禁じられた遊び (角川文庫 赤 258-1)

禁じられた遊びはこんな本です

禁じられた遊びの感想・レビュー(55)

ポーレットの心の疑問は、社会の”矛盾”の象徴。戦争と平和、そして生死。無関心と無力さへの嘆きではなかろうか。ドレ一家のポーレット受容と隣人との諍い。”象徴”の物理的紛失と精神的紛失。大人たちが言葉にしない矛盾を、無意識に形とする子供たちの遊び。現代も続く紛争の被害者・被災者と、子供たちの”遊び”を憂う。実家を訪ねた際に、映画好きの父親のコレクション整頓中に思わず映画鑑賞。今回初めて原著を手に取るが、時代を超えた問いかけではなかろうか。
★56 - コメント(0) - 3月19日

あのギターの悲しい調べは知っていたものの、映画や小説の内容は全く知らず。 ず〜〜っと前から実家の本棚にあったのは知ってたけど中々手には取れず今になってようやく読了。そうか、こんな内容の本だったか… ミッシェルとポーレットの幼い二人には戦時中、死が身近に存在するにも関わらず死の意味が理解できていない。幼い二人が死を認識する為の残虐な儀式の遂行が描かれる。 死とは、生とは、戦争とは…
★17 - コメント(2) - 2月25日

第二次世界大戦中の仏の農村、独軍の機銃掃射で両親を亡くし、その死の意味がわからない無垢な少女(ポーレット)と農民の純真な少年(ミシェル)との痛々しく切ない交流の物語。純真無垢な二人は、教会や墓から十字架を盗み出して、秘密の自分たちの(犬、モグラ、ヒヨコなど、動物の)墓に、その十字架を立てるという穢れなき悪戯に夢中になる。それはまさしく、無知と経験不足からの神を冒涜するような『禁じられた遊び』だった。ナルシソ・イエペスのギターの哀愁漂う音色が響き、感銘を受けた映画の原作。読友感想アップに押されて。
★52 - コメント(1) - 1月17日

「禁じられた遊び」と聞いて、最初に思い出すのは、あの悲しいギターの調べ。戦争によって両親を亡くした9歳のポーレットと彼女を引き取った先の10歳のミッシェル。無垢な二人はほのかな恋心を持ちながらも、十字架を弄ぶような遊びに夢中になる。死の意味を理解できていない二人の残酷な遊び。それは戦争への反抗、ひいては神の否定を表しているよう。生命を軽く扱い、大量に立てる十字架は戦争への批判。そんな遊びを子供にさせてしまう戦争。ポーレットのような絶望と悲しみの底に落とされるような子供が世界からいなくなるよう願うばかり。
★59 - コメント(6) - 2016年11月2日

~死と再生。
★1 - コメント(0) - 2016年10月18日

中学生の頃、誰もいない家の昼下がり(定期テスト期間で早く帰ってきたのだと思う)。この映画を観たのは、そんな時だったとぼんやりと記憶している。映画のことは全く覚えていないのだが、相当のインパクトがあったのだろう、すぐに母に頼んで原作本を買ってもらった。ようやく、ウン十年の年月を経て読了。オマエも村人と同じ無知で呑気な傍観者なのだよと作者に問われているようで、とても辛い気持ちになる。今もなおポーレットを生み出し続ける世界の中で、ポーレットと真っ直ぐ向きあう勇気を持たなくてはと思う。
★8 - コメント(0) - 2016年6月7日

これは怖い。小動物を捕まえては殺し、お墓をつくってお祈りを捧げる。ポーレットとミッシェルの二人が無邪気に行う遊びは、そのまま戦争へのメタファーになっている。フランスの片田舎ののどかな雰囲気の濃い文章で、そこは異国の雰囲気を味わうのが好きな私の好みのツボであったが、一人が任務遂行中に死んでしまうところなど、作者はどこまでも冷徹なのであった。戦場を描かずに、子供の世界を通して反戦を訴えかけた作品。
★7 - コメント(2) - 2015年2月9日

昭和49年8月30日18版が家にあるのを発見し読んでみた。同名の音楽はあまりにも有名だが、小説は読んだことないし、実は映画も見たことがない。どんな話なのか、軽い気持ちで読みだしたのに、えらく重い気持ちになってしまった。こんな悲しい話だとは思いもよらなかった。 神は存在するのか。存在するなら、どうして戦争が起こるのか?どうして罪のない子供が犠牲になるのか?最後にミッシェルが十字架とともに転落し死んだのは、神が存在しないことの作者による証明なのではないか?この本、もう現行版は売ってないんですね。残念。
★14 - コメント(0) - 2015年1月9日

S
戦争はこんなにも残酷で悲しいお話を生み出すのか。純粋で無垢なポーレットは、おそらく“なにもわからない”まま、亡骸に頬ずりをする。禁じられた遊び、というタイトルが心に痛く響く。
★3 - コメント(0) - 2014年12月18日

映画の音楽はよく耳にするものの、そのストーリーについてはほとんど知らないので読んでみました。大戦中のフランスの片田舎の農村を舞台として「死」が極めて日常的に目の前の風物として現れる時代背景の中で、小さな子ども達がその悲惨な現実を、違和感を感ずる程あっけらかんと受け止め、一種の「遊び」という形の中で体現していく様が、何とも痛々しくも悲しい物語です。クライマックスで、なぜポーレットは半ば無理やりミッシェルに高く危険な礼拝堂の十字架を取りにやらせたのか、それが幼いがゆえの残酷さなのか、自分にはまだわかりません。
★2 - コメント(0) - 2014年9月23日

書体があんまり好みじゃなかったからか、あんまり内容が頭に入らなかった… 今回のチョイスはちょっと失敗だったなー
★6 - コメント(0) - 2014年2月9日

有名な作品であることは知っていたけれど、ストーリーは知らなかったので手に取りました。死の持つ意味を理解してないポーレットが不憫かつ、残酷に見えてしまいました。ポーレットのような子供は明らかに戦争の犠牲者で、死と言う最大の悲劇、不幸を当たり前の日常に変えてしまう戦争は決して許される物ではありません。ポーレットのような子供を生み出さない為にも、戦争の恐ろしさ、平和の尊さを私たちは学んで恒久平和を後世に繋いでいかなくてはならないと思いました。映画も見てみたいです。
★12 - コメント(1) - 2013年9月5日

死というものを知らぬ少女と、死というものに恐怖を持たぬ少年のお話。戦時中というが、そんなことを感じさせない、淡々としている。ボレットちゃんカワイイ❤
★6 - コメント(0) - 2013年4月1日

大学生時代に講義で紹介された本。やっとこさ読んだものの全体的に意味が分からず…。
★2 - コメント(0) - 2013年3月6日

☆☆☆
- コメント(0) - 2012年9月25日

辛い現実の中でも子供は楽しむことができて、でも現実は子供を楽しませるつもりはなくて、むしろ子供を踏み潰すことが出来る。
★4 - コメント(0) - 2011年6月14日

戦争を知らない子供なので、映画もみたい
★2 - コメント(0) - 2011年2月7日

かのギターの名曲とこのタイトルだけを知っていて肝心の物語を知らない、と思って手に取った一冊。凄惨に始まり、"十字架"を鍵に、陰鬱に終わる、こんな話だったのか…。
★4 - コメント(0) - 2010年7月17日

悲しいね。無邪気さが悲しい。
★1 - コメント(0) - --/--

1999/4/3読了
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★☆☆☆☆
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