寄居虫女 (単行本)

寄居虫女 (単行本)
あらすじ・内容
「あの事件」を想起させる、戦慄のミステリー!

その女を、入れてはいけない。入れれば最後、家はたちまち食い尽くされる。その先に待つのは凄絶な……家族同士の「共食い」だ。平凡な家庭、皆川家にやってきた白塗りの女、山口葉月。恐怖の日々が、今始まる。

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寄居虫女はこんな本です

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慈雨
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寄居虫女の感想・レビュー(732)

いかにも真梨幸子さんが書きそうな、家族関係や人間関係のドロドロイヤミスでした。私も瘦せこけた子供がいたら保護するだろうけれど、児童相談所に引き渡すし、素性のしれない人間は簡単に家に上げちゃだめだよなぁ。 「209号室」から2冊目でしたが、櫛木さん結構好きかも。続けて「FEED」も読んでみます。
★2 - コメント(0) - 3月20日

「殺し合う家族」と同一事件をモチーフにしていると知って手に取った。「殺し合う〜」の方は生まれ持っての支配者気質で、こちらの葉月はひたすらに用意周到で計画的。と受ける雰囲気はやはり違うけれど、家族同士で憎み合わせるというのは共通なんだなあ。どちらにせよ、自分の意思の介入の余地なしで、ターゲットに選ばれるなんてどうすれば良いのか。そして、次女。葉月に屈するまいとする姿も辛かったけれど、記憶の真実に気付いた時の方が更に切なく苦しかった…!
★17 - コメント(0) - 3月10日

面白くて続きが気になるのに、読み進めるのが辛くて断念しそうになった本は初めてでした。実際にあった事件を題材にしてるからでしょうか?精神的に追い詰められていくさまが読んでて痛々しい。とくに美海が可哀想で辛かったです。でも最後は助かってよかった!岩島くんナイスです。
★8 - コメント(0) - 3月6日

読書中、気がつくと肩に力が入っていた。単純に何で?どうして?という疑問が浮かぶ。でも、実際あるんだよな…。「他人の決めたルール」→「楽だ」「気楽」→「快楽」隷属する喜びか…。「寄生」という処世術。後半になり、ちょっとしたほころびが見えるあたり、なるほどそういった訳か。と、驚きと共に妙な納得。いやー恐ろしい。美海に拍手。
★5 - コメント(0) - 2月26日

★★★
★3 - コメント(0) - 2月25日

櫛木さん初読みでした。プロローグからグッと引き込まれ、ページを繰る手がとまりませんでした。こんなに簡単に洗脳されてしまうなんて…!怖いです。美海の気持ちを思うと苦しくて苦しくて。読みながら北九州の事件を思い出す様な内容だったので、巻末の参考文献を見て、やっぱり!と思いました。こんな事が本当にあるなんて、恐ろしいですね。
★50 - コメント(0) - 2月6日

はぶらしみたいな作品かと思ったら違ってました。しかし当時11歳だった少女で、今も若い子が…というのは無理がありすぎる気がするのは私だけでしょうか(^^;)叙述トリック以外は面白かったです。ゾゾッとしました。あと、保健室の先生が最低ですね。
★5 - コメント(0) - 2月1日

初読み作家さん。なんでこんな簡単に洗脳されちゃうのー?と思いつつも、弱った心の隙間をついて破壊していく様子は恐怖。実際そういうもんなんだろうなぁ。。。とはいえ、実際にあった事件のことを思うともう本当に怖すぎ。
★28 - コメント(0) - 1月31日

極限状態まで追い込まれると、人はここまで壊れ、残酷になれるのか?死んだ妹を蹴り続ける姉の姿がおぞましすぎる。実際にあった事件をモチーフに作られた作品…怖すぎです。孤立していく美海の縋る想いを裏切った養護教諭も許せない。
★21 - コメント(5) - 1月30日

読みながら怖くて泣きそうになった。誰しも弱さはあるだろうけど人間とはこんなに簡単に壊れていくものだろうか?実在の事件をモチーフにしたと思われるが結末は意外だった。櫛木さん初読みだったがこのたたみかける展開にページをめくる手が止まらなかった。
★15 - コメント(0) - 1月23日

