はなとゆめ (角川文庫)

はなとゆめの感想・レビュー(436)

☆☆☆ 枕草子の書かれた背景、清少納言のバックボーン、考え方、等が、分かりやすくて読みやすかった。枕草子も名前と、春はあけぼの‥しか知らなかったので、悲劇の中宮定子、清少納言、次に控える中宮彰子、紫式部迄の関わり模様も知りたかった。
★3 - コメント(0) - 3月13日

清少納言が中宮定子に仕え、枕草子を書くに至った話。宮中の華やかな様子、それは中宮や女房たちが作り出す「華」であること。会話の端々に歌を交え、着飾り、優美さを見せること。滑稽なようで、それこそが平安の宮中において女たちに求められたことだった。その中心にいるのが中宮様で、帝の寵愛を受けることが一族の使命で中宮定子の誇りだった。清少納言から見た定子は常に気高く、賢くて懐の深い魅力的な人。その人に惚れ込んだ清少納言の定子様への愛の物語。
★17 - コメント(0) - 3月10日

YH
道長が怖すぎる。平安時代の中心とも言える存在だからか、様々な道長像を読んだがこんなに陰湿で陰険な道長はなかったかも。定子と清少納言の主従関係は素敵だ。
★1 - コメント(0) - 3月9日

枕草子は、個人の好き嫌いが前面に出たえらく奔放な随筆という印象を持っていた。いったいどんな状況で描かれ世に残ったのか不思議な気もしていたが、時の世情と絡めると何となく腑に落ちた。中宮定子が見事。
★2 - コメント(0) - 2月28日

久しぶりに本にどっぷり浸かれました。清少納言の一人称で書かれた物語は現代に平安の世の雅を確かに見せてくれました。まさに、はなとゆめ。冲方さん好きだな。これぞ小説の妙。
★3 - コメント(0) - 2月15日

枕草子を書いた清少納言のはなし。平安時代が舞台だなんて珍しい。一人目の夫はこんな人で、二人目の夫はこんな人だった。仕えた中宮定子がどんなに素晴らしいか、的なことをつらつら。藤原道長が悪人です。作者は多才だなぁ。
★18 - コメント(0) - 2月15日

枕草子は好きなのに、何故か清少納言があまり好きになれないのは昔から。この本で少しは変わるかと思ったのですが、なかなか好みって変わらないようで、人物評価は変わらず。宮中の力関係はよく分かりました。
★17 - コメント(0) - 2月10日

古文面白くない...と思っている中高生に是非とも読んでいただきたい。きっと清少納言という人物の印象が大きく変わる。
- コメント(0) - 1月31日

清少納言の伝記(?)であった。そもそも「枕草子」より「源氏物語」派だったのだが、改めて思考回路の違いを感じたり。多分同族嫌悪に近いかも。男性と男女としてではなく同志として高め合える時代だったら、生き易かったのかな?定子様への全肯定な尊敬も凄い。
★8 - コメント(1) - 1月27日

Mu
なんというか感動がじんわりと心に染み込んでくる。清少納言と彼女の仕えた中宮定子の物語。読む前は宮中での機智に溢れた楽しいお話を想像していたのだけど違った。これは清少納言が唯一無二の人に出逢いその人によって成長しその人の為に生きたそんな物語だ。個人的ハイライトは里下りしていた清少納言を中宮さまが花弁の手紙で呼び戻そうとする場面。離れていても通じ合っているその絆。これからの戦いにあたって自分を呼び戻そうとしてくれる中宮さまのその信頼とそれに対する彼女の誇り。うんこれは胸が震える。枕草子をもう一度読みたくなった
★15 - コメント(0) - 1月25日

初の冲方丁作品。やわらかなひらかなタイトルに惹かれて。清少納言が中宮定子と出会えたからこそ、かの有名な「枕草子」が世に現れた。部下にもつなら清少納言のような者がいいなあ、とか思った。主が心塞ぐような余計なことは書かず、楽しいこと美しいもの心惹かれるあわい、それらを美しい紙にすらすらと書き連ね読ませてくれる、なかなかにエリートな部下。
★15 - コメント(0) - 1月24日

