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のぞきめ (角川ホラー文庫)

感想・レビュー
445

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月夜
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図書館利用。
0255文字
けんた
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三津田信三ご本人と思われる人物の語りから始まるため、最初から現実と物語の区別が曖昧になっている。最後まで、その境界の曖昧さが怖さを助長していた。 モキュメンタリーとか、「近畿地方のある場所について」とかが好きな人はハマりそう。
0255文字
みじんこ
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ネタバレ恐怖心を凌駕する好奇心、気持ちは分かるが時に後悔することになるだろう。雑林住職の人柄は暗い雰囲気の中で少し安心させるものがあったが、その実態はなかなか怪しい人物だった。そして謎の女の子はちゃんと実体を持つ者だったとは。昭一と季子は生き延びて欲しかった。語り手の最後の想像はどこまで本当なのか分からないが、列挙していた疑問に対する答えとしては一応納得できると思った。村は廃村となったものの、まだ怪異は存在し、本を通じて更に撒かれようとしている。ほんのちょっとした隙間から覗かれているかと思うとぞっとする。
0255文字
ラス
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あらゆる場所から視線を感じる怪異「のぞきめ」。じっとりとしたジャパニーズホラーが好きなので、ゾクゾクを味わいながら読書をした。本編は二部構成となっているが、一部の方が現代に近く、解らない事も多いため怖いと感じた。ホラー×ミステリという事で、終章で様々な事が明らかになるが、曖昧な部分もある為、色々と考察ができてそれもよかった。物理的な恐怖よりも、精神的にくる恐怖は読んでいて本当に怖くなるが、辞められない魅力があると感じた。
0255文字
ウナム
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前編は起承転結がきっちりとした、いかにもよくできた短編といった感じ。後編は冒険色が強く出ていてあえてのツッコミ所もあり主人公の行動に「やめとけよぉ」と思いながらヒヤヒヤしながら読みました。あえてなのか後編はテンポが良すぎてB級感がある気がしました。もうちょっと頁数が欲しかった気もします。
0255文字
enagorilla
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ネタバレ読了。冒頭にある「怪談奇談を欲して求めた段階で、その人は責任を負っているからだ」の一文、正しくその通りで怖い話、心霊写真、呪いのビデオ等々見てきたけど何か起きてもしゃーない、自己責任だし👀って思いながら一通り経験してきた。だけど人に拡げるつもりは無い。今後も。さて、この作品は作者に集まった2つの話。ある地方に関する怪談が実は繋がっていた...?終い屋敷編に突入すると覗き屋敷との共通点にアドレナリンが噴出。読んでいくと本当に不気味で不穏でいい所なし。まさかの全員死亡は予想外でした。感想書ききれない🤣
enagorilla

まさかの実在する少女を鎮女として立てていたとは。思いもよらなかった。四十澤が怪異と思っていたあの子は実在してるなんて誰が思うでしょう。明らかに幽霊としての描き方じゃん‼️その後の終わり方もぷっつりで思考回路ショート。作者のあとがきで、なるほど、うーん。を繰り返すばかり……

09/18 12:53
0255文字
HaruNuevo
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いわく付きの山村の忌み家に現れる怪異、のぞきめ。民俗学を背景にして架空の怪異を描きつつ、さらにミステリ的に締め括られる、独特な世界。読む前に想像していたのとはだいぶ様相の異なる作品だった。
0255文字
実月
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怪異とヒトコワの塩梅がすごく好き。 前半は怪異色強め、後半で村の因習が明らかになるにつれて、また違った怖さが出てくる。しっかりホラーなのに、ミステリーとしての論理付けもあって最後まで読み応えがある。面白かった。
0255文字
takaha001
