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八月の光

感想・レビュー
153

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鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)
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病院待合室にあったんでサラッと読んだ。こういう体験した人って、よく精神のバランス崩さずに(あるいは、崩しても)生き抜いてこれるなと思うが、単に「もっと精神のバランスを崩した人はその後生き残れなかっただけ」かもなあ。あ、「戦時中に発狂して、その後何十年も精神病院で生きてる人」もテレビで見たことあるわ。
0255文字
弥都
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惨い、あまりに惨すぎる。悲しくて悔しいし、なんで日本がと思う。語られているものが現実過ぎて、日常の一部を切り取ったようなもので、あまりに一瞬の凄まじい出来事についてどんな言葉を感想として残せるのか悩む。焼けただれた人の身体。かつてヒトだった人の残骸。黒焦げの死体。人であって、人でない群れの塊。現実なんだけど、現実離れのパワーワード。これだけで胸が苦しい。尊くも犠牲となった方たち、どうかどうか安からに。真剣に受け止めて生きようと思います。
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おしゃべりメガネ
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ボリュームは150頁弱ながら、広島の原爆の話ねので、インパクトはとてつもない作品でした。三編からなる連作集で、8月6日の広島原爆にまつわる話が被爆者やそこにかかわる人々の目線で綴られています。1日のあの一瞬で七万の人々の命を奪い、最終的には十万人の死者を数えるコトになった原爆の悲劇。亡くなった方と被爆しながらも生き残るコトができた人々の話がリアルに悲しくもドラマチックに綴られています。原爆から78年、決して忘れてはならない出来事であり、広島だから、長崎だからではなく日本人としてしっかり記憶すべきかなと。
おしゃべりメガネ

〔図書館本67〕

08/30 20:16
0255文字
さよ
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「石の記憶」が、辛くて辛くて。なんであと1日早くじゃなかったんだ、とか、銀行に行くの昼からだったら、とか、いろんなことを考えてしまって。
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もみじ
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8月6日の出来事。。。。「光のうつしえ」と続けて読んだ朽木祥さん。あとがきにもあるように、私たちにできることは、“記憶“すること。そして語り継ぐことなんだろう。小学生に読んで欲しい。
0255文字
まる子
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8月の夏、広島に落とされた一つの原子爆弾。それによって命を落とした人、数日、数ヶ月後に後遺症で亡くなった命。当時の様子を目の当たりにした人々の心に残した影は、一つの原子爆弾が残した暴力で、それが人々を苦しめ悲しませた。それを記憶し、あの日を知らない人たちに語り継がなければならない。それを強く伝えている1冊。あの戦争を生き抜いた人々、語り継ぐ事のできる人が少なくなっている今、核兵器保有国が「核兵器禁止条約」に参加してほしいと思う。
0255文字
エル
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広島に原爆が落とされた日。一瞬で街が壊滅し、人々は死んだ。助かった人も人とは違うものになってしまった。あまりにも恐ろしい原爆の威力だが、児童書だからか読みやすい。あの戦争であんな恐ろしいことがあったことを決して忘れてはいけない。それが後世に生まれた者の義務ではないか。
0255文字
ブルッキーのひつじのこ
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原爆の話には辛過ぎて苦手意識があったが、この本は最後まで読むことができた。朽木さんの筆致の巧さか、そのままの事実や人々の思いを伝えられたように感じて、心にすっと染み込んだ。
0255文字
ねこけし
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原爆が落とされたあの日。目を背けたくなる様な現実にあった出来事の描写と深い悲しみが自分のことの様に感じる様だった。多くの人の命が一瞬で奪われ、奪われた人の家族がたくさんの痛みと苦しみと悲しみに苛まれながら強く生きようとしている。なぜ自分でなかったのだろうか。戦争だけでなく、災害でも事故でも病気でも愛する人を失った人はずっとこの問いを抱えて生きていく。この問いを私も胸に抱きながら、私だけが知る戦争や震災の記憶をずっと持ち続けていたいと思った。
0255文字
もしもし
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★★★ 戦争 ひとりひとりの生活が一瞬にして壊されてしまう。戦争の恐ろしさが身に沁みて伝わってくる。
0255文字
ay
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[図書館]えらいものを読んでしまった、というのがはじめに思ったこと。原爆がテーマ。作者自身が被曝二世とのこと。その思いが深く込められている。最後には救いが見えるが、そこにたどり着くまで、長い道のり。本当に重い重い問い。3つの短編で構成されているが最後の「水の緘黙」に繋がっている。それまで、登場人物と同じように、苛立つような感情に捉われていたが、それがわかった時、すっと少しだけ軽くなった。でも、今朝読んだアウシュビッツのガイド中谷氏の話と同様、すぐに理解できるものでない。ずっと心に留めいつか本当に(続く
ay

