本陣殺人事件 (角川文庫)

本陣殺人事件 (角川文庫)
あらすじ・内容
一柳家の当主賢蔵の婚礼を終えた深夜、人々は悲鳴と琴の音を聞いた。新床に血まみれの新郎新婦。枕元には、家宝の名琴”おしどり”が……。密室トリックに挑み、第一回探偵作家クラブ賞を受賞した名作。

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本陣殺人事件の感想・レビュー(2254)

シリーズのなかでも金田一さんのどもりが強めである。麻薬常習者であったことにも驚いたと同時に時代を感じた。
★8 - コメント(0) - 3月25日

★★★☆☆ 金田一シリーズの原点。 やはり個人的には機械的なトリックってものにはあまり惹かれなかった。 けれど、怪綺談的な雰囲気や金田一耕助のキャラクター、事件の背後に潜む物語など、本筋以外の部分でも十分に楽しませてくれるのがこのシリーズの魅力だった。 他に収録されている 「車井戸はなぜ軋る」 「黒猫亭事件」 これらの2編は、どちらもオーソドックスな設定なのだが、しっかり一工夫凝らされていて非常に良かった。
★2 - コメント(0) - 3月24日

古きよき定番。
★30 - コメント(0) - 3月19日

よく「今の時代ではありえない動機」と言われますが、果たしてそうなのでしょうか? 自分の現実離れした理想像を押しつけておいて、現実に直面して「裏切られた!」と身勝手に逆上する犯人も、直接自分に関係が無ければ他人の生死に関わる大事も娯楽にしてしまう共犯者も、まさに現代人の病理そのものの具現化に思えます。(ATGの映画はそこをうまく捕らえていましたね。)夏目漱石が近代人の苦悩を100年前に看過していたように、横溝正史も70年前にもう現代人の心の闇を見通していたように思われてなりません。
★4 - コメント(0) - 3月7日

金田一耕助シリーズ二作目。八つ墓村は冒険譚だったけれど、こちらはミステリ要素が強かった。三作の短編であるにも関わらず、構成もミステリ素材もそれぞれ巧みで、横溝がいかに読者をわくわくさせようと目論んでいたのかが想像できる。「車井戸はなぜ軋る」がいちばん惹きこまれた。金田一耕助シリーズを手にとってなんだけど、金田一がさほど活躍しない話の方が、わたしは好みなのかもしれない。
★7 - コメント(0) - 3月3日

横溝正史。今まで読んだことなかったので、ミステリ好きと自称するからには読んでおかないとね。と思い、まずは金田一探偵初登場の作品から手に取ってみました。すごく読みやすくて面白い!今後シリーズを読む楽しみが出来ました。
★16 - コメント(0) - 2月28日

三作とも充分に楽しめた。戦後の雰囲気が好きなのだが、それだけでも満足した。中でも個人的には日記形式の『車井戸はなぜ軋る』が内容もトリックも理解しやすくて良かった。インパクトは断然『本陣殺人事件』、怪奇さでは『黒猫亭事件』かな。いずれも人間の狂気の部分にスポットが当たっていて、少し背筋がゾッとした。
★14 - コメント(0) - 2月24日

あー面白かった! 三編収録でお得感があった笑。表題作は、琴が小道具なだけに、想像してると不謹慎ながら雅かつ不気味な雰囲気に包まれた。事件の動機は今の時代ではピンとこない向きがあるかもしれん。携帯もネットもない時代の話、好きすぎる。車井戸〜は、入れ替わりモノ?と思わせながら、実はそうじゃないという、どうにもやりきれない話だった…。黒猫亭〜は顔ぐしゃぐしゃ入れ替わりモノ?と思わせながら以下略。とりあえず黒猫が可哀想だった。 乱歩作品もそうだけど、読者に自然と語りかける地の文が大好き。
★8 - コメント(0) - 2月22日

うん、雰囲気はすごくいいと思います。 トリックとしては、めちゃくちゃ強引で「まぢ?」って思ったので、微妙でしたが、それなりに楽しめました。 やや短編くらいのボリュームなのでサクッと読めるのはいいですね。
★7 - コメント(0) - 2月22日

★★★☆☆金田一最初の事件。他作でちらちらと見た名前などが見られ、金田一が探偵になるまでの経緯を知ることができた。トリックのインパクトは流石。(文章だけではその複雑さを完全に理解できず、動画サイトで映画のトリック解説シーンだけ見てしまったのは秘密)
★7 - コメント(2) - 2月11日