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ネタバレまぁまぁ 表紙のかわいい女の子につられて読んだ 話の内容的にもっと不気味な表紙で良かったのでは? 第一章はいい感じの気色悪さがただようホラー&ミステリーだったが2章は冗長な印象 ラストの答え合わせはこじつけ感があってあまり好みではなかった
0255文字
わたし
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元祖モキュメンタリー。怪異より人間が恐ろしいね
0255文字
あすみ
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ネタバレ貸別荘地でアルバイトをしていた大学生たちが管理人の忠告を無視して訪れてしまった廃村と廃屋から浴びせれる得体の知れない追いかけてくる強烈な視線。貸別荘地に戻っても視線は離れず、壊れていく大学生たちの話。そして廃村になる前の村の話はボリュームが凄い。まさに因習村。のぞきめの正体が思ったより残酷だった
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Natsu
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怖かった…本を読むのは大体夜なんですが…夜に読むもんじゃないわ…。
0255文字
mako
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ひたすらこちらを覗いてくる"のぞきめ"。因習のある村の排他的な居心地の悪さと怪異の気味悪さが混じり合ったホラー。読みながら視界の端に何かいるような気がしてくる。終章のミステリ的解釈も、全てがすっきりするようなものではなく後味の悪い不気味さを醸し出すのに一役買っていた。主に夜に読んだのもあって暗がりが視界に入るとじわじわ怖かった…。
0255文字
ひつじ
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みつた先生作品三作目。最後まで読めたけど、この作者は長編よりか短編向きのように思えた。最後の謎解きもふーんそうなんだくらいの感想しかない。ミステリ部分はあんまりですが、でもホラー部分のおどろおどろしさはやはり秀逸。これ映画化されてるんだっけ?見る気は無いけど多分ほぼ別物にされてると予想。
0255文字
役立たずここに眠る
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さすが職人先生。因習、怨霊、どんでん返しと、きれいにまとめられてます。カバー絵も読後に見るといい塩梅ですね。ただ印象に残る強烈なシーンがなかったかなあ。
0255文字
鈴川愛夏
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●のぞきめ/三津田信三 #読了 ホラーミステリーらしいがどのへんがミステリーなのか分からなかった。
0255文字
のぼ
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面白かったです。前半は三津田先生の短編集の雰囲気で後半の話は刀城シリーズのようなテイストでした
0255文字
mama mameko
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最初はゾワッとした怖さもあったけど、ミステリー要素の方が強いと思いました。 なぜ村が廃村になったのか、なぜ最後鞘落家に集まったのか。 謎が多いまま終わったのが、少し残念でした。
0255文字
アラレちゃん
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ネタバレ三津田ワールドにドハマり中。 怪異に関するパートは大変、面白く読みました。しかし、毒草で死んだだけで、体がありえない方向に捩れるか?という疑問が残る。惣一が言っていた「あの人」は住職ではなくて、砥館家の当主のことだと思う。住職があの呪術を施したのだから、惣一が信頼しそうにないから。 明治政府が西洋化を図り、怪しげな呪術や占いなどを禁止したところで、地方の隅々まで行き渡ることはあり得ないわけで。ましてや今だに村八分があるのに、昔はもっと酷かったはず。だから四十澤の憤りもそんな村には届かないわな。
0255文字
ラスカルマン
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のぞきめ #読了 フォロワーさんから教えてもらい凄く気になった本📕。ホラーの読了数は少ないですが、非日常的な恐怖はなんか刺激になりました😱!解説が丁寧、物語も纏まっており、終章は考察もありスッキリ😃。世界観的には八つ墓村や金田一耕助的な印象が😃!本なので想像力が膨らみました😱笑!