わかるかどうかわからないけど、ずっと心に留めておかなければならない、そういう種類の感情。

09/19 16:20
0255文字
chicoco
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「雛の顔」「石の記憶」「水の緘黙」という3つの短編。いずれも、広島に原爆が投下された朝から話がはじまるが、前の2篇は主人公、家族、近所の人がどんな人でどんな生活をしていたのかも描かれている。しかし、「水の緘黙」は違う。その瞬間からあとしかない。その瞬間に亡くなった人、時間がたって亡くなった人、その瞬間生きた人、その後何年も生きた人のことを知るために読みつがれていくべき本。
0255文字
KIYO
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【図書館】図書館で見つけて手にとった一冊。小学4年生以上ならとても読みやすい1冊。ヒロシマの原爆についての物語です。3人の少年少女の短編があり、最後に少し繋がります。いつも思うことですが、被爆者がそれぞれの生活の中で一人一人生きていたことを実感させられて胸が締め付けられます。
0255文字
Tomo
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表紙を捲って現れる「生き残った人びとのために」の言葉に背筋を伸ばす。これは今を生きる私達のために紡がれた物語だ。あの日広島で凄惨な現実を見た少年少女。原爆は命だけでなく生き残った人々の心まで奪ってしまった。石に残った母の影をいつまでもさすり続ける少女の姿に胸が塞がる。私達にできることは、あの日の記録を胸に留め、二度と過ちを起こさないこと。英題はFlash in August。あの日の閃光だと思われるが、物語の最後は八月の日差しの中で少年が記憶を取り戻す。私達を照らす光がいつまでも優しい光でありますように。
Tomo

くまみちゃん♪児童向けの短編が3編収められていて、すぐに読めるボリュームだけど、ずっしり来たよ。くまみちゃんもぜひ読んでみてね!

08/31 08:33
Tomo

シフォンちゃん♪本当にそうだよね。忘れないようにしないといけないね。

08/31 08:35
6件のコメントを全て見る
0255文字
spatz
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かはたれ、たそかれ、などの独特の名作絵本がある、児童文学作家。広島被爆二世。 2017年に読んだ記録があるこの本久々に再読。広島のあの日のことを描いた作品は多数あるかもしれぬが、白眉ではないだろうか。ルビが丁寧にふってある。 みんなに、すべての人に読んでほしい。 雛の顔 石の記憶 水の緘黙
Tomo

