炎上する君 (角川文庫)

炎上する君 (角川文庫)
あらすじ・内容
私たちは足が炎上している男の噂話ばかりしていた。ある日、銭湯にその男が現れて……動けなくなってしまった私たちに訪れる、小さいけれど大きな変化。奔放な想像力がつむぎだす不穏で愛らしい物語。

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炎上する君の感想・レビュー(2136)

短編8話。帯の「絶望するな。僕達には西加奈子がいる。」これほど的を射たキャッチコピーはない。何かしら絶望を抱えた女達が、西加奈子の独特なユーモアセンスと張りのある感性描写で、しっかり地に足を付けて立っている。特に「炎上する君」がいい。色気は無いが知力のある女性二人が、輝かしいキャリアを捨て「大東亜戦争」という名のバンドを組む。やがて恋をし炎上する様子が最高だ。短編でなく、もっともっと読みたい。
★32 - コメント(0) - 2月22日

お気に入りは「私のお尻」「ある風船の落下」。
★2 - コメント(0) - 2月20日

不思議なお話を集めた短編集。面白いし、読後感も良い。なんとなく登場人物たちは皆とても生きるのが下手そうな人たち。「炎上する君」「私のお尻」「舟の街」が特に好きだった。
★6 - コメント(0) - 2月13日

なんとも独特な世界観の短編集。足が燃えている男だったり、風船のように膨らむ奇病だったり、絶望しているとたどり着ける街だったり。なんとまぁ奇妙だこと。行き辛い人たちが底から上がってくるような、ある種希望にあふれた作品のように感じた。西さんの感性が鋭すぎるのか、それとも私が愚鈍すぎるのかはわからないけれど、置いてけぼりを食らった話もいくつかあった。きっと「甘い果実」を読んで「山崎ナオコーラさん良いよね、わかる〜!」みたいな感想しか出ない私の感性が終わってるだけに違いない。「ある風船の落下」が良かった。
★25 - コメント(0) - 2月9日

直木賞作家。 初読なので、短編集を。 ちょっと官能的やけど、絶望から希望への物語が主体。 一番好きなのは「ある風船の落下」かな。 個人的にはあまり好みではなかったけど…長編だと違うんかな?
★3 - コメント(0) - 2月7日

初めて西加奈子さんの本を読んだけど物凄く引き込まれた。様々な「何かが変わるきっかけ」を想像豊かに展開させるストーリーにページを捲る手が止まらなかった。
★4 - コメント(0) - 2月4日

はぁ。と思わず息が漏れてしまう「ある風船の落下」がとても好きです。村上春樹さんの、羊男やねじまき鳥などがふと浮かんでくる、炎上する足や風船のように膨らんだ体など、どこか愛おしくなるキャラクターたちも好きです。現実に忠実でありながら、そこにだけ留まらないとでも言えばよいのでしょうか、なんとも不思議な作家さんです。
★5 - コメント(0) - 2月1日

non
 17-26:ひとり、孤独、孤立から繋がりを取り戻す短編集。傷ついても傷つけられても生きることを肯定。登場人物への感情移入以上に、あなたという呼びかけは読者を巻き込む2編。「あきらめることの難しさにいつも苦しめられた・君は炎上している。その炎はきっと誰かを照らす。煌々と。熱く・重力を感情の重さに感じて生きていく」又吉の解説。又吉はいつも謙遜し過ぎ。
★7 - コメント(0) - 1月30日

又吉オススメということで購読。全編、現代ファンタジー風で、テイストは統一されてる。西加奈子好きだし想像力すごいなとは思うが、今回はなんかこう短編なりに実験的な意識を感じて、正直感性についていけず、狙いもよく分からず、あまり残らなかった。全般に抽象的なのが逆に中途半端に感じられた。テーマにしても笑いにしても、西加奈子はもっとはっきりした作品の方が好き。
★4 - コメント(0) - 1月29日

これ私だ、これわかる、そんな瞬間がいっぱい。心がちょっと弱くなったとき、西加奈子さんの作品に手がのびます。今回もまた救われました。西さんありがとう。
★3 - コメント(0) - 1月26日

