ベロニカは死ぬことにした (角川文庫)

ベロニカは死ぬことにしたはこんな本です

ベロニカは死ぬことにしたの感想・レビュー(1873)

ベロニカは死ぬことにした。ところが、ベロニカは目を覚まし、そこは精神病院の中で―――。という物語の始まりなんだけど、僕には難しかったです。小説というより、自己啓発本。いや、それほど啓発的でもないか……。神がテーマなので、キリスト教の知識がないと、ちゃんと楽しめなさそうです。僕には完全に理解できませんでした。訳者の、問題でしょうが、文章も味気なくて退屈でしたし……。
★11 - コメント(0) - 3月18日

睡眠薬を飲み自殺を図るが目覚めた場所は楽園ではなく精神病院だった。後遺症によって余命僅かとなったベロニカ。自らの意思ではなく予期せぬ余命宣告を受け、漸く気付く自分らしさ。哲学的で報告書や論文を読んでいるようだがベロニカを通して自分と改めて向き合える作品。自分のスタンスを変えたり今まで抑圧してきた真の感情と向き合う事は勇気がいるが“ありのまま”は自分が思っているほど悪くないのかもしれない。不安や不満が永遠に続く人生だってきっとそんなに悪くない。傷付いたり悲しくなったら、泣けばいいんだ。
★27 - コメント(0) - 2月14日

「死ぬことにした」時から、「生きることに決めた」時までのベロニカの精神の旅に同行させてもらった。平凡で満たされた(周りからみれば)人生であることに絶望し、服薬自殺をすることにしたベロニカ。普通であることと狂っていることの境目は曖昧だ。誰が決めるものでもなく、自分が自分らしくいることが大切なのだろう。狂ってる、はある意味褒め言葉かもしれない。精神病棟での登場人物みなそれぞれに味があり、人生があり、葛藤があり面白かった。
★15 - コメント(0) - 2月10日

借り本。狂っているとは、自分を多数の型にはめることができない人なのか、それとも平然と普通の枠の中で疑問も持たずに生きている人なのか。「狂っている」のか「普通」なのかしか選択がないのがおかしい。みんな違うのだから人に合わせることも、人の目を気にして生きることもない。時々窮屈に感じる時がある。そんな時は我慢しないで自分を解放しないと。思う存分好きにしたらいい。ストーリー展開は最初から予想通りだったので特に驚きはなかったが、これまで疑問に思いながらも断れなかったことを明日こそはNOと叩きつけようと決心した。
★54 - コメント(2) - 1月22日

若くて美しく普通に幸せな女性ベロニカが自殺を図って未遂。精神病院で目が覚めた時に睡眠薬のオーバードーズで心臓が壊死しているからあと1週間ほどで死ぬと余命宣告されて云々。出だしが医薬学的な嘘があり過ぎてツッコミ入れながら読んでしまって楽しめず。しかもそのツッコミ通りでオチつけられちゃったから意外性も面白みも感じなかったし、感動もできなかった。
★25 - コメント(0) - 1月14日

何も不自由がなく、あまりにも普通の人生だからこそ「死にたい」。普通の人の普通の考えの立場からなら、それはあまりにも「狂っている」ことで、理解しがたいこと。狂っているのは、普通を受け入れた人なのか、精神病院にいる人なのか。みんなそれぞれが違う人間で違う考え方を持っているが、普通から逸れる人生が待つ世界に怯えて、普通を受け入れる。なんとも皮肉な世界なんだろうと思いました。「死」を意識して初めて「生」を意識するのは、まあ人間としては当たり前だと思いました。
★3 - コメント(0) - 1月4日

人と違うのが当たり前・色んなものを感じながら自分らしく生きていい、そう考えさせられる。ベロニカが死を意識してからの考えや行動は、パワフルかつ生命力に溢れていて素敵だった。自分自身で自分を「狂っている」「周りと違うことはおかしい」、そう思って制限をかけているだけで、本当は違うことのほうが普通だと知る。ベロニカの生命力に影響されて、マリーやエドアードの心境が変化していく様子が印象的。好みは別れそうだが、パウロ・コエーリョさんの本の中で個人的に1番好きな作品になった。
★3 - コメント(0) - 2016年12月27日

yka
憂鬱の末期にいる人は、一週間に一回しか自分の病気に気づかない。それは日曜日の午後だ。長い平和な時間を地獄としか思えず、苛立ちしか感じないからだ。でも、月曜日がやって来ると憂鬱な男はすぐに症状を忘れ、いつも週末があまりに早く過ぎてしまい、休息をとる時間などないことを呪うのだ。
- コメント(0) - 2016年11月20日

