孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション(7) (角川ホラー文庫)

孤島の鬼  江戸川乱歩ベストセレクション(7) (角川ホラー文庫)
336ページ
1111登録

孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション 7巻はこんな本です

孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション 7巻はこんな本です

孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション 7巻の感想・レビュー(775)

高3になる娘が「面白いから読んで!何度も読みたくなるから」と「ね?読んだ?」と何回も聞かれる度「読みかけが終わったら」と、逃げていたのですが、ビブリアを読み終わったあとにチャレンジしてみました。読みにくのに抵抗があったのですが、途中から慣れてきたようで止まらなくなりました。あじわった事の無い読了感、お見事です!
★4 - コメント(0) - 3月24日

簑浦と諸戸の間に流れる空気にドキドキした。乱歩作品は映画しか見たことがないのだが、小説もとても面白かった。残酷な世界を傍観していることにもドキドキはらはらして、面白かったです。
★2 - コメント(0) - 3月21日

友人に借りて読みました。江戸川乱歩作品はほとんど読んだことが無かったのでこんな素敵な作品に今まで出会ってこなかったことを後悔しました。それほど面白かったです。私の好みの小説でした。内容に終始驚いていました。表現が繊細で読んでいて頭の中に情景が浮かんで来るような…そんな面白さがあります。最後の方は特に、私までハラハラしてしまいました。終わり方もモヤっとするような…独特な終わり方で印象に残っています。また江戸川乱歩小説を読みたいと思いました。
★4 - コメント(0) - 3月16日

冒頭から、読者への軽妙な語り掛けがたまらない。目の前で人がバンバン死んでるのに暗くない。おどろおどろしい描写にもだんだん慣れてしまうのが怖いところです。後半は孤島での冒険譚。前に読んだときはただ陰鬱な印象だったけどそうじゃないし、諸戸の恋慕もそんなには重苦しく感じない。書かれた時代が時代なんで今じゃ使えないような単語がズラリだけど、そこには侮蔑的な視点はあまりなかったんじゃないかな。乱歩の美的感覚がこれでもかというほど詰め込まれてる。やっぱり面白かった。不思議な読後感です。
★5 - コメント(0) - 3月13日

非常に面白かった。今の社会状況を考えると、もうこのような作品は書けないのではないか、と思える内容で、心がゾクゾクした。ブラックというかグレーというか、そんなイメージカラーで読み進めていた。作品の結末はわりとハッピーエンドで、さわやかさを残していたことには清々しさを感じられなかった。重かった物語がいきなり軽くなってしまったところが私の好みではなかった。
★1 - コメント(0) - 2月15日

『孤島の鬼』。前もってこれがこの後○○な事になろうとは…的な書き方してくれる優しい(でも結構忘れてる阿保)。読者の皆さんも〜とか先程書いたように〜とか言われて あぁっ てなる。触れる内容、描写(表現)、すごい…と改めて思う。
★1 - コメント(0) - 2月7日

前半の密室殺人に始まり、中盤の怪奇系の展開、そしていつの間にか宝を求めて洞窟探検と言う本来なら独立した話になりそうな一見無茶苦茶にに見える展開をこれでもかと何の違和感もなくやっちゃっているところが凄い。醜悪極まりない孤島の主人から、魅力的なシャム双生児まで同じ異形の者でも全然印象が違う描かれ方が印象的だった。
★10 - コメント(0) - 2月5日

江戸川乱歩初読み。蓑浦が体験した話を本に著す形で話が進む。探偵を依頼した人物までもが序盤で死してしまうのは意外だった。しかし、それを機に蓑浦自身が事件の解明に乗り出すことになる。一見無関係に思えた人物が意外なところで繋がっており、終盤はハラハラする場面もあって、飽きさせない。最後に諸戸について記されているが、成就しないと分かっていても切ない気持ちにさせられる一文だった。
★7 - コメント(0) - 1月14日

前半は密室と衆人環視下の殺人をテーマにした探偵小説、後半は謎の暗号解明と殺人の動機に迫るため人外境の如き島を訪れる冒険スリラー小説で、一部では同性愛者の悲哀を描いた点で定評がある本作。ストーリーが進むにつれて現実離れしていく様が圧巻で、犯人のドス黒い陰謀に圧倒された。乱歩の作品では不具者がよく登場するが、本作は特にそれが顕著であり、道理で他の作品よりも比較的有名度が低いなと思った。
★8 - コメント(0) - 1月12日

江戸川乱歩の長編最高傑作といわれているようだ。主人公は若くして髪が白髪になる程の恐怖を体験し、妻の体にも不思議な傷跡があるという。過去の出来事を振り返りながら書くノンフィクション設定にはまり一気読み。主人公と諸戸という友がメインで進む。ミステリーを追うべきなのだろうが途中から犯人より諸戸の事が気になってしまった。全力で駆け抜けぬけすぎている諸戸が・・・。完全に最後の二行がファイナルアンサーだと思います。孤島の鬼の意味の全て。読み終わる頃には諸戸贔屓になり、彼の人生はこれでよかったの?と考えている私。
★15 - コメント(0) - 1月11日

