愛を乞うひと (角川文庫)

愛を乞うひと (角川文庫)
あらすじ・内容
複雑な家庭事情により児童養護施設に預けられた昭恵は、10歳のときに、再び母に引き取られた。しかし、それはいたいけな少女にとってあまりにも過酷な日々の始まりだった。
情け容赦ない母の仕打ち。何度も殺されかけた8年間。それでもひたすら母に愛を欲した。だが、祈りは届かなかった……。
母への限りない憎しみと愛への渇望。その狭間で何年も彷徨い続けた昭恵はいま、親子の絆を探す旅へと向かう。

各界から絶賛を浴びた感動の長編小説。

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愛を乞うひとの感想・レビュー(287)

この間ドラマでやっていたが虐待シーンが辛過ぎて見れず。たまたま見つけた本屋で購入した。辛過ぎて読んでいて胸が痛くなる。しかし、最近の児童虐待とは何かが違うような違和感を抱きながら。年代のせいか、母のこの潔癖が何を意味するのか最後まで謎だった。主人公の病院先の勘違いも。回り道をしたけれど、いまが幸せ。と言うラスト。台湾の風土も味わう事が出来て、爸爸の骨も見つかり、ちょっと救われたかな。それにしても残酷すぎる。気になる作家さんでした。
★65 - コメント(3) - 1月19日

'17 備忘録memo:1/11【ドラマ】で。この話がどうして文部科学省選定なんだろう?原作に手は伸びそうもない。
★19 - コメント(0) - 1月14日

この本を買うのは2度目。1度目は10年ほど前で、読む前に見失ってしまった。探せばあるかも…。1992年初出。冒頭、40代の主人公が父の遺骨を探して役場や病院やらをめぐるのだけど(結果、徒労でもある)、個人情報に厳しくなった現在だとこうはならないだろうなー。外国での探し物もスマホがあるし、もう少し用心するだろう。主人公には世知がなく、子ども時代はともかく、40代でも鈍臭い印象。しかし肉体的には強く、母の暴力から生き延びてきた。その母が暴力的な理由はあまり判然とせず、読者側が当たりをつける感じ。
★19 - コメント(0) - 1月1日

10年以上も本棚に寝かしたままだった本。読み進めるのが辛くなるところもあったけど、一気に読んでしまった。涙なしでは読めなかったけど、パパのお骨が見つかって良かった!昭和30年代の話だけれど、今の時代にも当てはまることが多々あるような気がした。生まれたばかりの子供には母親が全てなのに。子を虐待する母親の生い立ちが気になる。
★3 - コメント(0) - 2016年11月26日

ものの数時間で読了してしまった。初版は1992年と、もう30年以上も前で、著者もすでに亡くなっている。この頃に児童虐待を題材にした小説は珍しかっただろう。本書は映画化もされており、なかなかの知名度だ。苛烈な虐待を受けながらも、母親に愛されることを諦めきれず、早くに亡くした夫との間にもうけたたった一人の我が子を愛し、病に倒れた愛しい父の面影を追う姿が痛々しい。ただ、著者にとっては初めての小説らしく、衝撃的かつ印象的な内容であるのは確かだが、残念ながら作品としての完成度はイマイチと言わざるを得ない。
★12 - コメント(1) - 2016年11月22日

自業自得だよ、たしかに。そうなんだけど、哀れなんだよね。
- コメント(0) - 2016年10月26日

児童虐待という言葉ができる以前にたくさんの被害者がいた。たくさんの被害者がいたから言葉ができた。でも大勢の人にとっては、言葉ができて初めて、そういう被害者がいるのかと知る。被害者からすれば「遅い!」と思うのだろうな。この人は虐待の連鎖をさせなかったので良かった。
★2 - コメント(0) - 2016年10月16日

