失われた過去と未来の犯罪

失われた過去と未来の犯罪
あらすじ・内容
『アリス殺し』の鬼才が贈るブラックSFミステリ、ここに開幕。

全人類が記憶障害に陥り、長期記憶を取り外し可能な外部装置に頼るようになった世界。 心と身体がバラバラになった今、いくつもの人生を覚えている、「わたし」は一体何者? ようこそ、謎と人間の新たな可能性へ。

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夜行
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失われた過去と未来の犯罪の感想・レビュー(330)

一章のこの自体をどうしていくのか、というのが面白くて読み進めていたけれど、二章というかその後の設定はどこかで読んだことがあるような…?割と早いうちにオチのほとんどが分かってしまったので残念。
- コメント(0) - 3月21日

噛み合わない会話だとか、容赦無い展開に、ヤスミンは良く、グロだのホラーだの言われるけれど。論理的で理知的、それなのに、ユーモアもあり、何よりも、優しい。唯一無二。他の追随を許さない。オンリーヤスミン。そう、ヤスミンは、優しいのだ。ΑΩの黙示録から、浄土の世界へ。ヤスミンワールドとエッセンスはそのままに。残酷でありながら、限りなく優しい世界へ。そう考えると、ヤスミンの主張は、常に変わらなかった。答えは全て、あなたの中に。今回は人に勧める事が出来る作品(笑)なのもありがたい。やっぱり好き。ヤスミン好き。
★23 - コメント(0) - 3月18日

思考実験というのがSFとするとこの本は紛れもなくSF。短編の集合でとても読みやすかった。この手の話は最後が哲学的になってよくわからないまま終わるものという印象ですが、ちゃんとおちる所で落ちているので読後感もスッキリしています。ただ悪意の永久再生という方向に想像を持っていった場合はかなりのホラーに化ける。
★3 - コメント(0) - 3月18日

これはホラーだと感じたのが一番の感想。クレヨンしんちゃんのロボとーちゃんとかナルトの影分身の術を思い出しながら読んだ。もし仮に分身したとして自分が当然本体だと思ってたのに実際は分身側とかだったらそりゃゾッとするよ…笑 どんな状態の自分でも「我思うゆえに我あり」なんだなと思った。
★2 - コメント(0) - 3月11日

軽く読みやすいSF。序盤、第1部が読み応えがあって一番面白かった。災害によって全人類が長期記憶が出来なくなるという発想が面白かった。その後長期記憶の外注化によって生じるドラマについても時々はっとさせられる箇所はあった。長期記憶ができなくなった理由を空間の相転移にこじつける設定には無理があると思う。もうちょっと上手い理由をつけるか、上手いこと誤魔化して欲しかった。あと、良くも悪くも軽い作品で、残るものがあまりない。他作品に散見される、論理を突き詰めた先にある狂気じみた感覚を期待していたのだが…
★13 - コメント(1) - 3月8日

短期記憶を失う記憶障害をテーマにした小説は「博士が愛した数式」「明日の記憶」を読んだことがあるが、ここで描かれているのは、すべての人がそうなってしまった架空の未来。第一部はパニック小説だが、第二部では「大忘却」後が描かれるという予想外の展開だった。SFは「サイエンス」ではなく「スペキュレイティブ・フィクション」だと言われていたが、その定義に当てはまった小説で思考実験としてもドラマとしても優れている。
★10 - コメント(0) - 3月8日

KM
すごく面白かった。人間の記憶をメモリにして身体と切り離せるようになった時代、人の魂とは体にあるのか、メモリにあるのかを登場人物たちが問い続ける。最終的には、なぜ人間は魂がどこにあるかに拘るのだろうと思った。1つ1つの短編にもう少し踏み込んで掘り下げてほしかったけれど、読みやすくて、中高生にもお勧めできるような一冊。
★2 - コメント(0) - 3月4日

A
第1章が長すぎた気がした。そのせいで面白くないって感じてしまったけれど、最後まで読むと面白い作品だった。第2章は、短編で構成されているかんじ。2章を読んだら、少し考えさせられるなぁ…
- コメント(0) - 3月3日

予想に反してSFでした。人が記憶を外部装置に頼るしかなくなった時代。その人を形作るものはなんなのか?精神と肉体は分離できるものなのか?アイデンティティの拠り所が不安定になることの心細さ。私が何かを感じたとき、それが脳の中で起こる電気信号の伝達だったとしても、私は自分の心が動いたのだと思いたい。とロマンティックなことを考えたり。イタコの話の老夫婦と息子がエゲつなかった。人間って我が身かわいさに簡単にモラルを捨てられる生き物なのね・・・。
★3 - コメント(0) - 2月25日

うーん……うーん? って感じです
★1 - コメント(0) - 2月17日

★★★★ 一部は全人類が前向性記憶障害になるが、社会は危機に陥ることなく急速に回復する良い人たちの奮闘記な話。二部は長期記憶を外部メモリに保管する未来の話。メモリを入れ替えると男女入れ替わったり、死者が蘇ったりする。描かれているのは日本だけど、国家間の格差とか気になる。不死ビジネスのための人体売買とか絶対ありそうなのにな。
★30 - コメント(0) - 2月13日