spatzさんに朽木さんをオススメいただいて、私もこの本を借りてきました!今月中に読みたいです。

08/14 19:30
spatz

児童文学、の体裁(たぶん💦)ですし、短いので、あっという間に読めます。わたしは再読で筋を知っていたこともありますが、一気読みでした。

08/14 22:24
0255文字
Boo
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読友さんのレビューを読んで、借りてきました。知っているようで知らなかったあの日のこと。写真でなくても文章でも伝わってくる壮絶な状況。一瞬で失われたたくさんの尊い命。たとえ原爆に命を奪われなくても、心が死んでしまった少年や少女の苦しみ。一人一人に物語があると作者は語る。この先、遠い昔のことになったとしても決して忘れてはいけない。残された人々が思い出すのが辛く苦しいことを、私たちの未来のために語ってくれたのだから…
0255文字
Rio🍊
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原爆の投下で一瞬にして多くの命が奪われたあの日。その真実をモチーフに3話の短編として、被爆二世の著者により魂をも揺さぶる作品へと描き出される。壮絶な体験、亡き家族への想い、救いの手を差し伸べられなかったあの時の記憶。生き残った者でさえ、それらの自責の念に苛まれるしかなかったのだ、過酷な状況で傍観者にならざるを得なかったとしても…。決して消えることの無い深い悲しみを抱えながらも、一歩ずつ前へ歩んでいく。"記憶”を語り継いでいくことの大切さ、そして平和への願いを、主人公と同世代の子ども達にも感じてもらいたい。
0255文字
miyahara
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ヒロシマの原爆はその惨劇に注意がいくが、瞬時に7万人の人生を奪い、その存在も無にした。7万人の一人一人に人生があった。深く考えていない自分が謎。
0255文字
キョーピー
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8月恒例の戦争もの。あの日、広島で亡くなった人、生き残った人。死ぬのは誰でもよかった。誰でもよかったから生き残った人はあの日を伝えていく。「あの人たちのことを、覚えていなければ」
chantal(シャンタール)

何度も読み返してる本です。亡くなった人たちのために、覚えていなくちゃいけないのですよね。

08/11 22:03
キョーピー

去年おすすめしていただいてましたが、今年やっと読めました❗️

08/11 22:24
0255文字
ぶどう
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短編物語の形になっていて読みやすかった。原爆の悲惨な内容なのに、それ以外の描写は美しくて著者の他の作品もぜひ読みたくなった。
0255文字
ちえ
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あの夏のヒロシマ。淡々と描かれる一人一人の物語。生き残った少年少女の罪悪感。【後書き】「我生く。ゆえに我有罪なり。私がここにいるのは、友人が、仲間が、未知の誰かが、かわりに死んでくれたからだ」とアウシュビッツ強制収容所での心境を、エリ・ウィーゼルが書いている。今日、広島とアウシュビッツはその意味において切り離しれ論ぜられることが多くなったが、生存者たちの問いはやはり重なるのである。すなわち「なぜ私ではなかったのか」「なぜ私は生かされたのか」…これはまた大震災や、津波、原発事故の生存者に共通する問いである。
ちえ

ラブさん、他の本もあるのですね。知りませんでした。心に重く、感想が書けない本でした。引用したあとがき、私自身に手渡された感じがしました。

09/10 20:36
🌿 la brise*@mistral 🐰⤴︎♡

こんばんは。うん。現在三種類あるよ。私の読んだ本のコメントに書きました。良かったら?その後の作品もいつか読んでみてね。感想が書けなくてね、なんども読んだよ…。私も未読の2冊を次の夏に読めたら?と思ってます。https://bookmeter.com/reviews/74030762

09/10 20:58
5件のコメントを全て見る
0255文字
かおる
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亡くなった人の数だけ物語がある…。日本人だけじゃなく英訳してアメリカの人にも読んでほしいとも思ってしまう。読んでくれるかな。正当化されちゃうのかな。
0255文字
ゆみねこ
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8月6日月曜日、8時15分。たった一発の原爆で、多くの人の命とあたりまえの日常が奪われた。この本では3つの物語ですが、心に大きく突き刺さりました。これは多くの人が読むべき1冊ではないでしょうか。お薦めです。
なゆ

