冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)
あらすじ・内容
恋する全ての人に捧げる恋愛バイブル。純粋で切ない珠玉のラブストーリー!

2000年5月25日ミラノのドゥオモで再会を約したかつての恋人たち。江國香織、辻仁成が同じ物語をそれぞれ女の視点、男の視点で描く甘く切ない恋愛小説。

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冷静と情熱のあいだ―Rossoはこんな本です

冷静と情熱のあいだ―Rossoの感想・レビュー(7114)

涙腺が崩壊して読むのがとにかく苦しかった。たぶん、嫉妬なんだろうか? 私はあおいに嫉妬したのだろうか。 マーヴのあおいへの愛情表現が 心底うらやましかった。 私の全てとまでいえるほどの恋愛ってしたいようでしたくない。 燃え尽きてしまいそうで いつか破滅してしまいそうで それならば私を愛してくれる ほどよく好きな相手とずっと、、 でもやっぱり あなたが全てで、あなたがいなければ世界が終わりなんて 究極な恋愛をしてみたいなんて 片隅で思ってしまう。
★8 - コメント(0) - 1月10日

75*
繰り返し読んでいる。今のところ1番読み返している本だと思う。霧雨。人形の足。夕方のお風呂。宝石店でのアルバイト。アンティークジュエリー。猫目石の指輪。トルマリン色の朝。工房でのむコーヒー。白い薔薇。石けんの香りがするマーヴ。完璧なマーヴ。静かな生活。穏やかな、過不足のない、とても上手く流れていく日々。後悔。じゅんせいからの手紙。几帳面な文字。青いインク。「なにもかも憶えていた」30歳の誕生日。約束。タイトルが好きです。冷静と情熱。ある事を強く望む時、実はその反対の事に意識があるのかもしれない。
★14 - コメント(1) - 1月6日

こちら(Rosso)は、あおいの物語。辻仁成の書く順正の物語(Blu)と交互に読んだ。微かに交わしただけの10年後の約束を胸に抱きつつ送る、「完璧な恋人」マーヴとの幸福な日々。しかしその約束の日が近づくにつれ、順正への想いが強くなる。終盤はもうページをめくる手が止まらなかった。最後の章は二回読んだ(´ω`)次はそれぞれ単独で読んでみたいな。好みがあるだろうけど、交互に読む場合はこちら(Rosso)から読むことをオススメします。そっちの方がラストがいい気がする。
★24 - コメント(1) - 1月6日

終盤に一気に引き込まれ、ドキドキしてしまいました。
★5 - コメント(0) - 1月5日

恋愛小説で面白いのがないかと調べて読んでみたが、読後の率直な感想としては、えーこれで終わり?って感じ。。 あおいの気持ちと行動が比例してなさすぎて、もどかしい!というか、イライラしました。 あれだけの愛を受けても、あれだけ愛し合った相手がいても、結局どちらもゴールではないという…。 そんなことがあるのだろうかと思ってしまった私は未熟なのだろうか…と、色々考えさせられる作品。難しい!
★6 - コメント(0) - 1月5日

マーヴにあなたは完璧だと伝えたシーンが全て。 もう生身の自分を曝けだすようなことは今後一切ないだろうと思いつつも心のどこかで「他人に何でも曝け出せる自分像」を望んでる。いい歳になって、自身のそんな気持ちを認めることもできず、かと言って大人になりきれるわけでもなく。 自分の気持ちにさえ向き合えないことに自蔑し、結果誰にも自分の気持ちを伝えることができなくなる。唯一それができた純正のことだけを思い出す。 この物語の中であおいは誰の気持ちも真剣に考えていない。思慮深いことは間違いないけど、自分のことで精一杯。
★1 - コメント(0) - 2016年12月14日

★★★☆☆ タイトルが好き。物語が淡々と進んでの、後半からの勢いが青も赤も良かった。冷静と情熱の間、その不安定さが今の心境と共鳴した。今、私はその間を彷徨っているがまだどちらにも転べずにいる。フィレンツェのドゥオモに登らないという手もある。思い出は思い出として美しいままにしておく時がいいこともあるからだ。1つ、どうしても共感できない点がある。それは赤と青で共通して言えることだが、二人が周りを巻き込んで人を不幸にしているという点だ。マーブも芽実も報われない。自分の都合で誰かを傷付けるなんてあってはならない。
★9 - コメント(0) - 2016年12月13日

