玩具修理者 (角川ホラー文庫)

玩具修理者 (角川ホラー文庫)
あらすじ・内容
その人は、何でも治してくれる。人形だってマシンガンだって、猫だって……だから私は過って死なせてしまった弟をその人の所へ持っていく。現実と妄想、生と死の境に疑問を投げつける衝撃のデビュー作。

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夜行
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玩具修理者の感想・レビュー(2740)

「玩具修理者」はディスカッションと回想の会話劇が主体の短編。クトゥルフ神話の神々の名前がエッセンスとして現れるのがまたいい味を出していて、謎の玩具修理者を日常にいる理解不能な超宇宙的な存在として描いているのが良かった。 「酔歩する男」はSFホラーであり、過去に死んだ女性を助けるためにタイムトラベルを試みる小長編。しかし、時間の軛から解放された彼らには無秩序なタイムトラベルが襲い掛かるという内容。変わりゆく世界という恐怖を見事に描き出していて引き込まれてしまった。
★2 - コメント(0) - 3月12日

Ken
玩具修理者は玩具だけじゃなく猫も人間も何でも直してくれる。短編で読みやすく面白かった。 衝撃なのは「酔歩する男」。寝て起きたら過去未来どこにタイムトラベルするのかわからない。まさに酔歩する男。死のうとしても過去に戻るの繰り返しで、主観的には何千年も生きている。よくこんなストーリー考えつくなと思った。
★5 - コメント(0) - 3月11日

玩具修理者に直せないモノは無いのか。玩具修理者が直したモノのその後は...
- コメント(0) - 3月3日

玩具修理者は所々グロが入るホラー。ジワジワした怖さがある。酔歩する男、時間の捉え方が変わってしまうのは恐ろしい…。
★11 - コメント(0) - 2月23日

玩具修理者 最後までテンポよく読める。最後になり私なる人物と語り部との関係が分かり、また落ちも背筋が冷えるような感じを味わうことが出来た。酔歩する男 時間の捉え方の定義付けが非常に良くできており、健常者とある処置を加えた後の人物の時間の関係性の差が明瞭で非常に興味深く読めた。読了後にも当たり前のように時間が過ぎていくことが有り難く思うようになりました。
★1 - コメント(0) - 2月22日

読了。お気に入りは『酔歩する男』。SFのようなホラーのような。歩き、揺らぐ、男たちの物語。なるほど、いいタイトル。
★17 - コメント(0) - 2月11日

「酔歩する男」の恐ろしさに打ち震えた。 過去に戻って未来を変えるべく脳をいじくった研究者は、意識を時間軸に沿って接続する能力が欠落し、眠る度(死ぬ度)にタイムスリップするようになってしまったのである。この男は当初、歴史を思い通りに操れるぞと興奮していたのだが、未来から過去に戻った時点で、それまで未来でしたことは無かったことになる。これでは何もやる気が起きない。皆がまっすぐ1歩ずつ線を歩いてゆくのに、自分はおぼつかない足で点をいったりきたりする。まさに酔っぱらいである。
★3 - コメント(0) - 2月11日

表題作の『玩具修理者』はホラーでありグロ表現がキッツイ。玩具修理者のを表す名前には意味があるのかな?ネタになったものを知ってるとより楽しめる。『酔歩する男』はSF色が濃い話。正直、読み進めるのに苦労した。苦手な人は読みながら混乱するハメになる、しかし、この話はそれがイイのです。『酔歩』とは上手くいったもんだ
★11 - コメント(0) - 1月31日

この本を読んだのは10年ほど前だったが、酔歩する男に衝撃を受けた覚えがある。今読み返してみてもやはり素晴らしい。時系列を認識するのは脳の機能であり、脳をいじくればそれができなくなるというアイディアがまず凄いが、日本神話をモチーフとしてぶっこんだ点、ラストの足元が崩れる感覚、謎の男の正体が徐々に明らかになっていく話の展開等、様々な点でハイレベルな小説だと思う。ネットでもそれなりに有名なようで、安心するというか納得というか。
★2 - コメント(0) - 1月29日

