読書メーター KADOKAWA Group

感想・レビュー
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まめ
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ネタバレAudible。息子の規士が夜家を出たまま2日も帰ってこない。スマホの電源も入っていないので連絡もつかない。そんな中、事故を起こして放置された車のトランクから少年の遺体が発見される。その少年は息子と同じサッカークラブの同級生だった。車から逃げた2人の少年が目撃されている。行方不明の少年は息子を含め3人。ネットでは、ある少年が2人殺したと言う噂も出ている。愛する息子は生きている加害者なのかそれとも殺されてしまった被害者なのか?両親の葛藤が重苦しく、辛い。自分がその立場になったのならどう思うのか分からない。
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n.
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加害者なら生きている。被害者なら亡くなっている。どちらであっても親ならたまらない心情に違いない。読み進めている間、妹を含めこの家族の危機感の無さが全く理解できず違和感すら感じていたのだけれど、最後、ようやく家族という姿になった気がした。とてつもなく悲しい姿だけれど。
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はるな
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望みなき望み。それがタイトルの望みの意味だった。加害者でも被害者でも家族は苦しみ、死ぬまで続くのかなと思った。初雫井さん作品でした。同じ愛知県出身者だということを読み終えた後に知りました。
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ともさん
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興味深いし、こういうことが実際に身近で起こったらどうしようとは思うけれど。序盤で息子が帰ってこないといいながら家族で外食に出かけたのはびっくりした。結構ご両親も最初の方がのんびりしているから、そこが気になった。まぁ家庭によっては感覚が違うのかもしれないけれど。無断朝帰りを高校1年生でし始めたらだめでしょう。帰ってこないといいながら交友関係聞くために学校に問い合わせたりしないし、そもそも息子さん思春期とはいっても対話少なそうな家庭だと感じた。まぁ男の子の子育ては難しそうだけどね。
ともさん

でもそもそもなんで息子は殺人をおかしているか殺されているかの2択なんだろう。元気だけれど主犯格に監禁されているとか殺人を目の当たりにしてショックで逃げいているとか、自分ならほかの可能性も考えているかも。