世界的ベストセラーという割には、面白いとは思えなかった。南米系の作者の作品は今ひとつ口に合わないという、個人的な嗜好の問題かも。
★3 - コメント(2) - 2016年11月13日

「普通」と「狂い」の境界とは。ゼドカ、マリー、エドアード、そしてベロニカ。彼らは狂っていたが狂っていなかった。特別「異材」であったわけでもなく、ただのありふれた人間だった。そこに着地するための重厚なドラマ。とても良かった。というかもう、ゼドカが去る辺りから泣いて読んでました(笑)イゴール博士は最後までイゴール博士でいてくれてありがとう。
★5 - コメント(0) - 2016年10月24日

ずっと前にアルケミストを読んでパウロ2作目。人は違って当たり前、そんなことを再確認させてもらえた。読んで良かった。
★3 - コメント(0) - 2016年10月2日

ふとしたときにベロニカを思い出すことがある。ピアノを弾くシーンが不思議と印象に残っている。
- コメント(0) - 2016年9月21日

S
睡眠薬を大量に摂取するもののすぐには死ねず、壊死した心臓を抱えながら残されたわずかな時間をどう生きるかという新たな絶望に立たされるベロニカ。本書が発売された頃、私は小学生だった。タイトルの鮮烈さに驚き書店で最初の数ページをこっそり立ち読みしたことを覚えている。実際読んでみると、あの当時の私が仮に読んでいても果たして理解できたか疑わしいほど哲学的な作品だと感じた。時を経て改めて読んだ感想としては、目を開くことは難しく、開いていても見るべきものを見ることができるか否かは分からないということである。
★33 - コメント(0) - 2016年8月25日

きみは人と違うのに、同じようになりたいんだ。それは、わたしから見れば、とても深刻な病気だけどね
★4 - コメント(0) - 2016年8月23日

★★★★面白かった。狂っている事とは。自由とは。
★3 - コメント(0) - 2016年8月19日

ある朝、ベロニカは死ぬことを決め、睡眠薬を飲む。目覚めるとそこは精神病棟だった。自殺未遂者の後遺症で彼女は心臓にひどい障害を得てしまう。余命1週間。精神病棟で出会う魅力的な人たちと語らいながら、彼女は生きる意味について覚醒していく。「いいわ、行きましょ。狂った人は狂ったことをするものよ」松尾スズキの「クワイエットルームにようこそ」をもう一度読みたくなった。どちらも映画になってて、どちらも同じテーマで結論は違うから、僕はおすすめです。
★8 - コメント(0) - 2016年8月15日

「アルケミスト」「ピエドラ川~」の2冊をこれまで読んできた。今作もスピリチュアル本というか、小説というか。その中間といった感じ。面白く読めるし、登場人物が魅力的。人はもっとハートを開いて生きていかなくちゃ、というメッセージですね。そういう意味ではラジニーシ(OSHO)の本を読むのに近いような感覚がある。しかし、女性の心理や人生に対する深い苦悩、絶望というのを書くのが上手いですね、コエーリョさん。おじいちゃんなんですけど。
★4 - コメント(0) - 2016年8月14日

511
1,この物語は神話だ。精神世界の探検を通し、ベロニカはいくつもの苦悩と困難に直面する。死から蘇り、得たのは『自己肯定感』だけだった。願わくば「しなければならない」から解放されたベロニカのこの先に幸運を願いたい。2.普通さに合わせようとする時の微妙なズレや苦しみは人類共通の悩みなのだ。私たちはベロニカに自分を投影し共感するだろう。彼女の苦しみが、言葉が、怒りが音を立てて降り注ぎ、私たちはその切実さに愛おしさを感じるはずだ。3.作者は心の底から愛の力を信じている。その優しさは文章越しにも伝わったと思う。
★3 - コメント(0) - 2016年8月13日

美しく知性もありながら、若くして自殺未遂を起こしたベロニカ。運び込まれた精神病院で、服薬の影響で余命はわずかと告知されてしまいます。入院患者と過ごす中、狂気と普通の境目はあやふやになり、狂人達にとっても、死を間近にした彼女は不穏な存在として大きくなります。ベロニカの出身地が、紛争に巻き込まれた小国スロベニアである事も作品の不安定感を増しています。精神世界に深く入り込み、自分の立ち位置を見直さずにはいられないような、モヤモヤ感が残りました。
★11 - コメント(0) - 2016年8月13日

