まるで人だな、ルーシー (角川スニーカー文庫)

まるで人だな、ルーシー (角川スニーカー文庫)
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まるで人だな、ルーシーはこんな本です

まるで人だな、ルーシーの感想・レビュー(77)

感情など、その人物を構成する要素と引き換えに、何でも願いをかなえるエキセントリックボックス。打算を喪い、些細なことで「人を救う」乃音。乃音の要素を得て、感情豊かになっていくスクランブル。乃音を英雄視する氷室。結構、皆して面倒くさい面々なのだけど、その中で気になるのは、人間性を決定する要素って何だろう? という感じはある。要素を喪うごとに変わっていく乃音。仮に辻褄合わせをしたとき、そのまま通じるものと、埋められないもの。物語そのものより、何が、という部分の考察をしたくなる作品だった。
★14 - コメント(0) - 3月23日

主人公が冷めた感じで、もちろん一人暮らしの高校生。異能力を授けてくれる存在は幼女で、幼馴染の女の子がいて、まあモテる。変な思考の敵と隣人相手はキャラが立ち、そいつらを相手に場違いな感じの会話が続く。実にライトノベルらしいなと私は思ったが、本作は新人賞受賞作で、カテゴライズ不能と称賛されている。確かに後半になるとストーリーが壊れていく。ただそれよりも、やたら過剰な感情描写と、『打算。悲しみ。キスのうまさ。エトセトラ』のような、作者が自己陶酔し切ってないと書けそうにない文章こそが本作の魅力なんだと思う。
★1 - コメント(0) - 3月20日

おもしろかった。最近のライトノベルについては疎いが、この文章が読みにくいとは思いませんでした。個性であり、強みでは?恋愛描写が個人的に一番斬新で、この作品を受賞作に押し上げていたと思います。キャラクタはおそらくラノベ特有のものでありながら、主人公の愛や気持ちの行く先がぐらぐらと揺れ動き最終的にも変化するのはとてもおもしろかった。スクランブルに対して変にドキッとするとかいう描写もなかったし、そういう意味ではラノベの文脈から少し外した青春小説だったのかなあ。久しぶりにこの作者追いかけたいなあと思いました。
★1 - コメント(0) - 3月20日

一分間の奇跡と引き換えに、次々に感覚や感情を失っていく、正義の味方な少年のお話。愛情を奪われたことで、そもそも自分には愛がなかったことを悟る場面が私好み。それでも実は隣人さんに一目惚れしていたりと、人間の心の不確かさが感じられるのがさらに良かった。
★1 - コメント(0) - 3月17日

こういうこじらせ方は嫌いじゃない。もう少しエンターテイメント性が強ければなお良かった。
- コメント(0) - 3月11日

自分の実存性とか、人間性とかと他の人との関わりとかのお話。結局エキセントリックボックスが何物だったのか、とか、隣のお姉さんとか彼女の素性がなんなのか、とか、そういうとこはぶっ飛ばしてきてるのが気になる。
★1 - コメント(0) - 3月7日

空虚な願いが現実を超える。そして————幼女とイチャイチャチュッチュする話ですね◎。
★26 - コメント(0) - 3月4日

はじめは真面目な感想を書こうと思った。しかし、書くにつれてただひたすら、ストーカーのような、気持ち悪い感想しか書けなかったので、やめた。それは別の場所で書くとする。 偉そうだけれども、負けたと思った。書きたいもの、書きたかったものがそこにあって、ひたすら負けたと思った。とても悔しいので零真似さんの物語をもっと見たいと思った。零真似という作家を見たい。そう思わせられた。
★5 - コメント(0) - 3月1日

読み終わってまず気になったのがルーシーって誰?そんな名前のキャラは登場しませんでしたが、感覚的に考えたらスクランブルのことなんですかね。そんな本作、願いを叶えるごとに自らを構成する要素を失っていくといったもので、物語が進むにつれ主人公の人間性がどんどん消えていきます。思ったことは設定の良さや文章力はあるんですが、ストーリーがどこを目指しているのか分かりづらかったですかね。なんとなく始まってなんとなく終わってしまった感じです。
★2 - コメント(0) - 3月1日

CMのどおおおおおおおおおおん!!が気になって購入。設定が斬新で面白かった。読点の少ない勢いある文章は人を選ぶかも知れないが、個人的には世界観や登場人物たちの苛烈さにマッチしていると感じた
★4 - コメント(0) - 2月27日

