ジャッカルの日 (角川文庫)

ジャッカルの日の感想・レビュー(595)

40年程前の作品とは思えない。全く古びていない。おもしろかった。フランス大統領暗殺を企てるジャッカルを徐々に追い詰めていくルベル警視。ストーリーがシンプルで的確で、両者が自分の判断を信じて進んでいく。迷いがないプロ対プロ。フォーサイスの他の作品も読んでみたいけど、これが一番のようですね。
★21 - コメント(2) - 3月25日

新しい方の映画「ジャッカル」のイメージが先行して妙なブルース・ウィリスが目の前をチラチラして困ります。原作に近いのは先に作成された「ジャッカルの日」の方でしょうか。でもwikiでしらべるとフォーサイスは映画の内容に納得してないようでしたね。そうでしょうね。私がフォーサイスなら怒りますね。
★20 - コメント(0) - 3月5日

凄腕の殺し屋=ジャッカルと敏腕刑事=ルベルの攻防、一進一退の逃走劇。今では馴染みのストーリーだけど、フランス大統領ドゴールが対象となると話は別。まるで見てきたかのような臨場感と細部にまでこだわった描写。それが、実際にこんな事件が歴史の闇にあったのではないかと思わせてくる。全てを脳みそから捻り出したにしては、あまりにも詳しすぎる。著者も自ら、自分は作家ではないと公言しているから、もしかして……。色々と、想像が尽きない。
★18 - コメント(0) - 2月6日

読み始めてから、読み終わるまで忙しかったのもあるが一月かかってしまった。伏線というか前半部分は僕には退屈だった。何度、読むのをやめようと思ったが我慢して読んだ。すると400ページを過ぎたところでスピード感と緊張感が高まって面白くなった。
★16 - コメント(0) - 1月27日

ここに魅力的な殺し屋がいる。お金で暗殺を請け負い、邪魔になる者は躊躇なく殺す。被害者側に立てば、許し難い男である。しかし、この小説においては通常のモラルをいったん横へ置きたい。変幻自在で、鼻歌混じりに暗躍する男と、その彼を知能と経験で追う男。暑苦しさはなく、軽妙洒脱な印象を受けるのは、ヨーロッパという舞台故だろうか。二人の男に漂う余裕故だろうか。#G1000
★35 - コメント(0) - 1月11日

ジャッカルと呼ばれる暗殺者を、あくまで客観的に、淡々と描ききっている。真実の姿は誰にも分からない、だが行動のひとつひとつから垣間見える彼の緻密性は、もはや芸術的といっても過言ではない。追うルベル警視の執念、巧みさにも魅了される。とても面白かった。
★28 - コメント(0) - 2016年12月31日

一流のエンタメ作品です。映画化されてたんですね。
★39 - コメント(0) - 2016年12月14日

ジャッカルかっこいい。追いかけっこの加速感がハンパないです。
★3 - コメント(0) - 2016年12月1日

英ガーディアン紙必読の1000冊。映画からの導入作品。映画も面白かったけれど原作の出来は白眉の一言に尽きる。フランス大統領ド・ゴール暗殺を目論む殺し屋ジャッカル、暗殺作戦を司令したOAS(秘密軍事組織)とフランス官憲側の対峙。6回にわたってド・ゴール暗殺を失敗したOASは凄腕の殺し屋ジャッカルに托すわけだが…。ジャッカルの存在、フランスへの潜入拠点など様々な謎が浮かび上がる。正体不明の敵を追うフランス官憲。手に汗握るとはこの事だ!!文句無しにオススメの作品♪
★58 - コメント(0) - 2016年11月19日

「ジャッカル」それは、カウントゼロになるまで止まらない時限爆弾のようなもの。個人的にはそんなイメージで読み進めた。殺し屋vs警察。入念な下準備。しらみつぶしの捜査。どちらも完璧なプロフェッショナルな仕事ぶりに舌を巻く。歴史は覆らない。ならば、この物語はどんな決着を迎えるのか。完璧を期した準備も捜査もどこかに小さな穴がある。そして人智を超えた力にはどう頑張っても抗えない。どちらにも肩入れしすぎてたまらない緊張感を抱いたまま、頁を捲り続けた。静かに進行する物語にも拘らず、ものすごい力で惹きつけられた。圧巻。→
★80 - コメント(5) - 2016年11月19日

