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ラヴレター (角川文庫)

感想・レビュー
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カナリア
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読み終わった後になんだか優しい気持ちになれる
0255文字
皿倉山
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初恋の人に似ている彼女・渡辺博子に、一目惚れの藤井樹。 渡辺博子は、亡くなった彼の面影を追いかけて、届くはずのない手紙を出しました。 奇跡のような物語の始まりです。 中学時代に藤井樹は、同姓同名の彼女に思いを寄せるが、口下手でぶっきらぼうな性格なため告白なんてとても無理、思いは図書カードに託されます。 同名の樹に対する、渡辺博子の嫉妬も、いつしか融解していきます。 甘いだけのラブストトーリーではなく、博子と樹の女性同志の友情も感じられて、心に沁みる物語です。 樹の祖父・豪吉が、お茶目で笑かしてくれました。
0255文字
ようこう
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婚約者を亡くした渡辺博子は、忘れられない彼への思いから、彼が昔住んでいた小樽へと手紙を出す。すると、来るはずのない返事が返って来る。それをきっかけにして、博子は彼と同姓同名で中学時代に彼と同級生だった女性と知り合うことになる。
0255文字
Kubota Mayu
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追悼の意を込めて 久しぶりの再読 ★★★★★
0255文字
Hoshiduru
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たまたま図書館で借りた日に中山美穂さんの訃報が入り、なんとなく手がつけられずにいた。短いながら、映画でもみた情景が瑞々しく詰まっている印象。個人的には映画がまあまあだったのもあり、こちらの方が甘酸っぱさと切なさを両方の目線からしっかり味わえるので好きだった。
0255文字
南無猫mmtrk
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小説の中の樹ちゃん&博子ちゃんも頭の中では、やっぱり中山美穂さんでした。本作品との感想とは、ずれてしまいますが、ありがとうミポリンと書かせて下さい。
0255文字
yuji
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渡辺博子は山で死んだ彼の卒業アルバムを通して見つけた過去の彼の住所へ手紙を送ると届くはずのない手紙から返事があり奇妙な文通が始まった。手紙を通して知らない過去の彼と同姓同名の中学時代の彼女との関係が嫉妬から彼が抱いた初恋の情景を藤井樹の記憶を通し、思い出の中で生きているのを感じた。良い思い出として最後に文通の手紙を樹に送ったところで終わっているが、博子は本当に吹っ切れたのだろうか?一層忘れられない人になったとしか思えない。しかし、久しぶりにこんな甘酸っぱい感じに浸れたのでよかった。映画も観たい。
0255文字
カワウソさん
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「お元気ですか?私は元気です。」 何処にも届くはずのない手紙。 何処にも届かないから意味があった。 この世にはいない彼に宛てた手紙なのだから。 手紙が届かないことを通じて、彼がいないことを実感する。しかし、手紙の返事が返ってきてしまう。 やりとりを通じて「彼がいること」を実感してしまったから、「彼は二年前、、、」の続きが書けない。 「お元気ですか?私は元気です」 山に向かって叫ぶとき、自分の声だけ反響し、返事は返ってこない。 そのとき、初めて「彼がいないこと」が実感される。
0255文字
しろくま
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ネタバレ私は鈍感なんだろうか。最後の樹ちゃんの似顔絵のシーンまで樹くんによる恋心が私の中で確信に変わることはなかった。(あとがきを読んでみると手紙のやり取りから樹&樹の間には友達以上の心が見えるという)それでも(だからこそ⁇)一冊を通して女同士のイジワルな感じがするわけでもなく、落ち着いた優しさを感じていた。自分の人生にも重なる部分はないかと探してみる。そしてふと思い出したのが昔言われた言葉。「君のことが好きだった人もいたはずだよ、恥ずかしくて伝えられなかっただけで」
0255文字
nmt
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ネタバレ映画の方は大好きで、小説は初めて。 文通を介して同じ人物を回想していく構成が見事。 ラストの締め方もエモい(?)ので、ここは映画でもう一度確認しなきゃ。
0255文字
がんもどき
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過分にして岩井俊二という人を知らなかったが、図書館でふと目についたので読んでみた。映画のシナリオをもとにした本なのか。浩子と樹という二人の女性の、死んだ人を仲立ちにした手紙のやり取りというのがなかなか良かった。30年近く前の本だが古さは感じなかった。
0255文字
とまこ
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"田舎時間"
0255文字
縁
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亡くなったフィアンセを忘れられない女性がフィアンセに宛てて手紙を書いたら偶然にも同姓同名の女性の元に届く。彼女は中学時代の同級生。色々な偶然が重なって成り立つロマンチックなラブストーリー。今の時代なら絶対に成立しない話。
0255文字
kanaもん
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ネタバレ来るはずの無い手紙から、ラストの貸出しカードの裏まで、気づかなかった思いがつながる。思春期の思いを素直にいえない感じが懐かしい。
0255文字
セイコリーノ 願わくは図書館、本が「希望の綱」となりますように
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まず、映画がけっこう前に制作されたこと。そのとき時代設定はさらに前、「青い珊瑚礁」の歌が流行っていたとき婚約、宮崎美子が中学時代にブーム、の人たちのお話しであると。女性の樹のほう、男性の樹をほとんど印象ない、っていいながら実はエピソードがある。あざとい?本人は父の死で、それどころじゃない、彼に恋愛感情はない。ん?きっと映画なら美男美女が、美しいシーンを繰り広げ、美しい物語なのでしょう。ついでに、図書館勤務、同僚が本のページを破る、とか、言語道断!自分の免許のコピーをよく知らない人に送るのも??ってかんじ。
セイコリーノ 願わくは図書館、本が「希望の綱」となりますように

