形式:単行本
出版社:KADOKAWA
形式:Kindle版
五輪に行けるのは一人だけ。二人の天才少女の人生がぶつかる、運命の物語2029年12月21日。2ヶ月後に新潟オリンピック開催を控えたこの日、全日本女子フィギュアスケート選手権の戦いの火蓋が切られた。今シーズンは、日本女子フィギュアの歴史を変える最高の選手2人が揃っている。十代とは思えぬ卓越したセンスと表現力で常に完璧な演技をみせる京本瑠璃。圧倒的身体能力で女子のジャンプの限界を突破し続ける規格外の才能・雛森ひばり。しかし、オリンピックに出場できるのはこの選手権で勝利したひとりだけ。はじめてスケート靴を履いてから磨いてきた技術、費やした時間、失ったもの――これまでの人生全てをかけて、少女たちの運命の戦いが始まる。
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成し遂げてきた全てが今の私の誇りです。最近はフィギュアスケートをテレビで観ることも無くなった私ですが、選手の演技のそのバックボーンを観ていきたいと思った読書に、なりました。
→フィギュアのルールを良く知らない読者に向けて解説したかったのかな?加茂瞳は、明らかに浅田真央がモデル。ラストの勝敗。ロシア女子に対する肯定と否定、両方の思い。納得できる内容でした。NHK杯開催前後に一気に読みました。 選手として結果を残せなかった人達が、指導者として素晴らしい才能の若手に掛ける思いを描いていた点が良かった。
演技のラストを締めるのが、「キャンドルスピン」。リプニツカヤの代名詞。ああ、この性格はリプニツカヤがモデルなのね。瑠璃ほど極端ではないけど、似ているかもしれない。他の方のレビューを読んでいると瞳のファンが多いよう。私は瑠璃推し。
「金メダルすら通過点に過ぎない」とは、羽生結弦さんが実際に語っていた言葉ですね。この本、読みたいと思っていたのに忘れていました。
エル・ポトさん、そうなんですね。連盟の内情なども描かれていて裏側もしれる一冊です。
6分間練習での事故は、読んでいて胸が苦しくなりました。
本当に、最悪の場合は、選手生命が終わるほどの事故だったと思い、読んでいてつらかったです。
私も泉美の存在が物語に深みを与えているのだと思いました。
著者の綾崎さんは新潟出身。この本に出てくる「新潟アイスアリーナ」は鳥屋野潟に「MGC三菱ガス化学アイスアリーナ」という名称で実際にあるアイスアリーナだった。
引退しなかったら今度は瞳が炎上したし、十数年の現役生活で築いたものに傷がついてしまったことでしょう。大衆は常に神輿を求めていて、オリンピックでは上位に食い込めないことも、その後どうなるかも理解していたとおもいます。辞めたいときや辞めるべきときに辞められた人は、それでもとても幸せです
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成し遂げてきた全てが今の私の誇りです。最近はフィギュアスケートをテレビで観ることも無くなった私ですが、選手の演技のそのバックボーンを観ていきたいと思った読書に、なりました。