そうですか!八月は終わるけど読まなくちゃ‼、と思ったら、既にボチ済みでした(^_^;)読みたい本が増えすぎて。。 今度こそ読もう★

08/30 11:48
ゆみねこ

なゆさん、いつ読んでも良書は良書。児童向けなのですぐに読了できますよ。でも、内容はとても深くて重いものですが。感想をお聞かせ下さいね。

08/30 12:30
4件のコメントを全て見る
0255文字
フキノトウ
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短編。「水の緘黙」あの日から記憶を失った青年。自分を喪うほど辛いことがあったのかと読み進めると、涙が止まらなくなった。強い文章ではなく淡々と書かれているので余計胸に迫る。
0255文字
いつでも母さん
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泣けて泣けて・・いいのだよね泣いてもね。何がどこで境界線になるのだろう。私たち日本人は、あの日の事を私たちのものとして覚えていなければならないと思う。語り継いで行くのだ。この国の人間としてそれは生きる意味でもあるのだと思う。『二十万の死があれば二十万の物語があり、残された人々にはそれ以上の物語がある』のだ!自然災害・地震・津波・・自然には敵わないけれど、原発・戦争は人の手で、思いで止められるはずなのに、いまだ地球上から無くならない。
chantal(シャンタール)

あの静かに語りかけて来るような、淡々とした文章がまた泣かせるんですよね・・二度と繰り返さないよう、多くの人に読んでほしいと思います。

08/23 14:02
いつでも母さん

教科書になったらいいのにね!

08/23 16:22
4件のコメントを全て見る
0255文字
縁側
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原爆を生き残った者は生き残ったことに罪悪感を抱きそれは消える事がない。生と死、原爆に限らず、今の世でも震災でも津波でもそれは紙一重。生き残った者に出来ることは、その人の生きていたことを忘れずに記憶し語り継ぐことだと、被爆二世の著者は伝える。本作に登場するほとんどの人々には実在のモデルがあるとのこと。
0255文字
さかな
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刺激が強いかと思ったが、大丈夫読めた。ガラスのうさぎ はだしのゲン 二十四の瞳 ひめゆりの塔他 戦争ものは小学生か中学生で読み 高校生以降では読んでいないと思う。敢えて読まなかったと思う。大きくなると戦争ものから離れた。小学生の時 はだしのゲンを読んだのは学級文庫にあって、怖いもの見たさからだったけど、分別がなかったから読んだんだと今思う。だから小5の娘に八月の光を無理に読ませた。 彼女からの質問「この話、本当なの?」「この戦争の敵は何処なの?」「何故 その国と戦争が始まったの?今 その国と仲がいいのに」
さかな

私も彼女に余り期待してなかったので、意外な効果✨私もメッキリ読めて無いのだけど、児童書という事で読みやすかったよ❣️

08/20 14:16
さかな

他の八月の光も読んでみる。 ありがとネ^ ^

08/20 14:20
3件のコメントを全て見る
0255文字
omasa
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「雛の顔」のんきな(広島弁でなんとかって言ってたけど忘れた)母は、あの日勤労奉仕をさぼった。しかし入市被爆で命を落とす。きれいな人だった。「石の記憶」銀行の階段に焼き付けられた影、そこに座っていた母を思う。「水の緘黙」瀕死の人たちを見捨てて逃げてきたことで自分を責め、自分が何者なのか分からなくなってしまった若者。柱の下敷きになっていた女学生は、助けを求めたのではなく「逃げて」と言ったらしいと分かる。朽木さんは被爆二世だったのですね。
0255文字
はなくみ
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一話、二話は子どもの視点で語られる。あの戦時下、男の家族は戦地に赴き、残った者は何とか懸命に生きていた。空に現れる敵機に怯えながらも、明日の生活を信じて生きていた。それがたった一瞬の光で奪われる。。この本は児童書の括りである。筆者は10代の子どもたちに読んでもらいたかったのだろう。行間は広く、文章は淡々と平易に書かれている。だが、子どもたちが見た人びとの描写には手加減がない。フィクションではなく、それが真実だったからだ。三話、生き残った者が負うものは何かを語る。遠くなりつつあるその日を、忘れてはいけない。
chantal(シャンタール)

朽木さんは元々児童文学の作家さんなので、文章も読みやすいよね。でも大人が読んでも十分鑑賞出来る物語が多いと思います。ホントに一人でも多くの若い方に読んでもらいたいですよね?