01/12 17:47
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考え中
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自分の家族のことを考えながら読んでた 子供がトラブルに巻き込まれる事は起こり得る話な気がしてゾッとする
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K
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★★★★★ 建築デザインの仕事をしている石川一登と校正者の妻・貴代美。 ある日、高一の息子・規士が2日経っても家に帰ってこず連絡すら途絶えてしまった。 心配していた矢先、息子の友人が複数人に殺害されたニュースを見て二人は胸騒ぎを覚える。 行方不明は三人。そのうち犯人だと見られる逃走中の少年は二人。息子は犯人なのか、それとも……。 息子の無実を望む一登と、犯人であっても生きていて欲しいと望む貴代美。揺れ動く父と母の思い――。
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隆之
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ネタバレ長男が事件に巻き込まれて行方不明の状態で、彼は果たして死んでしまった被害者かあるいは生きている容疑者か。この究極の二択を迫られた父一登と母貴代美は、この相容れない二つの選択肢に感情から思考までを翻弄される。被害者がいいか容疑者がいいか。父親は社会的な人生や娘の未来、ひいては全員の未来を思考し、加害者ではないことを望む。それはつまり被害者として息子を信じた。一方、母親は息子が生きて帰ってくることを望んだ。つまり加害者となった子を受け入れる前提だった。善か悪かが死か生かと等しくリンクしているのが酷く面白かった
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笑い猫
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ネタバレ自分の愛する息子が失踪。加害者でもいいから生きていることを望むか、無実を望むか。 異常にも思える母の狂気がわからなくもなく、愛する者を思う気持ちは理屈ではないのだと思った。実際、加害者であった方が辛いと考えるのではと思うけれど、当事者になればどうなのか想像はつかない。 加害者と決まったわけではないのに、彼らを中傷するような人は何なんだろう。 揺れ動く父と母の心情が細かく書かれていて、感情移入せずにはいられない。最後はとても悲しかった。 救いだったのは涼介の一言。彼のように信じる気持ちを大切にしたい。
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やまたく
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ネタバレ重い。息子が被害者なのか。加害者なのか。明らかにはなってないのに望んでしまう。家族が狭い視界の中で複雑な考えを巡らせる緊迫感がヒシヒシと伝わってきました。果たして自分だったらどう考えるのか。自問自答しながらもページをめくる手が止まりませんでした。
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asa
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☆☆☆☆
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なつ
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これは、たった数日の出来事。ほんの数日で、取り巻く環境は変わるし、持っていた妄想は強固になるし、なのにふとしたきっかけで崩れ落ちるし。被害者だとしても我が子が人を殺めたとは考えられない父・一登と、加害者だとしても生きて帰ってきてほしいと願う母・貴代美。どちらだとしてもやりきれないし、どちらだとしても待っているのは思い描いていた未来ではない。そのなかで巡る事実と噂の錯綜は、読んでいて苦しくなるものだった。誰だって、保証された平和なんてない。そのことを痛感させられる作品。
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yuki
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息子が殺人の加害者、もしくは息子が被害者で死んでしまっている…どちらかわからない状態がすごく長く感じた。家族の心境がリアルでしんどかった。
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なるはなもこ
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ネタバレとてもつらかった。自分だったら?の自問自答の繰り返し。そして、結末を知りたい一心でページをめくった。 気持ちが重いまま。年齢重ねたせいもあるのか、自分の気持ちの回復に時間がかかる。気持ちが前向きになるものに戻ろうと思う…
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まさのり
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ネタバレひたすら重い。中盤、加害者ではないけど生きている、といった結末を望んでみたりしましたが、読んでいくうちにそんな中途半端な結末ではダメな話なんだと思うようになりました。ちょっと整理がつきません。
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もふうさ野郎
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ネタバレく、苦しく、悲しいです。 長男には死んでほしくなかった。。。 自分にも同世代の子供がいるので、最後は読むのが苦痛でした。 長男が無罪だったのがせめてもの救い。 でも、その代償はあまりにも大きく、取り返しがつかないもの。 加害者として生きているのか、被害者として死んで行くのか。綺麗事では決められない事だが、長男は自分の意思で後者を選んだ。これには素直に敬意を表したい。
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ちいこ
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実写映画を先に見てから読んだので、結末は知ってたけど、それでもやはり続きが気になって、読み進めてしまった。 親として、やはり生きていてほしいと願わずにはいられないけど、我が子のこと信じたい気持ちもある。
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すしちゃん
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母親の娘に対する態度がきつい…… 小ずるいとか猫かぶりとか娘に対して思うのが怖すぎる
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saka
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息子に早く戻って来てもらいたいと思う気持ちが一番先で、加害者とか被害者とか、親はそこまで考えるものだろうか? 対比させて描きたかったのでしょうが、無理矢理感が強くて、その分現実的な感じが削がれてしまったように感じました。
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yukision
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行方不明の息子は殺人犯と被害者のどちらなのか。ある日突然事件を知った家族の揺れ動く心の内を丹念に描いた作品。これは子供を持つ親としては本当に怖い。父親,母親,そして妹もそれぞれの立場での「望み」がどれをとっても結局は地獄のようで辛く,読んでいる間ずっと息苦しかった。登場人物やその情景ひとつひとつが目に浮かぶようで心情描写も秀逸。
やも

どっちに転んでも救うのが難しい話で、読んでて辛かったですね…😢イッキ読みさせられました!