本棚から。3回目の再読。
★1 - コメント(0) - 2016年9月5日

手元本。ずっと積んどいての今、資料として読んだ。もっと違う内容を想像していたのでちょっと期待はずれではある。虐待されて育った人が大人になってから虐待した母親とどう絡むのかという部分を求めていたが、そういうんじゃなかった。でも考えてみたらひどい虐待を受けた人が相手と絡みたいなんて思うわけがないのだからこれがリアルかもしれない。ぜひ映画を観てみたい。
★2 - コメント(0) - 2016年8月7日

長年の積読をついに解消しました。児童虐待や戦後の混乱期の状況を交えて、物語は進みます。「せっかん」は、読むのが辛くなりました。理由はどうあれ、悪人のすべてが更生するはずはないです。切ない終わり方ですが、お母さんは死ぬまで変わらなかったということでよいのだと思います。
★9 - コメント(0) - 2016年8月7日

圧巻。 文章ひとつひとつ、いや言葉のひとつひとつが、胸のなかになだれ込んでくる。 こんな読書体験をできることは、たくさんの本を読んでいても、年に一度・・・数年に一度できるかどうか。 ずいぶん以前に刊行され、しかも映画が大変話題になったのに、今の今まで読んでいなかった自分が悔しい。 独特のかなと漢字のバランスそれ自体のなかに、台湾人の父、日本人の母、ルーツ探し、母性への限りない憧れ、柔和で穏やかだった父への想い、そういうものが溢れ出ていて、巧みだなと感じる。 その巧みさにまったく意図的なものを感じさせない。
★1 - コメント(0) - 2016年7月25日

このように虐待されてる子供が実際にいるんですよね。ニュースを見るたびに心が痛みます。子供を望んでいてもできない人もいるのに。照恵が深草に愛を与え、与えられ幸せでよかった。弟がどのように生きてきたか知りたかった。
★3 - コメント(0) - 2016年4月13日

作者の意図なのか?無暗にひらがなが多く漢字とのバランスが悪い。その為前半は非常に読みにくかったが、「せっかん」から先はあまりの激烈な印象に圧倒されて、そんな些末な事は気にならなくなった。人格障害ともいえる母親の鬼畜性と、一見反するように見える潔癖性。暴力描写のあまりの凄惨さに茫然自失してしまう。ただ、回想形式で語られているのが救いかな。過去と現在の2部構成のようになっていて、テーマは「血」なのだろうが、この作品の醍醐味は「せっかん」に凝縮されている。この母親の語りで一作読んでみたい気にすらなる強烈な個性。
★10 - コメント(3) - 2016年3月14日

終始心がざわざわ。主人公が負の連鎖を繰り返さなくてよかった。私はどうして母娘の虐待ものが好きなのだろう、面白い
★1 - コメント(0) - 2015年10月8日

[再読]母親による壮絶な虐待の回想と、中国籍の父親のお骨を探す旅の物語。血縁者より、赤の他人に救われることもある。この主人公は虐待に負けずに、『負の連鎖』を繰り返さないで良かったと思う。高校のときに読んだものを15年の時を経て読了。
★15 - コメント(3) - 2015年9月19日

母からのDVを受けて育った娘の話。 父親の遺骨を探す話がメイン。 最低な母親でも、子供は親が好きなものなんだ、と再認識。
★1 - コメント(0) - 2015年8月27日

原田美枝子といえば、これ! すごい迫力でした。子役もよかった。出張先の金沢の映画館で、これとカンゾウ先生が二本立てであり、ものすごく得した気がした思い出があります 酒も鮨もうまかった、冬の金沢
★10 - コメント(0) - 2015年7月10日

やさしい爸爸、愛し方のわからない獰猛な母親、それでも母親の愛を乞う照恵。18歳まで続く度を越した虐待によく死に至らなかったと思う。むかしは近所のひとや学校の職員が知っていても警察に通報することなどせず現代との温度差を感じたりした。許すことが出来ないでいる照恵の心情は爸爸のお骨探しをしていく中、疎遠になった母親との距離を近づけていくものでもあったのでしょう。40歳になった照恵が遠目から母親を見定めたとき反射的にひとの影に隠れてしまう場面がより一層、定子の虐待の物凄さを思わせた。。(-_-)
★18 - コメント(0) - 2015年7月5日

