精霊の木

精霊の木
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精霊の木はこんな本です

精霊の木の感想・レビュー(723)

児童書のSFとは思えない重厚感。地球に生きる現代の人への警鐘となるメッセージとも受け取れる内容。読みながら、心は古代から未来、宇宙を旅し、祖先や家族や友や仲間、そして自分自身の生き方を想う。《人は半かけの魂をもって生まれてくる。だから、子どものときは、親がささえるんだ。精霊を魂にうけいれたとき、人の魂はようやく完全になる。》上橋菜穂子さんの物語は、いつも初め片仮名になれないが、じきに引き込まれて一気読みしてしまう。
★15 - コメント(1) - 3月11日

★★★★☆
★1 - コメント(0) - 3月1日

eco
つくづく思うけど、上橋作品は子供ももちろんだけれど、大人にもぜひ読んで欲しい、というか読むべきものがたくさんある。この話もそう。歴史を、過去の人たちが真実を語りえないことをいいことに都合よく塗り替えていく一部の人たちのエゴ、今を生きている自分たちさえよければそれでいいとして、環境破壊を続ける現代人…。ファンタジーの世界での物語を通じて、それを痛烈に突きつけてくる上橋さんの筆致。恐れ入りました…。生徒にすすめたい一冊です。
★5 - コメント(0) - 2月19日

上橋さんが大学院生の時に書いたデビュー作ということで読んでみました。舞台は近未来、主人公は15歳の少年。守り人シリーズや鹿の王を読んだ後だと、描写や会話文も明らかにたどたどしいのですが、上橋さんの頭の中にある自然や人類に対する意識、世に放ちたい強いメッセージはギュウギュウに詰まっていて、ワールドの原点なんだなぁと感慨深かったです。こちら側にいると疎くなる科学や技術が自然や文化を壊していくことに対する危機感は、壊される側に立って想像すると一気に鮮明になります。
★55 - コメント(3) - 2月16日

SFジュブナイルの良書です。
★3 - コメント(0) - 2016年12月20日

いまや国産ファンタジーの重鎮でもある、上橋菜穂子女史のデビュー作。書かれた当日は院の博士課程進学に向けて大学の研究所でアルバイト生だった。/ はるかな未来、地球の資源が枯渇し、人類が様々な惑星に入植。仲の良い男女のいとこ(ハイティーン)。女の方が夢でたびたびおかしな光景を幻視をはじめ、やがて明らかになってゆくこの星の過去ーー原生知的生命体(人型)は滅んだと学校で習うが、実は政府により滅ぼされていた! 千年に一度惑星を訪れる精霊、いとこ達の先祖の秘密。放たれた機械の狩人達。色々と守り人の原型。普遍性高い。(
★21 - コメント(1) - 2016年11月20日

少年少女に向けた本かと思いきや、内容は深くて広い。
- コメント(0) - 2016年10月10日

上橋さんのデビュー作。先住民の立場から滅びゆく民族の歴史を告発してゆく話。 人類が、今後起こしてはならない警告の本。地球上のどこかで、侵略者が正当化され、先住民が、滅ぼされていったことへの反省の本で小。形はファンタジィですが。
★1 - コメント(0) - 2016年10月3日

uni
デビュー作にして、作者の原点という感じ。色々と考えさせられる力作。主人公たちの純粋さ、力強さも印象的だった。
★2 - コメント(0) - 2016年9月3日

デビュー作らしいストレートな作品です。⭐️4つです。
★1 - コメント(0) - 2016年6月14日

これがデビュー作とは!守り人シリーズはなかなか読むのが大変だから、子供が少し大きくなった時にまず薦めたい。
★1 - コメント(0) - 2016年6月4日

フィクションなんだけれど、限りなくリアルで深い。上橋さんの作品は綿密な調査と考察がなされている上に成り立っているのが良い。
★3 - コメント(0) - 2016年6月4日

上橋さんのデビュー作ということで手に取ってみたらSFでびっくりした。あとがきに書かれていた通り、一冊の本には勿体無いくらいたくさんの伏線、要素があって、どんな結末を迎えるのかと最後までハラハラした。差別して虐げられる人を悪者にした西部劇のあり方と、今もそういう生活している人間はいずれ宇宙まで食いつぶしてしまうんじゃないか、という今までで一番重く、そして人間を批判している話。けどきっと精霊の木以降どの話の根幹にも関わるイメージな気がした。設定と展開、言葉がSFのせいかとてもリアルだった。ちょっと怖い。
★2 - コメント(0) - 2016年5月29日

上橋さんの本はいろいろ読んでいるんですが、今回のはデビュー作です。一回読んだことがあったのに、忘れてて二度目の読書になります。前に読んだ時より、内容の深さがわかって、やっぱり上橋さんってサイコー! となりました
★2 - コメント(2) - 2016年5月23日