スナイパーVS警察、プロフェッショナル同士の息詰まる攻防。超面白い。読んでいてスカッとするのは、しょうもないヤツがサンクレアぐらいで、足を引っ張るヤツが少なく全員目的に向かって全力を尽くしているからだろう。その構造はシンゴジラ的(こっちの方がずっと古いんだから逆か。笑)。昔はそんなに絶大な権力を持つことが可能だったのかと驚くと共に、トップのリーダーシップと有能な現場への権限委譲が徹底していて、有機的な組織の理想形を見た。だから、読んでいて気持ちいいんだよね。映画も名作らしいので観よう。
★7 - コメント(0) - 2016年11月9日

シャルル・ドゴール暗殺を請負った殺し屋ジャッカルと阻止したいフランス警察のルベル警視とのプロ同士の攻防を描く。冒頭40ページくらい、様々な機構と人名が飛び交い挫折しそうでしたが、ジャッカルに仕事を依頼したあたりから俄然面白くなり止まらなくなりました。どちらも真剣勝負なので、ジャッカル目線を読む時は捕まらないでとハラハラし、ルベル目線の時はあと一歩だと手に汗握り、とってもスリリングでした。蛇足ですが、全体的に硬い文章なのに運転手ではなく「運ちゃん」と表記してるのが気になりました。
★6 - コメント(0) - 2016年10月17日

yan
初版が昭和54年…。全く古さを感じさせなかった。アルジュリア問題から発するドゴール大統領とOASとの攻防。序章で既にドゴール大統領の暗殺計画は全て失敗に終わり、彼自身ベットの上で静かに息を引き取ったと書かれているのでジャッカルの計画も失敗に終わる事が初めから判ってしまっている。にも関わらず「どうなるんだろう?」と第2章からハラハラしっぱなし。プロ同士(ジャッカルとルベル)のせめぎ合いは静かに進みつつも熱い。違う意味でジャッカルは逃げ切った。静かに幕が開け、そして静かに幕が閉じた感じだった。
★31 - コメント(0) - 2016年10月16日

「“殺し屋になる”と俺が言ったから10月5日はジャッカル記念日」と、恥も外聞もなく俵万智をパクってしまう程の名作「ジャッカルの日」。フランス人の名前や警察機構が全く頭に入っていかないのがノンボンジュールだったが、ジャッカルがフランスに潜入してからの緊張感は超ジュテーム、メルシーな作品であった。…俺のフランス力はどうやらここまでである。サイヤ人風に言うなら「これでオラには鼻くそをほじる力も残っちゃいねぇや」である。司馬さん風に言うなら「余談だが」ブリーフの締め付けが嫌なので俺はデューク東郷にはなれない。
★25 - コメント(0) - 2016年10月5日

超一級のエンターテインメント小説。冒頭の数ページで忽ち小説世界に引き込まれ、最後の数ページでは思わず唸り声をあげ、そして読了の瞬間には溜め息を漏らす。たった1人でドゴールの暗殺を画策する孤独なスナイパー、ジャッカル。一方、それを阻止せんとするルベル警視。互いに、狙撃者が、あるいは守る側が、およそ考えうるあらゆる手立てを尽くすサスペンスは、最初から最後まで強度の緊張が保たれる。また、細部にわたっての実に綿密な彫琢度において、きわめて高い完成度を示す。推薦。
★363 - コメント(5) - 2016年9月21日

こんな小説はそれまでなかったということも偉大であるが、今読むと、当時のフランスはまだまだ政治的に不安定だったこと、フランス人は戦争が終わっても20年間くらいは植民地があって当たり前と思っている人が一定数いたことなど、歴史を感じられる内容でもあるなぁ。
★3 - コメント(0) - 2016年9月11日

現実に起こり、実在している人物や事実とフィクションを織りまぜることでより真実味が増し、まさにドキュメンタリー・スリラーでした。追う者と追われる者の双方の視点から読めるので、その場での冷静な分析や判断力、確固たる決断力には脱帽しました。双方が相手の裏の裏を推測していく心理戦は緊迫感があり、終盤のお互いを認識するに至る場面は最高潮にわくわくしました。
★5 - コメント(0) - 2016年8月23日