読み終わった感想が「他人に迷惑かけないようにしとけよ」だったのでいろいろ無理です。AIが人間になる話だと思っても微妙だしな……2巻とかあるのかな 星二つ
★3 - コメント(0) - 2月26日

隣人さんに救われ結ばれたけど、真白さんは?ちょっと変わったSFな設定だったけど、登場人物以上に話は進展しなかったし、モヤモヤです。ルーシーって誰?
★8 - コメント(0) - 2月26日

初期衝動のようなものが詰まった一作。粗い部分は多々あるし、結局エキセントリックボックスが何なのかとかルーシーって誰とか、そういうのを丸ごと吹き飛ばして突っ走る感じは嫌いじゃない。というかむしろ好き。今後どういう作品を書くのか楽しみです。
★5 - コメント(0) - 2月26日

うーん、願いを叶える度に御剣はひとつ感情を失っていき、スクランブルは人間らしくなっていく。設定は面白いと思いますが、文章が自分にはとてもわかりづらいなと感じてしまいました。イラストの女の子たちは可愛くて良かったです。
★4 - コメント(0) - 2月25日

面白かったです。というよりは、興味深かったですといったほうが正確かもしれない作品でした。エンターテインメントとしては評価に困るのですが、自分は好きです。次回作に期待。
★2 - コメント(0) - 2月24日

零真似先生(@romanizero)の #ラノベ うーん、評価に悩む物語ですね、ガチガチなセカイ系、一つ願いをかなえるたびに人間性を失うという設定は面白いと思うのですが、この結末はありなのかどうなのか微妙。感情を失うという設定での小説は表現が蝶難しいですしねえ
★12 - コメント(0) - 2月24日

ライトノベルでもこういう作者自身の内面を叩きつけるような作品が出てくるんだなあ、というのが一番の感想。エンターテイメントとして成功しているかと言われれば微妙だが、個人的には好き。方向性は違うが、初恋芸人やキモイマンの作者みたいに、作品よりも作者の方に興味を持ってしまう作品。おにぎりスタッバーといい、最近のスニーカー文庫はかなり尖った作品で攻めてくるね。自分自身を作品に投影して昇華させるタイプの作家だと思うので、寡作になってしまうと思うが、変に丸くならずにこのまま行って欲しい。ところで、ルーシーって誰?
★4 - コメント(0) - 2月22日

人を助ければ助けるほど代償として感情が抜き取られ、人間らしさがなくなる御剣乃音に対し、願いを叶えるたびにどんどん人間らしくなっていくのエキセントリックボックスのスクランブルの対比が好きです。終わり方は何だかモヤっとしたけど全体通してましたけど中々に好みな内容でした。この作者さんの作品は今後とも追いかけていきたいです。
★27 - コメント(0) - 2月21日

エキセントリックボックスの人身御供となった御剣。願いの代わりに失うものは自身の感情。力を行使し、人を救っていく先で御剣が見たものとは。ラストの咀嚼にちょいと苦労したが、それ以外はおおむねカオスな内容で俺の中心を抉っていったなぁ。表紙やあらすじから予測できない暴力の形で、最初は何が起こったのかと。そっから感情を失っていく御剣の動かし方がうまい。ちょっとずつ壊れていく周囲との関係は恐怖でしかなかった。キャラは真白で。次も楽しみです。
★10 - コメント(0) - 2月19日

人を助ける度に感情を失っていく主人公と、ストーリーなんて全力でぶん投げて彼の周りの人々が感情のぶつけ合う様が素晴らしい。溢れるセカイ系空気感がたまりませんの。作中に登場しない単語をタイトルにつけるセンスもイカしてるぜ。
★8 - コメント(0) - 2月12日

4人で主人公を取り合う話です。嘘は言っていない。/内容としては、願いを叶える代償として人間味を奪うエキセントリックボックスを軸にして人間関係が変わっていくというもの。前触れなくいきなり物語に登場するエキセントリックボックスとそれっぽいけど中身はそれほどない会話を許容できれば楽しく読めました。結局は理想と愛の物語です。/個人的には、いい子かどうかは微妙ですが真白が好きです。一途に思って献身する姿と振られ病む姿、忘れても忘れられない姿は良かったです。最後に夕凪が告白するシーンはちょっと以外でした。
★7 - コメント(0) - 2月11日

