湯女の櫛 備前風呂屋怪談 (角川ホラー文庫)

湯女の櫛    備前風呂屋怪談 (角川ホラー文庫)
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湯女の櫛 備前風呂屋怪談はこんな本です

湯女の櫛 備前風呂屋怪談の感想・レビュー(113)

話が嘘を創るのか、嘘が話を拡大させるのか、虚虚実実の物語。 ホラーと言うよりファンタジーを感じた。 お藤の語る夢物語、どこまで信じて良い物か。 ただ流されるように世界に浸れば良いのかな。 岩井志麻子、堂々のホラ話です。
★9 - コメント(0) - 2016年10月28日

岩井志麻子らしからぬあっさりっぷり。本当に寝物語を聞いているような雰囲気が楽しめて話自体も怖くはないけど面白い。だけど、作中でしつこく賞賛されているほどにお藤が魅力的に思えない。
★1 - コメント(0) - 2016年7月8日

 よく見られたい嘘(盛って話す)を言うのが凡人。なのに「さぁ,どうだか」とか「いやいや,そんな身分のあるような出自のわけがないですよ」と言うからますます魅惑の存在。  すっごく雰囲気があってよかったら続編も読みました。  悪いファンタジーって感じ。
★2 - コメント(0) - 2016年5月26日

時代小説を読もうと思い、なら自分の好きなテーマにしようと思って読んでみた。微弱のラノベ臭がする。もうちょっと主人公の魅力を掘り下げてもよいのでは、と思った。話ひとつひとつが飛び抜けて面白いわけでもないので、そうした方がいいのではと尚のことキャラで売ったほうがいいのでは、と思った。嫌いじゃないけど、現代者のえげつない岩井志麻子の方が好きかなあ。
- コメント(0) - 2015年11月20日

思ったより怖くなかった。良かったような残念なような。語り口調は読み手も「聞かされている」気分になる。続きがあるがシリーズ化するのだろうか?
- コメント(0) - 2015年10月17日

初、岩井志麻子さん。新鮮な感じで読めた。
- コメント(0) - 2015年10月1日

謎めいた湯女が語る怪談話…というあらすじに惹かれて手に取った。夢うつつに聞くような不思議な話が多く、あまり怖さはない。「魔羅節」や「ぼっけぇ、きょうてぇ」のような濃密な物語を期待していたのだが、謎めいた湯女・お藤のキャラクターも軽く、全体的にさらりとした印象。岩井志麻子の書く遊女や岡山弁は楽しめたので良し。
★22 - コメント(0) - 2015年7月11日

怪談めいた怪談というのは無かったですが、湯女という生き方の勉強にはなったと思います。一晩中お風呂に居たらしわしわになりはしないんですかね。
★2 - コメント(1) - 2015年5月24日

★★☆☆☆湯女が寝物語にする不思議なお話。どれが本当で、作り話なのか。煙に巻かれたまま読了。面白い話もあったが、ちょっと期待しすぎてしまった。
- コメント(0) - 2015年2月11日

怪談というよりお藤賞賛本。湯女のお藤がどんなに良い女なのかが延々と、ほぼ同じ内容の繰り返しで語られていました。章が始まるごとに毎回数ページを使ってお藤賞賛が続き、やっと終わったかと思うとチョロっと怪談らしきものがあり章終了。そして次の章に入ると又長々と「お藤はこんなに素晴らしい」を聞かされる、その繰り返し。「ぼっけぇきょうてぇ」のような面白さを期待していたのにガッカリしました
★27 - コメント(0) - 2014年9月12日

岩井さんの作品は久しぶり。エロくてグロくて怖いイメージが強かったけどこの作品は少しソフトな感じで怖いというより不思議な話でした。他の作品同様岡山の言葉が独特の柔らかい雰囲気で好きです
- コメント(0) - 2014年9月9日

岩井節満開。岡山の不思議な魅力を備えた湯女とその周囲の人々が語る不思議で怖い話。普段の岩井小説に比べるとパンチが弱いか。それでもやはり、岡山話をさせれば彼女の右に出る人はいない(笑)。語り口調についつい引き込まれる。さーて語る話は嘘かまことか?
- コメント(0) - 2014年5月27日

