怖い絵 (角川文庫)

怖い絵の感想・レビュー(772)

Kindle版で読む.コピーライトの関係かベーコンの絵は載ってないので検索.知ってる絵もあったが、この本を読んだ後だと見方が変わる。歴史的背景を知ると絵を見る楽しみが増える。
★1 - コメント(0) - 3月22日

怖い絵展の予習。他の作品も読んでみたい。描かれた時代の人たちの常識に基づいて観てみると、違ったものが見えることはよくあるから、予習して観るのもおもしろい。
★1 - コメント(0) - 3月21日

名画を取り上げ、絵画の時代背景や、題材となったギリシャ神話などを解説。画家の意図が初めてわかるものばかり。多くの絵に、実はシニカルな主張が込められていることがわかる。例えば、有名なドガの「踊り子」は、社会的にまだバレエが評価されていなかった時代に、富裕層の男性パトロンを得て社会の底辺からはい上がって行こうとする女達の必死の姿と、オヤジたちのスケベ心の描写だった。神話やキリスト教の知識が当然の前提になっている絵も多い。まだまだ勉強が必要だ。
★6 - コメント(0) - 3月20日

知識と教養を備えた面白がり屋。深読みが過ぎて推測が高速で滑り、妄想とのあわいにまで迫る。そしてその境界線の手前で身を翻して姿勢を正し、会釈してみせる。書名に使われた「怖い」という言葉も真っ直ぐ選ばれたわけではないのだな、まあ捻くれた方だこと、とすっかり愉しくなってしまう本。
★3 - コメント(0) - 3月19日

ドガの踊り子を見て怖いなんて思ったことはなかったけど、当時のバレエの芸術的価値、踊り子の立場、絵の構図など説明されると驚いてしまった。怖いというか辛い現実を知ってしまった。
★9 - コメント(0) - 3月18日

一見美しく、和やかな風景に見える絵もその時代の文化や世情を知ると印象が180度変わってびっくり。 所謂難しい専門書も読んだりしたけど、それとはまた違って著者がわかりやすく説く絵の持つストーリーにどっぷりのめり込んでしまった。 どの絵も見る者に訴えかける力があって、一枚の絵にこんなにも深みを持たせられる画家たちが何百年も前に沢山いたことに、驚いたしとても感動しました。 特にベーコンが描いた絵画は衝撃だったなぁ。
★8 - コメント(0) - 3月9日

この夏に神戸で『怖い絵展』があるのでそれまでボチボチと予習。図版が小さいのでPCで検索したりしながら読みました。怖い怖くないは別にして、興味深い絵ばかりなので、夏が楽しみでしょうがない。
★6 - コメント(0) - 3月7日

かなり久しぶりに読んだお気に入りの本。様々な西洋絵画に秘められた、恐ろしかったり、悲しいエピソードを語るエッセイ。このシリーズは大好きで、西洋絵画に物凄く興味を持ったのを覚えている。西洋絵画鑑賞の入門にピッタリだと思うし、中野さんの緊張感のある文体も、「怖い絵」達と相性がいい。印象的だったのがグリューネヴァルトの『イーゼンハイム』。麦角菌中毒の患者が死の直前に見た絵がこれとは、とても複雑な気持ちになった。凄惨で痛々しいけれど、安らかに眠れるならそれで良いのかも知れない。何とも切なくなる話。
★20 - コメント(0) - 3月3日

「適当なこと言ってんなぁ…」と思いながら読んでた。画家本人のライフヒストリーに関しては面白かったが、絵本体に関しては…これがキュレーターの目ですか
★3 - コメント(0) - 3月2日

ホラー的な怖さではなく、時代背景を知ることからわかる怖さや人の思いほど怖いものはない、というような。10月には「怖い絵展」があるとのこと。それまでにシリーズを少しずつ読みたい。
★5 - コメント(0) - 2月26日