新年一冊目は長らく積んでいた孤島の鬼で読書始めしようと思い読み始め、噂に違わず傑作であまりに面白いので惜しんで読んで時間がかかった。ミステリーに同性愛、暹羅双生児などの異形なるものの怪奇趣味を織り交ぜて進む独特の世界観に魅せられました。ミステリーと同性愛は斯くも相性が良いのかと、一人の男の恋の物語としても切ない余韻がありました。他の乱歩も読んでみたい。
★19 - コメント(2) - 1月10日

今年中に何とか読了。良かった良かった。 犯人の動機が恐ろしい。金目当てではなく歪んだ復讐。憐れな人やけど、ようそんな恐ろしい計画たてられるわ。乱歩さんの発想力に脱帽。
★2 - コメント(0) - 2016年12月31日

息も詰まるほどの醜悪な精神と肉体の極限の嵐の中に、ただ一つの、甘やかな吐息。この作品を乱歩の傑作、と挙げておられる作家たちの作品は昔から多く愛読していたが、乱歩のリアルな人体の描写に、多感な時期にはなかなか一歩が踏み出せなかった。最後の一文が、読者に甘美な憂愁の陶酔を与える。読後、大きな息を、やっと吐き出した。
★11 - コメント(0) - 2016年12月17日

友達に勧められて読んだ本。話が全く予想していなかった方向にいくので、ページをめくる手が止めれなかった。
★12 - コメント(0) - 2016年12月4日

夏に訪れた江戸川乱歩館の女主人が「間違いなく江戸川乱歩の最高傑作はこれだ」と仰っていた。最初はこの切り出しでどうなっていくか予測が立てられず、ページを捲る手が進まなかったが読めば読むほど引き込まれた。狂気と理不尽に満ち溢れた話だった。諸戸の蓑浦への偏愛ぶりは物語が進むにつれ甘美なものになっていって目が離せなかった。残忍でおどろおどろしく、理不尽で、少し切ない。この作品は江戸川乱歩ワールドがいっとうそれらしく繰り広げられたのだと思う。このグロテスクな話を美しく描き、読ませるのが江戸川乱歩。
★10 - コメント(2) - 2016年12月3日

江戸川乱歩の二大要素である怪奇小説と探偵小説のハイブリッドであり、さらに純愛小説でもあるというたいへんな贅沢品。長編一冊で密度が非常に濃厚な力作でありました。
★8 - コメント(0) - 2016年11月27日

読友さん推薦本。あまりの面白さに感想らしい感想をかけず挫折する。今年いちばん、寝食を忘れて貪るように本を読む。諸戸が東京喰種の月山さんで脳内変換されて楽しかったです。突き抜けた気持ちわるさにイイネ!百回くらい連打したい。
★25 - コメント(0) - 2016年11月9日

これほど読みごたえのある重厚な小説はもうない。
★33 - コメント(0) - 2016年11月1日

やっと読み終わった。序盤から中盤にかけてずいぶん時間かけてしまったのは読みにくさとか、テンポが私には合わなかったんだろうなと。話の内容としては面白かった、無理があるんじゃ…とは思ったけど。諸戸の執着が気持ち悪い。
★1 - コメント(0) - 2016年10月24日

密室殺人に群衆の中での殺人、不気味な老人…オドロオドロ感いっぱい。最後は冒険活劇になりました。
★3 - コメント(0) - 2016年9月27日

夏の夜にぴったりな怪奇小説だった。前半はミステリー(謎解き)要素が強く、後半は冒険物語に近い。さて、この作品は障害者やLGBTについて今日の人権擁護の観点からするとかなりきわどい描写がある。にもかかわらず根強い人気があるのは、乱歩の彼らへの眼差しの中に強い愛情を感じとることができるからではないか。
★7 - コメント(0) - 2016年9月19日

装丁に惹かれて購入した初・乱歩。大きな声では言えないが「足りない者の美しさ」をこんな風に描くのかと衝撃を受けた。確かに話に出てくるあれこれの人間は怖い。怖いが惹かれる。今では相応しくないと言われそうな表現にある「艶」に魅せられる作品。
★5 - コメント(0) - 2016年9月15日

悪魔の妄想、鬼のユートピア。巨匠が描く傑作怪奇冒険譚。この作家の作品は今まで短篇か中篇しか読んでこなかったのだが、長篇でもその妖しき輝きは失われないのだと知ることができた。つまりこれが本当に面白い。主題は連続殺人事件のミステリーだが、それを取り巻く同性愛や血の因縁、謎の不具者たちといった奇々怪々な要素が、この物語を乱歩にしか描けないであろう特異な物語たらしめていた。後半からは冒険小説色も濃くなり実にワクワクさせられ、切ない余韻を残すラストまで一気読みしてしまった。今なお新鮮さの色褪せない、本当に良い小説。
★29 - コメント(0) - 2016年8月27日

乱歩得意の不具者もの。前半は密室殺人の謎解き、中盤のシャム双生児の日記から後半は横溝正史風洞窟活劇になる。悪人がお宝発見したら発狂という結末は安直な気も。
- コメント(0) - 2016年8月24日