人間のもつ「生」への考え方が、主人公二人、先住民族たち、移民たち側の立場からそれぞれ描かれていることが興味深い。滅びゆく先住民族たちのことを夢を辿って知り、心を寄せる主人公たちの純粋さに、読んでいるこちらの心が洗われるようだった。心に残ったのは、ロシュナールの存在を示すために草を引き抜こうとするリシアに「口のきけぬものに、かってに責任をおしつけてはいけない。」といった老婆の言葉。たとえ相手が草であっても、人間と同じ生き物であり、人間のエゴを押し付けてはいけないということに気づかされはっとする思いであった。
★4 - コメント(0) - 2016年5月17日

環境破壊で人類は地球から出て他の星々に移住。ナイラ星に来て二百年の人類と、その活動によりほぼ絶滅したはずの精霊と共に生きる「ロシュナール」の民。実は密かに混血が進められていた。957年に一度開く<母の国>との<道(カグ)>。それにあわせるかのように目覚めた<時の夢見師(アガー・トゥー・ナール)>の力。 上橋菜穂子のデビュー作だと読後のあとがきで気づいたけど、ご本人の指摘どおり様々なアイデアが詰まってる。 精霊の木(リンガラー・ホウ)という呼び名だったり、「精霊の守人」に共通してるなぁと感じられるところも。
- コメント(0) - 2016年5月8日

上橋さんのデビュー作らしくユニークなアイディア満載の面白い物語であった。 なおこの物語の星への移住の原因である「地球破壊」は、地球のオゾン層の破壊、核廃棄物処理の限界など現在の人類に対する警告であると読んだ。
★1 - コメント(0) - 2016年4月30日

守り人シリーズを読み始めて、図書館の書架にあったので手に取った本。未来の地球を環境破壊により住めなくしてしまった人類の醜さを感じ、精霊と自然とを大切にしながら長い年月生きたロシュナールの心の清らかさに触れた物語だった。主人公の2人の危なっかしい冒険には、ハラハラさせられたけど、長い年月をかけた思いが届いたことには、安堵した。デビュー作と後で知った上、あとがきにも書いてあったように詰め込みすぎは感じた。今だったら、この一冊の内容で何作も書けそうと思った。
★8 - コメント(0) - 2016年4月23日

ある惑星に暮らしていた先住民族が、その星へ移民する準備のため人類に意図的に滅ぼされていた歴史をめぐる冒険物語。地球外生命体でありながら先住民族と呼べるほど人間に近く、意思疎通はもちろん交配までできる彼らが、圧倒的に技術力の優れる人類に駆逐された経緯が、アメリカ先住民に重ねて語られている。本筋からは外れるが、これが人間とは全く異なる見た目と価値観を持つ敵対的な生物だったとしたら、絶滅政策は正当化できるのか、できるとすればそれはそれで身勝手ではなかろうかと考えさせられた。
★1 - コメント(0) - 2016年4月17日

長い長い時間を夢でつなぐという発想が新鮮だった。三つ目を魂の目と捉えているところが作者の自分たちと違う価値観で生きている民族への優しさが表れていると感じた。
★8 - コメント(0) - 2016年3月17日

上橋さんのデビュー作はSFファンタジー。やっぱり前のめりで読んだ。こんな未来がこないことを祈って。
★4 - コメント(0) - 2016年3月14日

4
- コメント(0) - 2016年2月27日

創られしすべてのいのちの中にある息吹から目をそらすことは、自身を見失うこと そんな言葉を改めて思い出した読後です。
★1 - コメント(0) - 2016年2月16日

追っ手から逃げ、祖先の思いを繋げるために必死に突き進むリシアとリシアを守るために背伸びし成長を重ねるシンと一緒にハラハラドキドキ頁をめくったが、特にクライマックスで黄昏の民にリシアが語りかける場面では胸が締め付けられた。大事なことはちゃんと子から孫へ、孫からひ孫へ脈々と伝わっていく。院生だった上橋先生が”異文化を理解しようとしない人びとに〈野蛮人〉とののしられてきた人たちに、大活躍をさせてあげたい”と魂を込めた物語。この物語が育ち、芽吹き、花が咲き、”守り人シリーズ”という新たな種が出来たような気がした。
★39 - コメント(1) - 2016年1月28日

上橋菜穂子さん初読み。これがデビュー作とは驚く。SFファンタジーなのだけど世界観が壮大。現代社会への警笛。勝者の歴史。生きることの意味。命を、思いを、繋いでいくこと。様々な問題提起に考えさせられつつ、オトコマエの登場人物達に清々しい思いで読了。☆4.0
★5 - コメント(0) - 2016年1月27日

うーん、これではわれわれ地球人が昔のロボットアニメによくあった地球に襲いくる悪の宇宙人そのものではないか、でも、それは過去に地球で実際に行われてきたことでもあるのが悲しい。異民族の文化を自分たちの尺度、または利益によって蹂躙してその立場の目線でだけで語られていく歴史、恐ろしいことだと思う。しかし、、また今、自分のこの命も悠久の太古から続いてきた命、多くの想いをたどってつないできた命なんだな…と、そんなことも思いおこさせてくれた物語だった。
- コメント(0) - 2016年1月3日