婚約者が亡くなって2年で、別の人結婚しますか。私なら、10年経ったよ…っていう物語を読みたいな。だから映像ももっと中年なりかかった、男女のお話しなら。あと、余談ですが中学校忍び込むとか今なら犯罪ですからー!ざんねん!!!

08/01 21:50
0255文字
いぼいのしし
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亡くなった恋人が学生時代に住んでいた住所に思いつきで彼宛の手紙を送ったら、来るはずのない返信が。。。なんだかいろいろモヤモヤしてしまって、わたしには合わなかった。
0255文字
shuzok
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ネタバレ小説で初めて読みました。手紙をきっかけに見ず知らずの人物がつながり,やりとりを通して知られることのなかった過去が紐解かれていく。ハッピーエンドではないのに,読んだ後にどこか不思議な涼しさを感じる。素晴らしい小説をありがとうございます。
0255文字
カズザク
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返ってくるはずがない手紙が、勘違いと偶然が重なって返ってくる。それがきっかけで、意志疎通0%の文通が始まる。自分から手紙を送っておきながら、あなたは誰ですか?それに対して、今では絶対にあり得ない、個人情報満載のA3コピーは笑える。お互いの正体が明らかになった後の手紙で、決して楽しくはなかった中学時代が、懐かしい思い出として語られるのが微笑ましい。反面、自分の知らない元婚約者を知る嬉しさ、そこに同居する嫉妬、元婚約者を失った悲しみ・虚しさの再燃に心が痛い。思い出は大切にしながら、でも前に進んで欲しいと思う。
カズザク

死んだ元婚約者に出した手紙、返ってくるはずがない返事が届く。本人からの返事ではない事は明らかなのだが、返事が来る事が嬉しい。無理やり真実・真相を暴くのではなく、時間・回数が自然に…の方が良かったのでは?焦りから来る秋葉の言動に、疑問と憤りが残る。

02/19 09:08
カズザク

誰も借りない本。悪戯心から、それらの本の図書カードに自分一人の名前を書き残す。約10年後、後輩達の間でそれらの図書カード探しが、ゲームとして流行り出す。そこに、伝説の「藤井樹」が登場するから可笑しい。どうせなら、ダブル藤井樹の相合傘の落書きも発見!もっと大騒ぎの中に登場!の方が、もっと面白かったように思う。