ドガの「エトワール」、華やかに見えるバレリーナの絵画だとばかり思ってたので、何気無く描かれている事実に驚かされた。今迄美術館で絵を見るのが好きだったけど、如何に表面上の事しか見てなかったか思い知らされた。画家の生い立ち、人生、当時の社会通念、宗教など色んな要因を通して絵画を見つめると全然違った絵に見えてくる。完結している絵の中に、壮大な物語が隠れていて非常に面白い。個人的には「愛の寓意」と「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」が特に印象深かった。
★9 - コメント(0) - 2月26日

★2 - コメント(0) - 2月23日

★★★★☆
★3 - コメント(0) - 2月19日

「キュクロプス」の自己中な一つ目が一番怖かった。「イーゼンハイムの祭壇画」のあなたは聖アントニウス病患者である~からはじまる物語が、そんな事があった時代の事を知らなくて、興味深かった。
★5 - コメント(0) - 2月16日

図書館。なにも知らずに漫然と眺めていては気づかない、絵の裏側に秘められた物語。分かりやすく読みやすく提示してくれるので、何度もページを戻って示された絵を眺め直し眺め直し読んだ。面白い。
★6 - コメント(0) - 2月14日

イーゼンハイムの祭壇画○「中世三大疫病と言えば、ペスト、ハンセン病、聖アントニウス病である…最後に挙げた聖アントニウス病については発祥地がほぼアルプス以北にほぼ限定されているため、あまり知られていない…これは麦角アルカロイドによる中毒が原因で起こり、細菌感染したライ麦でパン作って食べると発症した。神経をやられ…壊疽になって崩れ落ち、果ては死に至る難病である…1520年ころのこととしよう…あなたは患者である…長い辛い旅路の果てにあなたはこの絵を目にしている…優れた作品が心に及ぼす影響がいかに大きかったか」
★8 - コメント(0) - 2月6日

いろいろな絵画の解説本。現代から見ると理解不能な絵もその時代の歴史背景を知ればなるほど納得。その時代に生きた作者の思い、狙いが、透けて見えて、作家だけでなく、その時代の鑑賞者の浅ましさまでもを浮き彫りに解説する。怖い絵に限定しなくてもいろんな絵のお話しを聞いてみたいと思った。
★5 - コメント(0) - 1月31日

名画に秘められた恐怖を紐解いていく。ストレートに暴力や死を感じさせる絵ももちろん怖いのですが、書き手の心の底の悪意や偏見を映したような「マリーアントワネット最後の肖像」「老婆の肖像」が印象深い。風習や文化など時代と一緒に移り変わるけれど、老いに対する偏見や死への恐怖は現在も変わらない。そういう相対するものを浮かび上がらせているようにも感じた。
★6 - コメント(0) - 1月27日

作者の持つ豊富な知識と想像力によって、一枚の絵が(その外観が怖かろうと怖くなかろうと)「怖い絵」だと暴かれる。確かに怖い絵ばかりで、またその怖さが鑑賞者を引き付ける。一番好きな絵はクノップフの「見捨てられた街」、一番ハッとした絵はゴヤの「我が子を喰らうサトゥルヌス」。
★2 - コメント(0) - 1月20日

人の悪意とか子殺しとか「怖い」と感じるものはいろいろあるんだなと思った。社会的背景や作者について等、知識をもって鑑賞すれば絵画の楽しみは広がる、というのはよく分かった。分かった上で、何の情報も持たずに絵を見たときの印象も大事にしたいとも思う。まず絵を見てそれから学んで、また見る。楽しみは尽きない。
★11 - コメント(0) - 1月20日

文章が上手い。絵は知識がないとつまらないというのがよく分かる。有名だからってだけで予備知識無しに美術館にいくことの勿体無さ。難点を言えば、もっとカラー写真を入れて欲しかった。予算の問題だろうか?絵の本なのに、肝心の絵が見づらいのだ。
★7 - コメント(0) - 1月11日