金田一の言動が見えないはずの読者を意識しているようだった。探偵の出番は事件が起きてからだから、既に死人が出ている状況で、読者視点と同じように事件を嗅ぎまわる金田一が若干サイコパスに見える…。トリックも奇想天外なものではなく想像しやすくて面白かった。家にあるシリーズをまた通して再読しようと思う。
★8 - コメント(0) - 2月10日

金田一シリーズが読みたくて、ついに横溝正史に手を出せた。古い作品だし大丈夫かなと思ったけど、読みやすかった。これからミステリー史に名高い獄門島に夜歩く、知名度抜群の八ツ墓村と犬神家が続くんでしょ?今から読むの楽しみだわ。
★8 - コメント(0) - 2月7日

子供の頃に読んだ漫画でトリックだけ知っているという最悪の状況でも楽しめました。横溝の文章好きだな、読みやすくて。友人の愛人に嫉妬されるほどの金田一の愛されぶりに何かを感じるなど。B
★12 - コメント(0) - 2月3日

テスト範囲だったこともあり、何年かぶりに再読。これ、以前読んだとき、私 本当に理解できてたんだろうかと疑問に思う。今読んでも風習とかの違いから分かりにくいところがあったからだ。作風の陰鬱さは さすが。天気が良く 明るい陽光が降り注いでいる場面でも、どことなく寒々しさを感じる。
★8 - コメント(0) - 2月2日

こういう小説を探していました。このドロドロした閉鎖的な昔の日本の雰囲気、めちゃくちゃ良い。車井戸が一番好きかな。トリックは図解して貰えたら嬉しい。時代背景とか解説を入れて貰えたらありがたい。金田一さんは非常に魅力的な探偵なので他の作品も是非読破したい。
★5 - コメント(0) - 2月2日

おもしろかった! もっとおどろおどろしく、呪わしい、気持ちの悪さの濃い本だと思っていたら。金田一さんも死体を見ておののくところのある、人間味あふれる探偵さんだった。クリスティー読破したら横溝正史の金田一耕助シリーズに挑もうと思う。
★8 - コメント(0) - 2月2日

コミック含めると何度読み直したか分からないが、やっぱり面白い!そして今回、何故かやたらと黒猫亭に嵌ってしまい、、、。再映像化希望…かも。(こっそり)←結局、金田一の登場場面の多い作品が好きってことですね(笑)
★7 - コメント(0) - 1月25日

金田一耕助初登場の「本陣殺人事件」(46年)、「犬神家の一族」の原型ともいえる「車井戸はなぜ軋る」(49年)、犯罪の背景にあるのが終戦という時代背景が興味深い(そしてこの本の中では唯一都会が舞台)「黒猫亭事件」の1本の短めの長編と2本の短編を収めた本。おどろおどろしい雰囲気と律儀なぐらい推理小説らしい理屈っぽさにあふれていて楽しめました。ただ執筆からかなり経過した古典といっていい作品なので執筆の背景や時代背景の解説などはあったほうが親切なのでは?
★2 - コメント(0) - 1月19日

勝手に「本陣殺人事件」という長編だと思っていたのだが、三編からなる中短編集だった。処女だと思っていたのに処女じゃなかったやだー殺すー、てな表題作より、はしがきまでもミスリードとして使い、「顔のない屍体」+αを描いた「黒猫亭事件」の方が好み。「車井戸はなぜ軋る」は、なんとも聡明なお嬢さんなことで。金田一、出る幕なし。それと、金田一が元麻薬常習者だったとは知らなかった。
★18 - コメント(0) - 1月9日

横溝正史の雅さがいい。本陣殺人事件はアニメモノノ怪のプロトタイプ、妖〜AYAKASHI〜の化猫をなんとなく思い出しました。黒猫亭事件は個人的に金田一耕助萌え濃度が高かったきもちです。
★4 - コメント(0) - 1月5日

本陣殺人事件は戦後間もなくの話。日本の封建的な考えとか制度に亀裂が入っていく様を描いているのも勉強になります。
★40 - コメント(0) - 1月3日

とても古い本だが、文章はカビ臭くなくて読みやすかった。田舎の薄暗くて怖いという映画のイメージが先行していたが、金田一耕助のひょうきんなキャラのおかげで読み切ることができたと思う。本陣殺人事件のトリックは本当に可能なのか疑問。他の探偵小説を参考にする探偵は珍しい気がする。車井戸はすぐ理解できたが、黒猫亭は複雑極まって大変。
★10 - コメント(0) - 2016年12月20日

