さまよう刃 (角川文庫)

さまよう刃 (角川文庫)
あらすじ・内容
自分の子供が殺されたら、あなたは復讐しますか?

長峰重樹の娘、絵摩の死体が荒川の下流で発見される。犯人を告げる一本の密告電話が長峰の元に入った。それを聞いた長峰は半信半疑のまま、娘の復讐に動き出す――。遺族の復讐と少年犯罪をテーマにした問題作。

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さまよう刃の感想・レビュー(16444)

最初の方一気に重くて、途中読むのをやめた。いっとき日が経ってからまた読み始めた。娘がいる身としては本当にきつく、すごく考えさせられた。難しい問題だけど…。でもその立場になって初めてわかる心情もあると思うから、これが正しいなんて一概には言えない…。
★6 - コメント(0) - 1月18日

強姦殺人犯を追い詰める被害者の父親の執念が凄まじい。手に汗握り、頭が熱くなり、胸が痛くなる展開が最後まで続く。主人公の父親はもちろん、腐りきった犯人たちや、良心の呵責に耐え兼ね情報提供する偽善者、父親に同情しながらも、これ以上父親に犯罪を犯させないため犯人逮捕に全力を尽くす刑事たち、それぞれの思いがきっちり描かれている。本格的推理作家だと思っていたが、なんでも書けるのか。東野圭吾恐るべし。
★5 - コメント(0) - 1月18日

●●カドフェス2016発見!角川文庫●● 88冊目。自分の娘が殺された。しかも、ひどいことをされた上で。そんな時、親はどうするのか。復讐してもいいのか。難しい問題である。結末をそうせざるを得ないのかなと。あとは読む側で考える。この作品では、復讐を達成してほしかったような。でも、自分が娘だとしたら、父親にそんな罪は背負ってほしくない。いやでも、殺さなくても、何らかの復讐をできるのなら、してほしいかなあ。難しい。2008年5月。
★54 - コメント(0) - 1月8日

現実に起こりそうで、自分にも降りかかる恐怖を感じながら、憤りを感じざるを得ない。胸糞悪い。だが作品自体は非常に良作だった。なんとか最後まで読めた。。
★5 - コメント(0) - 1月5日

犯罪者を捕らえる、犯罪を未然に防ぐ、その職務を全うすべく刑事は犯人を追う。主人公が復讐を狙う標的が死ねと思うようなクズでもそれを守らねばならぬという個人の倫理観との葛藤を抱える刑事達の心理描写に共感した。仇討ちを請う主人公への同情を禁じ得ず復讐を遂げてほしい想いが募るが、果たしてそれが本人の為なのか、目的を果たす事は更に不幸なのでは…。読んでいる始終何が正解なのか?理想のゴールは何なのか?と考えさせられた作品。誰かの人生を悪意をもって終らせた者が法律に守られる、私はそれを正しいとは思えない。★★★★☆
★6 - コメント(0) - 1月1日

「いかなる理由があっても人を殺してはならない」「過ちを犯した少年は更生されるべきだから少年法は必要」だなんて平和に暮らしてる人間が言える言葉なんだなあと。もし大切に育てた自分の子供が、自分の欲求しか頭にない若者に非人道的な方法で殺されたらどうだろう?しかも彼らは年齢を理由に少年法で守られる。誰もが自らの手で殺してやろうと思うだろう。結局この物語で正解はなんだったのだろう?長峰は和佳子が言うように出頭してればよかったのか?それも違うような。私には全く見当もつかない。何かものすごい小説を読んでしまった…
★10 - コメント(0) - 2016年12月25日

大事な一人娘が少年たちに無残に殺された。少年法に守られた犯人を被害者の父が裁くのは正義か、悪か。それともただの偽善にすぎないのかを問う作品。復讐は善なのか。
★10 - コメント(0) - 2016年12月21日

今まで読んだ少年犯罪小説中、最低最悪だった。読んでるだけで、辛くて苦しくて...。でもちゃんと最後のまで見届けないとという一心で読了。本当に「少年法がなくても更生出来る人間はちゃんとやるでしょ」と言ってやりたい。
★9 - コメント(0) - 2016年12月18日

序盤は辛くて読むのをやめたくなりましたが、最後まで目を逸らさずに読み終えました。復讐を遂げて欲しかったという意見も多いですが、否定も肯定も出来ない難しい社会問題だと思います。主人公の死に方があっけない気もしましたが、これが現実かもしれません。少年であっても被害者遺族であっても犯罪を認めてはいけない。警察が最後にした事はやむを得ない。でも、ただただ誰の気持ちも報われないですね。個人的には誠の罪の意識も追及して欲しかったです。
★14 - コメント(0) - 2016年12月14日