オーソドックスな探偵物かと思ったら、途中から想像もしなかった冒険譚にギアチェンジする展開が凄く楽しい。最後までドキドキワクワク出来た。子供の時にハマった少年探偵団シリーズしか乱歩は読んだ事なかったけど、他のも読みたくなった。
★5 - コメント(0) - 2016年8月14日

人からおススメをいただいて。実際に読んだのは講談社の江戸川乱歩推理文庫版(探しても見つからなかったのでこちらで代用)。なんというかものすごくわくわくする×悪趣味というコンボな一冊でした。これを読んでそだったら性癖ねじくれるだろうなぁ。
★4 - コメント(0) - 2016年8月6日

江戸川乱歩初読み!昔の挿し絵付で読んでた子供が居たら眠れなくなってたんだろうな~。そして今読んでても古臭さもなく想像を掻き立てられる作品でした。
★10 - コメント(0) - 2016年8月2日

乱歩初体験。ひぇえこれはすごい。最初は普通の探偵小説なのかな、とか思ってたら、衝撃の展開にびびる。特に日記がすごい。思わず夕食食べるのやめちゃったほど。最後の一文も感動。他の乱歩作品も読みたくなりました。
★2 - コメント(0) - 2016年7月18日

コミカライズにあたって原作読み直し。最後の一文はやはり最高だと思います。
★22 - コメント(0) - 2016年7月15日

ビブリアで紹介されてたので読んでみた。乱歩ワールド炸裂という感じ?今まで短編しか読んでなかったけど、乱歩ももう少し読んでみるか
★5 - コメント(0) - 2016年6月29日

文字だからこそ残り得るであろう怪作。冒頭の展開からどう題名に繋がるかというところから、セオリーを外れる捻りを加え、衝撃的な事実と共に物語がうねり始める。後は作者の思うがままに終局まで連れて行ってもらえる。現代では細心の注意を払っても取り上げるのは難しいであろう奇形、不具者のオンパレード。しかし主人公らが彼らを解放し反撃に出る嬉しさは何だろう。弱者が強者にやり返す痛快さがビジュアルでダイレクトに伝わるからか。この感情もまた差別的であるのかもしれない。
★30 - コメント(0) - 2016年6月14日

カバーイラスト:田島昭宇、解説:郷原宏 『探偵小説四十年』《この小説には同性愛がある。同性愛なんて、ギリシャ、ローマの昔か元禄時代ならいざ知らず、現代では関心を持つ人は殆どないのだから〔注記、戦後は必ずしもそうでなくなったが〕、娯楽雑誌にそんなことを書くのは見当違いだと思ったけれど、(略)だが探偵小説のこと故、この異様な恋愛を思うように書く機会がなかった。それが筋を運ぶ上の邪魔者にさえなった》
★4 - コメント(0) - 2016年6月7日

乱歩すごいな。展開に一々驚かされる。色々と圧倒される。
★1 - コメント(0) - 2016年6月2日

乱歩の怪奇趣味、ここにきわまれり。よく現在出版できているものだと、驚くほどです。 雰囲気優先で多少丁寧さに欠ける嫌いはありますが、謎解きミステリとしても色々な要素が詰めこまれていて、さすがです。
★4 - コメント(0) - 2016年5月21日

人の世の、醜さと美しさ。僅かな隙間こそが、あらゆることの極限だと思う。出来過ぎた物語は、幻想的に美しく、ぞっとするほど恐ろしい。諸戸君の烈しく儚い恋情と、物語全体に糸のように通されている「片輪者」を軸にした犯罪、その間を縫い合わせているのが、被害者である秀ちゃんや、書き手である蓑浦君なのかもしれない。「正常」と「異常」に、振り分ける意味はないでしょう。諸戸君の恋は、とても美しかった。だからこそ狂おしい。乱歩が書くことによって得た様々な人生を、私は今読むことによってその全ての人の心を手探りしている。
★6 - コメント(0) - 2016年5月18日

dm
人から拒絶されるよりつらいことってあるのかな。丈五郎は世を怨み、道雄は己を呪う。行き場のない憎悪は凶行へ、報われない愛慾は…。
★2 - コメント(0) - 2016年5月11日

匂い系と聞いて読み始める不純な動機ではありましたが、乱歩は私に合っているらしくこの作品も大変面白く、ぐんぐん読み進めました。古典好きさん、ミステリ好きさん、BL好きさんにおすすめしたい。とっくに通った道かもしれませんが笑
★1 - コメント(1) - 2016年5月3日

粗筋からまあ凄い。主人公箕浦に、箕浦に恋する諸戸、殺害される初代……。早々に探偵役である筈の深山木は死に、諸戸が犯人を特定しても犯人は殺される。謎が謎を呼ぶ展開。そして後半は不具者の手記、不具者が住む屋敷。時々入る、箕浦が諸戸を拒絶するシーンは胸が痛みます。事件のあらましも何とも気分の悪いものだったけれど、ラストの文にはじんと来ました。
★6 - コメント(1) - 2016年4月25日

孤島の鬼 江戸川乱歩ベストセレクション 7巻の 評価:80 感想・レビュー:262
ログイン新規登録(無料)