あっさり読めるけど、ちょっと淡々としすぎてて不完全燃焼。
★3 - コメント(0) - 1月22日

清少納言が枕草子を書くまでの話。中宮さまがかわいい。前半はきらびやかな内裏ライフを過ごしてたけど、後半は恐ろしい政治の戦いに……。今までは紫式部メインの話しか読んでなかったから、清少納言の言動は新鮮だった。
★6 - コメント(0) - 1月19日

絢爛豪華で雅であるとともに、陰謀渦巻くドロドロした世界でした。清少納言目線なので道長がスゴイ悪者でしたね。紫式部から見たら印象が違うのかしらと思ってしまいます。
★1 - コメント(0) - 1月16日

失った後の空虚を考えるなら華など無いほうがいい、という一般論にケチを付けられるのは大輪を見た者だけ。清少納言にとって中宮定子とはまさしくそういう人間だったのだろう。初めて怒った中宮様かわいいー!
★10 - コメント(0) - 1月16日

2017年一冊目。装丁が綺麗。やわらかなひらがなタイトルもいい。清少納言が枕草子を書くまでの物語。清少納言って、サバサバしてる強気な女性ってイメージだったんだけど、なんだか、イメージ変わったなぁ。この本の清少納言は「女子」でした。中世日本の権力争いとか、女のドロドロとか。そんな時代の中で、中宮定子の強さや柔らかさに惹かれ、輝きを浴び、清少納言は変わっていったのかなぁ。
★3 - コメント(0) - 1月14日

舞台の違うお仕事小説。定子様があまりに魅力的で、うっとりするような描写と政変のスピードで、嵌り込んだら一気でした。清少納言のこと、誤解してたなあ。
★7 - コメント(0) - 1月14日

ちょっと抽象的な感想になってしまうのだけれど、この本の清少納言は、好き嫌いが明確で、本当に大切な人以外に淡白で、「女」だった。良くも悪くも。狡猾さというか、強かさというか、ズルさのようなものがなく、ただただ「定子様」への忠義で生きている感じが好ましい。精一杯客観的でいようとする文章なのに、溢れ出る想いにゾクゾクしてしまった。紛れもなく、これは恋愛小説だったと思う。清少納言の、定子様への恋の物語。
★11 - コメント(0) - 1月14日

作家の時代と人生と作品と。おもしろい。漢語を避けて大和言葉をもっと使ってほしかった。天皇って神なのに出家すると仏になることに気付いた。
★6 - コメント(0) - 1月14日

【Audible】宮中の激しくあからさまな権力争いの末に力尽きた中宮定子様の最期に思わず涙ぐんでしまいます。ほとんど骨肉の争い…叔父と姪なのにここまでするのかと呆れるほど。権力欲というのは病気、いや狂気なのか。清少納言の筆でもって千年の後までこの事情は知られたのだから、中宮様の無念も少しは晴らされたでしょうか?歴史に疎いのですが、面白かったです。
★85 - コメント(0) - 1月13日

中宮定子に仕える女房、清少納言。 自分に自信のない彼女が定子の華に導かれ才能を開花させ「枕草子」を書くに至るところを描く。 中宮の侍女への配慮、一条帝への一途さ、何があっても恨まず毅然としている姿、こんなに完璧な人がいたのかという感じです。 古典は苦手でも和歌の意味や引用元の解説も入るので読みやすかったです。
★18 - コメント(0) - 1月12日

厳しく苦しい職場でも自己実現のために懸命に努力するのは、今と変わらない・・・つか今より直向きなのかもね!「人はパンのみにて生きるにあらず」って大事な心掛けだよね~。 しかし当時は女性も結構アレに奔放だったんだな~・・・
★6 - コメント(0) - 1月10日