ある日突然、全ての人が長期記憶をなくし、忘れないために外部メモリに頼る世界のお話。設定は強引でしたが、そうなるとまた違ったドラマが起こるのだなと可能性に感心する。
★53 - コメント(0) - 2月8日

「世界観」と、「外部メモリのプラグインの設定」は丸。ただし、その発想のみで止まってしまっている設定での展開なので、ストーリーは乱暴な言い方をすれば「雑」。たしか書評で手にとったはずだったので、もう少し期待していたが、これならなぁ。うーん。
★10 - コメント(0) - 1月27日

10分しか記憶が持たないという何とも有り得ない話だが、これが複雑でなかなか飲み込めない…。魂とは?人の死とは?難しい問題で読後もすっきりしない。
★1 - コメント(0) - 1月25日

小林泰三作品では「記憶」が大きなテーマの一つとなっており、前向性健忘症に相当する人物を扱ったミステリがいくつか存在するが、今回は「~犯罪」というタイトルの割にはミステリではなく、むしろ「肉体から離れても、記憶=存在と言えるか」や、「個の集合体による、巨大な個という概念」など、彼のハードSFにおけるテーマを、可愛らしいイラストで短く読みやすく描いたものと感じた。「大忘却」はさすがにあり得ないと思うものの、こういった「プラグイン」な未来はないとはいえない。考えさせられる一冊だった。
★9 - コメント(0) - 1月13日

記憶が10分しかもたなくなってしまった世界。それを記憶を外部メモリに保存することで補完するようになる。記憶が人の心であり魂なのか?記憶を永遠に残すことができるようになった今死とは一体何なのか?そんなお話で興味深く読めました。
★1 - コメント(0) - 1月11日

ある日突然人々の記憶が10分程度しか保てなくなり、補完するためにメモリを身体に刺し記録していくようになる。目新しい発想ではあるが、ちょっと宗教色のようなものを感じてしまい、私的には苦手な本だった。
★1 - コメント(0) - 1月8日

何か年明け早々エライ本を読んでしまったなぁ。記憶と人格、魂の関係とは。いろいろ考えさせられる内容でした。個々の人生の話は楽しみながら読めたのだけど、正直、本筋の話は何が何だか状態でした。アリス殺しのときも同じ感覚だった気がする…。1番印象に残っているのは交通事故に遭った家族の話。お互いに気づかずに何年もとかホントに辛い。
★5 - コメント(0) - 1月6日

第2部は攻殻機動隊を思い出させる。ラストの続きが読みたい。
★3 - コメント(0) - 1月4日

自分とはどこにあるのか。記憶は心で魂なのか。なら、記憶を失ったら?記憶を交換したら?死んで残るこの記憶は何?永遠のテーマで答えは出ないから、脳死や死刑その他正解の見つからない物についての本を読む時と同じような感覚だった。この作者さんの終わり方って、いつも何故か壮大な気がする。
★12 - コメント(0) - 1月3日

短期記憶しかできない世界。外部記憶装置を使っての生活。身体からメモリが抜けた時、自分は身体と記憶どちらなのか。身体がなくても記憶さえあれば、同じ人として産まれ変われるの?こんな世界になったら、死の定義が変わっていくんだろうな。
★17 - コメント(0) - 2016年12月31日

★★☆☆☆
★2 - コメント(0) - 2016年12月30日

CCC
第一部は世界中の人間が『博士の愛した数式』のような状況になる話。第二部はその状況に適応して記憶は外付けになった世界の話。憑依もののような楽しさがありました。記憶の意味が軽くなることで、副次的に魂の意味まで軽くなっているのも面白い。
★8 - コメント(0) - 2016年12月29日

人の記憶が10分しか持たなくなってしまった世界。最初は、その原因となった日からその後の数日を描き、次の章では、更に年月が経ち、記憶を留める装置を各自、体の一部に装着して過ごす世界を描いている。怖いなーの一言。確かに今の技術だったら、こう言う装置の開発は出来そうだが・・この本を読んでいると、こう言った事例が実際に、次々と起りうることも想像できる。そうした中で、本当に「命」「心」など、人としての全てを簡単に無くしてしまいかねない世界が存在してしまうという恐怖を感じた。なかなか興味深い物語だった。
★11 - コメント(0) - 2016年12月27日

設定の取り扱いが大雑把すぎる感はあるが、この様な話は好きである。自分、死、心について考えた。
★3 - コメント(0) - 2016年12月27日

「大忘却」以降、記憶が10分程度しか持たなくなった人類は外部記録媒体に頼るように……という設定はSFを日頃読みつけてない身からすると新鮮で面白かったです。ちょっとくせのある文体も慣れれば読みにくくはない。かわいらしい表紙とともに雰囲気を楽しんで読みました。作者の伝えたいメッセージもあるのかもしれませんが、あれこれ考えながら読むような本でもないんじゃないかなあ
★2 - コメント(0) - 2016年12月26日