電子版で読んでいたこともあって、表題作は突然の幕切れに驚く。 幼いきょうだいが異様な体験をするのは、先に読んだ恒川光太郎の「夜市」と似た雰囲気。 少し古風なセリフが印象に残る。 もう一遍の「酔歩する男」は頭がこんがらがってくるようなところも含めて楽しめた。
★1 - コメント(0) - 1月28日

読んでて不安になってくるこのかんじ、いいです。
★6 - コメント(0) - 1月27日

登録し忘れ。うむ、グロい。小林さんの本はたくさん積読してるけど、実は2冊目。2作品入ってたけど、表題作のほうがかなり短いのね。オチがよい!『酔歩する男』はSFチックであまり入り込めなかった。
★36 - コメント(1) - 1月26日

表題作はまぁそれなりに面白いホラーでした。酔歩する男の方は、途中難しくなってワケわからなくなるところがありましたが、狂人の妄想とフンフン聞いていた自分が実は狂っていたという怖さと、永遠に時間の壊れた世界に閉じ込められる怖さを上手く表現できていた作品でした。
★12 - コメント(0) - 1月22日

★★★★ ずっと読みたかった本。表題作は期待通りのおぞましさと面白さ。「酔歩」の方は途中ちょっと難しくて苦戦はしたけど、最後まで読んでとても恐ろしく感じた。繰り返しタイムスリップをしながらどんどん過去に遡って行く恐ろしさ・・・考えたこともなかった
★52 - コメント(2) - 1月17日

こわおもしろかった!玩具修理者は、ちょいグロでオチも半分わかったけど、生物、無生物とはなんだろう…と考えさせられる。地球は生きているのだろうか…。酔歩する男は、何がなんだかわからなくなる感じがこわい。二作とも面白かったから、二作じゃ物足りない。
★45 - コメント(2) - 1月12日

きもちわるい。すごいきもちわるいけど、こういう話好き!ぐいぐい引き込まれました!玩具直す時、一回全部小さい部品も全てバラバラにするらしいけど、人間も……てことですよね。
★6 - コメント(0) - 1月12日

熱心に進められたため手に取った。 表題作である『玩具修理者』を読み始め、ああ、句読点の打ち方が細かい、読み辛いなと感じたものの、どうやらそれは序盤のみに見られる特徴であったようだ、過去が語られ始めてからはすらすらと読み進めることが出来た。クトゥルフ神話に登場する単語に勧められた理由を察しつつ読み進めてみれば、ホラーでありながらも不快さの見られず、よい作品であったなと思います。
★2 - コメント(0) - 1月10日

のめり込むとクラクラしてくる2編。暖房効きすぎた電車内で読んだのがまずかった。表題作はとにかくグロい・・・けど綺麗にまとまった印象。意味不明の?掛け声も相まって寓話のようでけっこう好き。もう1編は混乱。終わりがないのが終わり・・・途方に暮れる。手児奈との因果関係がぐちゃぐちゃになった辺りが特に印象深い。満足度の高いホラー。
★18 - コメント(0) - 1月3日

酔歩する男が素晴らしい。ネットで読んだ「5億年ボタン」の話と同じような哲学的な怖さを感じることが出来る。
★6 - コメント(0) - 2016年12月27日

不気味まん
- コメント(0) - 2016年12月27日

あからさまなクトゥルフ要素が出てきているのに、物語の中でそれが説明されることはない。別の作品ではこういう邪神が~と説明が入るところだが、小林泰三の作品にはそれがない。登場人物たちは皆、目の前にいるもの・いたものが人知を超えた存在であることに気づかずに、ただ蹂躙され狂わされていく。その無力さが恐ろしい。
★6 - コメント(0) - 2016年12月23日

『酔歩する男』10年ぶりに再読。痴呆症になると時間感覚がなくなるそうです。もしかして、こんな感じになるのだろうかと、冷や汗が出ました。
★5 - コメント(0) - 2016年12月21日