07/19 17:37
yukision

やもさん,ほんとそうです(+_+)辛いながらも没入感も凄くて私も同じく一気読みでした💦

07/19 17:54
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真平
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ストーリーはシンプルで快活なトリックやどんでん返しがあるわけでもなく、ひたすら加害者家族と被害者家族の間で揺れ動く親の気持ちが書かれている。それぞれの想いや望みが等身大で生々しかった。読後は物足りなさを感じだけど、でも実際ってこういうもんだよねって思った。名探偵が出てきて、密室殺人のトリックとアリバイを暴いた後の犯人の負けムーブ「証拠はあるのかよ!?」→こっちの方が見応えあるけどそんな展開リアルにないよなあ 言ったことあるやついんのかな?
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TOMTOM
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あらすじを読んだ時から怖くてなかなか手に取れませんでした。子を持つ親なら一度は思う「子どもが加害者にも被害者にもならないように」。本作は、少年の遺体が発見され、行動を共にしていたうちの3人のうち2人が逃亡。逃亡中の少年が友人に漏らした「2人殺した」。父親は普段の子どもを信じる=被害者、母親はとにかく生きていてほしい=加害者。情報が少ない中でさまざまな葛藤にさいなまされる夫婦はどちらの覚悟もつかない。些細なきっかけで起こる少年事件とその家族の実相のその心理描写がつらくて痛くてたまりませんでした。
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みり
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ネタバレ読みやすく一気に読んだ。 気持ちが揺れながらも、それぞれにそれぞれの立場で、覚悟を決めていく様は見事だった。 自分ならどうかと考えながら読み進めていった、 最後の方はただただ切なかった。 一気に引き込まれていく。 悲しく切ない家族のものがたり。 命あってこそ。 本当にそうだなと思った。
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minto
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考えさせられるテーマだった。ただ個人的には、きしの人物像があまりイメージしずらかったことから感情移入はし辛かった。まだ大学生の自分にはこのような場面に遭遇することが想像し辛いからこそ、感情移入できなかったのかもしれない。
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たかぴー
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とても興味深いお話でした。自分ならどっちの気持ちが今は近いかと気づけば考えていました。
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nemurinecoo
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ネタバレ自分の息子が、殺人犯か被害者のどちらからしい。そうなったら勿論「どっちでもいいから生きていてほしい」しか望みはない。 最後、結局事件とは無関係でしたよかった、で終わってほしかった。
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genan
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★4 父親の立場から読むと、貴代美の思考回路は到底正常とは思えないのですが、これは母親の立場で読むと一登の方がおかしいんでしょうか?貴代美の現実逃避的な考え方には賛同できません。そもそも前提として、殺人犯か死んでいるか、の両極端な意見しか持てない夫婦に違和感を感じる。何かの事情で逃げざるを得ないが生きている、という最善の結末を信じて然るべきだ、と思う。一登も一登で、貴代美の意見を「なるほど、そういう見方もあるね」と言ってあげられないのか。度量が狭いものだ。→続く
genan