タイトル良し、イラスト良し、設定良し、テーマ良し、ただ展開がうーーん……。あとがきを読む限り作者の出したかった表現を文章に落とし込んだ時に後半につれて難しく考えすぎたのかな?って感じた。序盤とエピローグくらいの軽さで良いと思う。内容は新人らしく尖っていたけど正直書き方は嫌いじゃないし次回に期待。
★3 - コメント(0) - 2月10日

具体的な説明など何もなく、エキセントリックボックスが存在する。失わなければ、得られたはずのもの。失ったからこそ得られたもの。何年かごとにでてくる、純文学的ライトベル。
★4 - コメント(0) - 2月9日

舞台のそれっぽいぶっ飛び方とそれっぽい台詞回しは嫌いではないが、いかんせん本筋がどうでもよすぎた。
★3 - コメント(0) - 2月8日

人の感情や要素を代償にして願いを叶えるエキセントリックボックス。その人身御供となった乃音と箱の少女スクランブルの物語。まず誰ひとりとして共感できないのと、設定の曖昧さは気にあった。夕凪さん急にヒロイン化して、真白がかわいそうな感じに。作品の雰囲気は悪くなかったが。
★7 - コメント(0) - 2月8日

ある日の出来事が切っ掛けで自身をエキセントリックボックスと言うスクランブルの人身御供となった御剣乃音だったが、人助けと称してスクランブルに願いを叶えて貰う代償として様々なものを失っていき…と言うお話。両親の事もあって自身の存在価値を一番下に置いていた乃音が感情の大事な部分をスクランブルに譲渡していく過程で人間味が失われていくので真白やスクランブルへの拒絶等も含めて痛ましさを感じたし、またどうなる事かと思いましたが、失ったものはまた作ればいいと言うのは良い終わり方だと思いました。→
★21 - コメント(1) - 2月7日

評価:8 受賞作にふさわしい意欲作。各人物に共感しながら読むのは難しいかもしれませんが、内容は興味深い。「人格を構成する上で最も重要なものは何なのか」とか、「一つ一つの感情はそれ一つのみでは成り立たない」とか、「欠落を補うことは可能なのか」とか、色々と考えながら読まさせて頂きました。
★6 - コメント(0) - 2月7日

空気感めっちゃ綺麗。「キスのうまさ」や「潮騒が好きという気持ち」を代償にするのいいな。単に失うんじゃなくて、傍らの、少女に与えられるのが良い。悲しみを失っても、悲しみが保証されてて好き。というか、わりと丸ごと好き。悲劇感と空気感に全振りした異能設定、奇妙な響きのタイトル、色付く少女の描写、愛と感情が安くて何より強いところ、エキセントリックボックスの変形や服装も全部好きだ。あと最後のシーンの愉快に破綻してるとこと、隣のお姉さんが問答無用に強いの、めっちゃニヤニヤできて良い。
★8 - コメント(0) - 2月7日

なかなかの鬱展開。基本設定としては面白いといえば面白い、ありがちといえばそう言えなくもない。つまるところ死にたがり達がグダグダやっているお話でした。最終的には「隣人さん」が美味しいところを持っていくのでした。続編が出た場合読むかどうかは微妙なところ
★21 - コメント(0) - 2月6日

自分の感情を代償に願いを一つ叶えてくれるエキセントリックボックス(人型・幼女)を使う少年と、その周りのどこか壊れている若者たちの物語。設定は奇抜。退廃的な雰囲気は好き。でも面白かったかと問われたらNO。普通とは形は違えど自傷行為を延々と見せられているだけなのは読んでいてきつい。
★9 - コメント(0) - 2月5日

人の感情を贄にして、人に近づくエキセントリックボックス。自分を構成する要素を生贄に、願いを叶えてもらう少年の物語。うーん何とも評価の難しい作品ですね。主人公がドンドンと壊れてしまう姿は読んでいてツラかったけど、感情移入のし辛さもあってか読後の満足感はあまりありませんでした。何やろ独りよがり感がハンパないのよね。作品の設定は結構好きだったので次回作に期待したい。
★42 - コメント(0) - 2月5日