ジャッカルとルベルの対決が面白かった。結末はまさか、という感じ。ジャッカルはジンのような感じかな
★3 - コメント(0) - 2016年8月11日

本作の特徴として、一部の登場人物や舞台背景などは ノンフィクションであることが挙げられる。 勿論、ストーリーはフィクションであるが、本当にフィクションなのか? と思わせられるような描写が良く描かれている。
- コメント(0) - 2016年7月29日

シャルルドゴール将軍暗殺に関する攻防戦を描いたフィクション。空港名としてしか知らなかった、仏大統領と暗殺者を実際目の前にしているかのような臨場感だった。
★3 - コメント(0) - 2016年7月18日

フランス大統領暗殺計画。追いつ追われつでスリリング。本当にもう手に汗握って止まらなかった。作家はサイドワークというのも頷ける。
★1 - コメント(0) - 2016年7月15日

★★★☆☆
- コメント(0) - 2016年7月10日

話の展開、二人の対決が面白かった。名作。
★1 - コメント(0) - 2016年6月15日

追う者達と追われる者との駆け引きがリアルに描写され、引き込まれていく。
★1 - コメント(0) - 2016年5月29日

世界を股に掛けたドゴール暗殺計画を満喫。ジャッカルの影も形も掴めない中、凄まじい勢いで追い詰める有能な指揮官たち。ジャッカルはすべて完璧に準備した上での行動なのか、行き掛けの駄賃とばかりに幸運に恵まれたのか。OASに前金を受け取った時点で、退路を断っていたのだろう。窮地に陥ったときの素早い決断力、迷いのない冷静な行動力には、何度も鳥肌が立った。
★10 - コメント(0) - 2016年5月3日

どこまでが事実でどこからがフィクションか判別できないドキュメントとエンターテインメントの素晴らしい融合。名前も姿も分からない暗殺者を追うルベル警視、幾重もの偽装により入念な暗殺計画を図るジャッカル、追いし者と追われし者それぞれの動きを交互に見せて、指し手の読みあいの頭脳戦をサスペンスフルに盛り上げる。後半の追い詰めたと思ったら取り逃がす紙一重展開の連続に読む手が止まらなかった。ラストで一瞬だけ邂逅した敵同士が本質的に互いを理解し合っている場面がとても印象深い。
★33 - コメント(1) - 2016年4月30日

何年か前に昼にテレビで映画がやっていて、たまたま見た。国境を越えて飛び回るジャッカル(首にスカーフ、白いアルファロメオでイタリアからフランスまで流す)を、フランスのちょっと田舎っぽいルベル警視が追い詰めていくのが、スリリングな展開で夢中になった。文庫は大部の500ページ超で、始めはダラダラ読んでいたところ、第2部あたりから止まらない。「気がついたら夜明けだった、というような体験を望まれる向きには、これ以上の読み物はない」(ニューヨーク・タイムズ書評)の言葉通り、読み終わったら午前3時でした。
★9 - コメント(1) - 2016年4月3日

戦前の日本にとっての満州国と同じように、1950年代までのフランスにとってアルジェリアは軍隊と、母国からの入植者によって実効支配していた国であった。50年代の独立戦争はその既得権益を脅かすものであったが、結局 陸軍出身のドゴールが大統領になるに及んで戦費拡大による破綻寸前の財政などを鑑みアルジェリア独立が承認される。ドゴールに期待したが故裏切られた感のあるアルジェリア出身者で組織されたOASは、ジャッカルを雇って大統領暗殺を狙う。その暗殺を狙う瞬間迄の暗殺者と警察の情報、推理戦の様子を手に汗握りながら読む
★6 - コメント(0) - 2016年3月4日

当時のヨーロッパはこういった話はたくさんあったんだろうなぁ〜、と思った。歴史物サスペンス、堪能しました。機会があれば映画も是非見てみたい。
★3 - コメント(0) - 2016年3月2日