短めで、ときに外国語そのままの文章はリズムがよく、スタイリッシュな文章という印象を受けた。繊細さの中にどことなく影もある。穏やかさと激しさが両方あり、その中に長い長い時の流れが感じられた。ラストの余韻がいつまでも続いていくような読後感。
★50 - コメント(0) - 2016年12月11日

読み終えた後も、余韻にひたってしまう。
★6 - コメント(0) - 2016年12月8日

人の居場所は、誰かの胸の中にしかない──。アオイにとってソウルメイトと言うべき存在、順正。魂で強く惹かれあいながら、再び一つになることはないであろう片割れの存在……。恋愛を経験した多くの人は、誰かの胸の中に生き続けながら、それぞれの人生を歩んでいくものだと思う。幸福な記憶と、少しの寂しさを胸に……。映画のハッピーエンドも素敵ですが、余韻の残る小説の方が私は好きです。
★22 - コメント(0) - 2016年12月1日

ふとした時に順正の存在を感じ、マーヴに愛されているけど、東京を順正を思い出すアオイの心情がリアルだった。 完璧ではないが一番の恋をアオイと順正はしていたから、完璧なマーヴはアオイを得ることが出来なかったのかな。
★5 - コメント(0) - 2016年11月30日

ラストが切なくなりました。二人のその後を色々想像させられました。
★5 - コメント(0) - 2016年11月24日

何度目かの読了。若い頃に読んだ時より江國さんの文体が心に刺さる。永遠に頭から離れない忘れられない恋。時間を進められないあおいにすごく共感できた。作中の、「人は、その人の人生のある場所に帰るのではない。その人のいる場所に、人生があるのだ」という一節が心に残った。最後はとても切なく胸がしめつけられる。
★3 - コメント(0) - 2016年11月22日

「忘れられない恋」の女性版Rosso。物語が進むほどに主人公あおいの恋人マーヴの想いに胸が苦しくなりました。過去に囚われすぎるあまり現在を生きられないあおいを理解するのは非常に難しく、また釈然としない部分も多かったので、男性版のBluに期待します。物語のメインからはちょっと逸れますが「ジュエリーは愛された女性の人生の象徴」というフレーズがお気に入り。この本が世間で流行った頃、私は15歳の中学生。流行りに乗って読んでいたクラスメイトも居たけれど、きっと当時の15歳には難しい内容だっただろうなぁ…。
★12 - コメント(0) - 2016年11月20日

透明な物語。
★4 - コメント(0) - 2016年11月18日

まだこの物語の半分しか読めていないけど、ひとまずあおいの物語の記録を。マーヴとあおいの生活を見てる間は、まるであおいの時間は止まっているように感じた。きっと順正と会うことで、彼女の時間はまた動き出すんだと信じながら読んでいたように思う。マーヴは本当に素敵な人だと思ったし、それでもちゃんとお別れをして、あおいは順生と再会することで大切なことに気づけたんだ。でもこの終わり方は、私はちょっと切なすぎると感じた。確かに10年という時間の重みは大きいけど...。あおいと同い年くらいになって読んだら、また違うのかな。
★7 - コメント(0) - 2016年11月16日

同じ物語を女性視点、男性視点で異なる作家が書くという異色のコラボ作品の、江國さんの描く女性版。何もかもが完璧なアメリカ人男性と一緒に暮らしながらも、心の一番奥底を開こうとしない主人公あおい。昔の恋愛を引きずっているからだということはわかるのだが、何があったのかは読者にもあまりわからぬまま。釈然としないので男性版も読みたくなってしまう。面白い。
★4 - コメント(0) - 2016年11月15日

一通り読み終わって感じた事はあおいの幸せの形が分からなかった。マーヴとの同棲、後のプロポーズも家族と仲良くできない都合があるのか不明だけど結局蹴ってしまった。何がしたかったのか?昔の恋愛を引きずったままで結局順正との不倫の形で終わってしまった。みんなの信頼を裏切ってこれか。もう一つのBluに期待かな
★9 - コメント(0) - 2016年11月2日