未成年の凶悪犯罪と少年法の矛盾、遺族のぶつけようのない怒りをうまく描いたミステリー。もちろん予想外の結末もあり。多くの人がこの本を読む可能性があり、遺族の仇討ちは、衝動的なほうだけを成功させるものの、計画的なものは失敗させざる負えなかったのだろう。ここまでが限界だ。いつもながら、冒頭に述べたテーマはよくあるパターンと言え、陳腐な内容になりがちと思えるが、そこは我らが東野圭吾。かなりの長編でありながら、飽きさせないところはみごと。
★12 - コメント(0) - 2016年12月13日

正義の刃は、誰が振り下ろせるのか?犯罪者は法律によって、更生するように守られるが、その被害者家族や関係者が同じように癒やされ守られるのだろうか?少年法も本当に正しい裁きが成されているとは思えない。長峰の刃より、刑事達が信じている刃が本当に正しい方向へ向いているのか、そのテーマも最後に投げかけられているような、いつまでも答えは当事者に委ねられる。本当に考えさせられました。
★52 - コメント(0) - 2016年12月12日

現代の法律、倫理に反する行いによって目的を果たすということ。これにある程度の世間からの同情があり、また警察の中にも表立っていわないが同情する人間も勿論いる。そこから起こる一つのジレンマ。正義は正義なのか。感情を殺すこと、何も考えないこと、逃げること、子供への盲目的な愛…等等重いテーマを扱っていることもあって、読んでて考えることが多かった。後味悪いけれど、変にスッキリした結末よりも、もやもやしたまま終わるのがこの小説に合ってる。
★37 - コメント(0) - 2016年12月7日

読んでいて気分が悪くなるほどむごい描写に途中で読むのをやめようと思ったが、この作品もやはり社会への問題提起を盛り込んだ読みごたえあるものだった。レイプ事件、被害者の遺族への対応、少年法。法律って、社会って、大人の世界って…不完全で、都合よくできている。最後の展開、そうなったかぁ。
★21 - コメント(0) - 2016年12月7日

昨年辺りに読み終わった本だが、本棚に追加したいので…。 東野作品は何冊も読んでいるが、コレホド心が大きく揺さぶられた作品は中々ない。衝撃で何度か本を閉じたほど。著者の本気がひしひしと伝わってきて、正面からストーリーに対峙できなかった。
★11 - コメント(0) - 2016年12月6日

★★★☆☆ 序盤は良かった。
★3 - コメント(0) - 2016年12月5日

復讐を許したら、連鎖が起こる。だから法律上はできないのは理解できる。ただ自分の近くでそれが起きた場合は、、、 最後はやはりそうなるかというかんじだったが総じて面白かったと思う。
★11 - コメント(0) - 2016年12月2日

緊迫したラストシーン 結末は予想通りの結果となった 刑事の密告以外は テーマが悲しすぎる内容と切ないラストだった
★11 - コメント(0) - 2016年12月1日

もし自分の大切な人が少年に殺されたら、そんな状況を突きつけられて、普段は無関心だった少年法の議論に、自分なりの解を出す事を求められる。誰の立場に立つかで、見えるものが変わってくるので断言はできそうにない。ラストの展開には驚いた。
★19 - コメント(0) - 2016年11月27日

事の発端からいきなり胸くそ悪くなる話で、しかしさすが東野圭吾ではまってからは一気に読み進めたけど、今作は結末もしっかり胸くそ悪かった…。少年法や悪とは何か、正義とは何か、といったことについて問いを投げかけられ続けたが、結局納得のいく答えなんて出ないんじゃないだろうか。少なくとも自分には出せなかったし、だからこその結末にもやもやが残るのだと思う。読者に一番近い存在として描かれていたのが和佳子だったと思うのだけど、彼女がなければどんな立場でこの本を読んだんだろう。(続)
★14 - コメント(1) - 2016年11月24日

図書館で借りた。重い。前半は気分が悪かった。わが身に起きたら・・・
★7 - コメント(0) - 2016年11月22日

警察とはなんだ。正義の味方か。違うな。法律を犯した人間を捕まえているだけだ。警察は市民を守っている訳じゃない。警察が守ろうとするのは法律の方だ。ではその法律は絶対に正しいものなのか?(本文抜粋)
★9 - コメント(0) - 2016年11月20日

答えなんかないんだよね。何が正解で、何が不正解かなんて誰も決められない。人間は自分中心だからさ。例えば地震があったら震源地を確認するじゃん。海外だと「日本じゃない」って安心しちゃう。日本だとしても「自分の場所」じゃなければ、ちょっと安心しちゃう。地震だけじゃない。自然災害、大事故、残虐な殺人事件…。結局は、自分の身に何かが起きなければ全部他人事なんだよね。他人事は、すぐに忘れちゃう。しかし、最後の最後でビックリ!![宿命]以来だわ。「えーっ!!」って叫んだの。
★8 - コメント(0) - 2016年11月10日

★★★★☆答えのない問題に、人間達は足掻かないといけない。人の感情そのものに答えがないのだから、人が起こす事件にも答えも終わりないのだろう。最後に騙された。
★11 - コメント(0) - 2016年11月2日

再読。都合よく話が進んで退屈でしたが、最後の数ページで最後まで読んだのが報われた気がしました。それにしても、許せないのは理由もなく女性を穢す男。
★21 - コメント(0) - 2016年10月30日