各登場人物の気持ちに共感が出来ず、上手く消化出来なかった。どんなことがあっても、子供にとって母親が一番・・・難しい問題だと思った。
- コメント(0) - 2015年5月30日

映画も未見で裏表紙のあらすじもちらっと眺めただけだったので「母を訪ねて三千里」かと思ったら「父(の遺骨)を訪ねて三千里」でしたよ。そしてどっしりと重かった。『よくできました』。'92年初出なうえ今と比べれば児童福祉がはるかに拙い時代背景で描かれているので、母による虐待の描写が容赦なく逃げ道も見いだせないさまが悲痛。それでも父を慕い、娘と無き夫を愛する人になれた主人公・照恵が父の遺骨探しによって自分自身と父母の姿を見つけてゆく物語に引き込まれますね。しかしラストシーンが意味するものはどう取ればよいのか…
★64 - コメント(2) - 2015年4月23日

約15年ぶりの再読です。しかし…あれ?!『照恵は髪を梳くのだけは上手いわねぇ』の場面が無かった!!何度も何度も見返したが分からず…。どなたか教えてください。何ページに書いてありますか??
- コメント(1) - 2015年3月6日

高校卒業まで実母の壮絶な虐待にあっていた昭恵が40歳になり、一人娘と、幼いころに亡くなった父親の遺骨を捜すため、奔走する家族の話。昔読んだ本で辛い内容だった記憶があったが、やっぱり虐待シーンは辛いなぁ…。最後もなかなか微妙。その先が読みたかった。主人公と娘の関係が良いのは救いを感じるけど。
★7 - コメント(0) - 2015年2月15日

児童虐待の映画の原作としてあまりにも有名な本。高校生の娘をもつ母親になった主人公照恵が父親の遺骨を探し始めたところから始まり、自分が幼い頃に受けた壮絶な虐待の描写、自分の戸籍から父親の祖国の台湾に飛び、親子の絆や新しい絆を探していく。母親から愛されなかった照恵が愛情をもって娘と交わっていることに安堵しつつ、最後血は繋がらなくても確かな絆を得たことで読後ようやく安心できた。いい本でした。
★25 - コメント(0) - 2015年2月15日

閉ざされることで見えなくなるものがあるのですね。目を背けたくなるようなシーンの数々と切り離せば、見えるストーリーの成立もなるほど。
★8 - コメント(0) - 2015年2月9日

爸爸の遺骨探しのお話。最初は主人公の背景が明らかにされないうちに始まり、物語が進むにつれ、衝撃の過去が明かされていく。最終的にお骨が見つかってよかったですが、最後の役所のシーンで自分でも盲点をつかれました。確かに。もっと簡単に見つかったんじゃ…笑 最後のシーンのその後、作者があの母親とどんな再会を果たさせたかったのか気になります。
★4 - コメント(0) - 2014年9月5日

母親に愛されたい、母親を理解したいと願い続けた照恵が「理解できなくていい」という答えにたどり着いたことで、ようやく癒されたんだと思う。照恵と深草の親子関係がとても好き。
★2 - コメント(0) - 2014年8月23日

母の異常なまでの深い愛について書かれてるのかと想像しながら読み始めたが、そうではなかった^^;読み終えて、血のつながりについて考えた。とてつもなく恐ろしくもあり素晴らしいものでもあるのかなって。母親の生き様は悲しすぎた。
★8 - コメント(0) - 2014年7月18日

本書は母親から虐待を受けていた女性を主人公としています。 絶対的な関係性のなかで繰り返される暴力と逃げ場のない主人公(子供)の追い詰められた心理を容赦することなく徹底的に描いていきます。 昨今この手の読み物は多いわけですが、どちらかといえば母親の心の闇を描き出すものが多いように思います。しかし本書の場合はあくまで子供の視点から描かれるので、その恐ろしさがヒシヒシと伝わってきます。 後半は過去との和解を試みる主人公の現在が描かれます。そちらは単純に読み物として楽しむことが出来ました。 
★15 - コメント(0) - 2014年5月22日