【図】北九州や尼崎などの実際の監禁殺人事件をモチーフにした作品。なぜ他人を家に入れてしまうのかがずっと疑問だったが、何らかの悩みや心に隙を持っていて、そこに「山口葉月」がジグソーパズルのピースのようにはまってしまうという印象を受けた。寝かせないという手口は「本当に効くんだろうな…」と思わせる描写で、思考能力を奪われる恐怖を感じた。美海が暴力を振るわれて監禁されるシーンは読んでいて胃の辺りが痛かった。ラストの展開は予想していなかった。前半の琴美の「被害者であり加害者である」は伏線だったか。
★6 - コメント(2) - 1月21日

北九州一家監禁殺人事件を思い出させる、刺激の強い内容だった。特に、葉月の罠にはまっていく家族の様子は生々しく、嫌悪感を感じる場面も度々あった。心理的にも肉体的にも、読んでるこちらもダメージをくらうような畳み掛け方に、読むのをやめられなくなった。結末は見事なものだと思う。全く想像できていなかったので、驚かされたと同時にしっかり納得できた。やりきれない哀しさが残る作品ではあったが、全体的に面白く、自分好みな作品。
★6 - コメント(0) - 1月14日

ついこの間、近藤史恵の「はぶらし」を読んだばかりなのに櫛木理宇作品でも同じテーマのものを発見。「はぶらし」では主人公の女性のお人好しぶりにイライラしたのにこちらの作品では「これじゃ私も寄生されそう」。寄生する側の手口がリアリティがありすぎて怖いです。結局「あなたの心の隙間お埋めします」なのよね。誰もが心に傷を抱えていて、それを分かってくれる、聞いてくれる存在には心を許しがち。私なんか「一人で大変ね、がんばっているもんね」なんて言われたら全財産差し出しそう。最後の叙述トリックはなくてもよかったな。
★17 - コメント(0) - 1月5日

櫛木さん2作目。最初に読んだ作品はまったく好みではなかったが、北九州や尼崎を彷彿させるこちらの作品は非常に楽しめた。特に前半は、ジワジワと侵食され支配されていく一家の様子が生々しく描かれており、ページをめくる手を止められなかった。ゆえにクライマックスの突然すぎる展開が残念でならない。葉月なぜに惚けるのだ?!もっとできるだろう!と苛立ちすら覚えた。しかし彼女たちの正体にも悲しい過去が隠されており、胸が締め付けられる思いだった。作中にも出てきた『加害者と被害者』について考えさせられた。
★4 - コメント(0) - 2016年12月20日

北九州をモデルにしてるのはすぐわかるんですが、の割にやり方が甘い気がして。桐野夏生さんとかイヤミス系作家ならもっとえぐく書くよな…と読み進めたら、成る程!やりすぎずにいたのに理由があったとは。力のある作家さんです。
★7 - コメント(0) - 2016年12月7日

飴をやりすぎれば支配力を失う。鞭をくれすぎれば、相手が壊れてしまう。-----------ページをめくる手が止められない!早く!早く次を!!と興奮して読んでいたのに、後半部分の失速感、とは。モタイナイ。最後まで突っ走ってほしかった。そういうミステリ要素と人情的な部分、この手の本にはいらないと思うんだけどなあ。もっとドン!ドン!ドン!!と見せてほしかった。あら、これ、私の性格が悪いのかも笑。北九州の例のやつと比べてしまうから余計物足りなさを感じるのかも。。。嘘だろ?あれ本当にあったことなんだぜ?
★6 - コメント(0) - 2016年11月23日

なるほど!読み進めて“ヤドカリ”に納得。足元ゆらぐ家庭に入り込み、崩壊させては次の標的へと拠点を渡る白塗りの女。これが小説での発想でなく、実際の事件を元にしていることが恐ろしい。その洗脳の様子、そんなバカなことで信じる様が興醒めだが、付け込まれる時はそんなものなのか…寝させないとか、食べ物から飲み水の量に気をつけ出したら死が近いなどの記述が生々しかった。ラスト明らかになる驚きの事実は少々強引(笑)それでも、白塗りや手袋などの容姿の理由にはしてやられた感たっぷり。
★98 - コメント(6) - 2016年11月7日