世界中の人々が一斉に記憶障害になり、短期記憶しか出来なくなってしまう。外部メモリを開発し生きて行くがそこにはたえず、人の心はどこにあるのか?肉体と心はセットではないのか?肉体は死んでも記憶のメモリは復活できるが果たして死の定義は?といった道徳上の疑問がつきまとう。私とは一体何なのか。難しい問題です。
★4 - コメント(0) - 2016年12月25日

「失われた過去と未来の犯罪」初めて読む作家さんでした。読み進めていくと、なんだかとても不思議な時代、記憶が消えたり、自分がメモしたノートがその後自分の役になるものだったり自分が自分でなくなったり頭の中がゴチャゴチャになりつつもなんとか読了、異次元の世界っていうの?SFぽいのが好きなので、面白かった。H28.378
★71 - コメント(0) - 2016年12月22日

第二部の話は、考えさせられる内容でしたが、第一部の話をもっと詳しくして(第一動者たちがどういった対策をしていったのかなど)完結!の方が好みでした。
★2 - コメント(0) - 2016年12月15日

全人類の記憶が10分しか保てなくなった世界。メモを取ることから始まり、ついには外部メモリが開発される。記憶はメモリに残るということは、体は誰のもの?魂は?人工知能って?と、興味深いSFだった。
★3 - コメント(0) - 2016年12月11日

記憶が10分程度しか続かなくなった人類。外部装置(メモリ)に頼ることで長期記憶を可能としたが、メモリは誰にでも差し込み&読み込みができて…。入れ替わりと言えば今流行りのアレを思い出しますが、なんか今までのとはちょっと違った視点?いや自分が読んだことないだけかもしれないけど。第一部は長期記憶が出来なくなった直後の話。第二部はメモリが当たり前となった時代の短編集的な。先が読める話が多かったし結末にはうーんとなったけど、発想的には面白かったです。人を形作るのは何か?魂とは?こういうお話も好きです。
★2 - コメント(0) - 2016年11月30日

メモリの重要性の割に扱いが雑すぎる…
★1 - コメント(0) - 2016年11月28日

外部に記憶を残すことで生き抜いた人類の世界を通して、人間と記憶の本質に深く迫るSF作品。登場する世界がそう遠くない未来であると感じてしまうほどの見事な描写。
★2 - コメント(0) - 2016年11月12日

よかった。今年一番(今年あまり読んでないけど)。神林長平好きにもおすすめ。
★2 - コメント(0) - 2016年11月5日

面白さはあるが「好きだなぁ、こういうの」という感じが先に立つ。しつこい会話も控えめで、真面目に書きたいという意思が伝わってきていい。短期記憶しかできなくなった人々の奮闘が描かれる第一部はかなり良かった。人々と世界の行く末をドキドキして見守った。スケールが大きくなった後半もじわっと滲みてきて性に合う。第二部は記憶を半導体メモリに頼る世代の話。メモリを交換したり違うものを入れたら…という話が大半で、先が読める部分は多い。メモリを持たない村からイタコへと発展していくのは興味深く、魂の所在は、とつい考えてしまう。
★30 - コメント(1) - 2016年11月2日

某国が放った爆弾により空間に異変が生じた結果、全人類が前向性健忘症に罹ってしまうという大胆な設定のSFストーリー。一部はその「大忘却」直後の話で、間に幕間を挟み、二部はそこから十数年後の話で連作短編のような形式を取っている。一部は、災害小説のような筋だが、原子力発電所内におけるトラブルが主で、読み手側に予備知識を必要とする内容である。二部は、古典的な人格の入れ替わりにSF的な装飾を施したもので、イーガン的な自己同一性の問題についても言及している。SFとしても著者の作品としても総じて目新しさは薄い。
★3 - コメント(0) - 2016年11月2日

ある日突然10分間しか記憶が続かなくなってしまった人類。対応策として開発された外部記憶メモリ。しかしそのメモリは他の肉体にも差し替え可能な為に捲き起こる数々の問題。前半は興味深く読めたんだけど、後半はクドくて、だんだんと読むのが苦痛になってしまった。結末もうーん。
★26 - コメント(0) - 2016年11月1日

肉体、記憶、魂。人を人たらしめるのは何か。攻殻機動隊なんかでもおなじみのSFのテーマだが、全体に淡く物悲しいエピソードが多く切ない読後感。既に珍しくないテーマではあるので、結末がもう少し踏み込んでいたらより良かった。
★2 - コメント(0) - 2016年10月30日

ある日突然人類は長期記憶ができなくなってしった。それを補うため外部メモリに記憶を保持するようになった。そのため、肉体に別人の記憶を接続できてしまう。魂は肉体に宿るのか、記憶に宿るのか……。結構面白かった。
- コメント(0) - 2016年10月24日

失われた過去はまあ分かる。未来の犯罪は何だ? さにわか? 表紙めくった透かし絵が記憶に残る。
★2 - コメント(0) - 2016年10月21日

失われた過去と未来の犯罪の 評価:84 感想・レビュー:150
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