方丈記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)

方丈記(全) (角川ソフィア文庫―ビギナーズ・クラシックス)
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方丈記(全)はこんな本です

方丈記(全)の感想・レビュー(224)

ただ、かたはらに舌根をやとひて、不請の阿弥陀仏、両三遍申して、やみぬ。
- コメント(0) - 3月14日

無常観について書かれたこの本はすごい有名だけれど、作者がどうしてこの考えに至ったのかは学校では教えてもらえかったので鴨長明の経た波瀾万丈の人生についても知れて良かったです。真理を発見したら死ぬことで悟りが開けるのかもしれない。
★2 - コメント(0) - 2月28日

散々、無私の行き方、執着しない生き方を説いておきながら、最後に、このしゃべりすぎも執着の表れとしてそれもやめる、と(たぶん照れつつ)宣言、結局、口をつくのは南無阿弥陀仏のみとうそぶいて終わるひねくれ方がナイス。
- コメント(0) - 2月25日

同じ様に「無常観」であっても、『徒然草』とは全く違うことがよくわかる。しかし鴨長明は吉田兼好とまた違う意味でめんどくさそうな人間だ。
- コメント(0) - 1月30日

編者の寸評が良くない気がしたので、訳→原文だけを読んでおしまいにした。「行く河の流れは」という冒頭は知っていたけど、通読したのは初めて。「方丈」というのは、今でいう四畳半のこと。山中の仮住まいでのミニマリズム=シンプルライフのすすめ。ただこれは作品の後半でやっと語られることになり、前半での火災・竜巻・地震・飢餓といった罹災のカタログの方がむしろ印象的。13世紀の作品だけれど、書かれていることは現代でも十分に通じる。最近よくこの作品がいろんなところで引き合いに出されるので、気になっていたけれど、読んで納得。
★7 - コメント(0) - 1月8日

方丈記を現代語訳と解説で理解し易くした本。驚いた。凄く入り込んだ。大火や竜巻や震災や飢饉の描写は、まるでその場に居るかのような臨場感。仏教で万物を生み出す元素として地・水・火・風があるが、風の意味が今一つ理解できていなかったが、本書で風が元素の一つである理由が判った。凄まじい威力を見せられた。『災害が起こっても、数年過ぎると無常の体験を忘れ、皆、話題にもしない』の文を読むと、800年経っても変わらないなと寂しく思う。このような悲惨な光景を目の当たりにしたら、無常観も持つだろうと想像する。歴史の匂いを得た。
★12 - コメント(0) - 2016年11月1日

現在、青空文庫で土佐日記やこれは全文よめるのでブックリーダーに入れている ジムでバイクこぎながら読み飛ばし ストレッチ時に本書解説をじっくり読む ああ至福の時間
★23 - コメント(0) - 2016年8月19日

大変面白く時は経っても根本的に人間は変わらないなと思いました。しかし解説が、最初は気にならなかったのですが長明が自分に触れるあたりから批判的な内容が強く、不愉快にすら感じました。残念です。解説抜きで読み返したい。
★2 - コメント(0) - 2016年8月7日

学級文庫候補に購入。 方丈記は、鴨長明の自虐的な書きっぷりが面白いですよね。 羅生門などとの繋がりもあり、薄くて読みやすいので、採用決定。
- コメント(0) - 2016年6月29日

段落ごとに通釈(現代語訳)、原文、解説があり、読み進めやすく、理解もしやすい。ただし、解説に難が。『方丈記』と鴨長明に対する愛情や敬意がほとんど感じられず、文章の品も。。。それが残念。ビギナーズが読むには、偏りすぎた解説。通釈と原文を比べながら読むにはいい本なんだけどなぁ。
★2 - コメント(0) - 2016年5月13日