話の流れも結末も、だいたい想像できますが、登場人物たちのそこに至る感情の流れの描き方がよかったです。実際の治療場面では、こうも簡単に、人の気持ちが動かされることは大概ないと思いますが、フィクションはやっぱりこうでなくちゃ〜と思いました。
★6 - コメント(0) - 2016年8月8日

現代アーティストの薦めていた一冊。タイトル通り、ベロニカの自殺から始まる。それは未遂に終わったものの、心臓に重い障害が残り、余命は長くとも一週間。その間に病棟で起こる人物の心の移り変わりの物語。病棟にはそれぞれの理由の患者がいて、心に重いケースも。ひとつ、“繰り返される日常”と狂気についての言及は人間にとって永遠の問題なのかもしれない。“死”から“生”へ、物語はポジティブな結末に向かったことは救いだった。
★4 - コメント(0) - 2016年8月6日

読了。結末はだいたい想像がついた。 最後の「死を意識することで、より密度の濃い人生を送るよう力づけられることがある」 同意。
★3 - コメント(0) - 2016年8月6日

精神病棟モノは読んでてモヤモヤします。再読するには自信がないなー。
★1 - コメント(0) - 2016年7月6日

自殺未遂をしたベロニカが、精神病施設で入居者達に触れる事で生と死の欲求が逆転する物語。 精神世界の話が故に、半分位までは進みが悪く、途中で放置していた本だったが、読みを再開したら多重人格の青年が出てくる辺りからのめり込み、最終的には楽しめた作品だった。 まあしかし、ストーリー自体は面白くても、訳本の文章はやはり苦手だ。
★2 - コメント(0) - 2016年6月19日

精神病の話ですね 狂気とは何か???ってあたりの話かな 読みづらくは無いけど読みやすくも無く、劇的な起伏はないので集中して読むのがしんどかった そのまま純文学的に終わるのかと思ってたらラストは少し裏切られて面白かったけど、トータルでは今ひとつ
- コメント(0) - 2016年6月17日

ラストはそうきたか~と、なるほど。狂うってなに、普通ってなに。普通って高水準だよなと思いつつ、人と同じなんて有り得ないのに、違うから、とそれで狂人なのか?普通のふりをして生きていく。みんなおかしい。死を思うことが生きてくこと。
★2 - コメント(0) - 2016年6月12日

メメントモリ狂った臣民と王の挿話が印象的でした。
★1 - コメント(0) - 2016年6月11日

人生に意味を見出せなくなった少女ベロニカは多量の睡眠薬を飲んで自殺を試みるが、辛うじて意識を取り戻し、精神病院へ入れられる。しかし心臓に重篤な後遺症を遺し、余命わずかと告げられる。生きることに絶望した少女は死の淵で、また精神病院という場所で何を見出すのか。ベロニカと出会うことで、他の患者の意志とベロニカ自身の意志が変わっていくのが見所。一概に解決出来る病ではないけど、憂鬱症傾向のある人にはよい処方箋になるような本だと思う。スピリチュアルな話が多いのはあんまり好きじゃないけど『アルケミスト』よりは好きかも。
★32 - コメント(0) - 2016年6月5日

人と違うこと=狂っているとされる現代で、生きるということの物語。スピリチュアル的な何かが混じってしまうのはこのてのテーマをする限り不可避なんだろうか…
- コメント(0) - 2016年6月4日

真木よう子主演で日本でも映画化されてるそう。本と米版映画と三つ並べたらもっと違った理解があるかも。かなり哲学的なので、情景やセリフとして世界観を描くより、語りや文字をはさみながら一緒に考えるような映画にしてあったら面白いなぁ。観てみようかな。死を「何日後」単位で宣告されることってまず無い。文字通り「死を待つ」状態になった主人公。それでも環境の変化と新たな人との出会い、新たな考え方との出会いが、彼女にめまぐるしいほどに訪れる。その時彼女は…。ならば私は…。なかなか他の小説では味わえない感覚でした。再読しよう
★11 - コメント(0) - 2016年5月28日

[図書館本]パウロ・コエーリョ三作目。若くて美人で仕事もボーイフレンドもあり、知的という一見パーフェクトだが性格が残念なベロニカが、突然自殺をするが失敗し、精神病院に入れられる物語。私自身は別に死にたいとか思ったことはないけど、不幸せだから自殺するってだけが自殺の理由じゃないのではないかと思った。相変わらず哲学的。
★18 - コメント(0) - 2016年5月27日