清少納言が中宮・定子に使え枕草子を書くまでを、清少納言になりきって書いているのだけれど。う〜ん。一昔前の少女マンガを読んでいるような感覚。あっさりしてて深みがなぁ。
★6 - コメント(2) - 1月9日

キラキラ面白い枕草子の裏側。清少納言は最初おどおどしていて、最強を誇った藤原道長だって必死すぎてあまりにも醜い。風流なのが仕事みたいな殿上人、実はみんな人間くさかったんだよーという。中宮定子だけが神!!弱みゼロで奉られすぎてるので、逆に嘘くさくなってしまって残念。これってやっぱり男目線で清少納言や定子の生涯を考えてこその物語で、実際もっと強かだったはず、あの女達は。
★12 - コメント(0) - 1月9日

平安時代の歴史小説珍しいからたまには。子供の頃、先生から清少納言と紫式部は仲悪かったんだよ、と教えられた記憶がありますが、実際には年代は重なってないみたいですね。中宮定子礼讃って感じで、優秀な部下だったと思いますけどね、職場にいたらちょっと面倒くさいかなぁ。口喧嘩したら絶対負けるな・・・
★7 - コメント(0) - 1月8日

使命をもって枕を書いたんやなー。
★1 - コメント(0) - 1月7日

NAO
女性目線で描かれた平安時代の宮中、しかも中宮という最高位の女性に仕える女官清少納言が、その宮仕えの日々と『枕草子』を書くことになった契機を語るというわりには、宮中の華やかさも、複雑怪奇さも充分に描き切れていないように思う。何もかもがきれいごとすぎるし、そもそも、清少納言の性格設定に問題があるのではないだろうか。冲方丁は清少納言イメージを変えたかったようだが、ここで作り上げた清少納言からは、あの明るく勝気で才気煥発さに溢れた『枕草子』はとても書けないのではないかと思った。
★57 - コメント(0) - 1月5日

解説の言うとおり著者に清少納言が”入ってる”。枕草子を以前に読んだ時に全く面白みを感じなかったがこのような文脈を含めて読めば、どうだろうか。再読してみたい。(audible)
★8 - コメント(0) - 1月4日

清少納言といえば、頭がよくて、でもちょっとお高くとまっていて、冷たいイメージをもっていた。それが、ガラッと変わった。定子様にお仕えし始めた頃なんて、想像もつかない有様だ。だから余計に、そんな清少納言を、こんな風に堂々とできるまでに変えてしまった定子様の華やかさ素晴しさ聡明さが伝わってきた。そんな唯一無二の主をもった清少納言を、羨ましくも思う。いつの世も信じるものをもった女は強く美しい。
★8 - コメント(0) - 2016年12月29日

中宮定子に支えた清少納言、驚いたのは定子がその時、17歳と清少納言より10歳以上若かった事。聡明で美しい定子が清少納言の言葉はこの上もないほど表現される。優美な宮中の中の、黒い影もあり面白く読めた。
★10 - コメント(0) - 2016年12月27日

中宮定子に仕えた清少納言の物語。若干17歳の定子の人の才能を開花させる力やその魅力に心酔し、定子を守る番人となろうとする。機転を利かせた会話を風流とする雅な宮中の様子を語り始めるも、藤原道長による権力争いに巻き込まれ、定子の立場は危うくなり・・・。清少納言の語りがきれいごと過ぎて途中で面倒になったが、読み終わって一息つくと、宮中の雅な様子と政争のドロドロ感の対比が見事で、うまくこの時代を表現している気がした。枕草子も学生時代にかじったっきり。改めて読んでみたい。
★18 - コメント(0) - 2016年12月26日

全く興味がない平安時代の話に挑戦。今は昔、学生だった頃、ひたすら暗記させられた「枕草子」。記憶にあるのはお馴染みの序盤のフレーズのみで、中身、その他一切記憶には1ミリも残っていなかった。「枕草子」ってエッセイだったのか〜。この小説を学生時代に読みたかったかも(^_^;)序盤は特に名称が難しくてスラスラ読めずにストレス溜まったけど、徐々にある程度スルーが必要だと学習しペースが上がった。異常にシャイな女子たち、トンチが効いた粋な歌のやりとり、「華」が印象深く、古き良きスバラシー日本を感じる事が出来た。
★9 - コメント(0) - 2016年12月24日