恋愛を知らないころにこの本に出会い、大人になった今読み返すとやっと江国さんの深さに気付かされる。 なにがあるから好きなんじゃなくて、ただ存在が好きなんだって、そのどうしようもなさ。 物語にずっと霞みを想像させてくれる文体がすごく好き。
★5 - コメント(0) - 2016年10月31日

何度も読んでいますが、今回はあとがきの、人生はその人のいる場所にできるもので、心はその人のいたいと思う場所につねにいる、という言葉が胸に刺さりました。各章のタイトルも好きですね、物語、とか。
★4 - コメント(0) - 2016年10月30日

シンプルだ、シンプルな方法、シンプルな男。複雑な男はいやだと思っていた。なのに甘やかされる事への苛立ち、許されらる事への苛立ちを覚える。人生というのは、その人がいる場所にできるものでも、心というのは、その人のいたいと思う場所に、その胸の中にある。それこそがシンプルな事実なのだ。
★96 - コメント(4) - 2016年10月25日

e25
Blu(辻仁成)と交互に読みました。Rossoから読み始めてラストはBluの読み方が良かったです。ミラノの街並み、空気感、匂い、すべてが丁寧に描かれていて、物語に浸りました。江國香織さんが「人生というのは、その人のいる場所にできるものだ、という単純な事実と、心というのは、その人のいたいと思う場所につねにいるのだ、というもう一つの単純な事実が、こういう小説になりました。」と書いていました。2年も交換日記のように辻仁成さんと連載を続けていた作品だと知って、素晴らしい作品に出会えたことが嬉しいです。
★15 - コメント(0) - 2016年10月25日

こんな話が読みたかった。秋のこの時期に、この切ない感じが合う。イタリアの雰囲気もときめく。ところどころにはっとする一文があって、響く。きっとこれから何度も読み返す。
★6 - コメント(0) - 2016年10月23日

帰国子女の人だと、今も、こんな感じなのかしらん。
★3 - コメント(0) - 2016年10月18日

何度目かの再読。定期的に読み返したくなります。特にこのRossoのほう。 今回も、何か切ない恋愛小説が読みたいと思ってパッと頭に浮かんだのがこの小説でした。 読む回数を重ねるごとに好きになる、私にとって不思議な作品です。 こんなことを自分で言うのは恥ずかしいというか、おこがましい気がするのだけれど、ほんのちょっとあおいと自分は似てると思う。 やはりBluも読んで初めて完結する物語だと思うので、早いうちにあちらも再読したいです。
★35 - コメント(0) - 2016年10月12日

図書館で借りてきた本。 なんとなくイタリアは中部(ナポリ、ソレント)あたりを舞台とした物語かと感じるところがあって手に取ってみたもの。 実際には、ミラノとフィレンツェだった。
★5 - コメント(0) - 2016年10月6日

本の虫と呼ばれるほどにいつも本を読んでいる葵。マーブというアメリカ人男性、順正という日本人男性。舞台はイタリア、ミラノ。約束の日にフィレンツェのドゥモにいたのは……。
★4 - コメント(0) - 2016年10月6日

『人が帰る場所は誰かの胸の中にしかない』 ▶「忘れられない恋」を女性の視点から描いた作品。男性側から描いた辻仁成の同名作品と合わせて読むと、それぞれの物語は完結しているのに、互いに補完し合って、高め合っている。エスプレッソとチョコレートのように単独でも楽しめるが合わせるとよりおいしく味わえます。おススメの読み方は一章ずつ交互に同時並行で読むことです。
★264 - コメント(1) - 2016年10月4日

3.5 アオイ目線の忘れられない恋の話。イタリア生まれのアオイの現在のマーヴとの満たされた生活。一方、大学時代に東京で一緒に暮らした何よりも大事だった順正。時に思い出し、東京の友人の訪問、手紙、10年前の約束のフィレンツェのドゥオモに登る。マーヴを本心から好きだが…タイトルの冷静と情熱のあいだが言い得て妙。何もしない、何もならない毎日で何がいけない?所有は束縛。リゾート気分で休みに読みたい一冊。そもそもアオイの自分なりの生きがいや仕事がイマイチなのが、相手への依存と整理できない状況を作る気がする。数年同棲
★5 - コメント(1) - 2016年10月2日