0255文字
はちこ
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背筋が時折ゾッとするけど品のある怖さだったと思う。無駄に残酷な描写を入れるのではなく、全体的に淡々とした調子だからこそ静かな恐怖がじわじわと。そして訳の分からない超常現象でおしまいではなく、最後の最後まで全てが怪異にしか思えなかった事を理論的に考えてみる流れがとても良かった。精神的には酷くあり、物悲しいものがあり。ただ、あるエピソードに母娘愛がある故に読後感はホラーの中では決して悪くないと思う。ただ、序盤と終盤の語りで悪戯に怖がらせないで~!(;-;)笑
0255文字
namnam
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接点のない2人から聞いた話が同じ怪異だったというストーリーの元祖に感じた。昔の村社会は想像が難しいけど怖かった
0255文字
ちくわ
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ネタバレとても好みの因習村ホラーだった。とくに第二章の村の雰囲気が秀逸でぞっとする。結末も考えすぎかなと思ってしまうが、そうとしか思えないのがいい。最初は怪異が純粋に怖かったけど、読み終わってみると人間の方が怖かった。
0255文字
pao
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★★★✫☆ 怖そうな作品なので昼間に読んだ。「序章」で煽られ、実話ホラーなのかとビクビクしながら読み始め。バイトで貸別荘地へやってきた若者が次々に怪異に襲われる「覗き屋敷の怪」、友人の弔いのため曰くつきの村を訪れた民俗学者の体験談「終い屋敷の凶」、どちらにも共通する「のぞきめ」の恐怖。ひぃぃ見ないで…隙間怖い…。「終章」での合理的解釈でスッキリする部分もあり、とても綺麗なホラーとミステリの融合で面白かった…けど、隙間塞がなきゃ…
0255文字
ドアラ竜の壁
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辺鄙な貸別荘地でバイトに訪れた大学生が謎の巡礼母娘に導かれた廃村で怪異に見舞われる一部。民俗学者が大学ノートに残した憑き物伝承が残る呪われた村で起こる怪異の二部。夜、部屋の電気を消して読書灯だけで読むことが多くてゾクゾクした。
0255文字
水素
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序盤の注意書きが一番怖かったかもしれない。一章の話は理不尽さと視線の怖さでゾワっとした。二章の話はなんだか怖いというよりは哀しい感じがした。 無念の凝縮していく過程が丁寧に考えられていておもしろかった。謎解きパートのあるホラーというのが新鮮でこの作家さんの別の本も読んでみようかなと思った。ホラー好きの人には物足りないかもしれないけど、不必要に怖がらせようとしてこない上品さが好き。(表紙絵含め)
0255文字
悠
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三津田信三らしいホラーとミステリーの融合した作品でした 同じ場所での現在と過去が描かれた二部構成になってて、読み進めるにつれて謎が解けてくる感じが読んでて楽しかった! 三津田信三作品の最後に謎は少し残しつつ答え合わせしてくれる所が本当に好き 怖さ自体はそこそこかな?でも話は面白かった! 田舎の因習的な要素も好みでした
0255文字
もと
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面白いし、怖い。いくつか謎が残っているのもホラー的で良い。2部構成+解説みたいな流れでとても読みやすかった。 初めましての作者さんやけどさすが大御所の先生。他の作品も読みたくなった。
0255文字
青乃108号
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「刀城言耶シリーズ」でない三津田信三の小説を初めて読んだ。ホラーなんだ。一気に読ませる技巧はさすがに手慣れた物を感じ、面白く読んだ。しかしこれが意外と怖くなかった。「のぞきめ」が至るところから「覗く」、天袋から、戸棚脇の僅かな隙間から。しかし「覗く」事しか出来ないので無視すれば良い、と何ともシンプルな解決策が提示されたりして、何か可哀想である。あなた(読者)も見られているかも知れないから、と作者が読者の身を心配してくれるサービス付き。三津田信三はやはり「刀城言耶」シリーズの方が好みなんだな、と判りました。
0255文字
いちは(精神科医)
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初読み作家。なかなかに好みな感じで、他の本も読んでみる。
0255文字
ぴぴぴ
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ラストはミステリーとも解釈できるしラブストーリーにも解釈できる(?)。でも第一部の『覗き屋敷の怪』を踏まえるとやっぱりホラーなのかもしれないってなる。全ては語られてないので読者に解釈委ねる点が多い。塩梅が絶妙なのでホラー初心者に勧めたい。話に関係ないけど“強行葬儀”って日本語がちょっと面白くて笑ってしまった。
