パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)

パズル崩壊  WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95 (角川文庫)
350ページ
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パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95はこんな本です

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パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95の感想・レビュー(98)

法月綸太郎の初期短編集。全体的に堅苦しいような。外れも多いが、おっと思わせるようなものもいくつかあった。「重ねて二つ」、小ぢんまりとまとめすぎだがナンセンスで好き。「懐中電灯」、本書の中では一番しっかりしたミステリ。シンプルで、純粋に面白い。「カット・アウト」、一見するとミステリではないが、実はこれが一番好き。若き日に決裂した二人の画家。その軋轢を生むことになった事件の真相。勢いがあって、若さがあって、好き。説明臭くなりがちな法月綸太郎の筆が良く活きていて、とても良かった。
★18 - コメント(0) - 1月24日

元ネタ?を知らないと理解できないものもあり、なかなか読み進まなかった。前半の方が面白かったなぁ
★3 - コメント(0) - 2016年12月17日

8編からなる短編集。これは結構いいなぁ。というのも何編かあるものの、なんだこれ?っていう作品もそれなりにあったので、全体的にはちょっといまいちな印象。特に後半に行くにつれて、どういうこと?って思うのが多かったりするので、あっ。そういう意味で崩壊している感じで、このタイトルなのかも。と。
★14 - コメント(0) - 2016年11月30日

この人はちゃんとしたSFも書くので好感が持てる。 これは20年前の法月綸太郎がでない短篇集だが、バリエーションがあってどれも新鮮に読めました。 まあ「重ねて」と「ロス・マク」はいささか脱力したけど。 350ページ
★14 - コメント(1) - 2016年10月25日

初期作品だと思うものが、やはり微妙ですが、おもしろかったです。
★2 - コメント(0) - 2016年10月23日

久々に読んだ。『重ねて二つ』『懐中電灯』『黒のマリア』あたりが良かった。最後の作品は昔読んだときは分からなかったけど、『長いお別れ』のようだ。このまま作品になって『十日間の不思議』と足して2で割ったような作品というのを読んでみたかった。『挑戦者たち』のような作品も悪くはないけど、また探偵の法月綸太郎の作品が読みたいな。
★31 - コメント(0) - 2016年10月1日

葛城警部の二編は、オチに少し眉を顰めてしまった。「重ねて二つ」は出だしから緊張感があり、ぐいぐい引き込まれるのだけれど、犯人示唆の段階が性急だったように感じた。せめて中編くらいの長さで読みたかったな。「トランスミッション」「シャドウ・プレイ」は単純にすごく好み。「カット・アウト」は法月先生らしい作品だなと感じた。最後の綸太郎の一遍は、愛しかないのでコメント無し!(笑)本格ミステリとして楽しめるのは葛城警部の二編くらいだけど、結末を心情に訴えてくる作品が多く、読み返す度に違った味わい方が出来ると思う。
★7 - コメント(0) - 2016年9月22日

出張に行くのに読んでる本が終わりかけていて、絶対退屈すると思って暇つぶしの本を探して・・・。短編集と思って買ったけど、これかなり前に一回読んでた・・・。表紙が変わってるから気がつかなんだ。 悩める作家法月君は好きだけど、この短編はまあまあといった程度。
★2 - コメント(0) - 2016年9月7日

綸太郎シリーズは何作か読んだことがあるので、この短編集は新鮮に読めたしガチガチのパズラー作家とおもっていたけど色々なタイプの物語を書けるんだと知り面白かった。
★4 - コメント(0) - 2016年9月4日

短編8話収録、タイトル通りのパズルミステリ短編集。全体的に読みにくかったです(笑)。法月先生と言えば本格ミステリを期待して購入する読者が大半だと思うけど、本書はそれをぶっ壊しています。だから「パズル崩壊」なのかな?最初の2話は単純なミステリ。しかし、3話の奇妙な終わり方を前触れに、それ以降はもはや奇妙なSFの世界に少しずつ迷い込んでいってしまう。読了後は「はて?私は今どこに?」という状態に(笑)。「カット・アウト」は芸術に関する記述がかなりあり単語も思想も小難しかったが、終わり方の鮮やかさは見事だった。
- コメント(0) - 2016年8月15日