たしかに、こわーい!
★3 - コメント(0) - 1月8日

Kindle版。マリー・アントワネットの肖像が印象的でした。しかし、Kindle版では読みにくいな・・・。
★4 - コメント(0) - 1月4日

ボッティチェリの連作絵画「ナスタジオ・デリ・オネスティの物語」、アルテミジア・ジェンティレスキ「ホロフェルネスの首を斬るユーディト」、ホルバイン「ヘンリー八世像」の話が特に興味深かった。絵解きの楽しさを存分に味わえる一冊だった。
★4 - コメント(0) - 2016年12月31日

今までの、自分の絵画鑑賞の仕方が、如何に表面的であったかを、気付かせてくれる本。絵画鑑賞には、その画家の生涯や時代背景を知る事も必要なのだと、著者は訴えかける。「怖い絵」というタイトルだが、私にとっては、怖さよりも興味深さの方が勝る。面白かったのは「老婆の肖像」の解説での「昨日の乙女は今日の老婆」。ルネサンスというと、麗しい絵画や彫刻など、輝かしい時代のイメージが強かったが、老いを醜いものとして嘲っていた時代でもあった。文庫版のせいか、解説される絵画の画像が小さいし、暗色の部分などが見にくくて残念だった。
★39 - コメント(7) - 2016年12月29日

この著者がこの本を書くキッカケになったのが、マリートワンネットの処刑台の絵だそうです。なるほど作者の悪意が伝わってくる絵ですね。そう考えると何気に見ている絵画は、いや絵画だからこそそこに色々な意味を込めているのですね。この本なかなか面白いです。
★5 - コメント(0) - 2016年12月24日

怖いけど、教養に富む。教養に富むけど、やっぱり怖い。
★5 - コメント(0) - 2016年12月17日

時代背景や画家の性格を知ることで見えてくる絵の「怖さ」。作品の鑑賞の仕方が変わる一冊。
★3 - コメント(0) - 2016年12月12日

いかさま師をはじめ、一見してそれほど怖くもないと思う絵に、筆者の洞察力が加わるとたちまちえもいわれぬ恐ろしさが。そして何回でもじっくり絵をみたくなる。。。中盤には、夜一人で読んでたら悲鳴をあげるであろう、間違いなく怖い絵もあるので、ご注意を。。
★6 - コメント(0) - 2016年11月26日

後々に人気作となる「怖い絵」シリーズの第一作。「え?この絵が?」と言いたくなる絵から始まり、読み進めるうちに「これは怖い」と言える絵に辿り着いていく。読み終える頃には、今まで気づかなかった絵画の意味や怖さを知り、改めて身震いすることになる。
★6 - コメント(0) - 2016年11月22日

神、宗教、死生観、時代背景、政治、ありとあらゆる事を絵画は静かで厳かに、時に雄弁に物語り訴えている。教科書などで一度は見た事ある絵画の裏にこんな事実があったとは...と驚くものもあれば、ページをめくり目に入った瞬間「何これ!コワッ!」と驚く絵もあり、一つ一つが興味深く面白かったです。
★6 - コメント(0) - 2016年11月22日

文庫版なので、絵の細部がわかりにくくて少し残念。今回知った作品の時代背景や画家の生き様に思いを馳せながら、美術館で実物をじっくり鑑賞したい。
★6 - コメント(0) - 2016年11月20日

飛行機での暇つぶしに。良い娯楽になりました。参考になると言うよりは、絵を見ながら、ああだこうだとおしゃべりしている気分です。人間は「隠されていた意味」が好きなんだなぁと改めて実感。
★2 - コメント(0) - 2016年11月19日