初読時のレビューは読メ始めたばかりだったから感想が今見ると恥ずかしいですね(^^;; 再読。作者の作風はデビュー当時から完成していたんですね。収録二編は再読でも面白く読めました。酔歩する男での眩暈感は凄いです。おそらく誰でも一度は夢見るタイムトラベル、この作品を読むと怖くなります。
★22 - コメント(1) - 2016年12月13日

再読。中編1作と表題作の短編1作を収録。2作品とも非常に面白かった。特殊な世界観も静かな狂気の描き方も好き。どちらも過去を回想する形式なので、語り口がとても冷静。淡々とした文章の奥に隠された異常性が恐ろしい。「玩具修理者」子供目線で見た修理の様子は、残酷さという先入観がなく、料理の手順のように書かれている。感情の描写が乏しい、写実的な言葉が、気持ち悪さと恐怖感を更に駆り立ててくれた。「酔歩する男」大好きなパラレルワールド物。終盤で一気に背筋が寒くなる絶望的な展開が素晴らしかった。未読の他作品も読みたい。
★28 - コメント(1) - 2016年12月7日

自分の認識を揺さぶれらる、思弁的なSFじみた話が好きだ。だから、ぼくはこの作品が気に入った。酔歩する男は、そんな理詰めのところと、ぞくりさせられる、自分の立っている足元が崩れ去るような怖さとを併せ持つ稀有な作品で、とても気に入った。理屈の迷路に翻弄され、自分の周りの堅牢な世界が綻んでゆくような、そんな気分になれて良い。
★5 - コメント(0) - 2016年11月29日

『玩具修理者』第2回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品。何でも治してくれる玩具修理者のところへ死んだ弟を持っていく…。生物と無生物の違い…。治す場面すごくドキドキしたし最後まで面白かった。「わたし」と「彼女」は今何歳なんだろう。 『酔歩する男』読んでて途中から頭ぐるぐる…ズキズキしてきた。収束する前に発散の連続が起こって…いる…?自分の頭ではもうダメだ。
★38 - コメント(0) - 2016年11月14日

初めてのkindle本。電子書籍は安くてスペース取らなくて手軽なのがいいですが、やはり紙の方が集中して読める。/小林泰三作品も初読でしたが、なかなかくせのある作風で、ハマる人はハマるんだろうなあ……そこまでではないですが、もう何冊か読んでみたい、でも続けては疲れそう、と思いました。設定や展開が独特。
- コメント(0) - 2016年11月14日

玩具修理者はキレイに纏まった感じで、どちらかというと印象に残るのは酔歩する男。好きかと言われると微妙だけど、SFやタイムトラベルものが好きならば一見の価値あり?
- コメント(0) - 2016年11月14日

同時収録の「酔歩する男」が秀逸。量子力学が絡んできた辺り、これはSFか?と頭を捻りもしたが、やはりホラーだ。怖い。恐怖の対象は定まらないが、定まらないからこそ、どこにぶつけて良いのか分からない強烈な不安は恐怖でしかない。今ある世界の理論なんて、ちょっとした弾みでほつれてしまいそうだ。最後チヌがああなってしまったのもシュレーディンガーの猫箱と同じく、開けてしまった=気付いてしまった為に波動関数が収束してしまったのかなあ。表題作は、綺麗に纏まりましたという感じかな。
★8 - コメント(0) - 2016年11月12日

ゾクっとするというよりは、恐怖に翻弄される登場人物を見て、フワフワモヤモヤした気分にさせられる本。解説でも述べていたが、クトゥルフ趣味。玩具修理者の方は、割とオチが読めた綺麗でおとなしいまとまり方、といった印象。酔歩する男は、趣味というか勢い全開!って感じだが、オチがわけわからん。中盤がかなり面白かっただけに、残念。哲学もどきみたいに、色々考えるのが好きな人は楽しめると思う。やはりこの作者はホラー作家なのだろうか。ミステリひどかったからな......
★1 - コメント(0) - 2016年11月1日