ほぼ完璧なベロニカが自殺未遂を犯し(この時点で狂っていたかも?)精神病院に入ることになることによって、狂人と正常?な人の境界線について考えさせられた。結局、目線によって、非凡と平凡は紙一重、今日、テレビで見た、北海道ではアメリカンドッグに砂糖を付けて食べるらしいが、関東人から見ると、狂ってるように見える。犯罪に手を染める瞬間も、このスイッチの切り替えが異常事態になると殺人を犯すのだろうか?様々なケースがあるけれども、興味深い小説だった。
★25 - コメント(0) - 2016年5月22日

狂気とは何か。自由とは何か。人とは何か。一人の少女の生の物語。最後のどんでん返しはそうきたか!という感じ。文字をこねくり回している感じはしなくもないが、結構深いことを描いている(特に精神病理について)と思う。
★4 - コメント(0) - 2016年5月16日

目を惹くタイトル。主人公ベロニカに共感する部分があり、時々ジーンと心を打たれながら読んだ。「狂っている」という言葉を好意的に捉えるようになったのはこの本を読んでから。(ただ、褒め言葉のつもりで使っても伝わらないことがある。)個性を殺すというのは、何も日本社会だけのことではないんだと思った。コエーリョはブラジル人だけど、確か世界を旅した人だから、色んな国の人に会ったことだろう。人は程度の差こそあれ共同体の中では「普通」を知らずの内に追い求めてしまうのかも。江口研一さんによる、少し淡々とした日本語訳も好き。
★9 - コメント(0) - 2016年5月14日

若く美しくして死を選んだベロニカを通して、狂気とはなにかを探求した作品。大勢の人と異なることをすれば、大勢の人たちはそれを狂気と呼ぶこと…そして、世間から見て狂っている方が幸せなことに気がつき、精神病院を出ようとしない患者たち。この世界は誰もが狂っていて、常識などないのかもしれないと思わせられた。
★4 - コメント(0) - 2016年5月14日

狂うことの肯定を見たような気がします。全てを手にしているはずなのに何かが欠けているベロニカ。他人から見れば幸せそうに見えてもベロニカはそうではなかった。幸せを見いだせなかったからこそ死ぬことにしたのだと思います。自殺未遂に終わったものの、精神病院で狂人と過ごすことになったことで見えてくる人生は混沌と希望の世界のように感じました。普通の人なんて誰一人としておらず、誰しも狂っているのかもしれません。生に対する想いが伝わってくるようでした。恐れることなく、狂ってもいいと言われている気分になります。
★95 - コメント(2) - 2016年5月14日

自分がまともか狂っているかなんて視点がどこにあるかで変わってしまう。だったらそんなことに煩わされずに「狂って」しまえばいい。他人から見た自分がまともかくるっているかどうかなどは気にせずに、自分の人生を引き受け、謳歌したほうがいい。 精神を病んだ人たちの病院を舞台にしているけれど、その外に住んでいる私たちのための本。個人的には、ずっと気になっていたこの本をいま手に取ってよかったと思う。
★6 - コメント(0) - 2016年5月9日

普通であるという鎧を作り上げることで思考停止状態となり、自分らしさ、自分自身の心の声を封印する現代に生きる人々に警鐘を鳴らすような作品だった。他人が望むと思われる自分を演出するためだけの人生を送った結果、未来に勝手に落胆し自殺の道を選んだベロニカ。他人の中にしか自己を見出せない、自分の気持ちをおざなりにするその姿は、自分以外のものに迎合することがすべてとなっている現代人そのものだと感じた。自分という奇跡の存在を、ベロニカのように、その他の患者のように、自分と向き合って感じていたいと思わせてくれた。
★7 - コメント(0) - 2016年5月7日

「アルケミスト」で有名なブラジル人作家パウロ・コエーリョの作品。自殺未遂の末、精神病院に入院。狂人たちと過ごす内に...。そんなストーリー。人間は誰もが狂った一面を持っていて、それでいて普通のように振る舞う。そんな一文にハッとさせられました。
★4 - コメント(0) - 2016年5月3日

読んでいてとてももどかしい気持ちになりました。 ベロニカを中心とした登場人物たちの、生に対しての真摯さ、情熱がとても眩しかった。 マリーと博士の会話に出てきた、神は一つとして同じ葉っぱを作らない、というたとえが好きです。 「きみは人と違うのに同じようになりたいんだ、それは、わたしから見ればとても深刻な病気だけどね」 自分の生き方に迷ったら再読したい本です。
★8 - コメント(0) - 2016年4月11日

ベロニカは死ぬことにしたの 評価:72 感想・レビュー:428
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