などと、第三者目線で感想を述べたが、我が子が犯罪者か死んでいるか、どちらを望むかと考えると、間違いなく生きて居て欲しいと思うのである。

04/26 13:57
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おにぎり
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ネタバレつらすぎる。事件に無関係でいてほしかった。 警察が出てくるような事件、特に人が死ぬような事件は被害者加害者家族たちの心を壊すし、周囲との関係も変えてしまう。この作品はメインの家族が被害者側かもしれない加害者側かもしれないって状況が揺れるので、どちらの家族も辛い、という話に納得できるんだろうなあ。 父親と母親の、我が子に対する生きていてほしい、真っすぐでいてほしいという気持ちを強く感じることができた。 悲しい話だった。
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:>Luna
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高校生の息子が帰ってこず、被害者なのか加害者なのかで家族が悶々とするお話。被害者であれば家族である自分たちの生活は保障されるが、それは息子が生きて還らないことを意味する。反対に加害者であれば命あり、今後の未来もあるが、今まで通りの生活は決してできない。どっちで帰ってくるのがいいんだろうねと考えてしまう、でも正解なんてないんだよな。その時の自分の置かれた環境にもよるだろうし。とはいえなかなか話がすすまないので長く感じた。
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prism
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東京のベッドタウンに住み、建築デザインの仕事をしている石川一登(いしかわかずと)と校正者の妻・貴代美(きよみ)。 二人は、高一の息子・規士(ただし)と中三の娘・雅(みやび)と共に、家族四人平和に暮らしていた。 規士が高校生になって初めての夏休み。友人も増え、無断外泊も度々するようになったが、二人は特別な注意を払っていなかった。 そんな夏休みが明けた9月のある週末。規士が2日経っても家に帰ってこず、連絡すら途絶えてしまった。
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こなつ
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5
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himaoba
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高校生の息子が帰って来ない。近所で殺人事件があり、そこに絡んでいることはわかったが、息子は加害者なのか被害者なのかは不明。加害者であっても生きてて欲しい?息子の無実を信じる?親の揺れる気持ちがとてもよくわかった。
0255文字
ザッハトルテ
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高1の息子の同級生の遺体が発見され、現場から逃げた2名が目撃された。一方連絡が取れなくなったのは息子を含めて3名。残る一人も殺されたのか。息子は加害者なのか、被害者なのか。息子は人を殺めるような人間ではないと信じる父親、犯人でもいいから生きていて欲しいと望む母親。どちらの望みが叶うにしても厳しい未来が待っている…。年始早々一気に読み終えてしまった。
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とあるろう者
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シリアスな小説を読みたい気分であったため、図書館から借りることにした。自分の息子の安否がわからない上に、被害者なのか?加害者なのか?もわからない。それは、父も母も妹も不安になり、息子の安否を気遣う気持ちや自分自身を優先させる気持ちなどさまざまな心情が二転三転変わり、とても面白い。
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Yuichiro Nishino
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親になって登場人物の気持ちの揺れ動きが痛いほど感じられました。
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KF
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ネタバレミステリとしてはシンプルで、どんでん返しや驚くべきトリックがあるわけではない。しかしこの作品の主題とも言うべき夫婦の心理描写については本当に素晴らしく、そして読んでいて心苦しい。 これほどまで登場人物たちの心情に深く同情し、共感しながら読んだ作品はあまりないかもしれない。親のみならず思春期の子供たちにもぜひお勧めしたい作品。
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じお
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★★★★☆ 建築デザインの仕事をしている石川は妻と息子と娘の四人で幸せに暮らしていた、しかし息子の規士が部活を怪我で辞めた頃から無断外泊を度々するようになりとうとう2日以上帰ってこず連絡も途絶えてしまった、そんな時テレビで暴行され死亡した少年と犯人と思しき逃げた少年達の存在を知るのだった、重…となる社会派ミステリー。面白かった…というのはちょっと違いますがじっくりと読みいってしまう作品でした。被害者として死んでいて欲しい夫、加害者として生きていて欲しい妻、という究極の選択を迫られる夫婦の心情が辛いの一言→
じお

私なら全然関係なかったという現実逃避しそうなとこなのでこの二人のスタンスは凄いですね、どっちに転んでもしんどい感情の動きや覚悟の決め方、そして明らかになる事実の後に去来する思いなどよく書けていて、それ故重たいストーリーに仕上がっていると思います。おすすめ…というとちょっとアレですが良く出来ている一冊でした。

11/15 08:11
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at-sushi@進め進め魂ごと
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サシの入りまくった牛肉って、美味いけど、年取ると胃にもたれて食えなくなるよな。あんたもそうだろ?で、本作は正にそれ。少年犯罪に巻き込まれ行方不明&生死不明となった息子を巡り、憶測によるバッシングも広がる中、血を分けた親として、社会的存在である親として、どっちを望んでもバッドエンドにしかならない究極の覚悟を迫られるシュレディンガーの猫みたいな状況の夫婦の話だ。 傑作に違いないんだけど子を持つ親世代には重過ぎるってヤツ。一気読みして吐きそう。
ももしびっく

…マコト?!

11/04 00:57
at-sushi@進め進め魂ごと

本物のマコト?は未だ肉モリモリ食えそうw

11/04 05:06
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チャイ
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心臓が痛かった…だって思春期まっただなかな男子が2人もいるんだもん…お母さんの気持ちもお父さんの気持ちもめっちゃわかる。あー泣きそう。
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奈良町の桃梨
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ネタバレ★★★★★。面白い!と言って良いのかどうか。ただ間違いなく読んで良かったと思う。考えさせられる言葉がたくさん。『幸せな人生はもう十分味わったじゃない。違う生き方だってあるの。幸せなんて感じなくたって、本当に失ってはいけないもをまいくのが大事なの』『親と子供にも相性があるのも分かるし、同時に相性が悪いだけでは動じない愛情があることも分かってる』『もう何も言えないというのはさじを投げるということではない。黙って責任をとり、甘んじて社会的制裁を受け入れるしかないということだ』
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