上品で穏やかな文体にあおいの人柄が現れているような気がした。上品で穏やかで、頑固な文体。その体言止めのリズムが心地よかった。包み込むように優しく、怠惰なあおいの醸し出す切ないリズム。 どうしてこんなことになってしまうんだ、とじれったい気持ちを抑えられない一方で、羨ましくもある純粋なラブストーリー。
★1 - コメント(0) - 2016年9月28日

どんなに愛してくれる人がいたとしても、ただ自分に正直に生きることをずっとどこかで願い続ける姿は、周りの人たちを少なからず傷つける。過去と決別しきれない女性の想いほど強い力を持つものはないと思いました。マーヴの愛を受けながら思い出された順正への止まらない愛の間で揺れるあおいの心情が、多くない言葉で表現されていて想像力を掻き立てられました。
★3 - コメント(0) - 2016年9月22日

大学生の時、お洒落なTくんに薦められたのだけど、自分にはこの洒落乙な世界観は似合わないと思って、なんとなく敬遠したまま8年が経ってしまった。やはり江國香織の描く恋愛は、私にはちょっと肌に合わない。しかしながら、男性の発言が「」ではなくーーで表現されているところなどは、単におしゃれなだけでなく、恋人が外にいるのではなく、自分の内側に潜んでいるような絶妙な距離感を表現していて素晴らしいなと思った。パーフェクトなマーヴに幸あれ!
★6 - コメント(0) - 2016年9月21日

二回目です。5.6年ぶりかの読み返し。同じ本を二度読むと、時間の経過や自分の変化などを感じるのが面白い。時をやり過ごしても薄れないものとか、見ないふりしても忘れられないものとか、そういうのもあるなって共感するのは、時を経てわかることかな。
★3 - コメント(0) - 2016年9月19日

中盤までは穏やかで幸せな日常。終盤、マーヴの決意にも、自分に正直な道を選ぶアオイ。この選択が最大の山場か。マーヴの痛みの方が印象的「僕はまるで君の人生に影響しないんだ」。アオイの選んだ結末はあまりにもやるせないが…過去に囚われこれしかなかったのだろうか…。この本は、映画のノベライズ?一人称視点なのに、心理描写がほとんどない。気持ちに関しては読者の想像に委ねている感じなので、没入感は読者の経験次第。これは映画的な描き方かな…心理描写こそ活字の特長だと思う自分には不満点。行間を読むのが本作の醍醐味か。
★6 - コメント(0) - 2016年9月4日

艶のある小説でした。青も読みたいです。
★19 - コメント(0) - 2016年9月4日

2人が過去に囚われて今や未来には生きられないんだろうなということ、それを2人とも理解していることが伝わってきて、切なかった。流れていく時間が憎い。映画になっていること、順正視点の作品があることを知らずに読み始めたので、まだこの2人の関係を見守れるのが嬉しい。
★5 - コメント(0) - 2016年9月3日

女性側の視点の作品。マーヴという完璧な恋人がいるにも関わらず、どうしても忘れられない人を想ってしまう…というのはとても良くわかります…。(順正もだけど)こんな恋ができたら素敵だな…と素直に思いました。
★3 - コメント(0) - 2016年9月1日

あおいの心情表現は流石。タイトルの冷静はどこにも表れない。無情感、或いは倦怠感はずっと漂っていたが。
★2 - コメント(0) - 2016年8月30日

ひさしぶりに再読。やっぱり、この世界観が好きでたまらない…。静かなのに、激しく、まさに冷静と情熱の間という題が素晴らしい。「人の居場所なんてね、誰かの胸の中にしかないの」胸を締め付けられるような切ない思いにずっとさせられた。
★15 - コメント(0) - 2016年8月29日

流行ったのは15年も前。この間にフィレンツェのドゥオモ登ったな。原作より映画で、Bluのが好きだった。なぜそうだったのか分かった。アオイの優雅で怠惰な愛人のような生活が受け入れられなかったんだ。誰にでも傷はあるけどそれを自分で乗り越えて生きているのにだから。今は少しはその気持ちも分かる。それほどの相手だから順正は。マーヴの優しさが苦しくて重い。こういう穏やかな生活は素敵だけど、退屈なのだ。人はやはり育った環境や価値観を捨て切れない。マーヴと別れ、少しずつ自分の生活を整え始めてやっとアオイを受け入れられた。
★15 - コメント(0) - 2016年8月28日

冷静と情熱のあいだ―Rossoの 評価:62 感想・レビュー:1070
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