20年以上も前に書かれた作品とは思えないほど、楽しめました!
★1 - コメント(0) - 2016年7月16日

「シャドウ・プレイ」がいちばんすき。芥川を読んだときみたいな、読後ちょっと気持ちがざわざわした。楽しみにしていた「カット・アウト」はわたしには難しすぎたのだけど、作家が、法月綸太郎がことばで絵を描いているみたいで、しかも実存する有名な絵を自分のことばで紙の上に書くなんてぜいたくな描写だと思った。再文庫化に感謝。
★5 - コメント(0) - 2016年6月30日

当たり障りのない短編集とは違います。初めて読む作家さんはできる限り、先入観をまっさらにノンシリーズの短編集から読みたい。落ちも書き方も不ぞろいな小説が並ぶ。「カット・アウト」では殺人事件が起きなければ、探偵も登場しない。どうして友人がその行動に至ったのか、友人との関係性を徐々に語っていき、最後に真相が明らかになる。形は殺人事件の起こるミステリと同じです。熟成されていない印象はあるけれど、それぞれにミステリとしての特色が出ています。
★1 - コメント(0) - 2016年6月23日

正直微妙。
- コメント(0) - 2016年6月15日

シャドウ・プレイまでは面白く読めた。以降はちょっとあわなかった。
- コメント(0) - 2016年6月8日

綸太郎シリーズとは違って自由度が増し、一人称のもの、会話を多用したもの、幻想風味をたっぷり効かせたもの、楽しい短編集だった。ロス・マクドナルドのは読みながら翻訳ものと錯覚を起こすぐらい雰囲気が肉薄していた。やはり文章力も知識もずば抜けてるねえ。知識に酔って遠い所にいってしまってる作品もあったけど(学術誌の寄稿?)。
★10 - コメント(0) - 2016年6月2日

上半身は女性、下半身は男性に結合された死体の謎、嫌いだわーこいつからはじまる論理的解決を見せる一作、新本格に対する批判への法月綸太郎なりの見事な回答、バカミス一歩手前な一作まで、様々な作品が楽しめる一作。 法月綸太郎作品を読んでファンになった方、氏の歴史をたどりたいなら本作は是非読まれた方が良いと思います。しかし…万人向けはしないだろうなあ、最初の3編以外はミステリ好きだから楽しめる作品が多くて、一般的な読者はふぇえ?となる可能性が高い。
★1 - コメント(0) - 2016年5月22日

短編集。序盤の「重ねて二つ」と「懐中電灯」は切れのある短編でしたが、以降は著者ならではのかなりクセの強い短編が揃っていました。苦戦したのもありましたが、「カット・アウト」は印象が強く残りました。約10年振りの再読でしたが、新鮮に楽しめました。
★9 - コメント(0) - 2016年4月14日

今併読中の「一の悲劇」が面白くて、図書館で借りてきました。 ミステリーばかりじゃなく、また、ミステリーもトリッキー過ぎず、好きになってしまいました。
★7 - コメント(0) - 2016年4月1日

探偵法月が活躍しない短編集。バラエティ豊か。無茶苦茶なオチもあるけど嫌いじゃないよ法月綸太郎。
★2 - コメント(0) - 2016年3月19日

若干悩める作品、実験的な作品が多いように感じたが、これが後の傑作群に繋がっていると考えると見方も変わってくる。 勝手に法月綸太郎登場を期待して最後にすかされたのが少々不満だったりもする。 ★★★☆☆
★1 - コメント(0) - 2016年2月25日

