ひとめあなたに… (角川文庫)

ひとめあなたに… (角川文庫)
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ひとめあなたに…はこんな本です

ひとめあなたに…の感想・レビュー(479)

★3: 本棚整理の一環。中高生の頃に好きだった作家さんですが、今読むと文章が苦手になってしまっています。年を経たということでしょう。あと数日で死ぬと分かったときに「会いたい」と思う人がいて、その人も自分に会いたいと思っていてくれるというのは、とても幸せなことだと思う。
★2 - コメント(0) - 2016年12月11日

地球に隕石が落ちるまで、後1週間。圭子は別れた相手、朗に会うために東京から鎌倉まで歩く。その間、何人もの狂ってしまった人々に出会う。この日を境にどこか箍が外れてしまった人、ずっと狂っていた人、様々な狂ってしまった、が書かれていた。行動に気持ち悪さを感じた事もあれば、何か共感してしまう事もあった。この人達が抱え込んだ狂いは、自分の中にもありふれたものかもしれない。
★14 - コメント(0) - 2016年11月9日

俺の右手にガンができたから、と恋人に別れを告げられた主人公。え、7日後に隕石が衝突して地球が終わる…?!彼に会いたい!と混乱の中歩いて会いに行く話。浮気相手のもとに行かせてなるものかと愛しい夫を食べちゃう人妻(!)、大学受験なんかできないのに、それでも受験勉強をし続ける女の子など…極限状態におかれたいろんな人が描かれて面白かった。よく見ているんだなぁ。受験勉強をし続ける女の子が、10年前の私みたいで、走っているあいだのほうがラク、ってわかるなー。「おたく」という二人称に時代を感じた…笑
★11 - コメント(0) - 2016年9月13日

伊坂幸太郎「終末のフール」を読んで思い出して以来、もう一度読みたいと思ってたらブックオフで見つけた。高校生だった当時はグロいシーンに慄きつつ、結構涙ウルウルで読んだように記憶してるけど、今読むとかなり文章が恥ずかしいな・・。若いというかなんというか・・。恋人同士が「お宅」って呼び合ってる!うひゃー時の流れを感じる。「終末の~」は8年後に隕石が地球に衝突予定だが、こちらは1週間後に衝突予定。8年も死を待たされるなら1週間後のほうがいいな。結局人間が最後まで手放せない大事なものは家族や恋人だけだと思った。
★4 - コメント(0) - 2016年8月28日

世界が終わるその前にひとめあなたに会いに行く。 そんなベタなあらすじのほのぼの話を想像していたのですが、意外と世紀末でハードな描写もいろいろ出てきて、話に飲み込まれながらもしんどくなり一度休憩を挟みました。何が正しいのか狂ってるのか、いいのか悪いのか、あがきながらもちゃんと自分の着地点を見つめられた主人公に対してあぁよかったという読後感を持てる作品でした。
★3 - コメント(0) - 2016年6月30日

BIS(山本弘)絡みの本が続いているなぁ。 これも、3巻の空の紹介が素晴らしかったので、 あと一週間で世界が滅びる、という設定。  狂気の世界だ。みんながどんどん狂っていくような。 それでいて、もともとおかしい人が生き生きとする。 あと一週間で世界が終わる、それがしあわせっていうのが ものすごく説得力があって困った。  さすがに古い本なので、表現が古いところがある。 (恋人のことを、「あんた」とか「お宅」とか呼ぶのはちょっとなれない) 一番の驚きは、これを書いたのが当時20歳の女の子という。。 評価:星3
★4 - コメント(0) - 2016年6月2日

一週間後に隕石が落ちて地球滅亡っていう状況で恋人に会いに行くっていう作品。あらすじ読んだ時はこてこての恋愛小説だと思ったけどもっと恐ろしい内容だった。 狂気に飲まれた人達を散々出しておいて最後に主人公の恋人に「あいつらは自己完結型」と一周させるあたりはとてもクール
★2 - コメント(0) - 2016年5月29日

旅本41冊目。BISリコメンド。新井素子って読んだことなかったかも。30年以上前の小説かー。何となくその頃の作品という気がする。好きなタイプの小説ではなかったけど面白かった。
★4 - コメント(0) - 2016年5月13日