ずっと読みたかったこの作品。本屋さんで発見して衝動買い、一気に読みました。他の作品と同様にすごく引き込まれました。
★1 - コメント(0) - 2015年12月3日

デビュー作とのことで、読み始めは、荒削り感が気になってしまっていたものの、自然と命、人、異なる文化の交流(衝突)など、その後の作品群にあるような上橋さんらしい世界に、結局引き込まれました。 先進国の人は、かつて先住民であるインディアンを殺し、押さえつけて自分たちの領土にした。本書では人類と異星人が。。。
★8 - コメント(2) - 2015年11月12日

地球を環境破壊で失くし他星に移り住んだ地球人の末裔の少年(主人公)の従妹がなぜか滅びた先住異星人の能力に目覚め当局(環境調整局)にその身を狙われ……というお話。ハラハラドキドキの連続で読み出したら止められず一晩でイッキ読みしてしまった。上橋先生の読者を物語世界に引きずり込む力はデビュー当時から凄まじかったのだな、と再認識。少年が母に言われた「原始的、そく低能って軽べつすることから、文明はなりたってるのよね」「わすれないで。それが、ひとつのせまい価値観でしかないんだってことをね」が個人的ハイライト。
★14 - コメント(0) - 2015年10月25日

精霊の守り人の片鱗を見る作品。上橋さんの作品は獣の奏者からのスタートだったので、SFなのは逆に目新しかった。
★52 - コメント(0) - 2015年10月21日

著者のデビュー作。北米先住民を迫害してから400年後に地球が環境破壊のために滅亡。そして、人類は地球外で生きていく、そんな世界。「ある北米先住民たちは、太陽を父、大地を母だって考えていたの。そして、春は母である大地が、命をはらむ時期だからって、傷つけないように裸足で歩いたの。・・・その大地を裸足で歩いた人たちは、何万年も自然を破壊することなく暮らし、文明人たちは、そのわずか400年後に地球を破滅させた・・・人類は宇宙を徐々に食いつぶしていくがん細胞」
★24 - コメント(0) - 2015年10月19日

読了
★1 - コメント(0) - 2015年10月17日

上橋菜穂子さんのデビュー作!
★3 - コメント(0) - 2015年9月5日

民族や自然をテーマにしたSF。映画を観ているように、次々に場面が変わっていき、あっという間に読み終わった。こんな未来にならないことを祈る…
★3 - コメント(0) - 2015年8月13日

児童書の一冊としては内容も世界観もてんこ盛りすぎる感もあるけど、シンとリシアの一生懸命なひたむきさが素敵です。次の957年もロシュナールの文化が語り継がれ、精霊の木を絶やさないで欲しいと思う。他種族との共存は永遠のテーマ…
★3 - コメント(0) - 2015年8月3日

★★★★★
★1 - コメント(0) - 2015年8月2日

上橋さんのデビュー作。精霊の木と共に暮らしてきたロシュナール。人間がロシュナールの暮らす惑星に来て、住み着き、ロシュナールをじわじわと破滅に導くけど、ロシュナールと人間との混血、リシアとシンが精霊の木を探しロシュナールの真実を暴きます。上橋さんらしさはこの頃からあり、読みやすかった。リシアやシンもかわいい。勇敢で頭の良さがでているキャラっていいね。
★22 - コメント(0) - 2015年7月11日

上橋菜穂子さんのデビュー作ということで読んでみましたが……なんというか、登場人物がわんさか出てきて誰だっけこの人状態になり、ちょっと読みづらいと感じました。しかし読んでいて権力に翻弄されながらも生きていく登場人物の動きに、上橋さんらしさを感じました。
★7 - コメント(0) - 2015年7月7日

この本を前に読んだのは10年以上前のこと。日本でこんな児童書を描ける人がいたんだ!と、すごく覚えています。「鹿の王」が話題になり、上橋さんが注目されてから、この本を読み返さなくては!と思い、再読。はるか昔、「大事な精霊の木を絶やしてはならぬ」と移住したロシュナールの民。でも、そのあと、移住してきた民に滅ぼされ、混血は監視される今。過去の記憶を夢で見ることのできる、アガー・トゥ・ナールの血に気づいたリシアと、シンの物語。ロシュナールの民の歪められた悲しい歴史に落涙。1989年の上橋さんデビュー作です。
★15 - コメント(0) - 2015年7月5日

守人シリーズの上橋さんの処女作。自然との共生、異文化や多様性の理解、伝統や文化の中に息衝く心の拠りどころなど、沢山のテーマがぎゅっと一つの物語に詰め込まれていて、しかもスピード感のある展開で一気に読んでしまいました。地球環境の悪化で地球に住めなくなった人類がスペースコロニーから、さらに他の惑星への移住(侵略)へと進んでいった近未来という設定にリアル感がある。小学校高学年くらいから楽しめますが、大人読むと次の世代の為に自分を犠牲に出来るかという重いテーマが突き刺さります。
★9 - コメント(0) - 2015年6月28日

精霊の木の 評価:82 感想・レビュー:200
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