人間を構成する要素を代償に、願いを叶えるエキセントリック・ボックス。人間らしさを失っていく乃音と、人間らしさを得ていくスクランブルの対比の不気味さに惹かれた。愛情ってのは大きな感情だ。厨二病の全盛期に読んでたらもうちょい印象変わったかも。 感情は奪ったり、奪われたりするだけじゃなくて、育まれていくっていうのはよかった。けど、いかんせん真白が不憫だったので、救済があればよりよかったかな。
★9 - コメント(0) - 2月5日

(4)
(ヽ´ん`)「ん。つまんない」。最初から主人公に感情移入できないのが辛い。終始勝手にやってる感じ。
★4 - コメント(0) - 2月4日

愛と打算と優しさと悲しみの物語 願いを叶えるのには犠牲がいる 自分のもっているものをひとつずつ失うに連れ主人公は人から離れルーシーは人に近付く 幼女のかわいさを抜くとラノベっぽくない 作者独自の世界観が興味深い 自覚的な孤独を抱えている人におすすめ 評価が難しい作品 次回作で判断しましょう 隣人さんよい
★10 - コメント(0) - 2月3日

雰囲気は好き。主人公が感情を生贄にして解決していくのは悲しく思ったけど、最後に救いがあって良かった。ただ、この一冊で評価は出来ない内容だったから、続きを出してほしいと思ったけど無いだろうなぁ。次回作に期待しますかね。
★19 - コメント(0) - 2月3日

悪くはなかった。設定としては面白かったが主人公の置かれる立場の変化が読んでいて辛かった。終わり方は悪くはなかったが少し物足りなさを感じる。ストーリーに関しては、大きな盛り上がりがなくそのまま終わってしまった印象。個人評価5。おにぎりスタッバーと同じで読む価値はあるかもしれないが作品として微妙な作品
★7 - コメント(0) - 2月3日

なかなか面白かったんだけれども、なんだかもやもやっとする感じ。エキセントリックボックスという謎の箱に宿る少女・スクランブル、その生贄に選ばれた少年・御剣乃音が願いを叶える代償として感情を失っていき、その果てに何を得るのかと言った内容。どんどんと壊れていく主人公、失っていくもののデカさが読んでいて辛くなってくる。最後は上手い事まとめており、救いがあったので良かったな。
★21 - コメント(0) - 2月2日

「エキセントリックボックス」という不可思議な現象に、自分を構成する要素を捧げて願いを叶えてもらう少年の物語。投げやりみたいな気軽さで願いを叶えていく代わりに人間性を失っていく少年と、どんどん人間性を豊かにしていく少女の対比が面白い。特に、愛情を得て悲しみを知るというのが良い。エキセントリックな話だけど最後まで読むとしっかり青春小説。虚無的な展開が続くなか、爽やかとまではいかないが陰鬱な空気は晴れた気がするラストに救いをみた。文章はちょっと合わなかったけど、次回作がでたら読むと思う
★20 - コメント(0) - 2月2日

謎の箱に宿る少女の人身御供になった少年が、人間らしさを失いながら進んでいく物語。―――人から壊れる人、人になる化物。矛盾は何を生むのか。自らの思いで決断し、どんどん大切なものを切り捨てていく少年。そんな彼から零れたものを喰らい人になっていく少女。どんどんと開けられ、絶望が溢れ出すパンドラの箱。だがその中にあった只一つ、これまでの絆という希望が最悪を防ぐ。物凄く濃ゆい世界観のこの作品、全体的には暗く重い作風ながらも一抹の希望がアクセントとなる、面白い独自の味を出しており変わり種が読みたい方にお勧めである。
★19 - コメント(1) - 2月1日

エキセントリックボックスに宿る少女・スクランブルの人身御供となった御剣乃音が願いを叶える代償は人の感情。人間らしさを失いつつも力を行使し人を救う乃音が、正反対の人身御供・氷室に出会う物語。壊れてゆく自覚から抱える矛盾に悩む乃音と、代償に感情を得てどんどん人間に近づいてゆくスクランブル。大切だったものを次々と切り捨ててしまう乃音の選択には絶望的な気分になりましたが、だからこそ彼が育んできたものをきっかけに、どうにか悪くないとも思えるところに落ち着いた結末には救われる思いでした。これは次回作にも期待ですね。
★40 - コメント(0) - 1月31日

まるで人だな、ルーシーの 評価:100 感想・レビュー:40
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