08/16 09:16
はなくみ

そうですね。子どもが自分からはなかなか手に取らないかもしれないけど、大人が読んでもらう機会を作らなければなりませんね。私の文庫でも購入を検討したいと思います。

08/16 09:27
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ヨッコ
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「雛の顔」「石の記憶」「水の緘黙」の3篇。怖い、辛い、あまりの悲惨さに読むのをやめたくなる。原爆は生き残ったひとたちをも苦しめる。助けられなかった人のことを思い、なぜ自分は生きているのかと思い悩む。この出来事を風化させないためにも、体験した人は語り継いでいかなければならないのはわかる。が、伝聞でもこれだけ心苦しくなるのに、語られている人はもっと辛いだろう。彼らに心の平安が訪れる日はくるのだろうか。
junkyjunk

シャンちゃんお薦めの本なのね。若い時に余り興味を持たないままこの年になってしまったけれど、今からでもしっかり向き合って伝えていきたいよね。私も是非読んでみたい!

08/10 22:32
ヨッコ

Junkyjunkさん、オススメがなかったら手を出さなかったジャンルです。是非読んでみて下さい。

08/10 22:39
4件のコメントを全て見る
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空猫
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八月のあの朝、周りが真っ白になるほど強烈な光に突然叩かれた。気づいたときは空は真っ暗で、音がまったく無かった。家に帰る途中にある川沿いの土手を幽霊のような人々がぞろぞろと歩いていた…「あの人達が死に、私達が助かった意味が分からない。焼かれて死んだのも、鼻をもがれたのも、石に焼き付けられたのも…死ぬのは誰でもかまわなかったはずなのに」…『雛の顔』『石の記憶』『水の緘黙』の3篇。とても静かに語られるけれど物凄く強い哀しみと固い意志を感じる そんな一冊だった。
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ケロリーヌ@ベルばら同盟
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白光と静寂。ペンや本、バットやラケットを快活に握っていたはずの手に、武器や建物疎開の引き縄を持ち、国を家族を隣人を守る為少年達は戦っていた。花の盛りを銃後の殺伐の中下駄の鼻緒にそっと小さな彩を忍ばせ、少女達は、父を兄弟を見送り、懸命に働いていた。戦時の辛苦を耐え忍び、いつか来ると信じていた未来が一瞬にして断ち切られた。生き残った人々の悔恨と自責、深い傷を尚一層抉るかのように苦しみ乍ら綴られたこの尊い記録を「そこにいなかった」私はいかに受け止めるべきか。静謐な光満ちる白亜の聖堂に数多の墓碑銘の間を彷徨う。
chantal(シャンタール)

私たちは何も出来ないかもしれない。でも、せめて毎年この季節だけでも、あの日のことを思い出し、「繰り返すまい」と心に誓う。それだけでも良いと思うのです。

08/11 18:30
ケロリーヌ@ベルばら同盟

chanちゃん、仰るとおりですね、美しく尊い一冊との出会いをありがとうございました。

08/11 18:35
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Yukiko
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【図書館本】夏休みの感想文コーナーから見つけ出したこれは、多分児童書。「あの朝、ヒロシマでは一瞬で七万人の人びとの命が奪われた」「生き残った人びとのために」著者あとがきより「二十万の死があれば二十万の物語があり、残された人びとにはそれ以上の物語がある。この本に書いたのは、そのうちのたった三つの物語にすぎない。」優しく語りかけるように書かれた少年少女たちのあの日の記憶。緩く繋がる三編の物語。2012年7月初版第1刷のこの本が少しも手垢にまみれていないことに胸が疼く。一人でも多くの人に読んで欲しい。
0255文字
プンヴァ
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ネタバレ原爆によって無残にも奪われたものの大きさに思いを馳せる。地獄のようだなんて言葉では足りないほどの凄惨な世界。戦争がある限り繰り返されているんだな…と思うと、改めて忘れてはいけないことだと気持ちを新たにしました。
0255文字
スノーマン
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美しい日本語で綴られる三編の物語。共通するのは、あの日、広島にいたということ。当たり前の日常を一瞬の光によってなくした人々の声。どうしてここだったのか、どうして亡くならなければならなかったのか、苦しまなくてはならなかったのか。そんなことは一切書いてないけれど、一語一語に込められている。図書館で児童書と一般書の間に分類され、めったに行かないコーナーに置いてあるこの本に出会ったのは、実はたまたま。出会えて良かった。
0255文字
はる
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普通の人びとの物語だ。幸せに暮らしていただろう。戦争さえなければ。原爆さえ落とされなければ。凄惨な情景。張り裂けるほどの悲しみ。静かな語り口だが、壮絶な世界に直面して、わたしはただ呆然としてしまう。目をそらすな。忘れてはならない。伝えねばならない。
しゃが