0255文字
MADOKA
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ネタバレ王道の民族学ホラーミステリでした。因習の家系、憑き物筋、鎮女など盛り沢山で怪異とミステリの塩梅も納得。面白かったです。
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aimachan
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ネタバレ刀城言耶シリーズ以外で初の三津田さん作品。一気読みでした。導入部分が長く、なかなか本題に入らないなぁと思っていたら2つの事件に繋がる重要な要素が隠されていて、終章付近で慌てて読み返しました。民俗学×ホラーの融合が素晴らしいだけでなく、ミステリーとしてもしっかり楽しませてくれました。彩子のその後、作者の『あること』によって怪異は免れているらしいがそれが何か、鞘落村が廃村になるまで、貸別荘の管理人夫婦は何を知り何を恐れているのか、語られない部分も多く、余韻の残る作品でした。
0255文字
mutu-bird
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誰か止めてくれ。
0255文字
smelly
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ネタバレ夏にぴったり、大好きなホラーモノ!と、いうことで三津田信三御大であります。が!!う〜ん、、、。ちょっと今作は🤔怪異は主人公の想像だけでハッキリせーへんし、原因もイマイチ腹落ちせーへんかった、、、。結局「のぞきめ」の正体も分からんまんまやし、不完全燃焼でしたわ。四十澤さん、もっと深く切り込んでくれや!おれには無理ゲーやけど、、、笑笑
0255文字
牧田麻生
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三津田氏の作品はキャラクターに個性らしきものがなくて、短編は好きだけど中編以上はちょっとねと思っていましたが、これは面白かった。 ホラーらしく、相変わらず登場人物の個性や心情には無味乾燥な感じで、それが三津田氏の求める書き方なんだと何作か読んだ今は分かる。一方、閉鎖された村の因習というのか、ある一家が異人殺しから憑き物筋、村八分の対象に追い詰められていく様は、人間の物語として実際に起こりうるものだと考えさせられる。 最期の解釈はいい加減なものだけど、それゆえに救いが感じられて読後感は良かった。
0255文字
オーリ
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★★★☆職場にて読了。中盤からかなり期待の持てる内容でどんどんページをめくった。が、なんとなく後半落ち着いてしまった。でも、架空の村がリアルに立ち上がってくる筆力は凄い。鞘落家の歴史の母娘の巡礼者にまつわる話は怖かったなぁ。火葬のシーンも見てきたように書くところがいい。ザ・ジャパニーズホラーって感じでしめじめしてていいね。最後のミステリー部分は別になくてもいいと思った。ホラーミステリーってこういうことなのかなぁ…と納得できるようなできないような。
0255文字
まー
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ネタバレ三津田さんの小説はデビュー作に続いて2冊め(雑誌掲載の短編を除く)。前半はアメリカホラー映画のような、若者が自ら怪異に巻き込まれていくパターンだが、後半の方は、田舎の村の風習の嫌らしさがたっぷりと出ていた。それにしても序章で読者に軽く呪いをかけておき、怖がらせるという手法は面白かった。終章の考察も、推理作家が考えた怪異の正体というのが納得のいく内容で、興味深かった。先生には原作→映画の順を勧められたが、その時点ですでに2/3ほど見ていたので最後まで見、原作を読んだ。映画はイマイチ。原作の方がより楽しめた。
まー

映画は、正体不明の視線を突き止めようとして、結局ああいったラストになり、ちょっとがっかり。原作に忠実に作って欲しかった。それから解説に、デビュー作と絡んだエピソードが出ていて、そこまで含めて面白い一冊でした。

06/21 00:34
0255文字
アノニマス
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ネタバレ第一部が特に怖かった。廃村に侵入した大学生たちに降りかかる呪いが不条理すぎるが、作中で述べられているように怪異に法則を求めるのもおかしな話だと思う。終章の推測は少し苦しいと感じる箇所もあったが、怪異もミステリもどちらも楽しめる作品だった。
0255文字
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のぞきめ (角川ホラー文庫)評価65感想・レビュー445