「BIS世界が終わる前に」を読んですぐ図書館に走り、閉架になっていたのを出してもらって読みました。当時はどうしても文体がなじめず、グロい描写(チャイニーズスープの章)で頓挫したのですが、30年経って読んでみると「これを二十歳の女の子が書いたのか!」という驚きのほうが大きく、最後まで一気読みでした。作中の人物に対して冷たくなり過ぎない冷静さで描いているところとか、すごい。「国鉄」とか「電話の取次」とか昭和の時代を感じさせる言葉が出てきても話は全然古びてない。
★4 - コメント(1) - 2016年4月30日

山本弘さんのビブリオバトル部にて主人公が選んだ一冊。紹介を聞いて気になり、読んでみました。地球の余命後7日となった時、人はどう行動するか?恋人がいる人、浮気相手がいる旦那、そしてその妻、受験を控えた学生、身ごもった女性、そしてその夫…。いろんな状況の人達のそれぞれ違う選択肢か描かれていました。浮気がらみの話はかなり壮絶!異常時に異常になれないことも狂気。そして、それは正常時には異常に見えないことが恐ろしい。狂気に満ちた世界で正気を保つことの難しさ、正気を保つ唯一のものは何かが、わかった気がします。
★28 - コメント(0) - 2016年4月23日

名前だけは随分と昔から知っていたけれど、読むのは初めての新井素子。BISシリーズきっかけで手にとった。しかしこれが20歳の作品とは!!びっくり!!少し前の自分だったらただストーリーを追うだけだったと思うけれども…愛するとは?生きるとは?をしみじみと考えてしまった。そして、長女の切なさというかなんというか…泣けた。
★13 - コメント(0) - 2016年4月21日

相手の事を「お宅」「あんた」と呼ぶところがバブルっぽいと思いました(?)
★2 - コメント(0) - 2016年1月24日

まさしく女性が書いたという感じの文章で、読み始めはむしろそれが気持ち悪かった。だが、たいていの小説は100ページも読めばその文体に慣れるので、だんだんその小説の楽しみ方がわかってくる。 この作品では、滅びを前に複数人の女性が壊れていくのを個別に描かれている。女特有のような思考が、結構リアルなのではないかと思った。 割と難しかったかも。
★2 - コメント(0) - 2015年12月27日

もの凄く久しぶりに再読。思春期の頃の私に多大なる影響を与えた一作。だったと思う。最後の方泣けたなぁ。新井素子はライトノベルの草分けとも言われてるけど、私が知っているライトノベル(かなり古いものだけだけど)にここまで女を書きこめているものなんてなかった。これを20才の女の子が書いたっていうのがもう。新井素子の本はおしまいの日あたりからもう読んでないんだけど、またいくつか読んでみようかな。
★1 - コメント(0) - 2015年11月24日

再読。迫り来る隕石によって地球の寿命は残り一週間で終焉を迎える。無条件に信じていた「明日」がなくなってしまう時、人はどんな決断を下すのか。二人称に「お宅」を使う等、文章に古めかしさを感じるものの、ゆるやかに狂える人間の歪みがうまくでているなあと思った。作者は20歳でこれを書いたというのだから凄い。狂気の闇を打ち払い、せめて、ひとめ会いたいと強く願える存在をいつか私も作れるだろうか。
★4 - コメント(0) - 2015年11月18日

ヘイフリックの仮説にセブンスターにリノリウムの床。登場するあらゆるヒトやモノが愛おしく思えました。
★2 - コメント(0) - 2015年11月7日

すごく...リアル。地球滅亡が迫った時、圭子が「ひとめあなたに」会いたくて、東京から鎌倉の朗の元へと向かうロードムービー。生きるって、何。なんで生きているの、なんのために?そんな問いを胸に問いつつ読み進めた。その問いに対する答えのように、圭子は人と出会い、前に進んでいく。それは私の答えじゃない、というように。文体は独特で、ちょっと読みにくいけど、内容はとってもシビアだ。名作と呼ばれる理由がわかる気がした。
- コメント(0) - 2015年8月21日

ライトノベルの草分け新井素子さんの作品。10代の頃読んで泣き、50歳の今、また読んで泣きました。まだ純粋だった10代を思い出して。地球があと1週間で滅亡するとき、私ならばどんな行動をするだろう。案外普段のままで最期の時を迎えるかもしれないな。
★10 - コメント(0) - 2015年4月8日

