光圀伝 (下) (角川文庫)

光圀伝 (下) (角川文庫)
あらすじ・内容
水戸藩主となった水戸光圀。学問、詩歌の魅力に取り憑かれた若き”虎”は「大日本史」編纂という空前絶後の大事業に乗り出す。そして光圀の綴る物語は、「あの男」を殺める日へと近づいていく――。

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光圀伝 (下)はこんな本です

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光圀伝 (下)はこんな本です

光圀伝 (下)の感想・レビュー(728)

徳川将軍家と御三家の立ち位置や役目、徳川幕府の200年にも及ぶ江戸時代を確固たるものに築き上げた様子なども光圀の視点から読み取ることができる。また、日本の宗教観念である仏教や神道だけではなく江戸期に置ける儒教のあり方に興味が湧きました。
★6 - コメント(0) - 3月16日

水戸藩の気質、御三家の立場などよくわかりました。幕末の水戸藩の役割について背景が知ることができてよかったです。
★5 - コメント(0) - 3月13日

後半はだんだん息苦しくなっていく。学問では超一流と広く認められ、正式に水戸藩主になり、後継問題も解決したのに。父頼房や朱舜水など光圀より上の世代は仕方ないにしても、同年代の仲間があまりにも早くこの世を去り、下の世代と気の置けない関係を築くには偉くなりすぎた。結局、紋太夫は泰姫や読耕斎のように光圀と友人にはなれなかった。当然といえば当然だけれど。その他の徳川綱吉や渋川春海など、下巻から出てくるような人物もみな(朱舜水は除いて)光圀に一線引いてしまっているのが寂しい。ただ一人、光圀より長く生きた左近が癒し。
★8 - コメント(1) - 3月13日

自身の大義を理解する泰姫という伴侶を得た光圀。春になり、光圀と泰姫は光圀の兄・頼重の屋敷での能と歌会に招かれていた。それは表向きで実は泰姫から頼重と話をしたいとの願いがあったためである。光圀は泰姫が頼重に大義を話すのではと、はらはらするが・・・。【感想】寿命が短い時代とはいえ、下巻は人が亡くなりすぎ。それも大切な人ばかりを光圀の元から奪っていく。それでも後世の為、ひたむきに行動する姿に心をうたれる。
★11 - コメント(0) - 3月5日

いよいよ史書編纂の意義に開眼する光國。天は光國の周りから理不尽に愛する者を奪い、それこそが彼を史書編纂事業に没頭させ、狂おしいまでの悲哀が胸に迫る。人が生きて世にいた証こそが史書なのだと。光國は手掛ける事業を己の手で完結させることができないという懊悩も味わうが、後世に何かを託せるというのも並の器では成し遂げられないことだ。幕末まで続いていく水戸藩の事業。光國の中に、歴史という大河が流れている。人の生の積み重ねこそが歴史なのだと実感させられる。義に生きた一匹の虎に、最後まで圧倒され続けた。
★50 - コメント(0) - 3月2日

何度も何度も胸が熱くなった。それほどに熱く情熱を持った男たちや芯の強い女性たちが登場する。その生きざまや強さが胸を打つ。大義とは、生きるとはどういうことなのか。何が義なのか、それを問われている。歴史上の様々な人物が登場するけれど、「天地明察」とのリンクもまた嬉しかった。思わず天地明察を途中で開いてしまった。どちらも信念を持って貫いた人たち。彼らが在ったからこそ今の世がある。学ぶことが出来て、書を読むことが出来ているのだと痛感。様々な事が詰め込まれていて一言では語れない物語。時間をおいて再読したいです。
★87 - コメント(0) - 2月26日

★★★★★170226:初読。あっという間に読み終わってしまったー!最初から最後までとにかく読んでて面白かった!冲方さん、もっと人物の成長物語書いてくれないかなあ。次に何読むか悩む。きっとこれ以上のはないんだろうなーと、光國ロスになりそう。
★5 - コメント(0) - 2月26日