幼くして亡くなった末っ子と同じ名前の少年を保護したところから、皆川家の崩壊は始まる。「寄居虫女」のタイトル通り、他人の家庭にするりと入り込んではその家庭を崩壊させていく女、山口葉月。人間が誰しも持っている心の弱い部分に付け込んで、次第にそれぞれを支配下に置いていく過程にはぞっとしたけれど、皆川家を崩壊させた彼女たちが本当に望んでいたもののことを思うと何とも言えない気分になる。こんなことは物語の中のことで、現実にはありえないことだと思いたいけれど、実際には似たような事件があったのだから、怖いし、悲しいな。
★29 - コメント(6) - 2016年11月6日

こんな事件あったよな~って思ってたら参考文献のところを見てなるほどと思った。あったねそういえば!   ありえなそうだけど実際にありえそうで怖かったよ。ここまでじゃなくても占い師と同居してるなんて有名人の話もあったしね、コワイ。
★4 - コメント(0) - 2016年11月4日

紹介していただいた本。物語のプロローグとタイトルから、寄生に気づかせる内容が描かれており、知っている人は北九州監禁殺人事件や尼崎事件がモチーフになっている事が直ぐに分かる。ただ、この物語は、あえて気づかせる事が読者に対する狙いの一つであり、そこから始まる内容がこの本の醍醐味と感じた。所々、首を傾げた内容が伏線として繋がるラストの展開には驚いた。ただし、私にとっては紹介し難いカテゴリの本。グロテスクな展開や精神的な痛さに、抵抗がなければ如何かと。
★47 - コメント(2) - 2016年10月24日

尼崎や北九州の事件を元に書かれたきみのわるい長編ですが、創作された展開はなかなか興味深い。まぁ、この家族ははじめから壊れてましたが・・・。今も暴かれていないだけでこういう出来事が日本のどこかではきっと進行しているでしょうね。
★79 - コメント(0) - 2016年10月20日

2016年61冊目/★
- コメント(0) - 2016年10月20日

会社の上司本。多分、この話のきっかけになっているのは、北九州か、尼崎の連続殺人事件かな?ニュースの時点では、なんでこんなこと起きるのか、その前に気づくでしょ、って思っていましたが、人間の崩壊の過程を見せられると。。。人間って、悪意の前には実は、全然弱い。選択肢が少なくなるほど、人は正しい判断を下せなくなる。戦争もそうだったよね。選べる道が多いほど、間違えにくい。この作品の怖さは、多分、何時、何処で起こっても不思議でないって感覚。他人を自分の家に住まわせるときは、お気を付けあれ!
★24 - コメント(0) - 2016年10月3日

☆5
★1 - コメント(0) - 2016年9月30日

あぁ怖かった。実際に起こった事件をモデルにしている。皆川家があまり上手くいっていない家庭とはいえ、簡単に洗脳させられてしまい、人間の弱さが描かれる。とはいえ、寝られないのはかなり苦痛だ。
★17 - コメント(0) - 2016年9月22日

弱みのある家庭に入り込み、家族一人一人をマインドコントロールして壊していく。人はそんなに簡単にコントロールされてしまうなんて。実際にあった事件を彷彿とさせられたけれど、実は入り込んで来た女は…だったんです。精神的、肉体的に追い詰めらていく様が怖い。
★6 - コメント(0) - 2016年9月12日

櫛木さんが気になって連続して読む。これは、監禁殺人事件をモチーフにしたような、家庭の中にするりと入り込んで侵食していく女性の恐ろしさを描いているが、洗脳の仕方が見事。弱みに付け込まれた人たちが言いなりになっていく過程が見事だった。そして、最後の最後に騙される。ただの事件の練り直しに終わっていないところ、お見事。
★12 - コメント(0) - 2016年9月3日

年齢不詳の白塗りの女、マインドコントロール、怖かった…寝せないのが一番効くんだな…
★20 - コメント(0) - 2016年9月3日

既読感たっぷり。ラストがひとひねりあったけど。この手のテーマは小学生の時に読んだ「魔太郎が来る」のエピソードがインパクトありすぎて(小学生なので)全て二番煎じに思えちゃう。魔太郎では他人に押しつけてたな。
★3 - コメント(0) - 2016年8月23日