こんなに・・・・・しおらしくなるくらい、あなたに会いたかったんだからあ
★2 - コメント(0) - 2014年12月15日

終○のフールに似た、隕石激突で地球滅亡直前。 と言う設定の中、『極限』に追い込まれた女子達の狂った様を、わりと軽いタッチで描きつつ、時に、垣間見せる女性作家ならでは?な、グロテスクな表現・描写… とにかく勢いで読み切った。 “女って、そんなあやふやな 何考えてんだか、自分でもよく判らない、一つのものであると同時に他のものでもあり得る、そんな妙な生き物かしら” …女子自身でも判らない、妙な生き物を、そりゃあ、オトコが判るはずもないな。と改めて。
★24 - コメント(0) - 2014年11月8日

一週間後、地球に隕石がぶつかり皆助からないらしい。それなら…と主人公圭子は気まずく別れたままの恋人・朗に会いに練馬から鎌倉まで歩く。圭子以外に登場する女達がかなり屈折していた。一番強烈なのが由利子だけど、地球が亡びて幸せ…という真里という高校生と、この世は全て夢と思い込む少女・智子がやるせなかった。「生きる意味ってどこにあるの?!」というテーマを扱い結果単なる青春ラブストーリー…ではないのが良かった。勢いのある筆致で読みやすいけれど、言葉遣いに時代が出てしまっていて逆に読みにくいところにもなっていた。
★22 - コメント(2) - 2014年10月28日

不思議な文体。嫌いじゃない。 ライトノベルとはまた違う気がする。 最後の盛り上がりの方向性がなんか違う気がしたのと人物の描写がちょっと嘘臭かった。 しかしこれ女性らしい直感で本質を嗅ぎ分ける描写と男っぽい理論の組み立て方とが混在してたのが不思議。この人がもっと成熟した時のが読んでみたい。
★3 - コメント(0) - 2014年8月13日

さすがに今読むと、あのころこういう話よくあったなあと思ってしまうけど(楠桂・大橋薫姉妹とか、こういう話よく描いてましたよね)、その鏑矢が本作だと考えると、ジュブナイル小説史的に重大な一冊なのだなあと思えてくる。
★2 - コメント(0) - 2014年7月31日

こんなタイトルで、こんな可愛い表紙で、なのに内容は、女という女がそれだけは秘密にしたまま死にたかったのにというところをえぐってくる恐ろしい物語なのです。一切の希望なきまったき絶望を、たかがハタチの娘っ子が書き現したというところがまた女の恐ろしさです。
★19 - コメント(2) - 2014年7月31日

読んだの中学生の頃だったか。回避不能の巨大隕石が地球に衝突するまでの女性たちのドラマ。カニバリズムのグロ描写有り。新井素子せんせいは極限に追い込まれた人間の心理描写が少女マンガ的手法のモノローグを多用して上手いんだよなあ。
★7 - コメント(2) - 2014年5月22日

地球さんの最後の1週間の出来事が連作中編(短編、じゃぁないですよね。) SFでもあるがホラーでもある。女の子達、かわいい。 カリバリズムあり。新井素子の独特の語り口調で重たいテーマを綴っていく。 満足感 星5
★2 - コメント(0) - 2014年5月9日

再読。中学生になって初めて児童向け以外を読んで衝撃を受けた。久々に人に貸したらガーンときたらしく、思わず私も再読。感想はすごく変わってはいない。印象的なのは由利子。でも好きなのは受験生の真理。痛々しくも思うけど、私も世界の終わりが来ても、そのままの日常を続けるくらいの、日常を送りたい。ゴールのために辛くても頑張るのではなく、その日常が好き、だからやる、という意味で。真理はどうだったっけ。やはりもう一度読み直さなければ。
★4 - コメント(0) - 2014年5月8日

数日後に隕石が地球に衝突して、世界が終わることが確定した時、自分は何を望んで、どんな行動に出るだろうか。そういう物語。この本のキャラでは「チャイニーズスープ♪」を歌いながら旦那の煮込み料理を作る嫁さんが圧倒的支持を集めてますが、私は世界の終わりのおかげでトラウマから解放され、「幸せよ」と笑顔を見せる女子高生に感情移入して泣きました。
★9 - コメント(0) - 2014年5月4日