なかなか読み応えがあったが、面白かった。 もっと、テレビなどでも水戸光圀の事もっと紹介しても良いと思う。
★10 - コメント(0) - 2月23日

面白かった。長いので感想書ききれないけど、1番面白かったのは若い息子たちの経験のために田んぼを用意して農作業をやらせたところかな。次は大火の最中の判断と、紋大夫の賢さ。しかし紋大夫が最後、ある意味過激派になって大政奉還を言い出したのは驚いた。綱吉が残念、って気持ちは同じだったろうに。そして、とにかく人がどんどんなくなる。医療の発達とはやはりありがたいものだ。いやー水戸に行きたくなった。遠いし、まずは小石川庭園かな。audible にて。
★14 - コメント(0) - 2月23日

文句なく面白い。史実に沿いながら史実の空白に独自の解釈を加え、無理も無駄もなく歴史の偉人を配しストーリーを進行した上で自身の著書、天地明察に対する興味を読者に植え付ける手際には驚愕させられる。(audible)
★25 - コメント(0) - 2月18日

下巻は和歌に優れ学識が高い天皇家から嫁いだ愛妻泰姫の急逝から物語が始まります。この後には論敵であり儒学の師であり心を許す友人であった読耕斎を光圀は見送ることになります。ふたりは兄に家督を戻す大義を認めた光圀の大いなる理解者でした。泰平の世に文事で天下取りを志す光圀は、人の死が決して意味の無いものでないこと心に刻み、大日本史の編纂という一大事業に乗り出します。最終盤、水戸に隠居した光圀が成敗することとなった、小姓のみぎり光圀の寵愛をうけた大老の藤井紋太夫の謀反の大義に驚きを感じながら大河の書を閉じた所です。
★52 - コメント(0) - 2月11日

水戸光圀はやっぱり偉大な人だった。御三家でありながら庶民の気持ちにより近づこうとする信念と、庶民にも学問を学ばせる意識は、当時の大名たちはどれだけ持っていただろう。テレビでは水戸黄門と呼ばれ諸国漫遊したと云われてきたが、実際は大日本史を完成させるために光圀の名の下で、学問のために武士が資料集めに全国各地に行っていたとは思わなかった。
★5 - コメント(0) - 2月7日

天地明察がとても良かったので、光圀伝も読みたいなと思い続けてはや数年。やっと読み終えての感想は、期待以上で読んで良かった!何かを成し遂げようとする強い想いや、治める側の立場や考え方など多いに刺激を受けた。史実とフィクションが混ざってるようですが、歴史に疎い自分としては、引っかかることなくどんどん読み進められる。義だな!
★8 - コメント(0) - 2月6日

★★★★☆ 上巻が出会いの巻であるのに対して、下巻は別れの巻だ。泰姫、林読耕斎、父頼房・・・、次々に親しい人たちと死別する。 物語は光圀の優れた国治めの技や、安井算哲の話も交えながら、大日本史編纂事業へと邁進していく。そして最後は紋太夫との“大義”問答へ。 義とは?!  
★44 - コメント(0) - 1月11日

壮大な物語であった。テレビでおなじみの水戸黄門ではなく、詩、文章を愛する、しかしながら力強く、豪放磊落な人物。様々な人との出会いと別れがせつない。義を求め続けた光圀に誅殺される紋太夫。その大義は実現されてはいけなかったのだろうか。
★7 - コメント(0) - 1月6日

最後まで面白かったです!『天地明察』もそうでしたが、いわゆる歴史小説とは一風変わった面白さがあるのは、解説で筒井康隆が言うように冲方丁がSF小説出身と言うのがあるのでしょうね。史実に見える材料を堅実に積み上げておいて、物語の決定的なところで大胆な仮設を躊躇なく持ち込むことで最高のエンターテイメントになるところにしびれました!!
★11 - コメント(0) - 1月3日