岡山城下、和気湯に、前の城主・小早川秀秋の落胤とも朝鮮王族の血を引くともされる、湯女(垢を落とし身をひさぐ)がいた。確かに湯女にしては美しく教養もある。何より床の技術だけでなく、話術が巧みで、常連の中には話を愉しみに通うものもいるほど。この湯女の虚実明らかならぬ床語りをつづる連作短編。良くも悪くもなくといった感じで、特段の感想なし。あえていうなら生きた人形の話と、最後の朝鮮氏族の青年の話が比較的よかった。
- コメント(0) - 2014年5月9日

どんな男も受け入れ、柔軟に対応し、優しく癒す主人公のお藤は、若く、美しく、賢く、故に男たちの幻想を掻き立てる。そして、解釈の数だけ自分があることを知っているかのようなお藤の有って無いような不思議な存在感は、まるで永遠なる女性とでもいうべきものを現しているかのよう。最後に現れる男。お互いがお互いを映し出すには、余りにもどちらもが鏡過ぎるのだが、そこを深く理解し合い、妄想を妄想と知るもの同士が只の男と女として抱き合うというところはさらりと表現されていて、純粋な透明感を感じさせた。
★1 - コメント(0) - 2014年4月30日

怪談というよりは奇談に近いか。メタ・フィクションな趣向を登場人物自身に説明させるのが、やや興ざめ。『籠の鳥』がかわいらしくて好き。内容はなかなかの残酷さだけど。
- コメント(0) - 2014年3月8日

「ぼっけえきょうてえ」と同じく女(今回は湯女)が不思議な物語を紡ぐ、のだが「ぽっけえ…」を期待していた私には残念だった。大人のお伽話。
★4 - コメント(0) - 2013年12月6日

不思議な奇妙な妖しいお話たち。物語って、語ること。語りを聞いたような満足感。もっと聞きたい。
★1 - コメント(0) - 2013年7月7日

妖しい物語! とてもよみやすく、続きが気になりすぎて続編を求め、すぐ本屋さんに走りました!
- コメント(0) - 2013年6月19日

なんでだか、この本を読んでいると、艶っぽい気分になってきて仕方なかった///お藤という名の湯女が、備前地方の方言で客に語る不思議な寝物語。どこかで聞いた懐かしいような、時にはぞっとするような・・・夢か現か・・・そんなことどちらでも良くなってしまうような幻想的な物語。それでいて、聞いたものはなぜかゆったりと癒されていく。遊女でありながら、どこか育ちの良さが表れる所作の謎めいた素性のお藤・・・。最終話が好み。お藤と陶器肌の謎の美男子♪♪←そこ?
★4 - コメント(0) - 2013年3月30日

sai
江戸時代初期、備前岡山城下の風呂屋・和気湯に、天女のような湯女がいた。名はお藤。その美貌と諸芸は群を抜き、なぜ下世話な風呂屋にいるのかという人々の疑問はもっともなことだった。だが、お藤はけっして身の上を語ろうとはしない。元藩主のご落胤とも朝鮮王族の血をひくとも囁かれるお藤は、いったい何者なのか―。妖しき湯女は、夜ごと男の伽をしながら、寝物語に不可思議な話をはじめるのだった。
- コメント(0) - 2013年2月20日

最近の志麻子さんは嘘つきの女のはなしばかりじゃ
★1 - コメント(0) - 2013年2月11日

「ぼっけぇ、きょうてぇ」の衝撃、再び という帯の惹句にまんまと引っかけられた私が来ましたよ? 単に岡山弁の語りが「ぼっけぇ、きょうてぇ」っぽいだけです。岡山弁+百物語 なカンジの仕上がりなので、最近のしまんこちゃん作品の良いエッセンスが取り入れられてるとも言えます。サクサク読めます。でも、ただそれだけになっているのが惜しい。
- コメント(0) - 2013年1月24日

薄い本なのに、読むのに時間がかかったな。湯女のお藤が語る、真か嘘かわからないような不思議な話がみっしり詰まっている。岡山弁の語り口調に味があって良い。岩井さんの小説は久しぶりに読んだ。いつも実話怪談ばっかりで(笑)
★11 - コメント(0) - 2013年1月10日

お藤が語る様々な寝物語 嘘か真実か ひとり楽しめばいい。
★2 - コメント(0) - 2013年1月6日

岡山城下の風呂屋という枠物語の中で、色んな国を舞台にしたぬるっとした(めちゃくちゃ怖いというよりは薄〜く気味が悪い)話が読めてとても良かった。最後の「朝鮮からの使者」は余計な気もするけど、読み終わったばかりの感想だからあとでじわじわ評価が変わってくるかもしれない。
★2 - コメント(0) - 2013年1月4日