枕草子の清少納言ってこういう女性だったのか、歌人の父への劣等感を秘め、何度も恋をし、恋にもおぼれずして子にも恵まれる1本筋の通った忠義者で、機知に富む感受性も豊かな女性。中宮定子と一条天皇と道隆お父様もとても人間的に懐が深く伊周様もいいけど、道隆お父さんのファンになった。道長の策略も後半 定子様へ牙を剥いてきて影を落としてしまう。次々災難が定子降りかかる、枕草子はあえて爽やかなエッセイで権謀術数のダークな面を吹き飛ばし定子さまを元気づけた 買ったのか想像が膨らむ。
★38 - コメント(0) - 2016年12月22日

きれいな色とりどりの表紙と、かなのタイトル、清少納言のお話です。一人称で語られる彼女の出仕を主とした物語は、歴史や古文で学んだだけの人物とはイメージが異なり、当たり前なのですが普通の生きた人でした。恋したり、緊張したり、悲しんだり、喜んだり、生きている女性でした。「春はあけぼの」がどこで出てくるか、全く出てこないのか、想像しながら読むのも実におもしろかったです!これは予想通りだったので、満足しています。
★11 - コメント(0) - 2016年12月21日

ただただ最愛の人に愛されるために命を賭ける女たちの物語。枕草子が定子に、そしてまだ見ぬ読者のために書かれたものだったとは…はじめて知り目から鱗でした。今よりも人間関係が密であったからこその苦悩が現代にも通ずることに驚き、同時に昔の人も同じようなことで悩んでいたんだなぁと安心しました。 苦しいこと、悲しいことを笑い飛ばそうと自身の置かれた境遇で奮闘する彼女たちに勇気を貰いました。
★19 - コメント(0) - 2016年12月16日

★★★★*
★1 - コメント(0) - 2016年12月16日

男達の歴史の話ではなく、女達の雅で優雅な暮らしのなかで感じた些細な話をまとめた「枕草子」が出来上がるまでの話。序盤は退屈で、登場人物に感情移入もできず、時代も違うし庶民の話でもないからねとか思っていた。 知性と教養、才能を認めてくれた主君と出会い、さらに才能を伸ばそうとしてくれている気持ちに触れて、忠誠を誓う。そんなところから一気に面白くなる。忠義の心に男女の差はないんだと、時代も関係ないのだと思う。誰かの為に生きてこそ、人生には価値がある。
★14 - コメント(0) - 2016年12月15日

今までは、名前と作品名しか知らなかった、清少納言の名前の由来や、枕草子が書かれたきっかけや、清少納言の生き様をこの本で知る事が出来た。清少納言は、一生ついて行きたいと思える中宮様に出逢えて、本当に心から羨ましく、素敵な人生だったんだなと思う。
★11 - コメント(0) - 2016年12月14日

A Y
うん、これは読後に枕草子が読みたくなる。枕草子が出来上がるまでを彼女の一人称で、枕草子の現代訳を読んでいるかのような語り口で進む。ので、歴史に明るくない私は読み進めるのに苦戦した。天地明察も途中で止まってるし。面白いけどちょっと苦手かも。清少納言ってもとより達観的かつ辛口な考察が現代で言うアラサー女子的な親近感があったのだが、なんかちょっと印象が違った。★★★☆☆☆
★11 - コメント(0) - 2016年12月13日

清少納言が主人公ですが、彼女の目を通して語られる、中宮定子の物語の様にも感じます。清少納言が、いかに中宮定子を敬い、愛し、仕えたかが良く伝わってきます。枕草子はあまり面白いと思いませんが、その作者の物語は興味深いです。
★8 - コメント(0) - 2016年12月11日

はなとゆめの 評価:88 感想・レビュー:211
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