02/19 09:16
0255文字
みなみ
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読み終わった後に、タイトルがより重みを増した。
0255文字
8aNiMe15
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読みやすかった。自分が生まれた年に刊行されてた😳映画見てみたい。 最近、映画やってたよな、、?と検索したら、テーマが同一の「ラストレター」でした。そちらも見たい。
0255文字
おさむ
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ネタバレNetflixのドラマ「FIRST LOVE」を観て、どう考えてもこの作品のオマージュだと感じたので再読。wikiによれば、ドラマの監督・脚本の寒竹ゆりさんは岩井俊二の弟子筋のようなのできっと正解なのでしょう。30年近く前の作品を久しぶりに読むと、かつて読んだり、映画を観た時の懐かしさが先に立ちます。同姓同名の男女というシチュエーションが印象深い時間を超えた恋物語。やはりラストシーンが良いですね。ほろ苦くもあたたかい。心がじわーっとします。北川悦吏子さんの解説にある通り、本当に岩井俊二は「少女」ですね。
0255文字
kanano
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★★★
kanano

映画はとにかく映像が綺麗だったのを覚えている。最初はこんな話だったかなぁと思いながら読み始めてだんだん記憶がよみがえってきた。実はこんなことを考えていたんだなぁとかこういうことがあったんだなぁと補足されたことで博子がなんか昔ほどきれいにみえなくなった気もする(まぁ、映画を見直してみないとわかんないけど)