北九州監禁殺人事件をモデルにしたミステリー。寄居虫のように人の家に寄生し、暴力などによってマインドコントロールし、家族同士争うように変えていく。ちょっとずつ伏線がはられているがラストまで全く疑わなかった。恐ろしい話でグロテスクな描写もあるが一気に読んでしまった。作者の他の作品も読んでみたい。
★13 - コメント(0) - 2016年8月15日

北九州の事件をモデルにした物語。ラストはひねられているので、オリジナル感は強いものの、あの事件のやり口を思い出させるには十分で、とても気味が悪い。ここまでのケースは稀としても、こうやって人の懐に潜り込むのがうまい輩はいるよなあと思う。
★9 - コメント(0) - 2016年8月6日

すごかったーーー。葉月の正体が明かされた瞬間、鳥肌が立ちました。どう考えても加害者側に同情の余地はないだろうと思っていたのにとても上手い。伏線が活きてる。初めて読む著者でしたが、他の作品も読みたいと思わせる作品でした。こう言うの読むたびに自分がこうなった時逃げる方法はないんだろうかと思うけど、狙われたら最後なんだろうな。怖い。「ううん、だめ「あなたから、手を離してくれなきゃだめ。」
★6 - コメント(0) - 2016年8月1日

クリーピーもだけど最大の敵である怪物が知らんうちに死んでました展開はガクーッてなる。大学で「加害者は元被害者」というのを調べていた長女とか、幼稚園で知らないうちに姉を否定していた次女が母のことも知らないうちに否定していたとか、細かいつながりが上手かった。前被害者氏が何を手掛かりに事件化されていない怪物を追っていけてたのか謎。地の文ひらがな多くてちょい読みにくい
★4 - コメント(0) - 2016年7月29日

皆川家が支配されていく過程が怖かった。人間って眠らないと、こんなふうに簡単に壊れて判断力が消えるのか。 美海の宝物の菜の花畑の記憶が実は・・・という暗転もすごかった。 サイコパスによるサイコパスの養殖ということですね・・・。 映画「エスター」を思い出した。 えぐいな~。
★9 - コメント(0) - 2016年7月27日

(図書館)読んでいて気持ちのいいお話ではありませんでした。とにかく、嫌悪感でいっぱい。
★16 - コメント(0) - 2016年7月25日

うわわわん、ヤドカリ女、不気味で怖い怖い。どんなふうにして、家庭に入り込みそれぞれの家族の心を支配し操り崩壊させてゆくのか…。ここまで簡単にゆくのかしらんっと思いつつ…でも、実際にこういう事件って起こってますもんね。ヤドカリ女の悲しい正体に…驚いた。
★4 - コメント(0) - 2016年7月23日

気持ちの悪い本でした。本当に起きた事件を元に書かれているそうで、洗脳によって家族が崩壊していく様が妙に生々しく、恐怖を感じました。作中第三者が「最初から怪しいと思っていた」「なぜあんなのに引っかかるの」と言うように、私も読んでいてやきもきしましたが、きっといざ当事者となると蜘蛛の巣に捕らわれた虫のように自分の身に起きていることも分からないものなのでしょう。実際、現実でもこういった事件が起こってますし。美海ちゃんが助かったことと、本当に頭おかしい人だったであろう初代葉月がもうこの世にいないことが救いでした。
★5 - コメント(0) - 2016年7月23日

怖かった!不気味だった! でも、これは実際に起こった事件をモチーフにしてると最後に知り、恐怖だった。人間の意識を人間がここまでコントロールできるなんて!! いや、些細な事なら日常生活でも、他人や肉親を精神的にコントロールしているかも。事件にはならなくても、他人が聞いたら可笑しいと思うことでも、それが自分の役目、存在意義だと思って快感になる。 怖いけど、人間は、弱い。いつ何時支配されるかわからない。自分では支配されていないつもりでも。なかなか読み応えのある、びっくり作品だった
★6 - コメント(0) - 2016年7月17日

怖いですね。洗脳って、自分は大丈夫って思ってるけど、他人事では無いのかもしれないですね。
★4 - コメント(0) - 2016年7月16日

◎。幼い弟が事故死した家に虐待されたらしい子供が迷い込み、その母、弟が住み着く。何件も同じことがあり、住み着かれた家族は全滅する。寝かせない、証文を取る、憎み合わせる。今回は偽物。
★6 - コメント(0) - 2016年7月14日

寄居虫女の 評価:92 感想・レビュー:384
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