何とも奇妙な世界!
★2 - コメント(0) - 1月22日

「ある風船の落下」が一番好き。(好)
- コメント(0) - 1月15日

「ある風船の落下」が好き。想像力の奔放さ。
★3 - コメント(0) - 1月15日

どれも西加奈子ワールド全開で面白いけど炎上する君、ある風船の落下、舟の街が特に好き。炎上する君は地味で賢い2人の主人公のしゃべり方からおかしくて夢中で読めるし、最後の"君は戦闘にいる。恋という戦闘の最中にいる。"というくだりは文章としてとても美しくて胸を打つ。舟の街は私も行きたいと思った。私もエクレアでもすごく見つめたい。ある風船の落下はコミカルな設定のなかでリアルな世間の目の理不尽さや誰かを信じることの難しさを感じた。全ての作品を通して、たまにくすっと笑いながらも生きていくことについて考えさせられる。
★1 - コメント(0) - 1月14日

西加奈子の想像力とユーモアに脱帽。
★2 - コメント(0) - 1月12日

図書館
- コメント(0) - 1月12日

生き辛さを抱えて生きる人に起こる、不思議な現象。そんな短編集で、表題作に得も言われぬ楽しさを感じた。先日テレビで西加奈子さんが「読んでくれた人が一人でも救われればなと思って……」というようなことを言っていた。そんな風に思って書いているのかと納得する一冊だ。この本の解説を又吉直樹さんが書いてくれて、その解説を読んで『舞台』が書けた、というような雑誌の記事を読み、手に取った。又吉の解説は一作ずつについて丁寧に書かれていて並だとおもうが、最後の一文に、そうかと思う「絶望するな。僕たちには西加奈子がいる。」
★58 - コメント(0) - 1月11日

人生に、また自分という存在に苦悩している人の話。ファンタジーな話であるのに現実に私が抱く切実な感情にリンクしてくる。優しい小説だった。
★3 - コメント(0) - 1月8日

今更乍らの初読み作家さん。「自分は誰だ」と立ち止まって身動き出来ない其々の女性たちが、再び歩み出す「再生」の話。一番好きなのは、拾った携帯で「あっちゃん」とメールのやり取りをする【空を待つ】。更に、二人の女性が恋の戦闘に入り込む表題作【炎上する君】、パーツモデルの【私のお尻】は、私もきゅうと泣きたくなった。
★60 - コメント(0) - 1月7日

西さんの短編集。現実と非現実が入り混じっているような独特な感じが面白かった。世にも奇妙な物語のような感じの話が何作かあった。
★2 - コメント(0) - 1月6日

西加奈子の文章は活きがいい。張りがある。だから幸せを書いても不幸せを書いても、ふにゃっとしない。しゃん、としている。それは非現実を道具として用いる場合も変わらない。ユニークで独創的な世界を描きながらも、二本の足が踏みしめているのはどこまでも現実なのだ。よれよれの現実、不味かったり、からっぽかもしれない現実。でも、命はまだこんなにほかほかしてるってことを、別の誰かや違う何かと比べることのない裸の気持ちを、思い出させてくれる。稀有な作家だと思う。
★33 - コメント(2) - 1月3日

夢の中みたいに奇妙なのに、なんだかとてもリアル。好き嫌いが分かれるかもしれないけど、わたしは大好き。ゆうべ見た不思議な夢を思い出すみたいに、何回も読み返したくなる。
★3 - コメント(2) - 1月3日

頓珍漢な話なのに、「わかるなぁ、なんとなく」となってしまうのは、どこかに思い当たる節々があるから。心のどこかをつまみあげて、頓珍漢な話をプロセスとして、通り抜けた先に待っているのは、人間という不完全な愛すべき塊だ。心地よく、爽快。
★6 - コメント(0) - 1月3日

タイトルの「炎上」に誘われて読みましたが……深い意味は無いようですね~そして、どの話しもあまりピンと来ませんでした。
★3 - コメント(0) - 1月2日

どの編も面白いが、表題作がやっぱり良かった。凄まじい人間賛歌を見た。
★4 - コメント(0) - 2016年12月29日

不思議な話が集まった一冊。けれどなぜか希望と勇気をもらえる一冊。大切な何かが散りばめられていて、さりげなくキラキラ光を放っているようだった。本の中だけじゃなくて、私がいるこの世界でもそういうキラキラはきっとたくさん隠れているから、それを見逃したくないなって思う。
★44 - コメント(0) - 2016年12月26日

表題作、太陽の話、お尻の話もよかったな。発想の妙、な短編集。
★4 - コメント(0) - 2016年12月24日

ゆっくり読む。オジサンである自分は頭の中でスカートをはき、女心を覗き見る。特に「私のお尻」なんかは、想像すればするほど、異次元?亜空間?に連れて行かれた。クラフトエビング風に考えると、未来からの手紙にも思える。でもそんな未来に銭湯はないか。女心と秋の空。ワカラナイネェ
★2 - コメント(0) - 2016年12月24日