面白かった!探偵が魅力的に描かれていることがミステリでは大切ですね。事件はドロドロなのに金田一さんが出てくると思わずクスッと笑ってしまいます。文章が非常に読みやすく構成も素晴らしいのでサクサク読めますね。事件の全容はどれも複雑怪奇で太刀打ちできませんでした。トリックは蓋を開けてみればシンプルなんですけどねぇ。雰囲気に負けちゃうのかしら。戦争前後の動乱や旧体制の価値観が動機や犯行そのものに色濃く反映されていて、それを考えると発表当時に読んだ人たちより、現代社会に生きる私達の方が驚きが大きいかもしれませんね。
★23 - コメント(0) - 2016年12月14日

雪さえ降らなかったらもっと混迷していたのか「本陣殺人事件」凶器を外に出してしまったために矛盾が生じてしまった。古谷一行金田一シリーズのトリック再現シーンが思い出される。琴、日本刀、日本には日本の事件があり金田一耕助がよく似合う。「黒猫亭」は頭の整理が必要でしたがトリックに挑戦する横溝正史に感服いたしました。また金田一さんに逢いたくなったら読もう。
★50 - コメント(0) - 2016年12月2日

実は初読。惨劇殺人の印象が強く、今まで避けていたのですが、やっぱり猟奇的な殺人が多くてその点が個人的に辛かった。が、推理小説としては流石の面白さ。殺人の動機は大抵お金か恨み(何らかのわかりやすい動機があるはず)っていう個人的な方程式があてはめにくい事件ばかりで、三作とも非常に楽しめた。むしろトリックよりも動機を推理するほうに手ごたえがあるような(笑)
★7 - コメント(0) - 2016年11月23日

本陣殺人事件はオールタイムベストに挙げられる程有名だが、期待以上だった。情報の出し方や伏線の張り方が上手い。横溝正史は西洋由来の推理小説というジャンルを日本文化と融合させようとしている。この作品がなければ、真に日本を舞台にした推理小説は生まれなかったのではあるまいか。未読の金田一シリーズも読破したい。
★9 - コメント(0) - 2016年11月22日

十数年ぶりの再読。何もかも忘れていたけど、とんでもなく面白いわぁ……。のっけから、金田一の登場もトリックもインパクトの強い「本陣殺人事件」。三編の中だと一番好きかもしれない、手紙で進む「車井戸はなぜ軋る」。お題は提示されながらも、結局最後までアッと言わされっぱなしな「黒猫亭事件」と、珠玉の作品揃い。理詰めのトリックと怪奇色と田舎の因業が絡みあう物語もさることながら、文章の表現と読みやすさも化け物だなぁ横溝センセは。鈴ちゃん、鶴代、風間とヒロインが魅力的なのがまた良い。
★8 - コメント(1) - 2016年11月19日

【再読】 「獄門島」に手を出したので、こちらも再読。 やはり、金田一初登場のシーンは忘れられませんね。 純日本風の密室造り、横溝先生の面目躍如ですね。 この時代の語り口が好きです、凄く丁寧に描写している。 「ひがん花と呼ばれる、あの曼珠沙華の赤黒い花が、いちめんに咲いているのであった」で、終わるラストシーンを何回読んだのであろうか、また、忘れたころに手に取ると思う。 まさに傑作である。 
★22 - コメント(0) - 2016年11月16日

『本陣殺人事件』『車井戸はなぜ軋る』『黒猫亭事件』。謎解き部分は読むのが面倒臭いから嫌いやけど三作品とも読み易かった。金田一耕助は意外と明るくてお喋り好きやった。 私も正直にいうが、見破ることが出来なかった。他の読者諸君はいかに?
★49 - コメント(0) - 2016年11月16日

わたしに理解できるかな~と構えていましたが、大変読みやすいながらも緻密で、一気に読んでしまいました。表題作は「これぞ密室殺人のトリック!」という内容で、耕助の推理を聞きながら唸ってしまいました。探偵は変人で喋り方が少し鼻につく(褒めてます)というイメージがあるのですが、耕助さんはひょうきんでかわいらしく、張りつめた空気をゆるめるひとだなぁと、すきになってしまいました。愛らしいひみつを持っていた鈴うちゃん、小説中の人物なのに亡くなってしまったのがすごくさみしい。
★8 - コメント(0) - 2016年11月12日

