしまう力が、そこにはあった。 この作家さんも、読み深めなければ。
★7 - コメント(0) - 2016年12月29日

私はやっぱり,私がいいんです。他の誰かに変わりたいんじゃない。ただ,この私,私そのものを,愛してくれる人がいて,そして,私も愛せたら,そんな素敵なことはない,と思うのです。▼定は,本当によく笑うようになった。口角は,一度あげてしまえば,その後は思いのほか,やすやすと,あげることが出来るのだった。何度でも,あげることが出来るのだった。
★11 - コメント(0) - 2016年12月29日

とても不思議な主人公。 でも普通の人が当たり前のように持っている感情の起伏を持ち合わせていない主人公が様々な人に触れて、色んなものを知る。というお話に思えました。主人公は不思議な人ですが純粋でまっすぐで嘘がなく、素敵な主人公でした。
★9 - コメント(0) - 2016年12月28日

tmm
ふくわらい、成る程ね。
★1 - コメント(0) - 2016年12月25日

楽しかった。一気読み
★2 - コメント(0) - 2016年12月22日

sam
人の顔でふくわらいをする。恋、とか、悲しみとか、感情を言葉で括ってわかった気になってしまわずになんだろうと考える。定の世界と関わる方法は臆病だ。それが、物語をくぐり抜けて、相手の目や鼻などをあるがままの位置で受け入れるように変わった。なんだかうれしい。そうして読者の私も、グロテスクな話だと怯みつつ読み進めたら思いがけない勇気をもらえて、うれしい。
★2 - コメント(0) - 2016年12月19日

著者の作品を読むのは『通天閣』に次いで2冊目です。 筆力がさらにパワーアップし、めちゃくちゃ完成度の高い作品だと感心しました。 作品と関係ない余談ですが、以前にトークショーで、「私は天才肌ではなく、庭で必死に素振りを繰り返すタイプ」と言っていたのが印象的で、この作品もそうやって、独りがむしゃらに悪戦苦闘して仕上げたんだろうなあ、などと、執筆時の様子を勝手に想像しながら読み進めました。
★5 - コメント(0) - 2016年12月13日

目に見えているもの、言葉で表しているもの、それぞれはあいまいな認識の中で共有されている。自分の感じている例えば赤という色は、他人の網膜を通して見れば果たして同じく見えるのだろうか?色程度が不確定なものなら、他人なんてもっとわからない。幸せとか異常とか、価値観を考えるきっかけになりました。
★8 - コメント(0) - 2016年12月13日

良かった。生きるエネルギーに満ちあふれた、わたしの好きな方の西さんの作品だった。目や鼻や口をばらばらにして組み立て直す、というのは定なりの相手を受け止める方法で、とても素直にまっすぐ他者と向き合う定は好感がもてた。死ぬのが怖いと話すプロレスラーの守口や、定に一目惚れした盲の武智、編集社の美人で人間味のある後輩小暮、定の周りの魅力あふれる登場人物が、皆精一杯で愛おしい。この布陣でぜひ続編を読みたいなと思った作品でした。
★20 - コメント(0) - 2016年12月12日

自分の内側をみつめるって難しいし、人の顔のパーツをいじってそれをはっきりイメージするのも難しい。かなりの集中力を要するからだ。マインドフルネスのボディスキャンに近い。定は感情を丁寧に扱っているし、それが出来るのは大きな武器だ。定がやっていることは何も変わらない。周囲の人と触れ合った結果出力に変化が起きただけだ。それはきっと守口も同じように感覚を丁寧に捉える人で、あけっぴろげにそれをぶつけてくる初めての人だったからだろう。そんな、意識に意識を向けさせてくれるような、お腹の奥の方が暖かくなる話。
★8 - コメント(1) - 2016年12月10日

定を真似して、他人の顔のパーツの位置を変えようと試みたのですが、難しい。 ★★★★☆星4つ
★3 - コメント(0) - 2016年12月8日

再読。
★1 - コメント(0) - 2016年12月3日

定さんは、信じられる人。 成長は人それぞれ。 生きてきた今が先っちょ。 また明日、先っちょが伸びる。 読んで良かったと思えた一冊。
★9 - コメント(0) - 2016年11月29日

2回目読了してしまいました。この本を読むと、自分の価値観が揺さぶられたような感覚になります。好き嫌いはあるかと思いますが…。一般的な自己啓発本より胸に響くものがあります。登場人物が自分に似てるところがあるからなのかな?
★5 - コメント(0) - 2016年11月29日

@
✴︎
★2 - コメント(0) - 2016年11月28日

黄色いゾウ以来の西さん。こんな骨太な人も描けるのかと楽しめた。でも個人的には、定はバイソンさんの方が良かったと思う。
★3 - コメント(0) - 2016年11月26日

読後、この物語の熱量に茫然というか、あっけにとられてしまうぐらい、濃い濃い内容でした。生々しくて、ねっとりと、生と死を感じ、今まだ私の中でこの意味を反芻し続けています。
★5 - コメント(0) - 2016年11月26日

★★★★
★1 - コメント(0) - 2016年11月25日

はじめはちょっとグロいし、しんどいなと思った。けれど、結果、イッキ読みしてしまった。序盤はグロくてしんどいという印象の通り冷たい人間だった定がいろんな人に出会って、あったかい人間に変わっていく。その過程で自分自身も暖かい気持ちになれる。特に守口の試合をみるうち、感情が溢れて泣き出す様子は、プロレス好きとしては、わかる!と膝をうった。あと、小暮しずくとの友情もいい。いい女の子。だから、いい男に出会ってほしい。登場人物みんな好きになれる。けど、ラストだけはちょっと、ん?って感じ
★8 - コメント(0) - 2016年11月25日

なんだろう、この小説は。幼少期の定は家庭環境が特殊すぎていて、死んだ父親の肉を食べたことさえも淡々と描写されているのに、どこかふわふわしており、それに反して現在の定の場面の生々しさといったら。内面の「ふくわらい」の世界で生きてきた定が、編集者となり人と関わるようになって外の世界への視界が開けてきたということなのか。なんというか、とにかくすごい。
★8 - コメント(0) - 2016年11月22日

めっちゃ面白かった
★2 - コメント(0) - 2016年11月20日

ふくわらいの 評価:74 感想・レビュー:535
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