11/27 16:44
0255文字
うでじゃむ
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[発端]kindleUnlimited。リリィシュシュ書いた人[感想] なにも響かなかった
0255文字
SOHSA
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《購入本》映画は以前に観た。映画はもちろん小説も秀逸だった。映画は原作を忠実に映像化していたことがわかった。いや、むしろ映画と小説は最初からふたつでひとつの作品だったのかもしれない。文章のみではわかりにくい箇所も映画の映像が想起されることでスムーズに読み進めることができた。結末がわかっていてもなお心をつかまれた。ラストシーンで樹の似顔絵が書かれた図書カードがプルーストの『失われた時を求めて』であることも暗喩的だ。些細なことこそが、実は過ぎ去った時を鮮やかに想起させるトリガーとなる。映画ももう一度観たい。
0255文字
風人
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何だろうかな?何が違和感を覚えながら読了。話は結してつまらない訳じゃないんだけどね、むしろ先へ先とページが進むのだけれど、引っ掛かる物が判らないままだった。
0255文字
 あめちゃん
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これはきっと雪山で亡くなった博子のフィアンセ「藤井樹」から彼女へのかわいらしい悪戯だ。出版&映画の時代もあわせて読後なんだかホワホワしています。★★★★★。
0255文字
だいふく
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奇妙な偶然が重なり届く手紙のやり取り。これこそ縁といえるのではないかと思いました。 袖すり合うのも多生の縁。みずみずしい思いにノスタルジーとともに、これから延びていく人生を感じました。
0255文字
merci
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ネタバレ好きな子には、ついいたずらをしてしまう。そんな幼い感情の発露は、第三者にはわかるのに、肝心の相手には伝わらない。顔がそっくりな彼女の勘違いは、同姓同名の彼女の記憶を喚起する。たくさんの図書カードに残された同姓同名の彼の名前。しかし後輩たちは、それは彼女の名前だという。ある日、後輩たちから持ち込まれた『失われた時を求めて』。そこに残されていたものは彼が伝えようとしたものだろうか。映画版には映像の文脈があり、小説版には言葉の文脈があるが、いずれにしても、ノスタルジーとせつなさを感じた。
0255文字
ジェナ@読書の秋
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男性の主人公はもう死んだ。それでも誠実で繊細な青春恋愛小説。最初の愛は、物質的な束縛もなく、官能性もなく、贅沢な期待もなく純粋だ。思春期では、愛の小さな花がキャンパス中に静かに咲きる。キャンパスを出た後、ほとんどの花は開花期は過ぎたが、実を結ぶことはできない。樹はもう死んだが、振り返ってみると、もう一人の生きる樹は「人生が初めて出会ったら」と感じか。 または「別の方法で出会ったら」と思うか。過去の回想、情景や生と死の描写は非常に日本の美学であり、限られた人生と貴重な愛を大切にすることを思い出させてくれる。
0255文字
平森
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★★★ #読了 再読。最近この映画を観なおしてみたら思いのほか面白くなかった。すごく好きだったはずなのに。なので本も読み直してみた。解説の北川悦吏子さんと同じこと思ったなー、あの当時はそんなこと感じなかったと思う。私が歳をとったってことかな~。。
0255文字
句点読点
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★★★☆
0255文字
Ayumu
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淡い想いが雪のように降り積もり重なっていく物語。その想いは自覚的ではなかったり、或いはすでにここにはいない人のそれだったり。それでもその色々な想いは氷に閉じ込められたかのようにずっとなくならない。登場人物たちは、そんな想いや切なさと共に、或いは時に忘れて、先に進むのだろう。想いだけが残るのかも。映画でも話題になっていたけれど、今回がようやくの初見、初読。切なさの標本のような作品に思いました。 〜先ほど慌てて入力してしまったので、少し書き直しました。何を言ってるのか自分でもわからなくなって。難しいな。
0255文字
AI
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亡くなった恋人宛てに出した手紙の返事が返ってきて・・と、面白い設定でしたが、想像していたようなミステリーやホラー要素はなく、淡く儚い雰囲気の物語でした。私個人としては登場人物にあまり好感が持てず、同じ岩井俊二監督の「スワロウテイル」の方が好みでした。
0255文字
りーべ
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ほっとするような恋愛小説。
0255文字
サッポロポテト
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映画のラストレターを観たくて、 まずはラブレターを読みました。雪の降る日に読みたい一冊です。樹の思い出と共に、樹が生きていた時間にきらきらとした思い出がつもっていく。人の死が、こういうふうに優しく降りつもってかがやくのって、素敵だなと思います。きっとたくさん思い出してもらって、樹もうれしいだろうなって。こういう時間が、残されたものには必要なんだなって。これを書いた人は、やさしい人だと思います。
0255文字
🌙 🈷 が き れ い
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初めての岩井俊二。一言で言えば、短いながらも美しい物語だった。神戸と小樽。事故でフィアンセの藤井樹を亡くした渡辺博子と、もう一人の藤井樹との往復書簡。あの世にいる藤井樹をめぐる数々の思い出。本作の映画も一度観てみようと思う。
0255文字
クロワッサン
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死んだ婚約者の卒業アルバムの名簿で見つけた中学時代の彼の住所に、彼の名前を書いて手紙を送ったことに始まった、不思議な文通と彼と残された者たちの話。 作者の岩井俊二が監督した映画ともに、表現の素晴らしい作品だと思った。
0255文字
マッサー
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死んだ彼氏に手紙を出したら、返事が返ってきたところから、話が展開していく。手紙をやり取りし合う2人に関わった彼の初恋の思い出が、うまく書かれていた。いい話でした。❗️❗️❗️❗️❕
0255文字
Fondsaule
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★★★★☆ 渡辺博子には、フィアンセだったとは言え、亡くなってしまった藤井樹のことに、いつまでも思い煩ってほしくないなと思った。映画は見ていないけれど、小説を読んだ限りではあまり映像を見たいとは思わなかった。見たらまた感想が変わるかもしれないけど。
クロワッサン

映画と文章とで表現がどう違うのか比べてみたくて、私は先に映画を観たのですが、良かったです。少なくとも私は好きでした。

08/27 00:01
クロワッサン

岩井俊二監督らしい、綺麗で素晴らしい映像表現の作品なので、ぜひ観て欲しいです。突然のコメント失礼しました

08/27 00:05
0255文字
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