黄門さま下巻。連綿と続く人の人生が組織とか歴史を作りあげてく。そやからこそ、託す、育てることがむっちゃ大事。でもひとつひとつの人生も、信頼できる身近な人や友と巡り会えたら、むちゃくちゃ素敵なものになる!託すこと、広げること、そしてそのためにも光圀公みたいな義の人、思いの人にならんとやね。ほんまむっちゃ勉強になった!光圀公と左近さん、一緒になってほしかったなあ…でもあーやって一生添い遂げれるのもええんかもね…
★17 - コメント(0) - 2016年12月29日

ご存知水戸光圀の幼少期から晩年までを描く。 父、兄との関係や葛藤が克服されて兄が甘えられ信頼できる存在になること。 天下をとることを目指して大義であることを人生の指針とすること。 妻や友人との関係。膨大な熱と何度も壁にあたっても挫けず進み続ける姿に圧倒されます。どんどん引き込まれてしまいました。
★14 - コメント(0) - 2016年12月29日

上巻で私が予想していた「あの男」は違っていてホッと一安心ε-(´∀`; )義に生きた男と義に生きようとした男。交わらないものですね。だけど、その男が唱える「義」は後世実行に移されるわけで…先見の明があったというか、早く生まれすぎたというか、光圀公はどう解釈したのだろう。
★15 - コメント(0) - 2016年12月23日

妻や朋友、父などと次々と死別し、明暦の大火を生き抜き、藩主として次代を育成し託す後半生。物語冒頭の誅殺の場面の謎は最後の最後に明かされます。助さん格さん(のモデル)も登場。
★14 - コメント(0) - 2016年12月21日

この時代、死は現代よりももっと身近で抗い難いものだったのだろう…生き続けると言うことは、多くの死を見送ることに他ならない。共に志し、論じ語り合った家臣や朋友が、一人、また一人と光圀の元から去っていく。先の世を見ることなくついえていく者たちを弔い、後世を託すに値すると見込んだ者達に託し隠居して尚、義の人で在り続けた光圀の最後が、じんわりと心に沁みる。
★40 - コメント(0) - 2016年12月18日

友人のおすすめ本。断念しそうになったけど、やっと読み終わった。 ドラマの黄門さまを想像していたけど全然違った。印籠は一度も出てこなかったよ。 一途な人。
★4 - コメント(0) - 2016年12月7日

そうか…。兄が光圀の望む「義」の形を受け入れてくれてよかったと、思いながら読んだのだが、あの人の思う「義」の形はそうなるのか、とそっちのほうは衝撃だった。自分が買っている人物を斬らなければならなかった苦渋はいかほどのものか…。それにしても、たくさんの人が亡くなった。年を重ねればどうしても人の死には直面するものだが、それにしても、大事な人たちとこれほどの別れを迎えた光圀が少しかわいそうな気もした。
★10 - コメント(0) - 2016年12月4日

2013年の12月に単行本を図書館で借りて読みました。 今回は文庫を買って読みました。前回も書いたけど「涙が止まらない。左近ラブ」。以上。
★3 - コメント(0) - 2016年11月30日

前回読んだ天地明察が面白かったので、勢いそのままに光圀伝も読了。こうだったかもしれない、あるいはこうであって欲しい光圀像が僕個人の中に作られた。
★2 - コメント(0) - 2016年11月27日

人生を力強く生きた光圀が、ついにこの世を去る。多くの事を成し遂げ、多くの人を見送り、大義を果たした人生でした。長く生きる事により、抱えなくてもいい悲しみを背負う事も有ったが、最後は心を許した左近の膝で最後を迎え、幸せだったと思う。しかし、泣けました。
★17 - コメント(2) - 2016年11月26日

かなり硬質な歴史小説で、フィクションと史実との境界線が巧妙にぼかされていて読み手を引きつけるのに十分。プロローグに始まる『何故、腹心中の腹心である紋太夫を刺殺しなければならなかったのか』というテーマを最後の最後まで維持するところも、嫌でも読者をして最後まで読ませてしまう。左近・佐々の両名が光圀の精神的な支柱(感情を吐露できる場所)としていい味を出していた。
★7 - コメント(0) - 2016年11月20日