はるさん、こんばんは。「凄惨な情景。張り裂けるほどの悲しみ」、図書館の児童コーナーで手にする子どもたちはどんな思いをいだくのでしょう。とても大切な作品でした。

11/20 17:30
はる

しゃがさん。つらい内容の作品ですが、子供たちにもぜひ読んで欲しいですね。依然として世界は諍いに溢れているのが哀しいです。

11/20 19:39
0255文字
nyaoko
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「この本を読んでください」コミュでのオススメ本。広島に住んでますが、この本は知らなかったです。勿論、作者の朽木さんも(被爆二世、そして女性なんですね)原爆投下されたあの日、八月六日の朝。一瞬で街が消え、人が死に、日常は失われた。あの惨劇を、あの地獄を、その目でその耳でその体で記憶する人は年々亡くなられている。親世代から子世代、そして孫世代へと、語り継ぐ原爆の記憶は決して途切れさせてはならない。これは児童書だけど大人に、広島に行ったことない人に読んでほしい1冊。「カープ1975」「夕凪の街桜の国」と合わせて
nyaoko

chantalさん、この本は何度でも何度でも読む事が出来ますね。その度に広島弁がしみてきますね。

11/13 07:03
nyaoko

kozyさん、あっという間に読めるのに、ずっとずっと心に残る本です。

11/13 07:03
4件のコメントを全て見る
0255文字
mick
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広島弁の会話が、はだしのゲンを読んだ幼い夏の日を思い出させた。今世界がおかしな方向へ傾いているような状況で読んで人の愚かさを思う。
0255文字
信兵衛
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原爆投下された広島のあの日を描いた3篇。決して忘れてはならない、常に語り継いでいかなければならない、そうした役割を担う作品のひとつだと思います。
しゃが

信兵衛さん、こんばんは。「役割を担う作品のひとつ」に同じ思いです。地元の図書館では児童書に配架されていましたが、大人のかたにもっと読んでほしい作品です。朽木さんを信兵衛さんのレビューで知り、手に取りました。ありがとうございます!

09/19 23:02
信兵衛

しゃがさん、コメント有難うございます。 私も朽木さんは最近になって読み始めたばかりで、読者が増えるのはとても嬉しいです。 頭で戦争の悲惨さを分かっていることですが、それでも実際にこうした作品を通じて知ること、忘れずにいること、受け継いでいくことは本当に大切なことですね。

09/19 23:19
0255文字
☆よいこ
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ヒロシマ原爆の物語。<雛の顔><石の記憶><水の緘黙>3編あるが最後はつながっていて、胸に響く。「あなたは、あの日ここにはいなかったでしょう」ヒロシマに限らず、事故や災害はある。残された人々はなにかを抱えて生きていく。読んでおきたい一冊なので、中学生に勧めたら「感想文を書くのには向いているけど、喜んで読むタイプの話じゃない(そんな気分じゃない)」と一蹴されてしまった。
☆よいこ

コメントありがとうございます(*´ω`*)こちらこそ、よろしくお願いします。

03/24 00:09
空猫

☆よいこさん。ナイスありがとうございます。

08/23 16:12
3件のコメントを全て見る
0255文字
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八月の光評価100感想・レビュー153