少年法に一石を投じた作品。読みながら憂鬱になった。主人公は最終的に死ぬだろうと予想していたが、あんな死を迎えるとは・・・。もう少し、別の展開も考えられたのでは。復讐を遂げ自殺するとか。
★11 - コメント(0) - 2016年10月21日

読み終えて、何ともやるせない感じしか残らなかった。例え、自分が加害者にならない様にはできたとしても被害者にはいつでも成りうるだろうし。もし、長峰の立場になったらどうなるんだろう、復讐する気持ちは十分理解できる。大変面白い作品でした。
★10 - コメント(0) - 2016年10月16日

再読だった。サカキバラを思うと最後まで復讐させてあげたかった。
★1 - コメント(0) - 2016年10月15日

長峰には復讐を遂げてほしかった。和佳子は良い人役なんだろうけど余計なことをし過ぎ。密告電話の人物は完全に騙された。
★9 - コメント(0) - 2016年10月15日

個人的に東野圭吾作品の中で一番好きな話。でもすっごくリアルな重さがあって読むのに体力がいる。復讐の意味と、少年法の不完全さ、あるいは邪悪さをぎっちりと書き込んだ作品。映画版は肝心なところを改変してしまっていて、それも含めて復讐や少年法を扱うことの難しさ、世間の考え方に思いを馳せることが出来る。
★22 - コメント(0) - 2016年10月15日

面白かった。娘が輪姦されて殺され、犯人の少年を殺そうとする父
★7 - コメント(0) - 2016年10月11日

自分ならどーするだろう。行動出来るかなぁ。少年法が甘すぎる。大人と同じ罪を犯しているのなら裁きも同じようにするべきかと。★3
★14 - コメント(0) - 2016年10月10日

「あなたは復讐しますか?」と問われているが、「するか?しないか?」でなく、「出来るか?出来ないか?」でしょう。実際に犯人に会うことはできないし、もし会えても復讐できるかと言えば... でもそれは何十年と刷り込まれた常識の結果であって思いではない。殺したいほど憎いに違いないし、死刑になってほしいと思うでしょう。 法治国家であることを理由に復讐を否定する人がいるが、法治国家であっても”法が絶対正しい”という訳ではない。誤りは正すべき。現在の法律、特に少年法は間違っていると思います。
★9 - コメント(0) - 2016年9月28日

何が正義で何が悪か。私ならどうするか?どうなってほしいか?非常に難しい問題。5.5
★8 - コメント(0) - 2016年9月24日

個人的に好きな作品でした。最終的に長峰がカイジに復讐して欲しかったですが。現実の少年犯罪に対する償いへの揶揄もうたっているような気がして、妙に納得してしまい、つい長峰に何とかしてほしいと思いながら読み進めました。しかし東野圭吾作品にハズレなし。
★21 - コメント(0) - 2016年9月19日

やりきれない。それぞれの葛藤に苦しくなった。 友人が事件の被害者になった事がある。それまでは、私は蚊帳の外から興味本位で情報をみて、無責任な意見を思ったり話したりする立場だった。当事者側にならないと分からない事もある。だからと言って許されない事もある。でも、誰に許されればいいのだろう?
★14 - コメント(0) - 2016年9月19日

序章から衝撃的で読んでいて辛かった。途中何度か長峰の気持ちを思うと涙がでてきた。娘をボロボロにされて殺された父親として何ができるのか。娘をもつ親として本当に読んでいくのが苦しかった。和佳子との関わりが唯一ホッと心安らぐシーンだった。しかし最後の密告電話はなぜあのタイミングで…和佳子と共に「行かないで欲しい」と切望した。
★15 - コメント(0) - 2016年9月18日

何が正義か?正義とは何か?ずっと考え続けなければいけないことだし、だからといって囚われすぎるとその正義は刃となって誰かを傷つけてしまう。難しい。
★14 - コメント(0) - 2016年9月16日

娘を殺された父親の復讐劇だが、もし自分に娘が居て同じ境遇にあえばこの物語の主人公のように復讐に走るだろうか。。。 おそらく計画的な復讐はしないと思う。 しかしこの物語のように犯人にバッタリ出くわしてしまったら主人公と同じ行動をとるであろう。 被害者側の苦しみがよく描かれている物語。
★20 - コメント(0) - 2016年9月15日

道徳的に難しい問題を扱った本。何が正しいのか分からないし、実際答えはないのだろう。警察は被害者でなく法律を守るもの、そして犯罪者を制裁するのでなく保護するものという登場人物の言葉に納得せざるを得ず。法律には限界があって、この社会は理不尽で溢れている。そう感じた。密告者については最後頭がこんがらがった。1回目は誠から長峰及び久塚、2回目は誠から久塚、そして久塚から長峰、3回目は久塚から長峰ということだろうか。
★16 - コメント(2) - 2016年9月11日

さまよう刃の 評価:50 感想・レビュー:2640
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