西洋絵画のその一瞬を切り取ったかのように人物をリアルに描いてある作品がとても好き。しかし、本書を読むと自分がいかに表面上のものだけで作品を見ていたかがわかる。アルテミジア・ジェンティレスキ作『ホロフェユネスの首を斬るユーディト』など作者や描かれている人たちの背景を知ることで更に作品は見る者の見方を変え、怖ろしさを増し、より魅力的な作品へと変貌する。知る前と後では全く違うクセになる面白さだ。
★10 - コメント(0) - 2016年11月10日

普段、何げなく見ていた作品に込められた裏の意味に恐怖を感じる一冊。画家が意図しようと意図しまいと読み手に伝わる恐怖や、当時の文化や風習がわからないとピンとこないものまで多種多様。自由に踊っているように見えて、階級やパトロンなどに縛られている踊り子の少女「エトワール、または舞台の踊り子」。死が日常化してもなお、恐れる感情を描いた「絞首台の上のかささぎ」。何不自由ない幸福そうな裕福な家庭の子供たちにも死の影は暗雲と立ち込めている、ということだろうか「グラハム家の子どもたち」。絵画に対する視線が変わりそう。
★6 - コメント(0) - 2016年11月8日

絵画やアート好きにはお薦めな一冊。パッと見ただけで怖いなと感じる絵だけではなく、本文を読み絵の背景を知ることで恐ろしさが分かるような作品もあり面白かった。この本を読んでいる時に、ちょうどカラバッジョ展に行ったりティントレットの作品を美術館で見る機会があり、絵の奥に隠された物語りを想像する新しい絵画の鑑賞が出来たのも嬉しい。来年にはこのシリーズを元にした展覧会も開催されるそうなので今から楽しみ。
★8 - コメント(0) - 2016年11月7日

表紙絵のラ・トゥールの「いかさま師」の絵。3人のいかさま師の視線が怖ーい。よく知っているムンクの「思春期」やゴッホの「自画像」は、中野さんの解説を読んで、さらに興味がわいた。時代や背景を知って絵を見ると何倍にも絵が楽しめるのだろう。
★19 - コメント(0) - 2016年11月6日

クラーナハ展を見に行ったあとのタイミングで図書館の予約が来ました! 絵については疎い方、学生時代に少し授業でやった程度。 いずれ劣らぬインパクトのある絵ばかり。 やや男性ぽい文章でグイグイ読みました 怖かったのはサトゥルヌス。 収録されている絵については、怖いというか、イヤミスの絵画版といった感じもありました。絵の写真が2ページに渡っていたり、白黒だったり小さかったりで残念。 個人的には、ダヴィッドのマリーアントワネットのスケッチが見られたのが良かったデス。こういうの、音声ガイドで流してほしいな…。
★6 - コメント(0) - 2016年11月3日

あまり絵画に興味なかったけど、1枚1枚の絵に込められてるメッセージが、当時の時代背景と共に分かりやすく伝わってくる。一見『グラハム家の子どもたち』のどこが怖い絵?と思うけど、そんな些細なとこ?って思う箇所からも怖さが表れている。表紙の『いかさま師』、昔の華やかさの欠片もない『マリーアントワネット最後の肖像』、惨劇が繰り返される『ナスタジオ・デリ・オネスティの物語』、殺戮さそのもの『我が子を喰らうサトゥルヌス』『ホロフェルネスの首を斬るユーディト』、イエスキリスト『イーゼンハイムの祭壇画』が印象的。
★99 - コメント(1) - 2016年10月23日

まず、解説を読まずに22作品をじい~っと観て、自分自身怖いと感じるかどうか判断してみた。 5作品くらいは、作品を観るだけで怖いと感じた。 特に表紙の「いかさま師」。 二人とも、目、怖い~。 解説を読むと、なるほど「怖さ」にもいろいろな「怖さ」があることがわかる。 予想に反してとっても真面目な本でした。 ただ、文庫本なので、小さな部分、細かい部分が見えないのが残念。 ★
★25 - コメント(2) - 2016年10月23日

怖い絵の 評価:90 感想・レビュー:297
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