武田友宏さんの解説がわかりやすい。それにしても、ここに描かれた元暦元年7月9日の地震は、熊本地震のように、驚くほどの余震が1日に2、30回あり、3か月にわたったという。そして、欲望や邪心といった心の濁りが薄らいだはずが、月日が経つと震災から得た無常の体験など忘れ果て、話題に取り上げる人さえいなくなった、とある。そのまま現代に通用する。そしてラスト。「いかが、要なき楽しみを述べて、あたら時を過ごさん。」あらゆる価値観を拒絶し、自己否定したうえで、無我に近い心境に至って念仏が自然に口をつく、何ともかっこいい。
★5 - コメント(0) - 2016年4月26日

現代語訳だけど初めて全部読んだ。とても良かった!鴨長明が山の中に小さな庵を作って自然を愛でながら、四季を感じながら過ごしていた。ベストタイミングで読んだと思った!なぜなら私も昨日から山の中での生活が始まったから!虫でキャーキャー騒いでた自分たちを反省しようと思った。(笑)
★1 - コメント(0) - 2016年4月9日

一丈四方のプレハブ庵に棲み俗界を絶つどころか情報収集に励み家族縁者をもたない境遇。出世、家督争いから脱落。負け惜しみだけだったらこの名随筆はなかったのではないか。欲望から縁がなかったのは幸いだった。それは破滅するまで止まることを知らない。聖書の創世記ノアの時代、ソドム、ゴモラの時代をみよ。 ことを知り、世を知れれば、願はず。走らず。ただ、静かなるを望みとし、愁へ無きを楽しみとす。 則天去私か
★6 - コメント(0) - 2016年3月24日

長明が訴えるように、いつの時代も人の欲望が尽きることはない。現代の消費社会のほうがよほどモノに振り回されている。その普遍性がよかった。
★50 - コメント(0) - 2016年2月27日

無常の本当の意味を知った気がする。もっと早くに読んでおけば良かった。火災、竜巻、地震等の災害の恐ろしさをリアルに描写している一冊。これだけの災害を体験すれば、人間の生なんて儚く思えるかもしれない。解説やコラムの分量が多く、ユニークなものもある。古典の解説で火災旋風という言葉に出会うとは思わなかった。災害に関して詳しく書かれており、興味深い。方丈記の内容に関して解説者が厳しい言葉で批判している箇所があった事である。批判するにしても、解説という位置づけである以上、もう少し言葉を選ぶべきではないかと感じた。
★47 - コメント(0) - 2016年2月20日

鴨長明が生きた時代に日本を襲った天災の描写。そうしたものをとことん見つめた上で彼の中に芽生えた無常観。現代文、古文、解説という流れで掲載されているので、学生時代に古文が苦手だった方々にも楽しく読めると思う。全ては無常。生きている間に自らが手にするものも、掌をすり抜けていったものも、そうしたものを受け取る自分自身も。ありとあらゆるものはやがて消え失せていく。それなのに生きている意味とはなんなんだろうという思春期の頃に感じたようなことをちょっぴり考えてしまった。古典文学面白いですね。
★9 - コメント(0) - 2016年1月6日

無常観。。重い内容を想像して手に取ったが、人間臭い鴨長明が好きにもなり、好きにもなれず。。人間臭くて良い鴨(笑)
- コメント(0) - 2015年12月27日

初めてのビギナーズクラシックスシリーズでした。現代文→古文→解説の順なので、とてもスムーズに読むことができました。復元された「方丈の庵」を見に、下鴨神社に行ってみたいと思いました。この後は、解説にて比較されていた、徒然草を読みたいと思います。
★2 - コメント(0) - 2015年10月12日

読みやすく勉強になりました。
- コメント(0) - 2015年9月22日

現代訳を黙読したあと、原文を音読。今まさに天災に苦しむ日本に、長明の言葉が甦るようでした。当世を生きた一人の記録が残っていることに、人間の愛しさを感じた私です。解説も興味深いものでした。
★2 - コメント(0) - 2015年9月15日