★★★
- コメント(0) - 2016年2月19日

短編集ではありながら、しっかりずっしりきちんと推理小説でした。全8編、20年程前に書かれた本ですが今なお読み応えがあります。『「謎と解決の物語」に亀裂を走らせること』を念頭に置かれたとのこと。すごいんですよ、一編一編にちゃんと味があるんです。ありがたいのは氏の有名作が何作も収まっていまして。『カットアウト』はミステリの枠を越えての良い物語だったと思います。軽く読もうとするにはボリュームあってちょっと力がいるように思いますが、いずれも良作揃いですのでゆったり堪能する心持ちで読まれるのがベターかと思います。
★15 - コメント(0) - 2016年2月16日

1990年代前半に書かれた短編集。「ミステリ」という枠にはおさまらない法月氏らしい広がりのある作品。「懐中電灯」で示した気持ちいいほどロジカルな展開と、十分長編にもなりそうな人物設定がなされている「カットアウト」あたりが秀逸。フーダニットへの様々な形のアプローチと様々な世界への著者のこだわりと造詣の深さが感じられる一冊。
★3 - コメント(0) - 2016年2月13日

本格ミステリー短編集と言ってしまうと語弊があるかもしれませんが、謎解きを十分に楽しめました!ただ、後半に行くにつれて、好みから離れていった感じがしたのは否めないかな!?
★2 - コメント(0) - 2016年2月8日

法月綸太郎といえば、作者と同名の作家・法月シリーズ。自分も法月シリーズしか読んでいなかったから、新鮮な感覚で読めた。法月さんは短編が巧い印象があるけど、今回の短編集は少し異色な感じがした。それでも、ミステリとして成立させているからやっぱすごい。傑作は、「トランスミッション」。意表を突く追い詰め方は、THE法月であった。
★1 - コメント(0) - 2016年2月2日

悩めるリンタロー君の頃の作品という先入観があるからか、葛藤とか苦悩がにじみ出てるような気がしてならない。ほとんどが94~95年の作品だけど、京極夏彦さんのデビューが94年ということを考えると、当時の作品としては地味すぎですよね。でもケレン味の濃いミステリに食傷気味の僕としては、こういう静かに研ぎ澄ましたような作品の方が好きなんだな。
★8 - コメント(0) - 2016年1月30日

法月氏は何故ミステリィを書くのだろう。「カット・アウト」で語ったような、評論こそが彼の真骨頂のような気がするのだが。
★1 - コメント(0) - 2016年1月26日

もっとすっきりした大技を期待していたけれど、ちょっと私には難しすぎて消化不良。この作家さんの本領は長編なのかな?
★4 - コメント(0) - 2016年1月24日

sai
前衛芸術家が妻の遺体に絵を描いた。死者への冒瀆と批判する親友に驚くべき理由が明かされる-。「カット・アウト」「懐中電灯」など、精緻なロジックと鮮やかな展開で魅せる、企みに満ちた8つの短編を収録。
★18 - コメント(0) - 2016年1月22日

本格推理小説で有名な、法月綸太郎が本格ミステリが下火の時代に書いた短編集。法月作品は初めてであるが本格ミステリの手本と奇想を足した作品は実に楽しめた。中でも短編『カット・アウト』は、副題であるフーダニット(人探し)の探偵vs.犯人というミステリー作品にしか用いられることしかないという自分の基礎概念を揺るがし、人間ドラマにも用いられることができ、それがよい効果を生み出せるという本格ミステリの新機軸を垣間見えた。と、言っても本作品集は90年代前半の作品集であるのだが
★3 - コメント(0) - 2016年1月15日

『新冒険』の葛城警部が活躍する連作ミステリかと思いきや、彼が出てくるのは最初の数篇のみで、その上「本格ミステリの形式に亀裂を入れる」という試み通り段々とミステリなのか怪しくなっていくという、少し変わった作品だった。後の『ノックス・マシン』を思わせる「ロスマク〜」の超絶トリックやSF的世界観、最後の短編で綸太郎が出会う男の暗示的な名前など、この時期作家法月綸太郎が如何に悩み試行錯誤を繰り返していたかがよく分かり、興味深い。そんな短編集の趣旨とは裏腹にお気に入りはオーソドックスな倒叙もの「懐中電灯」(笑)。
★8 - コメント(0) - 2016年1月14日