私自身、母親から物差しでひっぱたかれたりした経験をもつ悪ガキでした。はさておき、女三代に渡ってのそれぞれの心の動きが凄まじかった。舞台が外国に移った頃からの気持ちの変化も見逃せない。最後の夢の中での台詞ももちろん。しかし残念ながらどこに行き着くのか私にはわからずじまいでした。
★15 - コメント(3) - 2014年1月22日

すごかった。
★2 - コメント(0) - 2014年1月7日

児童虐待のノンフィクションの中で紹介されていたので手にとった本。孤児院で育った主人公、照恵は早くに夫を亡くし高校生の娘と二人暮らし。娘に自分の過去を打ち明け、一緒に所在がわからなくなっていた父親の遺骨探しをする物語。もちろん虐待のシーンは凄まじく恐ろしいが、思った以上にこの本は深い。凄惨な過去を抱え、母から逃れて生き延びてきた照恵が、自分のルーツを辿りながら、失ってきた自尊心や抑え込んできた感情を拾い集めて行くのを、息を飲んでドキドキしながら応援している自分がいた。照恵と娘の絆に救いがある。
★39 - コメント(0) - 2013年12月5日

母に虐待されながら育った照恵。照恵の中で、幼い時に結核で亡くなった台湾人の父が救いだった。後半は父の遺骨探しの旅。照恵が娘を虐待せずに仲良い母娘になれたのが良かった。虐待の連鎖だったら悲惨すぎる。虐待の連鎖はなかったけど、深い傷は残りましたね・・・。虐待された人はどうその過去を葬ればいいのだろう・・・?☆3.5
★5 - コメント(0) - 2013年11月19日

母は、男を作り、病中の父と私の二人を捨てで家を出た。父の病状が悪化し、あちこちたらいまわしの後、施設でやっと安定した生活をおくれるようになったら、またまた母の出現。そして母と同居。その後、八年、月に二、三回程の頻度で折檻されながら生きていく。 巻末の解説の「度胆を抜く小説 ともかく一読をおすすめしたい」で、知らない作家であったが読んでみた。凄絶な虐待描写で気分が悪くなる。度胆を抜くとは、この事か。筋がある訳でなく、結末も「夢の中で、母の尻を叩きながら、人の愛し方を死ぬまでに覚えてよ」。最悪の本。 
- コメント(0) - 2013年11月1日

とうとう読んだ。一気に読んだ。「私を支配し、虐待した人間の心情など、理解しなくてよいのだと、やっと気づいたのです。」「ひとこと謝ってくれたら、許す。」許せるものなのか?許したいのだろうけれど。私にはとても、無理。壮絶すぎて、震え泣きました。
★5 - コメント(0) - 2013年8月9日

何度目かわからん再読。ま、いつものことながらこれを読むのは病んでる時だ。
★2 - コメント(0) - 2013年8月3日

数年ぶりに再読。以前読んだ時は折檻されてもされても愛されることを求めた子どもだったと思ったのだが、憎しみはしっかりと「わたし」の心のなかに刻まれていた。それが生きる力であり、誰かを愛する尊さになっていたことに勇気をもらえた。善悪の境界線がボヤけているいま、もっと自分の喜怒哀楽を尊重していたい。感じる気持ちを大事にしたい。
★6 - コメント(0) - 2013年5月26日

映画の紹介の新聞記事を読み、原作を読んでみた。母親の虐待のシーンは、文字で読んでも結構きつい。映像は、正直、見たくないと思った。主人公の体の痛み、こころの痛みを救ってくれた出会いや出来事に、感謝。著者の他の作品も読んでみたいと思った。
★2 - コメント(0) - 2013年5月25日

愛を乞うひとの 評価:76 感想・レビュー:94
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