「酔歩する男」傑作。題はヘタだけど。だいなしだけど。表題作も強烈にオチが読め過ぎるけど。/それでも「酔歩」傑作。時間SFの一種。冒頭、シノダとチヌの会話のトビっぷりがすばらしい。さらにテコナの言動に至っては、惚れそうだ。まるでカフカかピンターを思わせるが、不条理ではない。/これ以上はネタバレだ。/エンディングは、やや冗漫。
★55 - コメント(0) - 2016年10月31日

★★★★☆ これほど戦慄させられた小説は初めてかもしれない。表題作は短編らしいキレの良さと独特の妖しい世界観に衝撃を受けたが、同時収録作品の『酔歩する男』はそれ以上だった。論理と哲学が難解だったけど、起こり得ない話ではないと思った。因果律が成立しない世界がこれほど恐ろしいとは…。
★3 - コメント(0) - 2016年10月29日

作者の他の作品を読んで面白かったので手に取りました。SFかと思ったらホラー系でもあるんですね。ホラー小説を普段読む機会がないので新鮮で楽しめました。 感想ですが、すっごっく、面白かったです!玩具修理者の方は姉の話から目を離せない緊張感とラストでゾクッとする恐怖が味わえました。そして個人的に酔歩する男が本当に良かったです!最後の落ちは前の作品に似ていましたが、話の流れやSF的な設定、思弁的論理がとても巧いと思いました。一度読み始めたら止まれず、どんどん取り込まれて行きました。そして終盤の主人公に合わせて→
★2 - コメント(1) - 2016年10月29日

本書には、『玩具修理者』と『酔歩する男』の2編が収録されている。前者はただグロいだけかと思っていたが、福岡氏の『生物と無生物のあいだ』を思い起こさせる科学的・哲学的な話もちらほら。でもやっぱりホラー。後者はタイムトラベルものなのだが、他のSFと比べると明らかに異質で、『果しなき流れの果に』や『虎よ、虎よ!』のように、時空が壮大に広がっていくのとは違う。うまく言葉にできないが、一方向しかなかった時間軸が負の方向にも伸びていくような、そこに虚数軸が追加されたような、何とも言えない狂った世界が実に奇妙なのだ。
★6 - コメント(0) - 2016年10月26日

表題の玩具修理者は短い中にきっちりと驚きとおぞましさを詰め込んだ良作。だが、本領は同時収録の酔歩する男の方。理系的な怖さ、というのか、人工的な地獄というのか。とにかく登場人物の置かれた状況を想像すると恐ろしくて仕方がない。SFホラーとしては最高峰ではなかろうか。
★22 - コメント(0) - 2016年10月15日

「酔歩する男」怖い。よくこんなストーリー思いつくな。良作。
★6 - コメント(0) - 2016年10月11日

再読。
★1 - コメント(0) - 2016年10月6日

★★★★☆_「〜ハロウィンな夜〜のフェア」第二弾。ワシじゃ、キャプ爺じゃ。はろうぃんなるもんに浮かれる若者は馬鹿者じゃ。「玩具修理者」「酔歩する男」の二編からなる摩訶不思議なホラー短編小説。「玩具〜」は、衝撃で頻尿が悪化したわい。「酔歩〜」も凄まじい設定、世界観じゃった。どんな風に凄まじいか、あ…ありのまま今起こったことを説明するじゃ!おやすみと確かに言ったのに、気付けば本を読み始め、気付けば読み終わっている…あの時のワシは、今のワシではない……博士なのか爺なのか、男なのか爺なのか、クソ女なのか爺なのか…
★72 - コメント(2) - 2016年10月5日

哲学的SF的な命題のあるホラー。良質だったと思います。
★12 - コメント(0) - 2016年10月3日

Kindleセールで購入。独特の世界観あり。タイトルの玩具修理屋はラストがGOOD!ただ個人的には酔歩する男が好き。
★5 - コメント(0) - 2016年10月2日

玩具修理者の 評価:72 感想・レビュー:800
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