「ある風船の落下」が良かった。いつか信じる事の出来る人に会える。どんなに嫌な事があっても希望を持ちたいという内なる願望。希望がある作品でした。
★5 - コメント(0) - 2016年12月23日

独創的というと安く聞こえるが、文章・世界観・ラストシーンのどれもが不思議な説得力と鮮やかさを持つ短編集。独創的と言っておいてアレだが、春樹的(もちろん良い意味)。全編を通してふとした底の見えない虚無と、ふとした昇華が描かれる。そして女性の描写が半端でなく実体的。印象深いのは〈太陽の上〉。アパートの3階に引き篭もったOLが、階下の夫婦で経営する中華料理屋の営みに聞き耳を立てる。ラストの「あんたぁ」に最初は吹き出してしまったが撤回したい。一人称を「あなた」とすることで暗示をかけられているような心地になる。
★7 - コメント(2) - 2016年12月21日

太陽の上の女将さんや舟の街のまきちゃんみたいにモテる(?)女の表現が妖艶でいい。舟の街と落下する風船は読むと元気が出るなぁ。
★4 - コメント(0) - 2016年12月17日

彼女の放つ生命力の強い言葉は時として毒になる。そんなわたしには理想的な弱さを含んでいる、だけど、強い。短編集でした。世界の端っこを握りしめて離したくない、そんな気持ちにさせてくれる。生きた言葉は強い。
★26 - コメント(0) - 2016年12月16日

希望を与えてくれた小説。落ち込んだ時に読むと元気に出る本だと思う。現実に近い話から、現実では絶対そんなことないって話まであるが、最後のシーンは希望に満ち溢れいる。絶望のあとに希望が見えてくる。そのような著者のメタメッセージが含まれているだろう。
★15 - コメント(0) - 2016年12月15日

あまりにも観念的というか、寓話的というか。ロロロロと転がるマンゴーだとか、たすんたすんと叩くドアだとか...の表現を「特異な感性」と呼ぶには、私は歳をとりすぎているのかな。
★230 - コメント(8) - 2016年12月5日

Rui
西加奈子さん2冊目。女性の作家さんの書く作品感がすごい。結構好き。時々世界観の強いややシュールなものも織り交ぜつつ。頭の中、独り言の流れるような、ちょっとふてぶてしい印象も受けるほどの真っ直ぐな文体が好きです。
★6 - コメント(0) - 2016年12月2日

奇妙な味の短編集。又吉の解説にあるように想像力がすごいのは認めるとして、さて、足が燃えるとは結局どういうことかと、はたと考えてみる。ん〜・・・判らん。すいません。
★3 - コメント(0) - 2016年12月2日

この作家さんの世界観は独特やな。破茶滅茶な話が多いけど、それがきちんと物語になっているのが凄いよ。「炎上する君」での男性に対するあの被害妄想には腹が立つよりあれだけはっきり言い切る事に清々しさを感じたよ。特に良かったのは「ある風船の落下」やったな。人との接触を避ける。誰にも干渉されず押し付けがましい価値観もない世界では俺は生きたくはないかな。確かに傷つく事も人に裏切られる事もあるし、ストレスが溜まる事ばかりの世界だけど、そういう辛い事があるからこそささやかな幸せを感じられる。それが生きるって事やからな。
★13 - コメント(0) - 2016年12月2日

西加奈子の短編は不思議な世界観のお話が多いように思う。なんとなくすっきりはしない読後感。これってどういうこと?とか余計なこと考えずに物語そのままを受け入れて読んだ方がいいかも。又吉が言うようにこの人の想像力はすごいと思う。
★5 - コメント(0) - 2016年12月1日

OHC
登場人物は皆自分の存在意義に疑念を抱いていたり、自信を持てなかったりする者達ばかり。それらを西可奈子流のユニークな視点とユーモア溢れる表現で真っ正面から描ききった秀作だと思う。内面の世界を描いているので、想像力が追い付いていかないところもあったけど、十分に楽しめた。又吉先生の解説も分かりやすく、感心しきりだった★★★★☆
★23 - コメント(0) - 2016年11月27日

西さんは短編もいい!固定化した日常に訪れる変化、人との関わりはときには疎ましいものだけど、それもまた人間なんだなと思いました。なんだか西さんの頭の中を覗いているような感じがしました~。おススメ!
★26 - コメント(0) - 2016年11月21日

炎上する君の 評価:94 感想・レビュー:793
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