金田一耕助が初登場とのことで、想像していたよりずっと若かったので、ちょっとびっくりしてます。が、なかなかの活躍ぶりで楽しかったです。殺人が起こる理由が、どろどろした揉め事が多くて怖かったけど、金田一さんのキャラで和めました。
★6 - コメント(0) - 2016年11月11日

密室殺人。ミステリーの王道だがそう来たかと驚き。旧家の婚礼の夜に響き渡る琴をかきならす音と悲鳴・・ゾクゾクするほど面白い。「車井戸はなぜ軋る」の手紙形式での妹の心理描写の巧みさ、「黒猫亭事件」の顔のない屍体事件への挑戦、いずれも鮮やかなラストにうなること間違いなし。
★22 - コメント(0) - 2016年11月10日

お恥ずかしながら初の横溝正史&金田一耕助。収録されている三つのエピソードとも共通していると思ったのが、家族でモメた挙げ句の惨劇で、非常にドロドロとしていて嫌な空気。横溝さんはこういった「家族間トラブル」を主題にするのが得意なのかな、と思いました。『本陣殺人事件』は金田一耕助初登場作品ですが、殺害動機が(当時はどうなのか知らないけど)ショボいような印象が。ところで、耕助君が思いのほかハイテンションなのがいい! なんだあの可愛い探偵(笑) 「あはは、みんな真似しやがる」「はい、お土産」の台詞がなんか可愛い。 
★17 - コメント(0) - 2016年11月8日

「車井戸はなぜ軋る」が好きです。金田一はほとんど出てこないけどね。
★3 - コメント(0) - 2016年11月5日

どのお話も本格ミステリーで読み応えがありました。書簡体形式で綴られた「車井戸は何故軋る」が一番印象深かったです。書き手の恐怖が直に伝わってくる様で、夢中で読み進めました。次は「獄門島」を読もう。
★8 - コメント(0) - 2016年11月2日

何度再読したかわからない横溝作品。今まで本陣と黒猫亭ばかりに意識が行ってましたが、「車井戸はなぜ軋る」も今読むといいですねー。タイトルからしておどろおどろしいのに、内容は横溝作品でもトップクラスのドロドロ劇。人を選ぶ作家だと思いますわ横溝作品。
★27 - コメント(0) - 2016年10月31日

★3.5 映画『三本指の男(1947年)』を観た際にラストが原作とは全く違うと聞き、果たして原作の内容はどんなものなのか?と手に取った初めての横溝作品。刀や琴を使ったトリックは同じだけれど、犯人そのものと動機があまりに違っていて驚いた。確かに、横溝ファンが映画を観て怒るのも納得。そんなタイトル作と他2作が収録されているけれど、個人的には「車井戸はなぜ軋る」がお気に入り。そして、3作全てがリアルタイムに事件が起こっているのではなく、第三者(横溝正史の分身とも言える作家)による後日譚であることも面白い。
★1 - コメント(0) - 2016年10月25日

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すごく面白かった。ミステリーとはかくあるべしと言ってのけるような作品群。作者はミステリーが好きなのだということがひしひしと伝わってくる。くすんだ中にさりげなく光るような金田一のカリスマ性が、当時の読者を惹きつけたのだろうか。それが、各作品に散りばめられた金田一の人物像を拾い集める楽しさにも繋がっているのかもしれない。ただ、事件をただの現象としか捉えていない金田一の純粋な好奇心のほうに、僕は怪しい魅力を感じている
★7 - コメント(0) - 2016年10月25日

『車井戸はなぜ軋る』と『黒猫亭事件』を何回目かの再読。『車井戸〜』は、かなり実験的な作品だなと感じた。後半の鶴代の手記になってからのドライブ感はすごく、抜群に面白いんだけど、その分前半の説明が野暮ったく退屈だった。構成上、後半の怒涛の展開を実現させるには、前半の背景説明が必須なので、いたしかたなしとは思うのだが、金田一とY先生のやりとりにするとかの工夫があれば、良かったのにとは思う。『黒猫亭〜』は、個人的には、そんなバカな?というトリックなんだけど、なぜか読んでしまう。
★4 - コメント(0) - 2016年10月24日

本陣殺人事件の 評価:86 感想・レビュー:624
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