章段区切で、訳文・原文・寸評とすすむ。教科書の説明を真に受け、狭小住宅に暮らすひとが無常観を綴る随筆、くらいに思って、王道を歩けなくてムナシイのなんて皆そうじゃん、と読まずにきたけど、能書きを過信するなんて舐めた態度だったし、それなりに読む甲斐のある1冊だったんだなあ。彼の生きてた時代に京都を何度も焼いた大火や、大地震のもたらした屍累々の川や火炎旋風による燃え広がりの様や息絶えようとする人々の振る舞いなどのジャーナリストのような記述も興味深い。方丈に隠ってるみたいでしばしば都市に出掛けてるのも意外。続く→
★20 - コメント(1) - 2015年6月16日

この本を読んだ動機は二つ。一つは鴨長明の無常観とはどんなものか、もう一つは方丈の庵での生活はどんなものか、知りたかった。無常観については、編者の解釈を参考にして何となく理解した。究極のシンプルライフに興味があるので、方丈の庵の住み心地について詳しく知りたかったが、殆ど言及されてなかったのが残念だった。
★5 - コメント(0) - 2015年3月31日

解説が文言解釈というよりも、かなり踏み込んで作者鴨長明のことをこき下ろしたり、最後に上げてみたりという点が、すいすい読みやすくしている理由だと思う。書き出しのところしか知らないほとんどの方にとって、とても面白く読める本です。元おぼっちゃまが、都市生活に疲れ、世間で流行している出家をしてみたものの、俗世間や趣味を捨てることができず、ときどき京の町に戻っている姿に強く共感。しかし、環境に翻弄されず立場に固執しない本当の無常観に至ることの難しさを改めて痛感。
★3 - コメント(0) - 2015年3月9日

「現代語訳付き方丈記」(角川ソフィア)では時代背景や風俗等が判らないので、そのためだけに読んだ。本書の現代語訳は中高生あたりを対象にしているのか断定した文になっていおり、また訳者の主観が相当入っているので閉口した。ただ平安期末から鎌倉期の時代背景や、平家のことや鎌倉に行って歌人としての職を得られずに失意のもとに帰ってくること等わかり良かった。この鎌倉行きも親友の手によるものとわかり、ただ一人寂しい庵生活をしていただけではないことも判った。当時は親族等に自分を引き上げる力がないと出世出来なかったのは大変だ。
★5 - コメント(0) - 2014年11月15日

書店で立ち読みしていて、思わず購入した。学校では、序文に当たる「行く河の流れは絶えずして…」しか習わなかった。しかしながら、作者が二十代のときに経験した数々の自然災害や私生活での失敗と挫折を通して、このような無常の境地に至ったことを初めて知った。都市型災害の記録も克明になされており、貴重な資料である。やはり古典は面白い。
★3 - コメント(0) - 2014年8月18日

無常観という宇宙の根本原理をありのまま受け入れ、それをどうしようも出来ないと嘆き悲しむような無常感では無く、仏教の教えのように変わりゆく物に執着せず生きようと試みる。ただ、執着心を捨てようとする心こそ執着に繋がるとし、南無阿弥陀仏と唱える。この記を終えることによって、南無阿弥陀仏しか言葉が出て来ない、即ち無常を悟ったとしたように思いました。奥が深い!
★8 - コメント(0) - 2014年7月29日

ちょっと説教臭く感じてしまった。多分私は無常観を理解できていないので表面的な部分しか読んでないってことなのかも。でも災害時の臨場感や草庵生活の詩的な美しさは、古典といえども表現力の高さを感じた。いつでも都市に足を運べる程度の距離で、人間的に豊かな生活が送れる場所に住むっていうのは現代でも理想的なんじゃないかと思う。
★7 - コメント(0) - 2014年6月21日

無常ってなんだろう?そんなことをとにかく追求して結局納得のいく答えを見つけたのかちょっとその点はわからないな。枕草子・徒然草と違って自然の怖さを特に書いている。自然の力の前に人間は無力、特に都市部で危ないことになってるとかこれも今も昔も変わらないですね。
★7 - コメント(0) - 2014年6月13日

無常観とか隠者とかいうからもっと枯れたというか、淡々と、穏やかなかんじかと思ったら、意外と力が入っているような。訳し方もあるのだろうけど。そして山に篭ったようで実はけっこう京に足を運んでいたというのもおもしろい。
★4 - コメント(0) - 2014年6月11日