8作が収録された短篇集。いくつかはアンソロジーで読んでいたけど、こうやってまとめて読むと作品の配置と書名の素晴らしさに気づく。当初はこれを編む目的で書いたのではなくて後知恵だとあとがきにあるけど、それ本当かよ、と邪推してしまうくらい。全篇好きだけど、あえて選ぶなら、不気味な女の謎とその絵解きが冴える「黒のマリア」、1本の間違い電話から始まっておかしなことになる「トランスミッション」の2篇が特に印象に残った。1番好きな作品がどれかで読者の謎解きミステリに対する許容範囲が推し量れる、ような気がしないでもない。
★3 - コメント(0) - 2016年1月12日

前評判からいったいどんな意味不明なお話が飛び出すかと思いましたが、これがなかなか楽しめてしまいました。この試行錯誤感。法月先生は「これがやりたかっただけだろ!」の「これ」に情熱を掛け過ぎていて、やり過ぎなところがむしろ愛おしい。「ロスマク黄色い部屋(略)」等はその筆頭でしょう。一方、奇妙に凝った話だけでなく「懐中電灯」は手掛りの配置が絶妙な倒叙の秀作ですし「カット・アウト」は堅実な芸術論と伏せられていた心理がラストで結実する感涙の一編。意欲的な作も多数。傑作集とまではいきませんが、好編が揃っています。
★22 - コメント(0) - 2016年1月11日

たぶん、集英社文庫以来の再読だと。ほとんど(というか完璧に)忘れていましたので、新鮮な気持ちで読みました。著者は基本的には長編作家なのだと思います。
★8 - コメント(0) - 2016年1月6日

特に法月短編の傑作と言われる「カット・アウト」が秀作。画家の二人が切磋琢磨し頂点を極めながら、二人が一人の女性を巡り、その瞬間の怒りという一時の感情に任せ友情を失い、仲違いになりそれから17年後、当事者の二人が亡くなり、残ってしまった一人が亡くなった親友の思いを知るべく奔走するというストーリーなのだが、その親友が主人公に伝えたかったことが氷解していくシーンは哀しい。主人公がもっと感情に任せなければ。あるいは親友が歩みよれれば。人は生きているうちに思い伝えあって生きていかなくてはならない。
★19 - コメント(0) - 2016年1月6日

最後の一篇を除いて、幅広い作風のノン・シリーズ短篇集。当時〝本格ミステリを書く〟と云うことに困難を感じていた作者の苦悩が、全篇から感じ取れるよう。真っ当にミステリをしているのは冒頭の『重ねて二つ』のみ、それ以外も〝謎と論理の物語〟ではあるものの、読み進めるごとに〝謎と論理〟の扱いは変化し、抽象化していきます。ミステリを読んでいたはずが、最後には難解な学術書を読んでいる気分に……。決して良作とは云えませんが、推理作家・法月綸太郎を語る上で外せない作品であることは確かです。その他、各話感想はコメントにて。
★42 - コメント(4) - 2016年1月4日

それぞれテイストの違う短編集。村上春樹っぽい「トランスミッション」が面白かった。美術についての評論が延々と述べられる「カット・アウト」は読みにくかった。
★22 - コメント(0) - 2015年12月28日

一九九二年から一九九五年にかけて発表された短編八編。悩める作家であり評論家である法月綸太郎が、当時、本格ミステリを書く困難そのものにアプローチした結果を収録。“それぞれの作品の起承転結とは別に、本格ミステリー=「謎と解決の物語」の形式にさまざまな角度から亀裂を走らせることを念頭に置き、総体として、一連の崩壊過程が徐々に進行していくような構成を採用しました。”その試みと苦闘は本格ミステリの生存模索の歴史の一ページでもある。
★49 - コメント(1) - 2015年12月28日

パズル崩壊 WHODUNIT SURVIVAL 1992‐95の 評価:82 感想・レビュー:40
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