本作は、シャルル・ド・ゴール仏大統領の暗殺を企てる秘密軍事組織OASの雇った暗殺者ジャッカルとフランス官憲側との息詰まる攻防をドキュメンタリータッチで描いたスリラー小説だ。ジャーナリストである著者の綿密な取材から組み立てられたプロットは、リアリティに溢れ、ノンフィクション作品と取り違えてしまうほど。とにかく実在の人物も多数出てくるため、どこまでが事実なのか気になるところだが、暗殺決行日までのジャッカルの行動が克明に描かれる一方で、ジャッカルが何者かが明らかにされないあたりも絶妙というべきである。(続)⇒
★10 - コメント(1) - 2016年2月18日

最強の刺客と最高の刑事による究極の追跡劇。プロ同士の戦いが熱い、そしておもしろい。相手の二手三手先を読もうとするものの、相手はさらに先を読んで行動していたりとさすがプロと唸りたくなる展開が良い。ジャッカルは有名漫画のスナイパーを彷彿とさせる。
★25 - コメント(4) - 2016年2月16日

再読。すごく緻密に練られたお話で、ハラハラさせられるんだけど、最後の最後でなんか気が抜けてしまった。こんなんだったっけ?
★1 - コメント(0) - 2015年12月18日

夢中になって読みふけった
★4 - コメント(0) - 2015年12月18日

Mzo
森博嗣のルーツ・ミステリィ100から。ド・ゴールを狙う暗殺者ジャッカルと、それを阻止せんと立ち向かう警察の頭脳戦。面白かったー!ジャッカルが動き出した最初はどこかのんびりしてたのに、クライマックスに向けどんどん緊迫感が高まっていく。よくある手法とはいえ、ここまで見事だと引き込まれる一方。映画化もされているのですね。今度見てみよう。そして森博嗣も書いてたけど、この本、タイトルの格好よさも抜群ですね。
★20 - コメント(1) - 2015年12月14日

【ガーディアン1000】映画は鑑賞済。オリジナルは良かったけど、リメイクはダメダメだった記憶が。ブルース・ウィリスの女装姿にげげげ、となった。原作は「オデッサ・ファイル」のフレデリック・フォーサイス。フランスの大統領ド・ゴールを殺すために雇われた暗殺者ジャッカルとフランス警察の攻防を描いた作品。硬質な文章だけれど、何故かタクシー運転手を翻訳者は「運ちゃん」と訳し、この言葉が出るたびに笑いがこみあげた。何のこだわりがあって「運ちゃん」なんだろう…。
★18 - コメント(0) - 2015年11月7日

ガーディアン1000冊から再読本。 世界最強の暗殺者ジャッカルが、フランス大統領ドゴールを狙う。 ちょっと読みづらいけれど、スリル満点、手に汗握る、名作! 他に言いようのない作品。 ジャッカルを雇う側も、ジャッカルを追いかけるフランスやイギリス側も、そしてジャッカルがフランスで出会う人間も、実に味わいがあるのです。 1973年制作の映画もとってもおススメです。 ジャッカル役の、E・フォックスが実に良いのです。 ★★★★★  
★23 - コメント(5) - 2015年11月2日

★★★★ 最初はなかなか入っていけなかった。地味だけど明晰な頭脳を持つルベル刑事が登場してからが面白くなってきた。内輪で足を引っ張るサンクレア大佐に、冷静に対応していくルベル刑事。着実に犯人を追い詰めていくところがスリス満点。結末は分かっていてもドキドキしながら読み続けざるを得なくなってしまう。犯人のプロ意識も相当なもの。「勲章」や「松葉づえ」「疲れ切った老人の表情」など、印象強い材料が前半に出てきて、結末につながっていく部分が面白い。
★15 - コメント(0) - 2015年10月10日

だいぶ古い古本で読破。ジャッカル魔法少女説。すごい変装しますよねー。結局何人だったのか。捜査班が追い詰める様の方に好感。ネットがあったらこの焦燥は生まれなかったんだろうなぁ。
★3 - コメント(0) - 2015年9月28日

ドゴール大統領暗殺にことごとく失敗していた極右組織OASは、外部から暗殺者を招いた。彼の名はジャッカル。冷静沈着なイギリス人。タイトルが素晴らしい。冷戦時代ならではのアクション冒険小説。暗殺者に狙われ続ける大統領を抱いた国家フランス。同時期のケネディ暗殺と比較して読むと、フランスの印象が変わります。
★2 - コメント(0) - 2015年9月26日

ジャッカルの日の 評価:94 感想・レビュー:163
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