画集でムンクの聖母像見て、この小説内で言及されてたな…となんとなく再読。ちなみに小説に出てきたのは大原美術館所蔵の聖母像だったので、わたしが画集で見たのとは違っていたが、それはさておき。初読時が高校生、ン十年前なので、言葉遣いやら文化やらが今と違う箇所があり、設定も文体も突込みどころ満載なのだが、おおむね楽しく再読できた。あの当時は由利子の章がショッキングだったのだが、今読むと由利子さん結構ウザイ奥さんかも。ちょっと旦那に同情する。SFというより、心理ホラーなのかなとあらためて思った。
★9 - コメント(0) - 2013年9月9日

1人称で若い女の子の痛々しい小説かと思いきや、出てきた女性全員に共感する部分があり一気読みしてしまった。狂っていく女性はきれいで好きと作者のあとがきにあったけど、読んでいても女性の思考過程に違和感はなく、狂っているという感覚はなかったので、これが女性というものではないかと思った。
★11 - コメント(0) - 2013年8月26日

これを書かれたのは新井さんが二十歳の頃なのか。隕石があと一週間で地球に衝突することが解っている状況で人々は何をするのだろうかというお話なんだけれど、若い勢いで書かれた人々の狂気とグロさが素晴らしい。確か初めて読んだのは小学生の頃だったけれど、チャイニーズスープはトラウマになった。壊れた世界を、壊れた人々の中を、地球が滅びる前に最愛の相手にもう一度会う為に突き進む少女。ああ、確かにラブストーリーだ。
★6 - コメント(1) - 2013年8月3日

最初は、独特の文体に戸惑ったけど、夢中になって読み進めてしまった
★2 - コメント(0) - 2013年6月5日

新井素子再発見の旅、第二弾。地球にあと1週間で隕石が衝突、人類絶滅が確定した、という設定のもとにどのように残る1週間をすごすかというシチュエーションを20歳の新井素子が料理したもの。とあるシチュエーションを設定してそこで人々がどのように生きるかの実験劇ということで、これはSFの本道だと思うのですが、実際、新井素子はSFですね。ライトじゃないです。ヘヴィ級です。
★5 - コメント(0) - 2013年6月4日

CCC
作者はやりたいことをまっすぐやったという感じがする。コンセプトが非常に分かりやすかった。
★4 - コメント(0) - 2013年5月22日

実際「一週間後に巨大隕石と衝突して地球は滅亡」って言われたらたぶん作中みたいに社会は無秩序状態になってしまうよね…人類皆仲良くあと一週間の命ですって言われたら私はどうするんだろう。会いたい人にはあと一週間で終わり!じゃなくても今すぐに会いにいかないといけないんだろうな、と考えたり。死体分解のシーン、これは愛が込められているとわかっても、グロくて顔をしかめてしまいました。これを20歳の時に書いたなんて素子さん最強(笑)
★6 - コメント(0) - 2013年4月15日

いかにも虚構っぽくもあり、生々しくもある少女の一人称文体に感動する。隕石というのは日常性の仮面を剥ぐ舞台装置としてあって、後はそれぞれの女性の視点から、日常と非日常についてや生と死について、現実と虚構についての物語がそれぞれ展開する。とてもおもしろかったけど、作者の言いたいことが、あまりにも分かりやすく書かれすぎている気はした。なんというか、もっと曖昧な部分はほしかった。
★4 - コメント(0) - 2013年4月1日

ひさびさの再読。『宇宙魚顛末…』の姉妹編ともいうべき内容で、「一週間後に地球が滅亡する」とわかった世界で壊れてゆく女性達を描いた…正直、ちょっとコワ~イ一冊です。素子女史いわく…あとがきによると…ラヴ・ストーリーを書くぞ!と断固決心した作品なんだそうですが、そんなコトよりもチャイニーズ・スープの恐怖が衝撃的で、私の記憶にはソコしか残ってませんでした。大人になってあらためて読み直しても、やはり彼女達の狂気がこわかったです。(涙) 
★26 - コメント(2) - 2012年12月29日

はじめは「古っ!」っておもって読むのやめようと思ったけど、面白かった。終末っていう設定は割と好きです。文章はたしかに「ライト」なんだけど、内容まで軽いとは思わなかった。むしろ深いと思う。
★4 - コメント(0) - 2012年9月30日

二人称がお宅、あんた、あたりで妙に気になってしまう。あまりに数十年前のハタチを口語で体現しすぎたのだろうか。人死に多い作品ながら、あいかわらずどこかベールを一枚隔てたような、感覚。
★2 - コメント(0) - 2012年7月14日

ひとめあなたに…の 評価:76 感想・レビュー:119
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