◎ 前後編で700ページ近くあるが一気読み。 面白かった。 後世「水戸学」として大成する光圀の義。 その完成形と未来まで見通してしまった愛弟子・紋太夫を斬らねばならないと考えた義は「まだ早い」なのか「家を守らねば」なのか。
★8 - コメント(0) - 2016年11月8日

「大日本史」編纂物語としては、もう少し濃密な物語を期待していただけに少し物足りない。でも光圀物語としては面白かった。読みやすさに加え「天地明察」とのリンクでこちらの小説も懐かしく感じられた。物語の内容も分かり易く、登場人物も魅力的。こちらは歴史小説というよりも歴史エンタメの面白さが光る作品。本の分厚さも気にならずに一気に読了。光圀を堪能した☆
★81 - コメント(0) - 2016年11月8日

こうも人が死んでゆく。。。天地明察でおなじみ、安井算哲もちょこっと顔を出して、リンクを楽しめる下巻。
★4 - コメント(0) - 2016年11月4日

この時代の有名人が総出演し、死んでゆく話。解説がなんと筒井康隆。直木賞に対する言及にニヤリとした。
★4 - コメント(0) - 2016年11月2日

冲方丁さんの小説、面白いですね。
★6 - コメント(0) - 2016年10月27日

戦乱なきゆえ文事で天下を目指す。先立ちはしたが数々の理解者が身近にいた光圀は幸せ者だ。天地明察とのリンクも楽しい。
★6 - コメント(0) - 2016年10月25日

あぁ、泰姫がそんなに早く・・・。上下巻あわせて1040ページ堪能しました。テレビドラマを通じて持っていた水戸光圀像が完全に覆りました。どうやら偏見を持ってしまっていたようです。と、ここまで書いて冲方丁氏が描く水戸光圀像が正確かどうかも分からないことに気づいた。ま、いいか。水戸光圀、なかなか魅力的な人物です。それにも増して、私、すっかり泰姫のファンになってしまいました。
★122 - コメント(0) - 2016年10月17日

長編を一気読みした。「介さん、覚さん、小八兵衛」と何処かで聞いたような人物も登場。内容の難しさも感じるが軽妙なタッチでえがかれて、面白い。
★19 - コメント(0) - 2016年10月10日

上巻が「出会い」や「成長」の物語だとすれば、下巻はおおむね「別れ」の物語だったと思います。特に泰姫との別れは、私も身がよじれるほど悲しく切なかったです。 また、若かった光國さまが、読み進んでいくうちに実際の私の年齢を超え、立派な藩主そして黄門さまになって行く様子は感慨深いものがありました。
★6 - コメント(0) - 2016年10月7日

★★★★☆ 85
★2 - コメント(0) - 2016年10月7日

光圀伝下巻、途中で何度も涙がこみ上げてきて、手を止めなければなりませんでした。冲方さん、今は何度目の人生なのかと思ってしまうほど達観していらっしゃる。時代は徳川五代目将軍、綱吉。綱吉のおバカっぷりが光圀の引き立て役になっていて、イライラさせられつつも同情してしまいました。出来すぎた臣下を持つとそれはそれで大変…。あと特筆すべきは藩主となった光圀を支えるヒロイン左近。彼女のツンデレっぷりは水戸の宝。歴史小説でありながら、こんな素晴らしいヒロインに出会えたことに感謝です。大日本史って読めないんですかねぇ
★45 - コメント(0) - 2016年9月18日

本書は史実をもとにしたフィクションです。どことなくこの言葉がしみる。なにしろ登場人物はみな味わい深く、いわゆる水戸黄門さまを匂わせ、そして最初に語られた"あの男 "とのやりとり。義という難しい思想と話の娯楽性がうまく融合して飽きなかった。
★4 - コメント(0) - 2016年9月7日

https://instagram.com/p/BJ1WBmIgMEe/
★3 - コメント(0) - 2016年9月1日

光圀伝 (下)の 評価:90 感想・レビュー:286
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