C評価。雰囲気は大好き。
- コメント(0) - 2013年1月1日

岩井さんの完全創作を読むのは久々かも。もっと骨を刻まれるような怖い話ばかりかと思ったら、どれも夢のように酷くて美しく、覚めてみれば呆気ないような話だった。お藤をはじめ、フナさんやご隠居やぼんといった登場人物で額縁がしっかり作られているから、安心して読める。続編もさっそく買ってこなければ。
★2 - コメント(0) - 2012年12月31日

舞台は江戸時代初期の岡山。風呂屋で働く謎めいた美女のお藤が、客に寝床で奇妙な話を語ったり、あるいは語られたりする連作短編集です。捉えどころのないお藤の、飄々とした岡山訛りがとても色っぽい…。話はどれも本当か嘘か分からず、もし本当だとしても肝心な部分をぼかされているため、読んでいるこちらも色々想像が膨らみます。雰囲気は昔読んだ「聊斎志異」とも近いものを感じましたが、怖さの源となる部分は、母子相姦とか生臭いぐらい背徳的なものが多かったですね。自分としては、「彫物師」「焼かれた骸」「籠の鳥」が面白かったです。
★6 - コメント(0) - 2012年12月26日

あっといわせるオチがあるわけでもないし、ゾッとするほど"きょうてい"わけでもないが、雰囲気のある作品。話のうまい風俗嬢の語る、ちょっと不思議でウソかマコトかもわからないが、なんか心に響いた。続編も出るみたいなので、お藤の真実が語られるのかなぁ。語られないほうがいい気もするが...
★3 - コメント(0) - 2012年12月20日

★★☆☆☆
- コメント(0) - 2012年12月15日

湯女とは要するには風俗であり、お客様を風呂で世話をするだけでなく床の世話もしますって感じのものです。まぁ仕事内容としては遊女とかとそう変わらないと思います。体のふれあいとくれば虚偽でしかない恋の駆け引きというものもあります。 この小説はそれのような感じがします。 内容は湯女である主人公がお客様相手に物語を語ったりしますが、その物語がミソです。本当とも言わない。嘘とも言わない。つじつまがおかしい部分すらこしらえられた嘘であってその他は本当の話かもしれない。 そういうふわふわしたような心許無さを味わさせる作品
★3 - コメント(0) - 2012年12月5日

幻想的なおとぎ話。ホラーというほど怖くはないです。
- コメント(0) - 2012年12月5日

『ぼっけえ、きょうてえ』再び、ってほどではないなあ。どちらかと言うと千夜一夜物語。一炊の夢。風呂屋のお湯の生温かさを感じる。ちょっと尻切れぎみ。
★8 - コメント(0) - 2012年12月4日

久々に本気でぼっけえきょうてえお話を書いてくれてます。長編ではないので、滅茶苦茶怖いという程ではないのですが、気持ち悪さにおいては「死語結婚」を彷彿させる作品もあって、時々、仕掛けに気がついて、ぞーとしたり。この方は、恐ろしさを予想できるように書きながらも、読み手が想像したオチが、描写の旨さでもっと恐ろしくなるという。やっぱりホラー作家として、すごい才能があるのだと思います。
★1 - コメント(0) - 2012年11月30日

岩井志麻子さんは『ぼっけえ、きょうてぇ』読んだことあって、内容はすっかり忘れてますがラスト「うぎゃあああ!」となったのだけ覚えてるんですが、この作品は残念ながらあまり怖くありませんでした。怖いより不思議な感じかな。寝物語で語られるのに相応しいと言いますか。直接的な描写は無いけど、全編通しての仄かな官能的な雰囲気は凄いと思いました。
★5 - コメント(0) - 2012年11月30日

『ぼっけぇ、きょうてえ』、『岡山女』に連なる物語。語る主人公は素性の知れぬ美女で湯女(遊女)である。作者の作品の中では、恐怖や怪奇より幽玄な幻想の傾向が強く。今は亡き、杉浦日向子に、描いてもらえたら、と思う。今市子もよいが、ちと絵が綺麗にすぎて、艶っぽさに欠けるのが残念。
- コメント(0) - 2012年11月29日

★★★☆☆
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湯女の櫛 備前風呂屋怪談の 評価:78 感想・レビュー:40
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