鎌倉時代の初め頃に書かれた随筆。冒頭の部分くらいしか知らなかったけど文章が原文でもわりと分かり易かった。あと一昨年の大河ドラマ「平清盛」にハマってたので知ってる名前や出来事が登場してるのが、お!って感じで面白かった。それから、解説にあった「徒然草」との比較が興味深かったので次に挑戦する古典は「徒然草」にしようかな。このシリーズ、何作か読んでるけどなぜかみんな解説が毒舌だったり辛辣だったりしてびっくりする(^_^;)
★52 - コメント(0) - 2014年6月6日

tA
1000年近く前の人の愚痴も不安も、心の平穏の保ち方も今と大して変わらないのを見ると興味深いし面白い。
★3 - コメント(0) - 2014年5月15日

内容については是非はともかく世俗と脱俗の狭間の、ひとつの典型としてこの作品が読み継がれていたのかなと。あと、徒然草についても思ったのですが、文章そのものが良い。簡にして要。シンプルな構造の文章なのに情景が眼前に彷彿とする。古典の所以か。
★7 - コメント(0) - 2014年5月11日

無常観 方丈記の根底にある概念だが、名族に生まれ本来ならば家督を継ぐ御曹司であった鴨長明が度重なる天災、戦乱を目の当たりにし価値観や執着を捨てていった先にあったものだろうか。厭世的に生きる事や清貧であれと押し付けている感はない。読んでいて悲壮感もない。どちらかというと自分の人生を受け入れようともがく心や執着を捨てたような捨てきれない自分の不甲斐なさを取り繕うかのように伝わるのは、鴨長明に寄り添いながらも距離を置いた解説だからかもしれない
★14 - コメント(0) - 2014年3月23日

現代語訳が最初に来て、原文、解説と続く流れは、古文にあまり親しみのない読者にとっても、立ち止まることなくスラスラと読めるという点でよかった。訳語もむりのない易しい言葉で書かれており、解説文でも、方丈記をまるごと肯定するのではなく、長明の言葉の毒を認めながらも、無常感の中でこそ見いだされる大切なことを示していたような気がする。現代人が古典に対して、単に興味だけではなく、そこから学ぶべきものをしっかりと提示しているように感じた。
★3 - コメント(0) - 2014年3月21日

図書館 文章から厭世観や無常観が伝わってくる。幼いころに父を亡くし、青春時代に後継者争いに敗れ、十年足らずの間に大災害・竜巻・長期にわたる飢饉・大地震を経験し、結婚にも失敗した鴨長明。30歳でお世話になっていた祖母の家を追い出されている。彼の文章からただよう無常はここから来るのだろう。『人間は住む環境に支配されてしまうのだ。しかし、住む環境だけではない。人間は自分の境遇によって心が支配される』彼は最終的に、隠遁生活を選ぶ。そこで彼は自然の美しさ、災害・人生のはかなさを見る。
★28 - コメント(6) - 2014年2月18日

高校時代に読んだが震災後今また読むと感慨深い
★2 - コメント(0) - 2013年12月13日

かなり平易な文章なので、現代語訳はほとんど必要なかったけど、改めて読むと生き方についていろいろ考えさせられた。「世にしたがへば、身、苦し。したがわねば、狂せるに似たり。」
★3 - コメント(0) - 2013年12月1日

発見角川】現代語訳、原文、解説・図・写真。最初は現代語訳だけざっと読むとよく分かった。徒然草が実用書(how-to)だとすれば、方丈記は秘訣(know-how)本という感じだろうか。徒然草どうするかを具体的に書いているのに対して方丈記はどう考えるかを書いている。図、写真を見ながら解説を読み、興味がわくとこだけ原文を見る。随筆なんだ。最後に徒然草と方丈記の比較あり。読み方としては間違っていなかったような気がした。45年前に読み始めてようやく完読。現代語訳に感謝。
★116 - コメント(1) - 2013年10月8日

方丈記(全)の 評価:74 感想・レビュー:74
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